函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

デジタル化と緊急事態法

2023年08月15日 21時33分45秒 | えいこう語る

マイナンバー・カードの導入に、日本政府は前のめりだ。より便利で快適な社会を目指すため、国民に対しデメリットよりメリットが大きいので推進するという。

 

河野太郎デジタル大臣の、国民の反対意見を歯牙にもかけない態度と頑固顔は「プルートー大臣」と呼んでもいいだろう。

 

プルートーとは「冥王星」のことだ。地獄の王という意味だ。長崎に落とされたプルトニウム原子爆弾は、このプルートーから名付けられたからだ。反抗する者は、殲滅させるという意気込みだ。

 

政府が強力に推し進めるマイナー・カード。国民は個人情報が一括管理され、人権が侵害される恐れがあるのではないかと疑う。

 

だが疑うだけで確信が持てない。さらに政府が強力に推進しようとする「緊急事態条項」だ。ナチスの「全権委任法」に近い内容だといわれても、危機感は沸いてこない。

 

コロナ禍のカナダでこんなことが起きた。国境を超える長距離トラック運転手のワクチンパスを、トルドー首相が禁止した。

 

毎日のように国境を超え物資を運ぶ彼らにとって、ワクチンパスがないと国境で止められ、仕事にならない。

 

そこでトラック運転手たちは、政府に抗議するため何千台ものトラックで首都を目指し、高速道路を塞いだという。

 

これを見たトルドー首相は,彼らに耳を傾けるどころか、強硬手段に出たという。【緊急事態法】を発令した。

 

次にトラック運転手と彼らを支援した国民の、銀行口座を凍結した。緊急事態法発令により、政府が勝手に口座を凍結できるということにショックを受けた人々が、国内外から銀行に殺到し、取り付け騒ぎが拡大し大混乱になった。

 

迷惑を受けた金融機関も猛抗議し、トルドー首相は「緊急事態法」を解除したという。つまり日本政府が目指す「緊急事態条項」とは、総理大臣に、すべての権限を付与する、ナチスの「全権委任法」と同様だということだ。

 

キシダ総理に「緊急事態条項」を行使させる権限を持たせれば、「敵基地攻撃」が総理独断で行うことができるということだ。

 

「憲法第9条」があるからそれはできないだろうという考えではない。「緊急事態条項」が成立されれば、それを行使できるということだ。

 

憲法は最高法規だというが、それを無視できるのが『緊急事態条項』だというのが、私の拙い解釈だ。カナダのトルドー首相が、それを実証したからだ。

 

この事件は、今読んでいる堤果歩著「ショック・ドクトリン」(幻冬舎)に記載されていた。こんな読書は、目が覚めてしまい、寝不足になる。さらにこの事件を、日本の報道機関は取り上げていないようだ。

 

堤の本は「デジタル・ファシズム」「株式会社アメリカの日本解体計画」「ショック・ドクトリン」を続けて読んだが、最近の寝不足の原因は、堤の本のせいに間違いない。

 

マイナーカードにより、国民の情報が管理され「緊急事態条項」の成立で、国民の自由と人権は奪われる。こんな流れができそうなのが、現在の我が国のようだ。

 

堤の本の中に、台湾のデジタル担当大臣オードリー・タンの言葉が載っていた。

【デジタル化で一番気をつけるべきことは?決して権力を集中させてはいけません】。

 

世界で軍隊を保有する国家は「軍隊」と「緊急事態条項」はセットだといわれている。このこともマスコミは、もっと丁寧に国民に説明してほしいものだ。

 

追伸=函館生まれの女優高峰秀子は、戦争体験をつづった本を上梓している。その中で【戦後と戦前は腐れ縁。戦前の次は戦後で、戦後の次は戦前なのだ」と。(北海道新聞15日のコラム卓上四季より)

函館市は1961年に「函館市安全都市宣言」、1984年に「核兵器廃絶平和都市宣言」を、高らかに宣言している。

私は2004年12月1日。函館市との市町村合併により、村民から市民となった。自分はこの合併は【無条件降伏】だと検証している。

だが、この二つの宣言を持つ市民になったことには、誇りに思っている。


コロナ・パンデミックの検証

2023年08月14日 06時16分09秒 | えいこう語る

78回目の終戦の日が間もなくやってくる。戦争の実体験を語れる人たちは、ほとんど亡くなっている。

私の父も参戦したが、戦場での話を父は語ったことはない。私は若いころから周囲の戦争体験者に、様々なことを聞いているが、考えてみれば戦場での悲惨な行為には、ほとんどが触れていない。

