函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

家計問題と日馬富士問題

2017年11月19日 12時57分44秒 | えいこう語る

▼家計問題と日馬富士問題、皆さん内容をよく知っていると思うので、省略したい。大局的な面でとらえれば、家計問題はアベ内閣全体で「曖昧」にさせようとしているようだし、日馬富士問題も白鵬を筆頭とするモンゴル人会が、日本大相撲協会の体質を熟知した上での、落としどころ探りで、結果「曖昧」にしようという流れのように見える。

▼「国会と国技」。我が国を支えている屋台骨の「国会」と、日本人の精神構造が凝縮させている国技(大相撲)の二つが乱れると、我が国は大きな過失を起こしやすい気がしてならない。その最大過失とは、再び戦争ができる国にしようという『憲法改正』への、序章のように思えるからだ。

▼清朝の末期、英国とアヘン戦争を戦った曾国藩は、世の中が乱れる前兆として、必ず次の三つのことが起きると警告している。
1・何事によらず、白黒がわからなくなる。
2・善良な人々が、ますます遠慮がちとなり、くだらぬ奴らが、いよいよでたらめをやる。
3・問題が深刻になると、あれも、もっとも、これも、無理からぬと、なんでも容認してしまい、どっちつかずの、痛からず、かゆからずというような、わけのわからぬことをしてしまう。

▼上記した内容は、夕べ布団の中で、今まで私がブログで触れなかった「電通の過労死問題」を探ってみようと読んだ、植田正也著「電通鬼十則」という中で見つけた文言だ。これは、今のアベ政権下の我が国に当てはまる内容だと感じたので、引用させていただいた。

▼国会での家計問題の質疑の時間割も、今までの国会運営なら「与党2対野党8」のところ「与党1対野党2」に押し切られてしまったようだ。ヤンキー先生と親しまれた、元文科副大臣の、太鼓持ちでも歯が浮くような与党盛り上げ発言には、テレビに向かって「ヤンキー・ゴー・ホーム?!」という、ヤジ飛ばした私がいた。

▼我が8区の立憲民主党逢坂氏も舌鋒鋭いが、まともな会話など通らない国会なので、相手を笑わせ、落とし穴に追い込む「落語作戦」をとってほしいものだ。

▼家計と日馬富士問題は、ますます、世の中が乱れに乱れる前兆だと思っている。「しかたがない日本の私」などと思い込んでしまえば、アベ総理の思う壺だ。オリンピック開催の2020年は、めでたく【憲法第九条放棄】という、アベ総理に金メダルを与えてしまいそうな気がするからだ。

▼ということで、最後はこの本のこんな文言を記して、ブログを早じまいしたい。

▼『小事は情を以て処し、大事は意を以て決す』。この決意が、今の我が国に必要な時ではないだろうかという文言だ。