平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

新設計 五角形バスレフのニックネームは?

2016-04-05 08:27:14 | スピーカー工作
設計が終わったので掲載。板取りはこれから (;^ω^)

このスピーカーは作るのに失敗しても他に役立つかもしれないエコロジー精神で設計してあります。

ちなみにユニットは以下を予定 (^ω^)

イタリアのシーカ製 SICA Z002400
日本のエルシー電機製 LC-12S

そこでクイズ。このスピーカーの精神を表すニックネームは何か?



寸法に間違いがあるかもしれない orz
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ミカエル華 2015の完成

2015-10-14 21:12:43 | スピーカー工作
 ようやく完成しました。さっそく祟りが orz

 完成してセッティングの時、うっかりして足元のテクニクスのパワーアンプA-60を倒してしまいました。それがLチャンネルの華の側板に当たり、側板に黒い擦り傷が。傷はとても浅いのですが、直後に巨人が逆転2ラン(5回表)。5の女神の祟り (;´Д`)

 ということで、威力は満点です。取り扱いにはくれぐれも注意 (;^ω^)

 制作のポイントですが、音道は3つのブロックに組み立てておきます。底板、フロントと天板とそれらに付随する部分、裏板と付随する部分、の3ブロックです。


3ブロック構成


サブバッフルの補強材と吸音材
三角の隅木は直角ではないので最後に入れたほうが良い
ブロック作りの段階で入れると入れた側に引っ張られる


 華の板取りは、サブロク12mm厚が2枚で、音道二組(要するに4本分)と、側板一組(ステレオの2本分)が取れる設計です。ステレオ二組には側板4枚が足らないので、僕が担当した方は桐の集成材を使いました。これは軽くて音も良いのですが、寸法がまちまちで同じ大きさのものを揃えるのは不可能。今回もLRで高さが微妙に違います。

 従って、組み立てるときには、短い方の側板に音道を接着する必要があります。長い方から使うと、側板の片方がすってんてんになります。ハンズで切ってもらった方は、こういう心配がないので楽ちんです。

 底板を最初に貼り、次にフロントと天板のブロックを貼り、最後に裏板と付随するブロックを貼ります。こうするとバッフルが面一になります。ハタガネやクランプで締める前に、コンクリ板を重石にして、ずれないか微調整します。ハタガネでいきなり占めるとずれたり、板が垂直にならないで傾きます。


完成 佇まいが美しい ホルホル
左下に見えるのが倒した黒いアンプ orz



同 アップ
もしかして、LRのバッフルを取り違えているのかも (^_^;)


 音ですが、マリア・エステルのギターを聴きましたが、スピーカーの存在を感じさせない自然さがあります。ただ、ロマンス(禁じられた遊びのテーマ曲)の一部で、普段は聞こえない音が聞こえたので、特定の周波数で共鳴が出ているのかもしれません。バックロードホーンは最低三ヶ月はエージングが必要なので、想定内といえば想定内ですけど。

 なお、華は細くて安定が悪いので、幅の広い台座を追加しようと思います。180mm幅くらいが良さそう。

    エフライム工房 平御幸
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試みのミカエル改の制作~その2 完成まで

2015-08-20 00:21:16 | スピーカー工作
 ようやく試みのミカエル改が完成しました。制作の注意点と音質をレポートします。


Lチャンネル
ボケた orz



Rチャンネル

 SNSの方では、すでに1人が完成しているので、注意点は追加程度です。まず、スピーカー端子の位置ですが、V字型のパーツを作ったら、谷底(下端)から10mm、左右端から12mmの所にボルト穴の中心が来ます。先に制作した読者は、左右は13.5mm、下端から12.5mmにしたようですが、これはスピーカー端子を締める指の太さの違いから来たもので、指の太い人は端子間を広く取ったほうが締めやすいです。


裏板とスピーカー端子のユニット化

 次に、裏板の組み立てですが、全部のパーツを取り付けてしまうとスピーカー端子のナットが締められなくなり、ケーブルのハンダ付けも面倒になります。ナットはステンレスかアルミのナットを最初に締め、それから丸環、座金、金メッキナットの順で締めます。音道を構成するパーツは最後に取り付けると楽です。


底板を最初に接着する


サブバッフルと天板のユニット化

 最終組立ですが、僕は最初に底板を接着します。底板は垂直が必要なので、特に神経を使いながら垂直を確保します。次にサブバッフルと天板が付いた、一番複雑なパーツを接着。最後に裏板の接着となります。吸音材はこの時点で入れておきます。


