今日の午前中、学年会があった。
率直かつ飾らない学年主任の先生(うちの上の子は、「指導者同志」と呼んでいる
)は、まず、私たちにプリントを手渡した。
それは、今年度から、行政が一方的に決めた「中学生の職業体験」に関するプリントだった。
この企画は、私が副会長だった最後の地教連でも話題になり、違った意味で、物議を醸した(爆)ものだった(ね?igu-igu・・笑)![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_tehe.gif)
「指導者同志」は、この件に関して、かなりご立腹だった。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/goo.gif)
話を聞いてみると、私が地教連で聞いたのとは、若干、ニュアンスが違っていた。
地教連の時には、中学校の教頭(現副校長)からの説明だったので、彼はハッキリ言って「調子がいい」人なので、今思えば、そ~だったのかと納得するような話なのだが、そのときには彼は、物凄くいい企画だというような説明の仕方をしていて、子供たちの受け入れ先を・・まあ、ハッキリ言って「ねだって」いた。
この、中学生に職業体験を・・というのは、都の方針というか、副知事あたりが出した提案で、都の方としても、漠然としたヴィジョンしかもっていないのにも関わらず提案したところ、ほとんどの自治体が、無理ですと断ったというのに、目立ちたがりの売名大好きな、おらがところの長、人呼んで「下半身暴れん坊将軍」は、この企画に手を挙げたそうだ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heartbreake.gif)
この企画に手を挙げたのは、23区と市部をあわせても、3自治体だけだったそうである。
それが、今年の2月あたりのことだったそうだが、その後、何の話も来なかったので、学校の方では立ち消えになったのではないかと思っていたそうだが、つい先週になって、中学生に職業体験をさせろ、できたら一学期中にさせろという、トンデモナイ通達が突如来たそうだ。
「指導者同志」は、職員会議、企画会議でことごとく反対したそうだが、行政からの一方的なお達しなので、うちの学校はやりませんというわけにはいかないのだと、頭を抱えていた。
うちの学校の中学2年生は、約180人。
受け入れ先を考えるのが、まず一苦労なのである。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_gaan.gif)
職業体験というのは、職場見学なんかとは違って、1週間まるまるそれに費やして、家から「職場」に直接通い、「職場」から家に帰る生活を送るわけである。
大きな企業なんかないに等しいので、受けいれてくれると言っても、2~3人がいいところではないかと思うが、2人一組だったら、90カ所、3人一組だったとしても60カ所もの受け入れ先を探さなきゃならない。
出したら出したで、行かせっぱなしと言うわけにはいかないので、先生方で、職場を見回りに行かなければならない。
先生方は人員不足で、今でも、担当教科は、複数学年を受け持っているので、学校を全く留守にするわけにもいかない。
真面目に行かない子もいるだろうし、向こうで問題を起こす子も出てくるだろうと、「指導者同志」はいう。
それに、自分が将来なりたいとか、興味を持っている職場の体験ならばいざ知らず、頼み込んで、拝み倒して受けいれてくれるところ(多分、小規模小売業が大半になるだろうという話)に、一週間も通うのは、子供にとっても苦痛になるだろうし、受けいれる側だって、ハッキリ言って、そんな子供に来てもらっても、助けにはならず、迷惑を掛けるだけだと思うし、双方のメリットは何もないじゃないか、と「指導者同志」は続ける。
「指導者同志」は、行政の方に電話
をかけて、そういった方針を打ち出しているのだから、都なり区なりで、ある程度の子供を受けいれてくださるのですよね?と聞いたところ、数人は引き受けるけど(都はなし
)それ以上は受けいれられないと言われたそうだ。
「こんなことは、政治家が考え出した売名行為としか思えない。」
と、「指導者同志」は頭を抱えていた。
そもそも、この「中学生に職業体験を」という話は、石川県などで考え出されたそうなんだけど、あっちは、「農村体験」とか、大きな工場がまとまって子供たちを引き受けてくれたのでうまくいったそうで、何のヴィジョンもない、受けいれ先だって考慮していない状態で、真似だけしようっていうのが無理な話である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/goo.gif)
それに、1週間をそれに費やしても、授業時間数は減らすなという、無理難題のおまけ付きだったそうで、さらに先生方は頭を抱えているのだそうだ。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_naki.gif)
今現在でさえ、まともに授業時間を確保するのは難しいのに、まるまる一週間、そんなことに取られて、どうやっていけばいいんだろうと私も思う。
結局、「行事」を減らしたり、定期テストの日の午後を授業にして、ある程度凌ぐらしい。
テストの日も給食があるから、おかしいとは思っていたんだよね~(^^;
その上、職場に通う交通費は出ないそうで、傷害保険には加入するらしいが、保険に加入するだけでもありがたく思えよ!!ってな態度らしい。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_gaan.gif)
PTAに対する負担増もだし、学区の見直しもだし、「下半身暴れん坊将軍」の精神構造を疑ってしまうcoconutであった。
「指導者同志」が最初にプリントを手渡したのは、
「そういった状況なので、どこか、受け入れ先の見当がつきましたら教えていただけませんかねえ。」
ということだった。
万策尽きたのね・・と、ちょっと可哀想になった。
今の2年生の子たちには可哀想だけど、こんな企画、うちの下の子がやる前に、1年で潰れてしまうことを、切に望んでいる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heartbreake.gif)
率直かつ飾らない学年主任の先生(うちの上の子は、「指導者同志」と呼んでいる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase1.gif)
それは、今年度から、行政が一方的に決めた「中学生の職業体験」に関するプリントだった。
この企画は、私が副会長だった最後の地教連でも話題になり、違った意味で、物議を醸した(爆)ものだった(ね?igu-igu・・笑)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_tehe.gif)
