よねの備忘録

お勉強問題が中心。
政治を語るときは、ネトウヨです。

漢字の習得。

2007-06-30 19:52:25 | その他
国語力=「漢字」+「読解力」です。

読解力のお話はしましたが、漢字をどうしましょうか?

「蔭山式」に乗ってみましょう。

徹底反復新漢字プリント―小学校全学年

この本は、主に2種の部分からできています。

の内まで街灯らしていたので、
虫の観察ができた。

これは「全漢字プリント」4年生の部分です。

あまり、「美しい文章」ではありませんが、

堂、側、街、灯、照、害、観、察。

8つの新しい漢字を、一つの短文で覚えようと、いうわけ。

1学年あたり35~40個の短文で全ての漢字を網羅しよう、
そういう意図で、作られた短文集です。

蔭山先生は、3年、4年となっていくうちに、漢字の定着率が
下がっていくことに気付きます。
そこで「全漢字プリント」を作り、これを3学期に復習させたところ、
定着率が向上しました。

さらに、定着率を上げるべく、分析したところ、
「教科書にでてこない熟語」がネックであることに、
気付きました。

そこで「総熟語プリント」を作ってみました。

例えば、さきほどの短文中の『照』なら、
「照明」「照合」「対照」「照らす」

これを、辞書で調べてみよう、というわけ。

各学年により、「漢字プリント」の使い方に指定があります。
1年生は、一字づつ、丁寧に。
4年以上は、一学期中に全て覚えよ、というわけ。

全部で160ページの「プリント」です。

むしろ、漢字が苦手な子の「やり直し」に向いてるかも。
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読解力の教材。

2007-06-28 16:19:07 | その他

昨日の話の続き。

(1) 1ページほどの文章を読ませる。
(2) 文章を隠し,そのページに書いてあった内容を,何でもいいから
  言わせてみる。
(3) その内容について,具体的にどのような表現が用いられていたか
   (比喩やせりふの内容)を聞いてみる。書かせてみてもよい。
(4) 次に,特定の登場人物や話題を指定して,どのように書かれて
   いたか言わせてみる。

この条件にあいそうなドリルはどれかな、と思って、
先週、本屋に行ったのですが・・・

これになってしまいました。

どっかい・さくぶんトレーニングろんりエンジン 1年生

またまた出口汪です。

かなり、工夫された問題集です。

人は参考書を選ぶ時、「好み」がでるのですが、
よねは「出口ファン」なのだと思わざるを得ません。
 
  *出口氏に限らず、参考書の書評は、絶賛、否定、
    両方が存在します。

「ろんりエンジン」は1年・2年・3年があるのですが、
以前、あるシリーズで行った、

読解・作文トレーニング4年生―論理エンジン/小学生版

これと連結してしまいました。

出口の国語を使うには、条件があります。

1.「親が指導しながら」でないと無理。
2.かなり難しいので、現在の学年ではなく、
  行うことができるレベルの学年からはじめる。

  *「小学6年」の文章レベル=「北海道・公立高校入試」レベル

土日に30分づつですかねえ。
平日は漢字をやるとか。

そうですね。「中学1年終了」までに、このシリーズが完了すれば、
まず、国語で困ることはないでしょう。






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1に国語、2に国語。

2007-06-27 14:11:04 | その他
4月に実家に帰省した、よねは父親に聞きました。
「小学校で大事なのは、計算力と国語だと思うが、おとんはどう思う?」
答え
「俺の同級生に教師をやっていた奴がいるが、小学校の勉強は
 1に国語、2に国語、3、4がなくて、5に国語。6に算数だと
 言っていた。」

そのぐらい国語は大事です。
予備校現代文教師 出口汪氏は言います。

(引用開始) *今回は常連Kさんのブログより引用

(アエラの記事より)

「ぼくは 彼の 考えが 正しいことを 願う」

どの語がどの語にかかるか。
つながりを見つけよという問題だ。この1問だけを見ると、
拍子抜けするかもしれないが、段階を追って難易度の
上がる約1000問を通じ、一貫して問われているのは、
「誰が何を言っているか」だ。読み手が「何を思うか」では
なく、まず「何が書いてあるか」を文章の関係性の中から
把握し、自分勝手に解釈できない筋道を見つける。
その筋道を出口は、論理と呼ぶ。