今回は吸音材にチクチクしないミクロンウールを使用

 今回は蜜蝋を塗ったのですが、開口部の内側周辺は最後の側板を貼る前に塗っておけば塗りムラがなくなります。一度塗ったら、乾いた布で乾拭きをします。


ニホンミツバチの蜜蝋を塗った


ずらして重ねると端子が完全に収納される

 ユニットの取り付けも今までとは違い、フレームの4カ所をネジの頭で固定することになります。フレームの外側1mm程度の所に尖ったもので小さな穴を開けておきます。使ったネジは2.1mm径の6.3mm長ですが、フレーム下端がサブバッフルの穴の下端に接触する恐れがあるので、ユニットはバッフルの対角線より更に反時計回りに回転させて取り付けます。


ユニットの取り付け(これは古代史に出てくる古いオリジナルのもの)
これより更に15度程度、反時計回りに回転させた方が良い
キャンセリングマグネットは効果不明w


 バッフルが5.5mmと薄いので、ネジがバッフル表側に貫通しないように注意。バッフルを固定する真鍮ネジの穴は、上下端から10mm、左右端から8mmにしましたが、口径の違う予備のバッフルも切り出しているので、一緒に穴あけしておくと、取り替えた時にずれません。


後ろからの撮影


スピーカー端子のナット部分のアップ

 肝心の音質ですが、パワーアンプに日立のHMA-9500Ⅱ、プリアンプに同じく日立のHCA-8000、CDプレーヤーにソニーのCDX-5000の組み合わせで試聴。CDは『鳥の楽園 セイシェル』、マリア・エステル・グスマンのギターソロで『ロマンス』(映画『禁じられて遊び』のテーマ曲)、タレガの『アルハンブラ宮殿の思い出』など。

 口径の小さいインフィニティのユニットに比べると少し大味です。というのも、インフィニティはエッジだけでコーンを支えているのに対し、このJBLブランドの方はエッジとダンパーの二箇所でコーンを支えているからです。特にダンパーが硬いので、エージングに時間が掛かる。その代わり、パワーが入るのでポップスには有利。

 セイシェルの波は到底ムリですが、鳥の声はリアルで空間がよく出ます。ギターソロは会場の前ではなく真ん中辺で聴く感じ。リアルですが少しベールをかぶる感じで大味。これはエージングで改善すると思います。チェロはヴィオラに化けますが、サン=サーンスの白鳥もバッハの無伴奏チェロ組曲も雰囲気が出ます。

 このスピーカーはメインで使うより、旅行などでベッドサイドに置いて眠りを誘うBGM的に使うのがベスト。そういう意味では、文句ない出来栄えだと思います。

    エフライム工房 平御幸
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試みのミカエル改の制作~その1 平安のイエス

2015-08-10 22:03:40 | スピーカー工作
 ヤクルトスワローズには、YSという聖書の絶対奥義が隠されていた。そのことに気が付いたのは『創世記』を読んだ時ですが、最近書いた平仮名や漢字の解釈でも、YSは聖書学的に重要なのです。

 以前から、聖書学的に本厚木は下エジプトの女神の土地、ひたちなかは上エジプトの女神の土地であると書いてきました。上エジプトを流れる上ナイルがテーベで蛇行するのでSの一字で表され、下エジプトを流れる下ナイルは三叉の流れだからYで表される。これらは、それぞれが旧約聖書のヤハウェと新約聖書のイエスに対応します。

 イエスはヨシュアのギリシャ語読みで、元々からYで始まる名前です。下ナイルの三叉で、御父・御子・聖霊の天の三神を証ししているように、イエス出現前からイスラエルでは神は三人とされていたのです。今のユダヤ教がいびつな一神教なだけ。

 では、上ナイルのS字の奥義はというと、三神が一致の精神で一人神に見えることを表しているのです。この一致のことを平安といいます。エルサレムはエル(神)・シャローム(平安)だから、Sの一字で表される。ナイル川は、S字のユダの木に、Y字のエフライムの木が継がれることを預言している構造なのです。

 本厚木の女神は、名前が「知」で「ヤハウェの口」だから、Yの一字で表される。ひたちなかの女神は「あり紗」だから「あ=安」でシャロームのS。このように、二人の女神がYSを構成しているので、二人の名前の頭文字がSやYでなくてもスワローズの女神として君臨できるのです。苗字の佐藤はSですけど。