知人の女性から聞いた話だが、子供のころ生還した父親が、お酒を飲むと勇ましい戦場の話を聞かせたという。

ある時「お父さんは人を殺したことがあるの」と尋ねたことがあるという。その日から一切戦争の話をやめたという。大人になってから父親の深い悲しみを感じたという。

先日NHKTVで占領時代にGHQが、被爆者の写真を報道することを禁止した。しかし京都大学の学生たちが立ち上がり、写真展を開催した。

私も地元の山の中で「小さな森の平和祭」を企画したことがあり、被爆写真も展示した。だが戦後間もなくの展示は、相当なショックを与えたに違いない。

にもかかわらず、被爆国日本の広島選挙区のキシダ総理は、「憲法第9条」無視の「敵基地攻撃能力」を公言し、軍事費拡大方針を確実にする。

【核は抑止力】と言ってはばからない者は、今の政権内に多い。天皇を含めた真の戦争責任を追及してこなかったことへの、日本独特の‟風土病”ともいえる「曖昧」さに違いない。

さて米国のワクチンを、日本は無批判で受け入れた。ワクチンの効用を正確に把握せず、曖昧さゆえの周囲の同調圧力を感じる国民は、米国(GHQ?)の言いなりに、何回もの接種を行った。

しかも世界有数といわれる、製薬会社が存在する日本製を許可しない政策だ。まるでGHQの影が、いまだ日本全体を覆っているような状態だ。

米国産ワクチンについての、確かな情報がいまだ報道されていない。まさか「検閲」されているのではないだろうか。それとも我が国の政府が、米国に「忖度」しているのだろうか。

米国の世界戦略に詳しい、ジャーナリスト堤未果著の「ショック・ドクトリン」幻冬舎を読んでいる。

日本政府が購入したワクチンの合計だ。(2020年10月から2022年3月まで)。

米ファイザー社=3億9900万回

米モデルナ=2億1300万回

米ノババックス=1億500万回

英アストロぜネカ=1億2000万回

【金額は日本円で2兆4037億円】

元米国防長官、ドナルド・ラムズフェルドの冷徹そうな顔思い出してほしい。彼はインフルエンザに効くという「タミフル」の製造会社、ギリアド、サイエンシズの会長だった。

このタミフルは2014年に、120ヵ国2万4000人の医療専門家の国際研究チームが、タミフルは ‟解熱剤程度”の効果しかないと医療雑誌に発表したが、別に鳥・豚のインフルエンザに効く「奇跡の薬」として、大手メディアに取り上げられ売り上げを伸ばした。

この購入先のトップが何を隠そう日本だ。その量は本家米国を大きく引き離し、世界の使用量の8割を占めたという。

戦後学校給食で使用された「脱脂粉乳」。米国が児童の健康のために無償提供されたものだと、私たち世代は言い聞かされていた。

実は米国では家畜用の肥料で、米国が供与したというのは嘘で、日本政府が買わされていたという事実が後に判明した。

国民に正しい情報を知らせないままに、国家同士はとんでもない‟悪行”を行っているということではないか。

先の東京五輪では、不正不明な国家予算が使われている。電通ばかりが攻められるが、実は政府が悪党の親玉ではないかというのが、真実なのかもしれない。

組織委員長の‟モリキロウ”の責任は問われなくてもいいのか。彼がいまだにキシダ政権のバックで、権力を行使しているというのは、納得がいかない。早く棺桶の蓋に釘を打ってもらいたいものだ。

コロナワクチンも、数回も受けるというのは、実は解熱剤程度の効果しかないものではないかと、疑いたくもなる。ワクチンを接種して死亡した数さえ私たちは知らない。

「ショック・ドクトリン」とは、何か危機が迫ると過剰に宣伝し、恐怖を煽りながら、普段できない行動に陥らせるというものらしい。

コロナのパンデミックで、よく効きもしない米国産のワクチンを高値で購入させられたようだ。さらに国民が何の疑問を持たず、政府に同調するのが確認された。

コロナ関係者は‟原子力ムラ”同様のシステムのようだ。同じ穴のムジナで構成されているという。コロナの後は「マイナンバー・カード」の導入だ。

多少の反対はあるが、国民の多くはその利便性を掲げれば同調するに違いない。ワクチン投与でそれは確認済みだ。

というわけで、キシダ総理は今秋にも「憲法改正」を前進させるという。だが本丸の「9条改正」には少し早いと考えているだろう。

コロナのパンデミックが冷めないうちに、政府が憲法に書き込むのは【緊急事態条項】だ。緊急事態といえば、国民の多くが素直に受け止めるかもしれないが、これが最大の曲者だ。