「これまで国語は感覚的に理解するものだと教えられて
いて、だから答えが合ったり、間違ったりしました。
つまり、筆者の立てた筋道を無視し、自分勝手に文章を
読み、答えることでしかなかった。なまじ日本語が読める
だけに国語では論理が疎かにされていたんです。」

(引用終了)

いままで、読解力をつけるためには、本をたくさん読もうとか、
昔だったら、「論語」を暗誦しよう=読書百篇、意、自ずから通ず。
なんて、やってましたが、違うんですね。

数学の教科書も、英語の文法書も、
日本語で説明が書いてあります。

教科書を『筆者の立てた筋道を無視し、自分勝手に文章を読み、』
なんてやっていたら、とんでもないことになります。

国語は全ての教科の基礎なのです。
読解力があがると、全ての教科に、好影響がでます。

ところでどう教えましょうか?

ある塾の答えを聞いてみましょう。

(引用開始)

Q 国語の読解問題が不安定で,最近ではほとんど点が
取れません。どうしたらいいでしょうか。

A 国語の読解問題は一見つかみ所がないのでついつい対策が
おろそかになり,気がついたときには言語処理能力に混乱が起きて
いることも少なくありません。対策にはすこし工夫が必要です。

 国語は読解以前に,「文章の内容をしばらくの間記憶している」
能力が重要になります。中学入試ではある程度の長さの文章が
出題されますので,終わりのほうを読んでいるときに,
前半を忘れてしまう
と,論旨が見えなくなってしまいます。
単純なことですが,ほとんどの場合,これこそが「国語の壁」と
いわれるものの根底的な原因です。

 試験では,読む際に,

(1) 文章の内容を記憶に刻む
(2) 文章の各部分を関連づける

というプロセスが必要になります。特に(1)ができないと,いくら
問題数を重ねても,点にはなりません。そこで,次のような訓練をして
みるといいでしょう。

(1) 1ページほどの文章を読ませる。
(2) 文章を隠し,そのページに書いてあった内容を,何でもいいから言わせてみる。
(3) その内容について,具体的にどのような表現が用いられていたか(比喩やせりふの内容)を聞いてみる。書かせてみてもよい。
(4) 次に,特定の登場人物や話題を指定して,どのように書かれていたか言わせてみる。
(5) 慣れてきて,内容がおおかた思い出せるようになったら,要約文を書かせてみる。

 このようにして,まずは文章の内容を正確に記憶する訓練をします。
ゲーム感覚で行うのがよいでしょう。

 文中の表現を覚えられるようになったら,選択問題の解答を,
選択肢を見ずに自分で書いてみるようにしてみましょう。その後,
選択肢を見て,自分の解答に最も近いものを答えにするかまたは
別の解答がよいか考えます。ともかくしばらくの間は,選択肢を
見ずに解答を書く練習をするのが効果的です。

 国語の力は,解く人の語彙力や表現力に大きく依存します。
経験的に見て,作文力と読解力は,ほぼ完全に比例します。
そこで,自分で解答を作る練習をして,「日本語を使う」練習をする
わけです。すると,いろいろな語句に習熟することができますので,
試験のときもスムーズに解答が頭に浮かんでくるようになります。

 ちょっと手間がかかりますが,このような形で訓練する以外に,
国語の壁を突破する方法はないのではないかと思います。
根気よく練習してみましょう。

(引用終了)




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大切なものはなんですか?

2007-06-26 18:55:13 | ひろいもの

かばんの中も机の中も、探したけれど見つからないのに♪
それでも探す気ですか♪

それより私と踊りませんか♪
夢の中へ、夢の中へ、行ってみたいと思いませんか♪



さて、本題。

(引用開始)

「クイズの時間だ」教授はそう言って、
大きな壺を取り出し教壇に置いた。

その壺に、彼は一つ一つ岩を詰めた。壺がいっぱいになるまで
岩を詰めて、彼は学生に聞いた。

「この壺は満杯か?」

教室中の学生が「はい」と答えた。

「本当に?」そう言いながら教授は、教壇の下から
バケツいっぱいの砂利をとり出した。
そしてじゃりを壺の中に流し込み、壺を振りながら、岩と岩の間を
砂利で埋めていく。