 空を支配する鷲も、大きな翼だけでは方向が定まらない。方向を決める尾が必要不可欠。鷲の尾は、僕の方向を決めるハンドルで、鷲の翼は僕を天空に飛翔させる。尾が本厚木の女神で、翼がひたちなかの女神。試みのミカエルに翼を付ける改造は、僕自身が世界に羽ばたくために必要なのです。絶望の世界に救いをもたらすためにも。

 ということで、試みのミカエル改の斜めカット部分の接着をしました。市販の工具を使っても良いのですが、余りガチガチに固定すると歪みが気になります。そこで、直角の木片を冶具代わりにして、ボンドとテープで接着する方法を考えました。


斜めカットを接着すると形が「山」になる


ガイドで抑えることで背骨(裏板)が曲がらない


裏板に接着するときは1枚ずつやる

 ボンドは薄く塗るのがコツ。木片に接着しないように、適当な所で外して置きます。斜めカットの裏板に接着するときは、左右からガイドで直線を出し、先に作っておいた山にボンドを塗って抑えるだけ。裏板は二分割なので、一度に両方に接着しないで、片方ずつ接着すれば綺麗に出来上がると思います。

    エフライム工房 平御幸
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試みのミカエル 最終形態 作らせます ( ー`дー´)キリッ

2015-07-27 16:52:21 | スピーカー工作
 端子の位置を下げて引っ込めた試みのミカエル改が設計できたことだし、いよいよ試みのミカエルの最終形を作らせようと思います。それは翼を持った試みのミカエル。

 試みのミカエル改は、端子がアンビリカルケーブルの差込口みたいですが、この端子はバナナプラグが使い良いので、ネジを締める方が空いている状態です。それなら、ネジを締める何かを設置すれば良い理屈で、ピコーンと思い浮かんだのが脱着式の翼。ミカエルは天使なので翼が必須。これは翼を着けない手はない ( ・`ω・´)

 ということで、今回は翼込みで作ってもらいます。ユニットはアメリカの有名なオーディオメーカーJBLの安物に使われる1インチフルレンジ。どうも、僕が古代史で画像掲載している試みのミカエルオリジナルに使われているユニットと同じようです。もう10数年前の製品です。当時は、若松通商で1個280円だったような記憶が (;・∀・)

 今回はユニットも金箔を張り、最終形にふさわしいものとします。問題は作る読者の感性で、翼一つ取っても美的センスやら造形センスが問われる。そこで幾つか条件を出します。

1.翼は手製で、自然界の虫や鳥の羽を毟ってはならない (・(ェ)・)
2.端子で固定する部分は丈夫な材質でプレートを作り羽の芯を接着する
3.羽には塗装や装飾が必要
4.他の人のデザインの真似をしてはならない
5.翼を着けたことで試みのミカエルの音質が劣化してはならない(良くなるのが理想)

 以上の条件ですが、アニオタはエヴァの翼や、ラピュタのロボットさんの翼を連想するだろうし、仏教徒なら仏像の光背をイメージするかもしれない。教養や趣味や人生観や思想や霊格が反映される競作ですが、凶作にならないように心配しています (;^ω^)

 なお、土曜日の中京競馬場の未勝利戦で、ディープインパクト産駒のシルバーステートが5馬身差の圧勝。稍重馬場なのに、持ったままでレコードを1秒以上も縮め、馬場が乾いた午後の中京2才ステークスや3才の500万条件戦も圧倒。これは相当な器ですし、血統的にスタミナ色の濃い欧州血脈の母系で底力も十分。三冠馬の期待もかかりますね。今年はディープインパクト産駒の大豊作のようです。

    平御幸(Miyuki.Taira)
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試みのミカエル 端子位置改良版 +スモール版

2015-07-20 07:17:56 | スピーカー工作
音道図ができたのでとりあえずアップ。板取りはこれから (;^ω^)


裏板上部の86mmは88mmの間違い

21日、追加 奥行きを8mm短くしたスモール版も掲載します (;・∀・)



スモール版の板取り追加 (;´∀`)

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ニホンミツバチの蜜蝋を塗った試みのミカエル

2015-07-09 17:57:41 | スピーカー工作
 金箔ユニットを使った試みのミカエルを完成させました。ユニット交換で金箔ユニットを使ったことがあったのですが、製作段階から金箔ユニットを想定したのは初めてです。


実物は蜜蝋の効果で色が琥珀色に近い黄色っぽい

 今回も色々とトラブルがありましたが、裏板のスピーカー端子が1個不良。裏板に接触する円盤状のフランジが抜けていたのが1個。秋葉原の三栄電波さんで置いているものですが、類似の他のものと違って小振りにできています。試みのミカエルを旅行や遠征にアンプと共に持って行くには、できるだけ外形が小さいほうが良いのです。