【緊急事態条項】とは、総理に一任することだ。総理の判断が国会を優先するということだ。つまり、ナチスの『全権委任法』だと理解した方がよい条項だ。

その足慣らしに台湾を訪問した?‟アソウタロウ”の発言を思い出してほしい。「中国の脅威には【戦争をする】という強い気持ちが、最大の抑止力になる】といったことをだ。

彼はアベ政権時にも 「ナチスの全権委任法を見習ったらいい」と発言していた。いよいよ【憲法改正】が、政治の最重要課題になってきそうな気配だ。

戦後78年。政府に操られる国民であってほしくないものだ。国民には人類最強の武器がある。『民主主義』だ。権力は国民にあるということを、改めて確認する戦後78年だ。


田舎に住むと衰えるもの

2023年08月08日 15時52分07秒 | えいこう語る

大型のスーパー・マーケットなどというものは、私が住む地域から40キロ程も離れている。スーパーと呼べるものではないが、雑貨店の少し大きなものがあるところまでも、車で10分程かかる。

普段感じるのだが、田舎の店で接客態度の良い店員など期待はできない。自分が田舎に住んでいながら、そんな考えは店員に失礼だと思っているが、店側も接客マナーなどの向上には、関心を持っていないようだ。

自分が田舎に住んでいながら、田舎の人たちとの会話を、軽視しているきらいが、多少ながら私にはある。田舎ゆえに話題性が乏しいということなのかもしれない。

こんな思いは、人間として軽蔑に値するものだとは理解している。だがどこか常識外れの会話に接すると、田舎生活がうっとうしくなることがある。

この頃都会の喧騒から離れ、田舎に住む人が増えてきたが、私のようなそんな気持ちを感じていないかと心配にもなるからだ。

移住希望者はテレビ番組などで、田舎は素朴で、人情に厚いと思う方が多いようだが、過度な期待をしない方がいい。

移住する方は終の棲家と期待するが、田舎のしがらみなどは、どっぷり田舎に浸かっているいる私でも、時には疲労することもあるからだ。

なんだか奥歯にものが挟まったような言い方をしてしまったが、やはり田舎生活での日常の話題性の乏しさに、少しいら立つこともあるからだ。

ところが最近、車で10分ほどのミニスーパーのレジの女性の接客態度に、好感を持っている。

年頃は20代の後半と思う。小柄でチョッピリ太っちょだ。このような差別的な発言自体、私自身が相当田舎らしくなってしまっている。というより、田舎おやじそのものだ。

その彼女のレジには2度しか利用していないが、3度目はその彼女が目当でレジに向かった。彼女は初対面の時から言葉をかけてくれた。それが何となく心地よいのだ。

そこで3度目は私から声をかけた。「今夜も暑くるしく、眠れない夜になりそうだね」と。彼女は同調し「天気予報では数日後には32度ぐらいになるようですね。本当に嫌になっちゃいますね」というような単純な会話だ。

だが彼女の会話には、何か心に響く優しさがある。根っから人柄が良い性格なのだろう。だが、おじさんの私は、長い田舎暮らしで、会話に心が入ってなくなってしまっていた。

次に彼女は「暑いのはいいのですが、汗をかいたらちょっぴり痩せてくれればいいのに」とほほ笑んだ。以前の私なら!?、そんな心の優しい女性につまらない会話は多分しなかったはずだった。

だが私もただの田舎おやじと化していたのだ。「そんなことは絶対ないよ」と。そんな田舎おやじそのままの会話に、彼女は「そうですよね」と、自虐的なほほえみを見せた。

私はつまらないことを言ってしまったものだと後悔した。自分が地域の会話の内容の低さを笑っていながら、自分がその中にどっぷりつかっていたからだ。

次回の彼女とのレジでの会話は、このことを謝罪しようと思っている。だが直接謝罪しては違和感を持たれるかもしれないので、違う話題から、彼女の感じの良い接客態度をほめてあげようと思う。

彼女の良さをどんな言葉で称えるか、8月で後期高齢者に突入する、田舎おやじの最大の課題だ。


教育現場は混乱していないか

2023年08月05日 04時38分33秒 | えいこう語る

いじめ問題が一向に解決の兆しを見せない。いじめは「見逃し」にあるような気がする。いじめにあった生徒が話しているのは、学校側が聞いてくれないという。

ふと思うが、校長とキシダ総理は、似たような存在ではないかと。なぜなら「説明は丁寧」に見えるが、中身の解決には程遠いように思うからだ。

うわべだけ繕っているが、本質論は避ける。政治も学校も、本質論を追求すると混乱し、停滞するからではないかと思う。

私のような田舎おやじが考えることは知れているが、このような日本の体質は、やはり「天皇」という存在があるからではないかと考える。

日本人として「天皇」を否定するものではないが、天皇制について国民が論議をしない「してはならない」という感覚がある限り、日本人は“矛盾”と共に生きざるを得ないのではないかと思ったりもする。