そしてもう一度聞いた。

「この壺は満杯か?」

学生は答えられない。
一人の生徒が「多分違うだろう」と答えた。

教授は「そうだ」と笑い、
今度は教壇の陰から砂の入ったバケツを取り出した。

それを岩と砂利の隙間に流し込んだ後、三度目の質問を投げかけた。

「この壺はこれでいっぱいになったか?」

 学生は声を揃えて、「いや」と答えた。

教授は水差しを取り出し、壺の縁までなみなみと注いだ。
彼は学生に最後の質問を投げかける。

「僕が何を言いたいのかわかるだろうか」

一人の学生が手を挙げた。
「どんなにスケジュールが厳しい時でも、最大限の努力をすれば、
 いつでも予定を詰め込む事は可能だということです」

「それは違う」と教授は言った。

「重要なポイントはそこにはないんだよ。
 この例が私達に示してくれる真実は、
 大きな岩を先に入れないかぎり、それが入る余地は、
 その後二度とないという事なんだ」

君たちの人生にとって”大きな岩”とは何だろう、と教授は話し始める。

それは、仕事であったり、志であったり、愛する人であったり、
家庭であったり・自分の夢であったり…。

ここで言う”大きな岩”とは、君たちにとって一番大事なものだ。

それを最初に壺の中に入れなさい。
さもないと、君達はそれを永遠に失う事になる。
もし君達が小さな砂利や砂や、つまり自分にとって重要性の
低いものから自分の壺を満たしていけば、君達の人生は重要でない「何か」に満たされたものになるだろう。
そして大きな岩、つまり自分にとって一番大事なものに割く時間を
失い、その結果それ自体失うだろう。

(引用終了)

2chから、拾ってきただけです。

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よねの逆算。

2007-06-25 16:51:37 | その他
このブログで書いていることを実践したら、
中高一貫校の受験には対応できません。

公立のTop進学校も無理ですね。

このブログは「大学受験から逆算して、何が必要か」を
メインテーマにしています。

大学受験では、悪くて「地方国立大学」
高2冬休み明けから頑張れば、「旧・帝国大学」
高1から、「工夫」すれば、「東京大学」をターゲットにしてます。

「地方国立大学」だって、一定のステータスがあります。
北海道なら「小樽商科大学」。通称「タルショウ」。
人脈も多く、場合によっては「北海道大学」より顔が利く。

高校での勉強については、よねは「時間が経ちすぎて」
語ることはできません。
「高校」については、他ブログにお任せして
中学-小学と遡ってきています。

最近、「中学受験」がはやっており、首都圏では、1/6の子どもが
「中学受験」を受けているようです。

よねには、「何をそんなに焦っているのかな。
そんなに早くスパートすると息切れするのでは。」と思うわけです。

灘でも、開成でも、日比谷でも、地元のTop公立高でも
どこでもいいから、「進学実績」をみてください。
そして「東大・京大の現役合格数」を「1学年の定員」で
割ってみてください。

よねの目には、「難関校」に頑張って進学した割には、
低い数字に見えます。灘以外は。

なぜか。

一つには「進学校の負のスパイラル

もう一つは「オーダー・メイド化」されていないせいですね。
進学校は、授業だけでは、不足なので、
副教材をつかったり宿題がでます。

この副教材や宿題が、
「自分のレベルにあっているのか(難しすぎやしないか)」
「そのレベルをマスターするに足る分量なのか
 (消化不足にならないか)」

ここに、問題点があります。

自分の身の丈にあわない難しい参考書をやらされる。
授業・宿題についていくのに精一杯で、充分復習しない。

このような事になり、「階段から足を踏み外す」のです。

自分の現在のレベルにあった参考書・問題集」を
何回も復習して、「完全にマスターしてから」
次の段階に進む。これが鉄則です。
これが『オーダー・メード学習』です。

よねは次のように考えています。

小学校:親が子どもの力量をみて、「ドリル」を与える。
     『詰め込まない』が『必要な力』は穴をあけない。

中学校:子どもが『トライ&エラー』で、自己分析や
     一番、自分にあった方法を模索する。
       =『オーダー・メード学習の訓練』

     具体的には『定期考査』。
     これを目標に勉強させて、『復習・反省』させる。
     『結果』自体は怒らない。
     そのかわり、しっかり復習させ、『穴』をあけない。
     
           各社の問題集で『中間・期末試験』レベルは一定している。
     自分の『穴』を類題を解いて、しっかり『穴』を埋める。

高校生:『通信教育(ベネッセやZ会)』が、田舎でも都会に
     対抗できる方法。
     高校生の教科書は、授業時間の少なさで、先生が
     よほど優秀でないと、説明しきれない。

     中学校で、培った『オーダー・メイド学習』で対処する。
     
     合格可能圏=『現在の偏差値』+『残された月数』
     ゆえに、高校入学時に、意識すれば、東大だって狙える。

     さらに、「大技」を検討中。


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ぶんしょうだい その2.