1個だけ赤い端子を買い足した



 2つ目のトラブルは、金箔を貼る接着剤がない。読者の誰かに送ったきりで戻っていないのかも。金箔を貼ったユニットは1個しか無いので、もう片チャンネルを完成させるには、前に使った別の試みのミカエルからから外すか、新しく金箔を貼るしかない。金箔を貼ってないユニットは12個あります。

 スピーカーに蜜蝋は相性が良いのですが、今回はニホンミツバチの蜜蝋ワックスを使ってみることにしました。普通の蜜蝋に比べて少し高価ですが、色があまり黄色くないのも特徴です。一缶1000円で、試みのミカエルなら4台は塗れますね。蜜蝋は香りが良いのでお薦めです。

 試みのミカエルと、オールFETミニアンプと、ACアダプタをセットにした遠征パックを考えていますが、肝心のケースを作らないと収納できない。市販のバッグを使ってみて、それから専用ケースを設計してみようと考えています。

 なお、サマーリーグ観戦からの疲労が大きく、夏休みのつもりが夏疲れ orz

    エフライム工房 平御幸
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試みのミカエルのお兄ちゃん

2015-06-26 14:05:59 | スピーカー工作
 コイズミ無線でペア売りしている、AURAの1インチのユニット NSW1-205-8A。随分前に買ったのですが、内付専用でフランジから9mmも出っ張っているので、試みのミカエルには使えませんでした。今回、バッフル厚がちょうど9mmの試みのミカエルのお兄ちゃんに使って試してみました。


サイズは 高250mm 奥行き180mm 幅70mm
音道幅62mm


 このユニットは振動板の裏が空洞になっていて、真後ろに音が出るので、バックロードホーンで使うには良さそうです。能率が低いので、振動板が重く、少し大味かと思ったのですが、実際に取り付けて鳴らしてみたらまずまずでした。


ユニット背面

 今回の制作は、ハンズの裁断が不揃いで、音道を構成する板の幅が最大で1mmも誤差がありました。カンナがけをしましたが、やはり気になるので、もう一組作ってみようと思います。ユニットは売り切れで無いので、2インチユニットの中から探すしかないかも。悩ましいですね。

    エフライム工房 平御幸
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コンデンサー切替器 旧型の改造

2014-10-02 21:16:29 | スピーカー工作
 アッテネーター付きの新しいコンデンサー切替器を制作したので、旧型は容量を切り替えられるように改造しました。



 画像の左から大きい順に、フォステクスの1.5μF(マイクロファラッド)、岡谷のVXコンデンサー1.0μF、SOLEN SCR-0.68μF、ソーシンの0.47μF、AMS(アメリカン指月=シヅキ)のX363の0.33μF、の順です。VXコンデンサー以外は現役で入手可能です。


東芝のSS-L50Sのスーパートゥイーター


リアパネル
リアパネルのマイナス端子(白ケーブル)がフロントパネルではプラス端子(赤ケーブル)になる逆相接続



ユニットの端子はは赤く塗られている方がプラス
今回はファストン端子で抜き差しできる



接続がひと目で分かる(バナナプラグはミカエル裏板のスピーカー端子に色を揃えて差し込む)
フロント端子の白いケーブルの差し替えだけで容量を変えられる


 今回のトゥイーターは、フィリップスの古い16センチユニットを使ったミカエル用で、東芝の3ウェイスピーカーSS-L50Sのスーパートゥイーターを流用しています。ヤマハのJA0506のような圧倒的な切れや高能率はなく、おとなしいフィリップスにも合うのではないかと思います。こればかりは使ってみないと分かりません。

 フィリップスの16センチユニットの能率は91デシベルくらい。東芝のスピーカーSS-L50Sも同じくらいだと思うので、コンデンサーを小さくするとアッテネーターなしでも大丈夫ではないかと思います。画像は0.33μFに接続した状態で、物足らない場合は0.47か0.68に接続すれば事足りると思います。

 フィリップスの16センチミカエルはソフトですが、それは他のミカエルなどに比べた場合であって、市販のスピーカーに比べれば十分にパワフルで切れもあります。今回のスーパートゥイーターも、東芝のシステムとして完結されたものなので、やはりセットのスコーカーと組み合わせるのがベストだと思います→昔の記事。今回は試しですから、そのうちフィリップスユニットのミカエルに合うトゥイーターを探してみたいと思います。