「指導者同志」は、この件に関して、かなりご立腹だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/goo.gif)
話を聞いてみると、私が地教連で聞いたのとは、若干、ニュアンスが違っていた。
地教連の時には、中学校の教頭(現副校長)からの説明だったので、彼はハッキリ言って「調子がいい」人なので、今思えば、そ~だったのかと納得するような話なのだが、そのときには彼は、物凄くいい企画だというような説明の仕方をしていて、子供たちの受け入れ先を・・まあ、ハッキリ言って「ねだって」いた。
この、中学生に職業体験を・・というのは、都の方針というか、副知事あたりが出した提案で、都の方としても、漠然としたヴィジョンしかもっていないのにも関わらず提案したところ、ほとんどの自治体が、無理ですと断ったというのに、目立ちたがりの売名大好きな、おらがところの長、人呼んで「下半身暴れん坊将軍」は、この企画に手を挙げたそうだ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heartbreake.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/sos.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heartbreake.gif)
この企画に手を挙げたのは、23区と市部をあわせても、3自治体だけだったそうである。
それが、今年の2月あたりのことだったそうだが、その後、何の話も来なかったので、学校の方では立ち消えになったのではないかと思っていたそうだが、つい先週になって、中学生に職業体験をさせろ、できたら一学期中にさせろという、トンデモナイ通達が突如来たそうだ。
「指導者同志」は、職員会議、企画会議でことごとく反対したそうだが、行政からの一方的なお達しなので、うちの学校はやりませんというわけにはいかないのだと、頭を抱えていた。
うちの学校の中学2年生は、約180人。
受け入れ先を考えるのが、まず一苦労なのである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_gaan.gif)
職業体験というのは、職場見学なんかとは違って、1週間まるまるそれに費やして、家から「職場」に直接通い、「職場」から家に帰る生活を送るわけである。
大きな企業なんかないに等しいので、受けいれてくれると言っても、2~3人がいいところではないかと思うが、2人一組だったら、90カ所、3人一組だったとしても60カ所もの受け入れ先を探さなきゃならない。
出したら出したで、行かせっぱなしと言うわけにはいかないので、先生方で、職場を見回りに行かなければならない。
先生方は人員不足で、今でも、担当教科は、複数学年を受け持っているので、学校を全く留守にするわけにもいかない。
真面目に行かない子もいるだろうし、向こうで問題を起こす子も出てくるだろうと、「指導者同志」はいう。
それに、自分が将来なりたいとか、興味を持っている職場の体験ならばいざ知らず、頼み込んで、拝み倒して受けいれてくれるところ(多分、小規模小売業が大半になるだろうという話)に、一週間も通うのは、子供にとっても苦痛になるだろうし、受けいれる側だって、ハッキリ言って、そんな子供に来てもらっても、助けにはならず、迷惑を掛けるだけだと思うし、双方のメリットは何もないじゃないか、と「指導者同志」は続ける。
「指導者同志」は、行政の方に電話
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/phone.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/goo.gif)
「こんなことは、政治家が考え出した売名行為としか思えない。」
と、「指導者同志」は頭を抱えていた。
そもそも、この「中学生に職業体験を」という話は、石川県などで考え出されたそうなんだけど、あっちは、「農村体験」とか、大きな工場がまとまって子供たちを引き受けてくれたのでうまくいったそうで、何のヴィジョンもない、受けいれ先だって考慮していない状態で、真似だけしようっていうのが無理な話である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/goo.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/sos.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/goo.gif)
それに、1週間をそれに費やしても、授業時間数は減らすなという、無理難題のおまけ付きだったそうで、さらに先生方は頭を抱えているのだそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_naki.gif)
今現在でさえ、まともに授業時間を確保するのは難しいのに、まるまる一週間、そんなことに取られて、どうやっていけばいいんだろうと私も思う。
結局、「行事」を減らしたり、定期テストの日の午後を授業にして、ある程度凌ぐらしい。
テストの日も給食があるから、おかしいとは思っていたんだよね~(^^;
その上、職場に通う交通費は出ないそうで、傷害保険には加入するらしいが、保険に加入するだけでもありがたく思えよ!!ってな態度らしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_gaan.gif)
PTAに対する負担増もだし、学区の見直しもだし、「下半身暴れん坊将軍」の精神構造を疑ってしまうcoconutであった。
「指導者同志」が最初にプリントを手渡したのは、
「そういった状況なので、どこか、受け入れ先の見当がつきましたら教えていただけませんかねえ。」
ということだった。
万策尽きたのね・・と、ちょっと可哀想になった。
今の2年生の子たちには可哀想だけど、こんな企画、うちの下の子がやる前に、1年で潰れてしまうことを、切に望んでいる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heartbreake.gif)
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タイトルに惹かれブログを覗かせて頂きました。
何事も初めの一歩は大変ですよね。
行政のスタイル、先生の御意見やご苦労等、数々の
問題点はおありでしょうが、実施が決定されたのでしたなら
お子さん達の為にも是非、やって良かったと思われる
企画にして下さいね。
大人達の思惑は別問題にしませんか?