2007-06-24 16:29:21 | その他

文章題の要素

1.読解力=国語に属する。
2.条件を式にする。=中学校「一次方程式」のテーマ。

ですから、文章題が「できが悪い、遅い」ことに目くじらを
立てることは、ありません。

しかし、「めんどくせー」と言って、
「解こうとしない」、「適当に式を立てる」。
これは、厳しく叱るべきです。

だって、学校を卒業して、「めんどくせー」で、
怠業したり、「てきとー」に仕事しますか?
ありえませんよね。

さて、文章題を解かせるときは、

図をかかせること。

「牛乳1000mlのパックがあります。200ml飲みました。
 パックの中の残りは何mlですか。」
「牛乳1Lのパックがあります。A君が中身を飲みました。
 残りは8dL(デシ・リットル)です。A君の飲んだ量は?」

図を書かせればいいのです。飲む前と飲んだ後の2枚の図を。

図を書いてみる。
これは、中学でも、高校でも「数学」を解く上で大事。

単位・概念をはっきり解らせる。

文章題より大事なのは、むしろ、単位・概念です。
「分」と「時間」の違い。
「速さ」とは、どういう概念か?
百分率とは?濃度とは?

文章題に入る以前の問題です。

1題がゆっくりでも解けたら、
類題を3~4題やらせます。
せっかく覚えたパターンを忘れないように。

さらに、「3・3システム」まで使えば、完璧かな。

どんな「プリント」をやれば、いいのか?
小学校4年以上は、悩んでしまいそうです。

小学生の算数はここまで、という目安は、
既に、中学側から、示されてます。

小河式プリント 中学基礎編

これをもとに考えましょう。

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粗にして野だが卑ではない

2007-06-22 20:12:27 | その他

「粗にして野だが卑ではない」

石田礼助氏、国鉄総裁就任時、国会での挨拶時の発言。


よねのめざす方向である。

このブログを読んで、お気を悪くされた方は、お気の毒では、
あるが、よねの「本性」は今さら変わらない。

朝焼けと夕焼けを同時に見ることは叶わないのである。


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ぶんしょうだい。その1。

2007-06-19 21:53:52 | その他

このブログがはじまるきっかけ。
それは、うちの親ブログに書いた、よねのコメント。

小学生の学習の4大要素。

1.計算力
2.読解力
3.考える力
4.学習習慣

と書いたことがきっかけです。

今では、

1.計算力
2.国語力
3.考えようとする姿勢。
4.学習習慣

と、よねは思っています。

読解力が国語に変化した理由ですが、
国語=漢字・熟語+読解力。
やはり漢字は大事である、と思うからです。

さて、算数としないで、計算力としている理由。

それは、文章題が入っていないから。

文章題。

そう聞いただけで、嫌な思い出を思い出した、そこのあなた。
『詰め込み教育』の犠牲者です。

さて、ある塾を覗いてみましょう。
中学生が講義を受けています。

(引用開始)