 なお、0.33μFはドイツのムンドルフ製も入手済みなので、FE88ES-RミカエルとJA0506を0.47μFで繋いで、高域が強すぎると感じている読者に試用してもらおうと思っています。これがフィットしたら、0.33をスタンダードにするつもりです。あるいは、もっと小さい0.22がベストかもしれませんが。

参考 海外サイトのSS-L50S
ネットワークは本来、このサイトのようにラムダコンデンサーやハイラムダが使われていたが、オークションで出るものはVコンなど安物になっている。出品者が付け替えたものなのか、後期ロットでそうなったのかは不明だが、ラムダコンデンサー目当てで分解する者も多いと思う。

    エフライム工房 平御幸
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ミカエル 華 完成

2014-01-23 23:42:02 | スピーカー工作
 名古屋に行く前に華を完成させました。さすがにしんどい。

 ハンズの板が木口の直角が取れておらず、パーツを組み立てる段階で角度修正の連続。幸い、側板に使った桐の集成材に反りが少なく、最後の組み立ては楽でした。四日間で完成です。


ドライフラワーになったバラと試みのミカエルの金箔ユニットと



 スタイルは見るからに細く、シナ合板の反りが底板に出ているので安定が悪く、やはり倒れないように台座を設けるか、本棚の間などの隙間に押し込むほうが良いです。でもルックスは良いですね。

 音ですが、音出しの瞬間から全く癖がなく、管楽器のボン付きも見られない、ちょっと信じられない素性の良さです。やはり、幅が狭いので強度が大きく、余計な共振が少ないためだと思います。

 フェドセーエフ指揮の、チャイコフスキーの大序曲1812年を聴いていますが、十分に楽しめますね。圧倒的なパワーとか空恐ろしい低音とかは最初から期待していない設計ですが、楽器の分離が良くて見通しの良い、空間がパーと広がる感じはなかなかです。絶対にお薦め。

 ユニットのFE83Enはラファエルで確認済みでしたが、ラファエルとはまた違った音で、こちらの方がスピーカーの存在を感じさせない自然さがあると思います。ユニットがユニットだけに見た目はひ弱そうですが、アパートで隣から苦情が来る程度の大音量は出ます。

 意外なことに、サイモンとガーファンクルのサウンド・オブ・サイレンスがマッチします。小さいとは言え流石にバックロードホーンですから、本当はガンガン鳴らしたほうが良いのかもしれませんね。

 明日はコスモスの絵の台紙を製作予定です。ちょっと時間が足りなさそうで、ぎりぎりになるかもしれません。それから、リンゴの水彩も追加でジークレーにするかもしれません。写真撮影をプロに頼むのでそれ次第です。

    エフライム工房 平御幸
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バックロードホーン設計の基礎

2014-01-19 05:52:01 | スピーカー工作
 前回のコメント欄で約束したように、今回はバックロードホーンの音道の広がり方について解説します。もちろん、教科書は長岡鉄男氏のものですが、最も初期に位置する1975年の『別冊FA-FAN 第5号』からスキャンしてみました。もっと新しくて見やすいのもあるのですが、探すのが面倒だし、やはりオリジナルということで。




長岡氏の設計は、低域再生限界を欲張らず、開口面積が大きい量感重視タイプ。これは当時のユニットは空恐ろしいハイ上がりユニットが多く、低音の量感がないとバランスが取れなかったから。FP203のオリジナルは何を聴いても金管楽器になる面白いユニットだった。

 バックロードホーンというのは、ユニットの背後から出る音を効果的に放出するものですが、空気室はホーンの効率を上げたり、スピーカーユニットの能率を上げる効果があります。これはスロートの断面積などと密接に関係し、ユニットとの相性もあるので、大半は経験値で決められています。バックロードホーンが名人芸の世界だというのは、この経験値が大きなウエイトを占めるからです。

 しかし、ホーンの広がり方は純粋に数学的な計算で成り立つもので、低域再生限界をカット・オフと言い、24Hzなら10センチ進むごとに面積が1.093倍になります。自作バックロードホーンの大半は音道幅が一定のコンスタンス・ワイズス・ホーン(constant width horn)なので、単純に横から見た広がり方の変化となります。

 でも、このような数学的な設計は、家の天井を超低音ホーンとするなどの、スペースが確保できるマニアにのみ通用するもので、設置スペースやキャビネットの大きさに制限を受ける普通の人には応用できません。それで、妥協点として、広がり方の違う幾つかのホーンを繋いで、低域再生限界を欲張らない設計が主流となっています。

