9/1 日経新聞に、「維新八策」最終案の全文が掲載されていました。
よねは、「維新」にたいし、その政策をみてから意見をいうつもりでした。
その結果、明確に「No」を表明します。
よねが、「維新八策」の中で、強く同意できない部分を抜粋します。
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(引用開始)
日本再生のためのグレートリセット
これまでの社会システムをリセット、そして再構築
給付型公約から改革型公約ヘ
~今の日本、皆さんにリンゴを与えることはできません。リンゴのなる木の土を耕し直します~
大阪維新の会
(後略)
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出だしから、何ですか?
グレートリセットって??
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(前略)
1.統治機構の作り直し~決定でき、責任を負う統治の仕組みへ~
【理念・実現のための大きな枠組み】
・中央集権型国家から地方分権型国家へ
・難問を先送りせず決定できる統治機構
・自治体の自立・責任・切磋琢磨(せっさたくま)
・国の役割を絞り込み、人的物的資源を集中させ外交・安全保障・マクロ経済政策など国家機能を強化する
・内政は地方・都市の自立的経営に任せる
・国の仕事は国の財布で、地方の仕事は地方の財布で
・倒産のリスクを背負う自治体運営
・国と地方の融合型行政から分離型行政へ
【基本方針】
・首相公選制(人気投票的になることを防ぐ方法を措置)
・現在の参議院廃止を視野に入れた衆議院優位の強化
・首相公選制とバランスのとれた議会制度
・国会の意思決定プロセスの抜本的見直し
・政府組織設置に関し、法律事項から政令事項へ
・道州制を見据え地方自治体の首長が議員を兼職する院を模索(国と地方の協議の場の昇華)
・条例の上書き権(憲法94条の改正)
・地方財政計画制度・地方交付税制度の廃止
・消費税の地方化と地方間財政調整制度
・自治体破綻制度の創設
・都市間競争に対応できる多様な大都市制度=大阪都構想
・道州制が最終形
(後略)
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これが第一策
「地方の仕事は地方の財布で」とありますが、
「地方の仕事」は、「社会福祉」が含まれているのですよ。
地方交付税を廃止して、地方は困ったら、破綻せよ。
こんなの認められません。
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(前略)
5.社会保障制度改革~真の弱者支援に徹し持続可能な制度へ~
より抜粋
・負の所得税(努力に応じた所得)・ベーシックインカム(最低生活保障)的な考え方を導入
=課税後所得の一定額を最低生活保障とみなす=この部分は新たな財源による給付ではない
・高齢者はフローの所得と資産でまずは生活維持(自助)
(後略)
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負の所得税って何ぞやとググッたよねがみつけたのは、
池田信夫氏のブログエントリー
(前略)
イデオロギーの違いはどうでもいい。大事なのは、これが従来の社会保障を廃止するための制度として
提案されていることだ。
現在の公的年金は貧しい若者から豊かな老人に所得を分配する不公平なシステムだ。
問題は年齢などの属性ではなく所得なのだから、公的年金も生活保護も失業保険も介護保険も廃止して
負の所得税(あるいはBI)に一本化すれば公平になり、厚労省の膨大な事務費も不要になる。
(後略)
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「維新八策」の全文を読むと、小泉総理時代の「新自由主義」のにおいがプンプンにおってきます。
それもそのはず。
「維新」の顧問に「竹中平蔵」氏がいるのですから。
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~今の日本、皆さんにリンゴを与えることはできません。リンゴのなる木の土を耕し直します~
大阪維新の会
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そんなグレートリセット、よねは賛同できません。