『のんびり君は、朝15分間散歩しました。
歩いた道のりは500mでした。
のんびり君の歩く速さは、時速何kmでしたか』




先ほどの数学の時間で、小学校の「速さの問題」を復習して、
次の時間までに、この問題を解くように言われた中学生たちが
休憩時間に一生懸命解こうとがんばっています。

数学の苦手なボータロウ君は、「速さの問題」と聞いただけで、
心の中でウヘエと思いました。

「ウヘエ、もう公式なんか忘れちゃったよ~」

努力家のコツ江さんは、公式をしっかり覚えていますから、
なんとか解こうとしています。

「ええと、たしか、速さ=距離÷時間だから、
式は500÷15でしょ。計算すると、33.333・・・あれえ、
割り切れない!」

しっかりもののガン太君が、そこで助け船を出します。

「割り切れないときは、分数で表すんだよ。500÷15は、
500/15(15分の500)だろう。
約分して、100/3だから、答は時速100/3kmだ」

秀才のキチン子さんのメガネが、きらりと光りました。

「馬鹿ねえ。時間と速さの単位はそろえなくてはいけないって、
さっき習ったばかりじゃない。
時速を出すときには時間の単位を「時間」に、
分速を出すときには時間の単位を「分」に直すことがポイントって。
あと「時間」を「分」に直すときには60をかける。
「分」を「時間」に直すときには60で割ることも、覚えておかなくてはね。
この場合、「分」を「時間」に直すわけだから、60で割る。
だから、15分を60で割って、時間は15/60時間ね。
だけど、ここで安心してはダメよ。
時間の単位だけでなくて、距離の単位もそろえなくてはいけないから、
距離のmを時速何kmのkmにそろえなくてはいけないの。
500mを1000で割って、500/1000つまり1/2kmね。
このように、単位をそろえて始めて、やっと公式が使えるのよ。
で、最後の仕上げ。いい?公式にあてはめるわよ。
「速さ=距離÷時間」だから、1/2÷15/60。これを計算すると、
答は時速2kmね」

(引用終了)

読んでいるだけでウンザリしてきます

「速さ」 X 「時間」=「距離」。

この問題は「速さの公式」ではなく、「比」で考えた方が、
ずっと楽です。

(引用開始)

「なんだ。簡単じゃないか。
時速って、1時間にどれだけ進むかってことだろう。
15分で1km歩いたんなら、そのまま1時間歩けば、えーと、」

ここで、ジックリ君、教室の時計を見ます。

「15分を4回歩けば1時間だから、500mを4回歩けばいいよね。
すると、500×4=2000。2000mは2kmだから、
答は時速2kmだ」

(引用終了)

さて、この塾の先生の考えですが、

(引用開始)

ふつう公式の説明するときには、具体的な状況を考えさせて、
だから、この公式は成立するね。とやっておいて、
じゃ、これからは、そんなややこしいことは考えなくても
公式にあてはめたら、答が自動的に出るから、公式を使って解こうね。
ということになりやすいです。
(少なくとも、学校の授業参観日で、私が見学した算数・数学の
授業はどれもそのパターンでしたし、多くの塾でもそういう流れで
授業がすすめられていると思います)

公式を使うということは、
考えないで、数字をあてはめるだけ
ということになりやすいです。

先生が先ほどの授業で、「速さの公式」を教えないで、

 速さの意味

 図を描いて考える方法だけを

じっくり丁寧に教えていたら、
状況は一変していたかもしれないと思うのです。

公式を教えてはいけないということではないのです。

ただ、はじめのうちは公式なしで、

意味を考えながら、
試行錯誤しながら、
図を描きながら、
あれこれ考えながら、
頭を抱えながら、
あ、そうかと叫びながら、

問題を解くのをいろいろ楽しんだ後で、

「君たちには、もう必要がないかもしれないのだけど、
公式というのがあってね」

と軽く紹介するぐらいがちょうどいいのではないかと思うのです。

(引用終了)

あのですね。

文章題は2つの要素からなります。

1.国語の力
2.条件を式にする能力

後者は中学校の最初、一次方程式で主題となる内容です。

小学生にとって、文章題とは、
よねの小学生の4大要素、
『3.考えようとする姿勢。』に属することなんです。

だから、『まず式を立てること』なんてやらせないように。

以下、次回。

「お勉強」の話はたぶん週末になります。



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詰め込まない。淡々としかし確実に行う。

2007-06-18 16:43:07 | その他
常連Kさんのコメントより。

(引用開始)

高校ではど理系だった私ですが、親の話によれば、
小学生低学年の頃は算数の計算問題の点が悪かった
そうです。周囲にはそろばん塾に通っていた子もいたため、
その差が歴然とし、心配した母親は先生に相談しました。

すると先生は、以下のように答えたそうです。

「大丈夫ですよ。お子さんは確かに計算が遅くて全部の
問題を解けませんが、解いた問題は全て正解してます。
他の子は全部解いても、速いだけで間違いが多いです。
スピードは慣れればついて来ます。」

その後の夏休み、宿題とは別に親から計算ドリルを無理やり
やらされる羽目になりましたが(苦笑)、それは問題に
慣れさせてスピードを付させる親の意図だったのかも
しれません。
 