 ところで、この計算は中音や高音にも適用されるものなので、高音用のホーントゥイーターは広がり方が大きくなっています。では、なぜラッパと呼ばれる管楽器は、低音楽器ではないのに、ホーンの広がり方が少ない超低音楽器並みなのか?それは、管楽器は共鳴管としての動作が主で、指穴や弁の位置で決まる管の長さによって音域が決定されているからです。管楽器の先端のラッパは飾りに等しいのです。

 管楽器の先端のラッパが飾りに等しいのは、ラッパの付いていないフルートなどで説明がつきます。管楽器のラッパがホーンとして役立つのは倍音成分に対してだけです。でも、ラッパには音を効率よく空中に伝える効果があり、口を手で覆ったり、あるいはメガホンを口に当てたりするのはこのためです。ホーンロード効果を期待しているのとは違います。

 僕の耳は忍者型で、四方の敵に注意を向けるのに効果的な、側頭部に密着した形をしています。道を歩くときも音で危険を判断するタイプです。対して、長岡鉄男氏は耳が大きくて前を向く集中型です。これは狐と同じで、前方の獲物に集中するタイプなのです。この二つの耳は聞こえ方も違い、狐型の方が高音がよく聞こえます。僕は、手の平を両耳に当ててパラボラアンテナのように使うことがありますが、こうすれば高音がよく聞こえるのです。

 8センチフルレンジで実験したことがありますが、ユニットの前に紙で作ったラッパを加えると、それだけで音が前に出てきて、声が聞き取りやすくなります。実際、ホーンから出る音はホーンの奥から聞こえるのではなく、ホーン出口の少し前から響いてくるようです。

 なお、僕はバックロードホーンの広がり率などを厳密に計算しているわけではなく、見た目の広がり方を重視しています。広がり方がきれいだと、あとから分析しても、広がり率の良い設計となっているからです。暇な人は、10センチ進むごとにどれだけ広がるか、直管の連続として計算してみれば勉強になると思います。

追加 蔵王ホルンとミカエルの音道を比較してみました。ミカエルを作って失敗しない理由が分かると思います。ケルビムの後半は斜めカット多用ですが、それを無理に直管として計算しているので、実際より段差が大きくなっています。右クリックで画像だけを表示させると拡大します。


ピンク色は、極端に短い管を近似値の管と同一視して、広がり率を出したもの。蔵王ホルンは広がり率の小さい管楽器タイプだと分かる。

    エフライム工房 平御幸
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スピーカー設計の大変さ

2014-01-17 03:45:12 | スピーカー工作
 ハンズの板の切り間違いから発生したパニック状態。板の過不足の確認から始まり、切り間違いの発生しない新しい板取りの設計と発注、新しい端子の発注、その他の問題点の整理と対策方法の伝授、と修羅場が続いています。工作担当の読者と古代史CDの申し込み以外は、メールの返事は出来ませんから、悪しからずお願いします。何度も書いていますが、コメントで済むものはコメントでお願いします。

 今年に入って、ミカエル 華、蔵王ホルン(ザ・王・ホルン、別名羊ホルン)、ファ・ゴッドと立て続けに設計していますが、CADシステムを使っているわけでもなく、Illustratorを使った手作業なので物凄く大変です。Illustratorを使ったことのない読者には分からないだろうから、ちょっと説明しておきます。

 下の図は、ミカエルの音道図として作ったもので、今から見ると随分とアバウトな設計になっています。小さい図では分かりませんが、底板と二段目の繋ぎ部分を6400%に拡大した2番目の図では、ゲッと驚くほどズレて見えます。まあ、6400%の拡大は異常なんですけど、ここまで拡大して修正しないと、小さくした時にズレが分かってしまうのです。





 3番目の図は、この拡大した線を加工するために選択ツールで青い枠線を出したものです。青い枠線間が1ポイントで、線自体は2ポイントの太さです。なぜ2ポイントの線にするのかというと、4番目の図のようにピッタリ重ねることができるからです。もっとも、分かりやすいようにわざと上下左右をずらしていますが、本当はピッタリと重ねることができるのです。





 このように2ポイントの線を重ねるには、内側の青い枠線がちょうど真ん中に来るようにマウスを動かす必要があります。この内側の青い線が、微妙なズレを修正するのに物凄く役に立つのです。だから、僕は独学なので他の人はどうか知りませんが、2ポイントの線がスピーカー設計には最良なのです。