こんな現状に、政治と教育現場に生成AIが急速に入り込り込み、混乱をきたしているように思う。AIは第4次産業革命だという。過去の産業革命は、確かに人類を進化させてきた。

だが文明の進歩は、人間性の喪失にもつながってきたのは、私たちは知っている。この辺で立ち止まって考えなければならない世に来ていることも充分に知っている。

だがコロナのパンデミック、さらにウクライナ戦争で、世界は混迷を深める。その解決方法を探すため世界各国はAI技術を導入しなければならないと考える。

この分野で、遅れているのは日本だといわれる。「遅れる」というのは「敗北」を意味する。そのように国家や国民も意識する。

だがAI革命は、AIが人間をコントロールする世界へと誘うような気がする。どうもこの辺に、AI参入への躊躇がある。

私などは戦後まもなく生まれたアナログ世代だが、デジタルの優等生の様なAIには悪いが、どうも馴染めないものがある。

理由はと言えば、うまい話に単純に乗れないタイプだからだ。「好事魔多し」という格言が背中に張り付いている世代だからだ。

正確な判断ではないが「AI」とは「愛」を思い出す。愛と言えば思い出す言葉がある。「心に愛がなければ、どんな言葉も相手には響かない」だ。。AIは心を持てるかという疑問もわく。

学校現場に戻すが、AIを積極的に理解し教育に役立てようとする先生と、慎重派がいるようだ。函館市内の学校でも夏休みの宿題にチャットGPTを活用した学校があるという。

ここは積極的に取り入れて、教育の振興に勤めるというものだが、違和感を持つ先生もいて、市教育委員会としては、足並みがそろっていないようだ。

「頭がいい子」「悪い子」という選別が「いじめ」を生む現象の一つでもある。そうであれば、多くの問題が積み重なっている教育現場でのAI導入は、さらなる混乱を招くのではないかと、デジタル世代の私などはいらぬ心配をする。

「ハーメルンの笛吹き男」という童話がある。町中の子供たちが笛の音につられ、どこかにいなくなってしまうという話だ。

だがこの話は、町の大人たちが笛吹き男を騙したので、子供たちを連れ去ったというものだ。これをチャットGPTで、作文させたらどうなるだろうか。

浦島太郎の物語をチャットGPTで作成したら、玉手箱を開けて、一気に老人になったという部分はなく、太郎が海の中でカニやタイ、さらにイセエビなどと仲良くなったと文章が出てきたという。

こうなると亀に乗った太郎は、麻生太郎か河野太郎に見えてくるのが私たち世代だ。世の中が軽々しくなるように思えてならない。

以上が今のところ、AIについての私の違和感だ。「前のめりな日本」。つまずきが心配な気がするこの頃だ。


維新は共産党が消滅してもいいというが

2023年08月03日 08時24分05秒 | えいこう語る

 

躍進を続ける維新の馬場伸幸代表の発言が、なかなか興味深い。まるで麻生太郎のようだ。

「共産党なんか、日本から消えてしまえ」と息巻いている。

 

安倍晋三の祖父が、旧統一教会と組んだ『勝共連合』を彷彿させるような発言だ。この発言で、旧統一教会と仲良しの自民党に、すり寄ろうとしているのだろうか。

 

むしろ旧統一教会こそ、この世から無くなってもいいような宗教団体だ。そこと同様の考えを持つ維新の代表馬場こそ、維新から消去すべき存在だ。

 

共産党も、旧統一教会の代表と馬場代表を同列と見なし糾弾すべきだ。さらに馬場代表は、自公政権を維持してきた公明党も、消えてなくなれと言っているようだ。

 

維新は「第2自民党」になると自負している。さらに立憲民主に変わり、次の衆院選挙では、野党第一党になると公言している。

 

それでは、次の衆院選挙では「立憲民主・共産・公明」は、共闘を組まなければならない。「自民・維新・国民」が共闘すれば、待望の2大政党ができるではないか。

 

私は過去の様々なしがらみを取っ払い「立憲と共産と公明」が手を組めば、戦争のない平和な国家ができると思う。

 

そして「自民と維新と国民」が手を組めば

、戦争ができる国になる。そうなれば国民は選択しやすいからだ。

 

この言葉を馬場代表にそっくり返したい。

【戦争できる国にしようとする政党は、日本からなくなったらいい政党だ】と。

 

こんな混迷の時代に、懐メロ歌手!?小沢一郎が、最後のマイクを握った。歌うは「♪昔の名前で出ています」。さらに一郎と言えば「♪昭和枯れすすき」も十八番だ。

 

そして、もう一人の懐メロ歌手も登場して来るかもしれない。超人気者?だった小泉の“純ちゃん”だ。歌うは「♪人生いろいろ色」。