企業側も戦力とは考えないでしょうし、小さきながらも
社会貢献の一つとおおらかにお考え頂けるのでは
ないですか?長い年月の1週間です
当方の地域でも実施されるのでしたなら、快く引き受けさせていただきたいものです
皆、昔は中学生だったんですからね。。
coconutのブログにようこそいらっしゃいました。
ニートや引きこもりなんかが問題になっている昨今、中学生にも職業体験をさせようということ自体は、素晴らしいことだと思うんですよね。
でも、今回の企画は、思いつきの行き当たりばったりにしか思えないんです。
この周辺は、「企業」といえるようなところは少なく、受けいれてくれるとしても、八百屋さん、お米やさんといった小規模小売店がほとんどなんじゃないかと思われるんですよ。
そういったところで働くことに意義がないと言ってるわけじゃないんですけど、子供に「職業体験」をさせようと(しかも、「総合学習」の一貫として)いうならば、受け入れ先の検討や、その他、もっと具体的に理念を持ってもらいたいと思っているのです。
まみさんのように、「社会貢献」と考えていただけて、快く引き受けていただける方ばかりだといいのですが、先生方も、派遣先によっての不公平、子供間の格差についても心配されていました。
うちの「行政の長」、今回のことだけでなく、一般住民から見ると「売名」としか思えない言動が多すぎるのですよ。
まあ、そんな人を「長」にしてしまったのは、私たちの責任でもあるんですがねえ・・
いずれにしても、理想と現実の間で、先生も保護者もとまどっています。
でも、一番の被害者は、子供たちなんだと思いますけどね。
まみさんのおっしゃるように、やるからには、やってよかったと思えるようになってほしいとは思うのですが、保護者の方では手のだしようがないのも、歯痒いかぎりです。
ありがとうございました。
また、お時間がありましたら、のぞきに来てください。
やっぱうちで受け入れるのか。。
今日の学年会の話では、
「今のところ、30人くらいの受け入れしか決まっていないんですけど。」
と言っていたけど、その「30人」の中には、igu-iguんとこも含まれていたのかしら?(爆)
あの、お調子者の副校長、要注意だよ~~ん(爆)
って、見るからに・・って感じだけどさあ・・(爆)
中学生相手に奮闘するigu-iguを「授業参観」したいわ~ん
兵庫は平成10年から県下全中学で、2年生が5日間、“トライやるウィーク”って名の職場体験やってますよー(知ってるだろうけど)。
そりゃもう受け入れ先探すのは大変です。都会ほど難しいですね。関係者は倒れちゃう。
んでも、どんな仕事があるのか、自分が体験してみたいのはどんなものか、あれこれ調べ、依頼の電話かけては断られ続け、希望の受け入れ先に当たり、ぜんぜん納得できないところに回され、手厚くもてなされ、あるいは掃除ばっかりやらされ……。
なんやかんやひっくるめて、「いい経験できたなー」って終わってから言えると思いますよ。
そちらは準備時間短すぎ、と感じるけどね。教育関連施設(小学校とか)は子どもらにもおおむね好評だし、そこそこ受け入れる余地あるはずだから押してくださいませ。
coconutのブログにようこそ!です。
そ~なんですよね。<準備期間短すぎ
どうも、思いつきでやっているとしか思えない状態で、結局、現場の先生と保護者にしわ寄せが来ちゃうんですよね。
保護者といっても、P関連やっている一部の保護者に・・
もっと、考えた末の行動だったら、賛成するんですけどね。
少なくとも、現場の先生方の賛同くらいは、得てから始めて欲しかったです。
また、お時間のあるときにでも、遊びに来てください。
ありがとうございました。