 このように、線と線が接したり重なったりする全ての部分で、いちいち6400%に拡大して仕事をするわけです。ミカエルだと25ヶ所以上ですから、ミカエルの場合にはめげて、ズレたままで放置していました。ところが、最近のは手抜きがありません。板取りに難しい物が多く、ズレたままでは板取りに影響するからです。

 その他、点線は線ツールでアバウトな線を引いて、高さをゼロにした上で、線幅や点線や色の指定をします。これを回転させれば縦の点線になります。板取りの基本線は、ArcSoft PhotoStudio 2000というソフトで升目を描きます。これをPNGで保存。

 Illustratorの配置を使って、保存した升目の図を呼び出して配置し、これに円や四角を描き加えます。寸法などは文字ツールで行いますが、Illustratorの良い所は、オブジェクトや文字を縮小してもボケないことです。Jpg画像も、普通のソフトで縮小するとボケますが、Illustratorで呼び出して縮小すればボケは小さくなります。

 出来上がった設計図や板取りは、データ書き出しで変換して置きます。Illustrator形式での保存とは別です。Illustratorで保存するときは、配置した画像をリンクとして、同じ場所に保存するようにします。そうしないと、配置した板取りの線がなくて文字ばかりという悲惨なことに。保存するときは「配置した画像も含む」を選択して保存してください。また、クラッシュが恐いので頻繁に保存し、できればバージョンごとに名前を変えて保存します。

 配置した図に間違いがあった場合は、PhotoStudio 2000で描き直し、新規作成の画面で配置しなおし、前の仕事からIllustratorのアートワークだけをコピーして貼り付けます。これが出来たら設計は一人前。Illustratorは1ポイント1mmで設計できるのが魅力で、巨大なものはデータが大きくなるので画像で出力するときは縮小するか、解像度を下げる必要があります。その他、カラー文字の色のコピーも覚えれば便利です。


右の選択されている矩形は40×89ポイントで、これが40mm×89mmの矩形として描かれる

 このようにして出来た前回のファ・ゴッドですが、実は一点だけ修正したいところがあります。それは音道ではなく外観なのですが、ではその修正したいところは何処か?現状でもバランスは取れているのですが、ほんの少しだけ修正したほうが良いかもしれないというところがあります。分かった人には鮎焼きにあゆコロ饅頭を追加ですね。


ファ・ゴッド 2ウェイ版

    エフライム工房 平御幸
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ファ・ゴッド

2014-01-15 03:59:12 | スピーカー工作
 蔵王ホルンの改良型の設計が終わりました。板取りは、サブロク合板一枚と1/4です。不思議なことに、改良前とは使うベニヤ板は同じ規模です。改良前(左)と改良後(右)の2つを並べてみましたが、改良後のほうが複雑で少し大きいです。



 改良型のポイントは、斜めの仕切り板がなくなり、すべて直管で構成されていることです。出口近くの裏板には例外的に使っていますが、基本的に階段状の接ぎ方をしています。

 この構造は、長岡鉄男氏が直管の連続でバックロードホーンD-70を設計した頃に、奥行きを浅くするために、10センチユニットで高さ180センチを構想したのに始まります。20年位前と思っていましたが25年は昔ですね。スケッチは何枚も書いたのですが、実際に設計したことはなく、今回が初めて日の目を見ることになります。

 さて、改良型はバッフル交換が出来るように、板一枚だけ奥行きが深くなっています。それでも252mmと浅く、ミカエルの350mmよりミカエルミニの210mmに近くなっています。細くて縦に長い構造から、読者にファゴットのようだと感想をもらいましたが、オリジナルがバソンで改良型がファゴットという感じですね。

 バソン(バスーン)はフランスで発達したもので、ドイツ式のファゴットよりも音程が定まりません。『のだめカンタービレ』でも、フランスの楽団で、バソンとファゴットの演奏者が対立するシーンがありましたね。

 今回のバックロードホーンは折り返しが少なくて共鳴管として働く可能性があります。管長2270mmで計算してみると、音速340m÷管長2.27÷4=37.4Hzが最低音となります。これはD#とDの中間くらいですが、ホーン開口はパイプとしては働かないので、その場合はEかE♭になります。D ならニ長調で、E♭なら変ホ長調の管ということになります→音階と周波数の関係

