平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

預言者の資質

2012-11-21 15:22:10 | Weblog
 草薙の剣の問題は、マニアックな読者の一人にインスピレーションを与え、古事記の小碓命(後のヤマトタケル)の記述がスフィンクスの謎かけに一致しているという発見につながったようです。この発見の道程で、僕が暗示したアロンのヒント、すなわち熱田神宮の尾張がロン(終わり)なら、反対側にア(始め)があるという指摘が奏功した形です。


熱田神宮本殿

 さて、反対側にあるアは明日香ですが、漠然としたものではなくて、酒船石という、僕の古代史の原点にアが置かれているのです。なぜかと言うと、酒船石から終わり(ロン)の熱田神宮までは122.855Km。あと145mで123Kmです。そう、この距離はモーセの亡くなった(昇天した)時の兄アロンの年齢123才を指しているのです。





 アロンの杖を隠している熱田神宮までが123Kmで、これはアロンの年齢123才を指し示している。だからこそ、明日香の中でも酒船石が起点となるわけです。ちなみに、熱田神宮から、ヤマトタケルが葬られたとされる白鳥塚古墳の加佐登神社までが42.968Kmで、ほぼ43Kmピッタリです。こちらは、イスラエルの出エジプトまでの430年間を表します。出エジプトはアロンが関わっていますから、やはりアロンに関係するのです。


赤い線が酒船石-熱田神宮を直結した線
下の線は加佐登神社から熱田神宮や酒船石に引いたもの




 では、ヤマトタケルはアロンなのかというとそうではなく、ヤマトタケルの遠征はアレキサンダー大王の遠征ルートに相似している説もあり、古代オリエントの偉人や寓話などが幾重にも投影された架空の人物という解釈が妥当だと思います。そもそも、日本武と書くと、武(ム)が付くのでエフライム系統だし、物語中にはマナセ系と思われる記述もあります。兄弟殺しはカインですしね。

 来年の2013年は、イスラエル12部族の外に置かれる、第13部族に位置する祭司レビ族の年となります。レビ族の中でも、ダビデやソロモン時代の祭司を務めたアロンの系統が有名ですが、一般にコーヘンやコーエンの名を持つ人達はアロン系なのだと思います。しかし、アロンの兄モーセの系統も滅んだわけではなく、「牛を(拝むこと)勿(なかれ)」を氏族名にした物部はモーセ系と考えられるのです。

 モーセもアロンも預言者ですが、不世出の大預言者とされるモーセに比べれば、アロンはモーセに叱られたり、神の意図を外したりで、普通の預言者です。どこからこの差ができたのかというと、やはり預言者の資質に目を向けるほかはありません。

 僕は、古代史で引用する場合、必ず引用先を分かっている範囲で書いています。他人の説を自分の手柄にしようという気持ちは微塵もありません。そんな事をしなくても、僕が夥しい大発見の連続であるとは、読んだ読者に一目瞭然だからです。しかし本当は、神が見ているところで神の仕事をするわけですから、神の顔に泥を塗ることは許されないのです。

 飛鳥昭雄氏が僕の古代史から勝手に引用しても平気なのは、彼がモルモンというお金に固執した教会に属しているからです。あの教会では、出世するには世俗的な成功が不可欠なのです。だから、トップは実業家ばかりです。

 僕のブログも古代史サイトも、お金になるスポンサーとは無縁です。この純粋さが霊感の源になっているのです。誰かにヒントを貰ったら、ちゃんと誰彼のヒントでピコーンと来たと書くべきで、そのようなささやかな証が神を証しすることにつながるのです。他人を証し出来ない者が、神を証しできるわけがありません。他人の説と時間(労力)は大切にせよ。これは、『十戒』の次の十一番目の教えなのです。もっとも、盗んではならないと『十戒』の中に書かれていますが。

 三種の神器は、鏡と勾玉と草薙の剣ですが、『十戒』の書かれた石板は、規範によって人の行動や思いを映し出すから鏡なのです。勾玉はマナの壷ですが、壺の中には米の形をしたマナが入っています。勾玉は米の形なのです。マナとは真魚や真菜で真の食べ物。米はイエスなので、イエスの御霊が勾玉になるわけです。勾玉も牙(象牙)の形に曲がった形になりましたが、象牙だから牙の隹と書いて雅となるのです。

 預言者は、本人が成りたくて成れるわけではなく、神が一方的に指名したドラフト1位なのです。ドラフトと違うのは拒否権がないことです。拒否すると、ヨナのように荒海に投げ出されて魚に飲まれることも。古代史などで成果を上げたかったら、まずは心根を叩き直して、とにかく純粋になることに尽きます。

 なお、聖書が何が良いとかの質問は愚問です。それくらい自分で決められないようなら読んでも無駄です。

    エフライム工房 平御幸
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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (一見さん)
2012-11-21 18:38:54
平先生
大事なインスピレーションを頂いたにも関わらず、
礼を失する形になり大変申し訳ありません。

自分でも、凄い発見だったので、
つい舞い上がってしまっていたようです。
(現在、記事の記載など、修正しています)

