平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

第7のラッパ

2009-02-15 19:14:11 | スピーカー工作
 僕は今、弟子(伊勢にいる)のスピーカーを作っています。一年前に廃材を利用してパソコン用のスピーカーを作ってやったのですが、今回はちゃんとしたオーディオ用のユニットFE-83Eを用いました。弟子も成長しているので、そのご褒美です。設計図や板取りは後で公開します。1万円ちょっとでステレオの二本が作れるのでお薦めです。



 それで一応完成したのですが、バックロード・ホーンというのは作りたては音が良くありません。基本的に管楽器なので、木材や接着剤のストレスでボーボー・ワーンワーンという共鳴音が出ます。これをエージングで取り除くのですが、音楽を再生しているうちに変なことに気が付きました。というのも、今回のバックロードホーンは、僕にとって7番めのバックロードホーンだったのです。最初に20センチユニットのキット(完成品)を購入。次に、片チャンネル分だけ作った10センチユニット。次に弟に作った16センチユニットのステレオ。次に段ボールで作った10センチ。次に、古代史でも紹介している3.5センチユニットで作ったパソコン用。それから一年前に弟子に作ったパソコン用で6番目。そして今回で7番目となります。自作だけで数えれば6度で、個数でいえば11個。『ヨハネの黙示録』第11章に一致します。

 僕がスピーカー工作に目覚めたのは、芸大の寮で同室となったホルンのK君のお陰です。彼が長岡鉄男氏の設計した20センチフルレンジ(FP-203)のバックロードホーンを作り、その圧倒的な金管楽器の音色にショックを受けたからです。僕のダイヤトーンの密閉型スピーカーは弦楽器以外負けていたのです。それで僕も自作にのめり込むことになったのですが、長岡鉄男氏がオーディオ評論のモニターとしていたのが自作のダイナロード7です。略してD-7。そう、名前が「第7のラッパ」だったのです。

 長岡鉄男氏は数学好きで、宗教には否定的な理論家でした。しかし、音の良さで集めているレコードなどは宗教音楽なども多く、『ヨハネの黙示録』も当然知っていたようです。僕は、『ステレオ誌』主催の長岡氏の新作発表に行ったことがあるのですが、再生音量の大きさには驚きました。僕たちが普段聴いている音量は蚊の鳴くような音だったのです。『日本の自衛隊』というレコードは、頭の上にヘリコプターがホバリングしているような迫力でした。でも、バックロードホーンの本質は、氏が強調するように繊細さなのです。だからこそ、アンプなどのモニター用に使用できるのです。

 当時の僕は古代史とは無縁で、聖書とも無縁に近い生活をしていました。ですから、『ヨハネの黙示録』第11章15に記される「第7のラッパ」も、フランシス・コッポラの『地獄の黙示録』という映画に連想する程度だったのです。しかし、自分が古代や聖書の奥義を語る立場に立つ今、何をもって「第7のラッパ」を定義するのかという根本的な問題に答えを出さざるを得ません。そしてその答えとは、カッバーラの奥義は簡潔にして明瞭という事から、「第7のラッパ」は象徴などでは断じて無く、実際に吹かれる、あるいは吹かれたものだというものです。

 僕が今回作ったバックロードホーンは釘を一本も使っておらず、伊勢神宮の内宮にかなうものです。一年前のものは外宮にかなうもの。この二つの角笛は、第三の角笛によって伊雑宮(いさわのみや)が目覚める時を待っているのです。それは来年かもっと後か。今はまだ分かりませんが、僕が次に作るバックロードホーンは、第7番目となるのは間違いありません。個数で言えば13個目ですから、第13章の獣の数字666の章となります。いよいよ、本当の末日が近付いてきたようですね。

     エフライム工房 平御幸
コメント (4)
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