 ニ長調は名曲が多く、モーツァルトの交響曲35番やセレナーデ第7番ポストホルン、バッハの管弦楽組曲第3番、ベートーヴェンとチャイコフスキーのバイオリン協奏曲など多彩ですが、中でもモーツァルトのアヴェ・ヴェルム・コルプスは名曲中の名曲です。

 この設計のポイントは、音道の広がり方が小さいので、ユニット次第で25Hzという低い音まで再生できるところにあります。25Hzは無理でも30Hzくらいは出したい。それが長大なホーンの理由ですが、共鳴管として動作すれば先のように少し高い音程となります。

 改良型の名前ですが、ファゴットに似ているのでファ・ゴッドと神の名前にしました。Fのヘ長調なら鍵盤のファから始まりますからピッタリですが、リヒャルト・シュトラウスの「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」になっても困るし、F#の嬰ヘ短調だと暗くなるのでフォーレのパヴァーヌ。やはりニ長調がいいですね。

 なお、11日の中山新馬戦でマリアライトというマリアの名前の馬が勝ちました。マリアライトはマリアの貴石という意味です。翌日12日の京都新馬戦ではレッドルシファーというサタンの名前の馬が勝ち、僕の書いていることにシンクロしているので驚いています。まさに末日ですが、どちらもディープインパクト産駒。スクリーンヒーロー産駒のゴールドアクターも未勝利勝ちしていますから、ソチでは衝撃的な「金メダリスト」が見られるかもしれません。

    エフライム工房 平御幸
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試みのミカエルのトラブル

2014-01-13 05:55:16 | スピーカー工作
 試みのミカエルを作っている読者から、バッフル下の74mmの板の幅が足りなくて隙間ができると報告がありました。逆に幅の広い板も見つかり、音道を構成する板なので問題があります。

 74mmの幅が足りないことは、74はひっくり返すとヨナなので、韓国選手がひっくり返って(点数が)足りないという暗示かもしれません。それで、既に作りかけの読者は、このまま完成させ、別に板取りを工夫した新しい板で作り直してもらいます。

 また、SNS内の掲示板でトラブル専用のスレッドを立ててもらったので、担当者は目を通してください。パテの使い方など、いろいろと指導してあります。

 ということで、まだ作っていない人には、側板を除いて新しい板を使ってもらうとになります。ハンズには3回に渡って注文した結果がこの通りで、最新の3名分と、金色ユニットで注文した最初のオーダーはまともかもしれません。今のところ、報告が上がっているのは金箔ユニットの第二ロットだけだからです。確認がまだの人は早めに確認して報告してください。

    エフライム工房 平御幸
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ミカエル 華

2014-01-06 02:51:54 | スピーカー工作
 女性陣が試みのミカエルを制作しているのに、男共がサボっているのはイクナイということで、またもや新設計のミカエルを作らせようかと悪巧みしています。

 今回は「ミカエル 華」という仮の名前ですが、ガルパンの華さんのように一撃必殺のスピーカーを目指しています。というのはこじつけで、板取の関係から音道幅が87mmと狭く、87からハナ→華と連想したものです。最初は八九式中戦車のように89mmで考えたのですが、板取的に無理なので87mmに落ち着きました。

 音道幅が決まってすぐにミカエル・エイトも思い浮かんだのですが、ウルトラマンみたいだし、すでにセブンは設計してあるので新味に乏しい。少し捻って、ミカエル美人も考えたのですが、これは「見返り美人」のダジャレなので却下。「ミカエル 華」だと、なかなか華やかで音も期待できます。でも、幅が100mmの「ミカエル (百)」も設計しろと言われそう。

 設計のポイントですが、できるだけローコストにということで、二組4本を二枚のベニヤから取ろうという欲張った設計です。板厚は12mm。もっとも、側板は2本分しか取れないので、一組の側板は桐の集成材を用いることになります。桐集成材は長さがちぐはぐで、側板に用いるときも910mm~915mmと左右で違うことがあります。そこで、底板を数ミリはみ出させて誤差を吸収させる必要があります。

 ということで、僕が2本作るとして、もう2本を誰かに作ってもらうことになります。使用するユニットはFE83Enですが、僕は古いFE83Eを持っているので、これを使うことになります。桐の集成材は僕が担当します。

 なお、ガルパンの風紀委員チームの名前は、『創世記』に登場する悪徳の都「ソドムとゴモラ」からソドコとゴモヨと名付けられたらしいですが、病院で紫色とか、古代史やブログで僕が書いてきたことが出てくるので少し驚いています。誰か関係者に入れ知恵してないニカ?

    エフライム工房 平御幸
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