その後も、色々と自分なりに調べているのですが、
草薙の剣は、熱田神宮の別宮の「八剣宮(はちけんぐう)」に
納められているかもしれません。

「とはずがたり」の熱田神宮の火災時に記録で、
八剣宮に”御剣”を納めたことが書かれています。(だとすると、八剣宮が、「ん」なのかもしれません)

http://www004.upp.so-net.ne.jp/dassai1/atsutajinguuengi/gen01.htm

それによると、御剣は、長さ4尺で
赤漆の箱、赤地の錦の袋に入っているようです。

また、元熱田神宮宮司の篠田康雄氏によると、
「八剣宮の八は弥(や)ということで、いよいよという意味である。」 ・・・なのだそうです。

八剣神社が、岐阜や愛知だけに集中しているのも、
なんだかおかしい気がします。

熱田の宮柱が動くと、やはり、いよいよなのかもしれないです。(来年、熱田神宮は、創始1900年を迎えるそうです)

私自身は、家紋が「丸に梅鉢」で、以前の
先生の記事と照らし合わせると、物部氏系統の血が入ってるかもしれません。

預言者の資質は底辺クラスだと思いますが、
今回の件、調べていくうちに、かなり重大なような気がしています。

現在は、この件が、滋賀北部の七夕伝説とも、
関わりがあるのではないかと睨んでいるのですが、、、
これから、もっと調査していこうと思います。
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Unknown (いさな)
2012-11-21 19:51:16
平先生へ

最後の2行、身に染みました。大切なものが見えておりませんでした。

正に「反省汁!」ですね・・・。

母から私へ時を経て贈られた聖書を大切に読んでいこうと思います。
教訓をありがとうございました。



返信する
Unknown (うずしお)
2012-11-21 20:02:24
先生こんばんは。
心根から叩き直しますorz
勾玉が米(イエスの御霊)ですか、、、
曲がっている牙から、雅という漢字になるのも畏れ多いです、、
返信する
Unknown (kmn-anh)
2012-11-21 20:45:35
私も失礼な回答をしてしまいました・・・。
最近純粋さを失っていることに気づいていませんでした。
今回の記事で、はっとしました。
ありがとうございました。
返信する
一見さんほかへ (平御幸)
2012-11-21 21:05:08
一見さん今晩は。

終りの時には、わたしの霊をすべての人に注ごう。そして、あなたがたのむすこ娘は預言をし、若者たちは幻を見、老人たちは夢を見る。使徒行伝2-17

この時代が来ているのかもしれません。夢を見過ぎないように自制も必要です。

八劔宮は八+十文字でイエスを指します。おそらくは銅剣を奉納した、元明天皇時代の剣は直刀なので十字架と同じです。熱田神宮の火災で草薙の剣が一時的に収められても、そのままということは考えられません。

来年は祭司の年なので、熱田神宮の記念祭と重なるのは偶然ではありませんね。新発見があるかもです。

いさなさんへ

つまらないことに悩んでいる暇があったら、とにかく前に進むことです。目の前の聖書を読まない人にふさわしいのは、豪華なカバーの何も書いていない聖書です。


うずしおさん今晩は。

頭脳は、粘土細工のように、練って転がして、伸ばしたり縮めたり、叩いたり押したりして、自由な形にする必要があります。決まりきった形しかイメージできないから思考が固くなる。聖書に粘土細工が出てくるのは伊達ではないのです。

パンもうどんも蕎麦も、粘土細工の応用に過ぎません。おっと投稿ボタンの数字が5555になった。
返信する
kmn-anhさんへ (平御幸)
2012-11-21 21:10:39
kmn-anhさん今晩は。

神に言われたことを素直にできないと、そのうちやりたくてもやれなくなってしまいます。ハンプティダンプティは一理あります。
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Unknown (hinoko2)
2012-11-21 23:02:42
平先生 こんばんは。

前回の問題に多少なりとも答えられたのは、古代史や、他の方のコメントが大いにヒントとなったからでした。まだまだ足りないところだらけでした。

今まで怠けていた分、頑張ります。




返信する
hinoko2さんへ (平御幸)
2012-11-21 23:17:00
hinoko2さん今晩は。

眼の前にぶら下がっている答えを見つけるのは直感力です。そして直感力を鍛えるのは僕の古代史です。

そういう意味では、古代史をよく読んでいた結果が上出来に繋がったのだと思います。飛ばし読みしている人は成績が悪かったはず。
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Unknown (青空)
2012-11-22 00:05:20
平 様

こんばんは。
いつも学びや気付きの機会を頂き、ありがとうございます。
この場があることに感謝します。
再度自分を見つめ直し、純真に謙虚に進んでいこうと思います。ありがとうございました。
返信する
青空さんへ (平御幸)
2012-11-22 01:20:07
青空さん今晩は。

謙虚は一番の美徳です。へりくだる者には多くが与えられ、驕り高ぶる者はすべてを失います。知識も同じですから、足りないと思っている方が良いのです。
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