(引用終了)

よねも、小学校入学時には、親は「知恵遅れ」ないし「自閉症」
ではないか?と心配されていたのです。

さらに言えば、ある予備校の「数学」講師が、
「自分は、九九を覚えるのが、クラスで3番目に遅かった。
 数学に才能はいらない。」と述べてます。

さて、『計算ドリルを無理やりやらされた』という部分、
『無理やり』はいいのです。足りない部分があるから、
やるのが当然です。というより、やらせなくてはいけません。

大事なのは『量の加減』。

たとえば、100マス計算が、世間で流行ってますが、
いきなり『100マス』は出来る子もいるけど、
できない子どももいる訳です。

そういう子が無理やり100マス計算をさせられると、
勉強嫌いになります。これが『詰め込み教育』です。

そういう子には、100マスでなく、25マス計算をさせる、
それでもだめなら10マス計算をさせるのです。

きちんと階段を1段づつ、しかし毎日確実に上がること。

いずれ、計算力はつきます。淡々と続けていけば。
さきほどの「数学講師」は、高2まで、勉強の最初に
1枚の計算プリントをやることを提唱してます。

小3だからこのぐらいは、とか。周りの子がこのぐらいできるから。
これが、間違いのもと。

大事なのは、コンプレックスを与えないこと。
達成感を与えること。
そのためには、学年レベルをさげてもよいと思います。
ただし、「めんどくさいからやらない」は、許さないこと。

「難問でも取り組んでみる」姿勢もまた大事。

よねは、『その子に継続に適した分量』に
抑えるべきだ、と言っている訳で、
「チャレンジするな」とは言っていませんからね。







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備忘録。20070616。

2007-06-17 16:41:21 | その他

Dさん、ご心配なく。これ、準備編ですから。
「備忘録」ぐらいに思っていてください。

実際に少し書いてみないと、「感じ」がつかめないので
チマチマ書いてみました。
大体、まだ「読書中」です。
平日はお仕事あるので、休日にチマチマと「練習」してます。

本編で、ガラッと、内容が変わると思いますよ。

和田秀樹氏は言います。

「つまずいたときの原則は、わかるところまで戻るということです。
 実はうちの娘も3桁X3桁の掛け算の筆算でつまずいてしまって、
 あまりにできないものですから、2桁X2桁の計算にもどって
 何回も何度も練習させました。
  『よその子は3桁X3桁ができているのに、
   いまさら2桁X2桁なんて』という気持ちもあったのでしょうが、
  レベルを下げた方が、効果的でした。」

よねが「やり直す勇気」と呼んでいますが、
原点は、自分の体験と、和田氏の本からです。

学校も塾も「一斉教育」ですが、それはそれとして、
よねの考えは「オーダー・メイド教育」です。

実は、よねの考える「小学生の最低限の勉強量」は
「一日、国語のプリント1枚と算数のプリント1枚」です。

「くもん出版」からでている「小学ドリル」をみると、
「ことばのきまり」「かけ算」など各学年別、分野別に
なっています。
大体、1冊100ページ、ということは、年間に6冊ですね。

どのドリルをやるか、親が選んであげるわけ

子どもが、もっとやりたい、上の学年もやりたい。
そういうことなら、どんどんやらせてよいと思います。

でも、勉強があまり得意でない子もいる訳で・・・
その子のレベルにあった
「一日、国語のプリント1枚と算数のプリント1枚」

そのぐらいならできそうでしょう?

無理に、「学校のペース」にあわせる必要はありません。
特に、小学校低学年は、身長と同様に、理解力のばらつきが
大きいと思います。

「何でこんなこともできないの!!」
言ってはいけない言葉だと、よねは思います。
自分はダメなんだと思って、勉強嫌いになりますから

一つ一つ、丁寧にやっていけば、そのうち必ず追いつきます

さらに、よねは、朝一にドリル1~2枚を提唱します。
早起き、朝ごはんは、生活習慣の基礎ですが、
ここに学習習慣も組み込んでしまえ、と。

共稼ぎのお母さんは、夕食後まで、勉強をみてあげることが
できません。
大体、夕食後は、アニメですよね。そして8時にはお休みなさい。

勉強する時間がありません。
だったら、朝、やってしまえばいいのです。



   
 

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