今朝のNHKより
(引用開始)
東京医科大学の入試で
女子が一律に減点されていた問題について、
女性医師を対象にアンケート調査をした結果、
大学の対応に何らかの理解を示す人が
6割を超えたことがわかりました。
専門家は、医師の長時間労働に女性医師が
無力感を感じていることの表れだと指摘しています。
東京医科大学は10年以上前の入試から
女子の受験生の点数を一律に減点し、
合格者を抑制していたことが明らかになりました。
この問題について、
女性医師向けのウェブマガジンを発行している企業が
ネット上でアンケートを行い、103人から回答を得ました。
このなかで、大学の対応について、意見を聞いたところ
「理解できる」(18.4%)と「ある程度理解できる」(46.6%)を
合わせた回答は65%に上りました。
その理由を聞くと「納得はしないが理解はできる」とか
「女子減点は不当だが、男性医師がいないと現場は回らない」
といった意見、さらに「休日、深夜まで診療し、
流産を繰り返した。周囲の理解や協力が得られず、
もう無理だと感じている」など大学の対応がおかしいと
感じながら厳しい医療現場の現状から、やむをえないと
考える女性医師が多いことがわかりました。
これについて、産婦人科医で、日本女性医療者連合の
対馬ルリ子理事は「医療現場はそんなものだという諦めが強い。
医師は24時間人生をささげなくてはいけないと信じられてきたので、
少しでも戦力から離脱するとキャリアを諦める医師が多かった。
働き方の工夫で男女問わず早く帰れるようにすることは可能だ。
今回の事をきっかけに、医療現場を変えなければならない」と
話しています。
(引用終了)
よねは、「ある程度理解できる」に投票するでしょうね。
日本女性医療者連合の対馬氏の意見の前半の認識は同意しますが、
後半には同意できません。
「働き方の工夫で男女問わず早く帰れるようにすることは可能だ。」
寝言は寝てから言いましょうね。
ここで問題となっているのは、夜間救急や、夜間当直、休日など
時間外に労働できる医師の少なさ、なのです。
夜間当直後に、そのまま昼間の診療を行わなくてはいけないのが、
男女問わず現状です。
よって、医師数を増やすし、20代~30代の「若手男性医師」を
充足させるしか、解決策がないように思います。