平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

マキャヴェリアンの台頭

2010-03-05 02:12:37 | Weblog
 原稿を書く方のパソコン(Windows 2000)の調子が悪くなって、修復しようとしたらクラッシュ。ファイルをサルベージするために、デュアルブートのXPを立ち上げようとしたらこちらもダメ。仕方ないので、XPを再インストールしてみたら、2000のファイルは壊れていませんでした。一月ほどバックアップをさぼっていたので <; `∀´> ホッとしたニダよ。

 三月が来たので、競馬界はクラシックの前哨戦となるトライアルの季節です。日曜日の弥生賞は皐月賞のトライアルレース(3着まで優先出走権)ですが、本命はネオユニヴァース産駒のヴィクトワールピサです。この馬主は冠号としてピサを付けるのですが、未だに大レースのG1は勝ったことがありません。今年は大チャンスですが、母の父のマキャヴェリアンが気になります。

 折しも、今年の世界選手権(23日から)がイタリアのトリノです。マキャヴェリアン(Machiavellian)とは、権謀術数に長(た)けた策士や、権謀術数そのものを指します。語源がニッコロ・マキャヴェリなのは周知の通りで、彼はイタリアのルネサンス期の政治家です。ミケランジェロの彫刻で有名なロレンツォ・ディ・メディチ(メディチ家の当主)に対して『君主論』を献呈したことで知られています。

 『君主論』で語られるのは、アレキサンダーなどを例に取る統治と支配の政治理論ですが、小国家に分裂していた、当時のイタリア半島を統一する第一人者の資格を論じているともされてます。ラテン語のプリンケプスが第一人者で、プリンシパルやプリンスと言った方が分かりやすいですね。マキャヴェリはバラマキを批判しているので、鳩山総理は第一人者として失格です。

 マキャヴェリは、君主には運命(フォルトゥーナ)を引き寄せる技量(ヴィルトゥ)が必要とし、目的と手段の明確な分離を説いています。五輪の金メダルは目的ですが、手段が見境なくなると、韓国のような不正が横行することになります。金メダルを取った韓国選手は、その手段が正しくなかったために、君主としての尊敬は受けられないのです。

 マキャヴェリストとは、目的のために手段を選ばない人と誤解されていますが、本来は、統治のための原理原則を貫く政治家に向ける言葉かもしれません。その原理原則が過酷なものだけに、統治者は優しいだけではダメなんですね。

 ローズキングダムやルーラーシップと言い、今年のクラシック競馬(3才馬の頂点を競う)は、キーワードが統治にありそうですね。そうなると、やはりデビュー二連勝のサンライズプリンスが気になります。皇太子様を連想するビオラ賞を勝っていますしね。有力馬が、ローズキングダム(英国)、ルーラーシップ(米国)、ヴィクトワールピサ(羅馬カソリック)、サンライズプリンス(日本・皇太子)、というのは出来過ぎです。

      エフライム工房 平御幸
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする