『僕と僕の母様』 目次
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第11回・第12回・第13回・第14回・第15回・第16回・第17回・第18回・第19回・第20回
第21回・第22回・第23回・第24回・第25回・第26回・第27回・第28回・第29回・第30回
第31回・第32回・第33回・第34回・第35回・第36回・第37回・第38回・第39回・第40回
第41回・第42回・第43回・第44回・第45回・第46回・第47回・第48回・第49回・第50回
第51回・第52回・第53回・第54回・第55回・第56回・第57回・第58回・第59回・第60回
第61回・第62回・第63回・第64回・第65回・第66回・第67回・第68回・第69回・第70回
第71回・第72回・第73回・第74回・第75回・第76回・第77回・第78回・第79回・第80回
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第101回・第102回・第103回・第104回・第105回・第106回・第107回・第108回・第109回・第110回
第111回・第112回・第113回・第114回・第115回・第116回・第117回・第118回・第119回・第120回
第121回・第122回・第123回・第124回・第125回
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僕と僕の母様 第127回
「は? 塾? どういうこと?」 目が点になる。
「あなた、あの成績で 大学に受かると思ってんの?」 呆れたように 言ってくる。
「あー、それは無理だろうね」 だから進学なんて 無理なんだよ。
「何威張って言ってんのよ、だから塾に行かなきゃなんないでしょ。 何処の塾にする? 中学の時に通ってたのと 同じ所に行く? あそこなら こんな時期になってても 受け入れてくれるだろうし 今度聞いてこようか?」 この塾というのは 僕が中学一年の終わりから 高校受験まで ずっと通っていた塾のことである。
確かに個別に教えてくれるので 他人との煩わしさはないが そんなに気に入っている訳でもない。 いや、そう言う話ではない。
「何で塾なの? 勉強はしたくないって 言ったじゃない」 絶対に勉強なんか するもんか。
「だからー、あなたの成績じゃ大学どころか どっかの中学受験も 無理なんじゃない?」 失礼な!
「とにかく あそこはイヤだからね。」
「なんでよ 良いとこじゃない 個別に教えてくれるんだし 人のこと気にしなくて良いんだから 陵也にとったら 気楽でしょうよ」 ・・・見透かされてる。
「第一あそこは いったん家に帰らなくちゃ いけないじゃない。 学校から帰ってきて また塾に行く為に 自転車こいでなんて 懲り懲りだよ」 どこも嫌だけど。
「自転車こぐって、たかが十分程度じゃない。 じゃあ自分で探してきなさいよ」 いや、どこも嫌なんだけど。 まぁいいか 取り合えず今は この話を終わらせたい。
「一応分かりました。 なーんとなく 捜してきまーす」 本気でないことを 強調したくて こんな返事の仕方をした。
学校で順平と話していたのだが やはり僕達工業科からの進学は そんなにないみたいだ。
他のクラスの様子は 分からないけど 少なくとも このクラスで僕と順平と クラスで一番頭の良い奴は 進学希望のようだが 多分この三人だけじゃないだろうか。 他の奴らは就職の感じだ。
「大体、工業科から進学なんて 無理っぽく思わない?」 少なくとも 僕より順平の方が 成績が良くない。 順平も家の人に 無理矢理進学と言われているのだろうと思い そう言った。
「そうかなぁ。 やってみなくちゃ 分かんないじゃない」 へっ!?
「どう言うこと?」 自分の言っている意味が 分かっているんだろうか?
「僕達の成績でも 探せば行ける大学も どこかあるに決まってるよ」 何だって!?
「それってどう言うことさ 順平は大学に行きたいの?」 嘘だろ?
「何馬鹿なことを 聞くのかなぁ。 行きたいから 進学にしてるに決まってるじゃん」
順平にまで馬鹿と言われてしまった。
最後まで読んで頂きまして有難う御座います。
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「何威張って言ってんのよ、だから塾に行かなきゃなんないでしょ。 何処の塾にする? 中学の時に通ってたのと 同じ所に行く? あそこなら こんな時期になってても 受け入れてくれるだろうし 今度聞いてこようか?」 この塾というのは 僕が中学一年の終わりから 高校受験まで ずっと通っていた塾のことである。
確かに個別に教えてくれるので 他人との煩わしさはないが そんなに気に入っている訳でもない。 いや、そう言う話ではない。
「何で塾なの? 勉強はしたくないって 言ったじゃない」 絶対に勉強なんか するもんか。
「だからー、あなたの成績じゃ大学どころか どっかの中学受験も 無理なんじゃない?」 失礼な!
「とにかく あそこはイヤだからね。」
「なんでよ 良いとこじゃない 個別に教えてくれるんだし 人のこと気にしなくて良いんだから 陵也にとったら 気楽でしょうよ」 ・・・見透かされてる。
「第一あそこは いったん家に帰らなくちゃ いけないじゃない。 学校から帰ってきて また塾に行く為に 自転車こいでなんて 懲り懲りだよ」 どこも嫌だけど。
「自転車こぐって、たかが十分程度じゃない。 じゃあ自分で探してきなさいよ」 いや、どこも嫌なんだけど。 まぁいいか 取り合えず今は この話を終わらせたい。
「一応分かりました。 なーんとなく 捜してきまーす」 本気でないことを 強調したくて こんな返事の仕方をした。
学校で順平と話していたのだが やはり僕達工業科からの進学は そんなにないみたいだ。
他のクラスの様子は 分からないけど 少なくとも このクラスで僕と順平と クラスで一番頭の良い奴は 進学希望のようだが 多分この三人だけじゃないだろうか。 他の奴らは就職の感じだ。
「大体、工業科から進学なんて 無理っぽく思わない?」 少なくとも 僕より順平の方が 成績が良くない。 順平も家の人に 無理矢理進学と言われているのだろうと思い そう言った。
「そうかなぁ。 やってみなくちゃ 分かんないじゃない」 へっ!?
「どう言うこと?」 自分の言っている意味が 分かっているんだろうか?
「僕達の成績でも 探せば行ける大学も どこかあるに決まってるよ」 何だって!?
「それってどう言うことさ 順平は大学に行きたいの?」 嘘だろ?
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