平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

左の崩壊

2010-09-29 21:52:48 | アンプ製作と修理
 以前に修理未完のまま放置した日立のHMA-8500パワーアンプですが、程度の良いジャンク↓が手に入ったので、改めて修理することにしました。


手前のヒートシンクの石4個がキャンタイプのMOS-FET(幻の石)

 というのも、新しく入手した方は、左チャンネルのヒューズが真っ赤になって溶ける、右チャンネルも音が割れるという症状でしたが、ヒューズ抵抗と電解コンデンサーの交換だけで直りました。左チャンネルは、2ペア(パラ)の終段の石が、1ペアだけ簡易計測で引っかかったので、右も1ペアだけのシングルプッシュプルにしました。パワーは定格の半分ですが、歪は少なくなります。

 この新しく修理したHMA-8500は、前のものより音が断然良くて、低音はスーパーウーファーがいらないほど伸び、中域のツヤ、高域の繊細さも申し分ありません。以前の評価は、回路が複雑な分、ローコスト品より落ちるところもあると書きましたが、前言を撤回して絶賛したいと思います。MOS-FETアンプとしては、フィリップスのデコちゃんに低音で勝り、中高域でも負けません。このアンプは傑作です。

 それで、しばらくこのアンプでモニターしていたのですが、前のHMA-8500も修理を完了させようと性懲りも無く分解しました。ところが、手を入れれば入れるほど、悪い方の左チャンネルがおかしくなり、とうとう電源電圧の-60Vが二段目の出力に出る始末。本当なら、二段目出力から別のアンプに接続しても音楽は聞こえるのです。聞こえてくるのはバリバリという恐ろしい音。これは、制御用のICが壊れているのかもしれません。

 このように、手に入れたHMA-8500は二台とも左チャンネルに問題が多く、どうも左巻きの民主党政権とシンクロしているように思われます。手を入れるたびに悪くなる症状は、中国漁船の船長を釈放して党が安定するどころか、世論から袋叩きにあっている現政権と似ています。まあ、メーカーが日立ですから、日本の日が立つかどうかの瀬戸際にふさわしいですけど。こうなると解散総選挙ですね。このアンプも、電源を活かして、僕の自作回路を移植してみようかと思っています。

 それにしても、トランジスタは電流をベースに流して動作させるので難解です。ニダー君が「ドンドンドン! チョッパリ、門を開けるニダ」とゲートに電圧を印加すると動作するのがFETで、「チョッパリ ちょっと通るニダよ」と、ベースに電流を流すと動作するのがトランジスタなのです。

 どちらも大きな電流を制御する方法ですが、小さな圧力を加える(門を叩く)か、小さな電流を流すかの違いなのです。ゲートを叩くだけで動作するFETの方が、アンプ設計の計算も楽なのです(真空管も同じ)。どちらにしても、ドレイン(トランジスタの場合はコレクタ)からニダ・ニダ・ニダ  (´)丶`∀´>)  (<`∀´ ->('')  と増幅された信号が出てくるのですが。トランジスタの方がノイズが耳障りですが、聖書学的には、門を叩くFETの方が良いのは当然です。

 ということで、またしてもアンプ修理を棚上げにし、これからスピーカーを二組四台も組み立てるので、面倒くさいメールはお琴割りです(バシッ)。簡潔にしてくださいと書くと、弟子が喜んで手抜きをしそうですが…。徳島に竜退治のスピーカーとデコちゃんを送ったら、徳島選出の仙谷の大失態。今度は、小沢の岩手と東京がターゲットです。

      エフライム工房 平御幸
コメント
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