函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

誰のための政治か

2017年07月09日 08時55分36秒 | えいこう語る

▼2017年7月1日の都議選の『秋葉原演説』は、アベ総理が退陣に追い込まれた演説として、我が国の政治史に記憶されるだろう。「アベ帰れ」の国民の声に「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と、立憲主義をはっきり否定してしまったからだ。

▼アベ総理のこの演説で、中学校で習ったある演説を思い出した。1863年、ペンシルバニア州の国立戦没者墓地の奉献式での、エイブラハム・リンカーンの『ゲティスバーグ演説』だ。「人民の 人民による 人民のための政治」。

▼この演説は日本国憲法前文にも引用されている。書き込んだのは、ダグラス・マッカーサーだ。『そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その権利は国民がこれを享受する』。

▼昨夜の私の夢だ。国会議事堂の前の埋め尽くす民衆の中の演台に、私は立っていた。「アベ政治は許さない・・・日本死ね・・・この、ハゲー」と叫び、聴衆の大きな拍手を浴びた。翌朝の新聞には『国壊演説』と報道されたところで、目が覚めたのだ。

▼我が国の多くの憲法学者が、アベ総理の憲法解釈は間違いだといっているが、それがはっきり証明されたのが『秋葉原演説』なのだ。