「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

”どんでんこいた” "北見の”カー娘”の活躍

2018-02-23 06:29:03 | 2012・1・1
平昌五輪の女子カーリング.チームの活躍が日本中のお茶の間の話題になっている。北海道の北見出身の5人娘が多少運も幸いして初めてベススト4に勝ち進み、メダル取りに挑戦する。40年前の1970年代の約10年間、札幌のテレビ局に勤務、出張で何度か北見に出かけたことがあり、懐かしく”カー娘の応援には一段と力が入る。

戦前、僕らは小学校の地理の授業で、北見は野付牛という名で教わり、世界の薄荷の7割が生産されていると教わった。後年、テレビ局時代だが、北見地方は明治の初期、坂本竜馬の甥に当たる直寛が仲間と一緒に土佐から屯田兵として入植したことを知った。北見市のカーリング発祥の地名の字名は土佐である。

その北見だが、首都札幌からは遠い。東京の系列局から中継車の依頼があっても簡単ではない。札幌から北見まで一日特急列車「オホーツク」が二往復しかなく片道3時間半もかかる距離なのだ。出張は1泊がかりだったが、僕は北見の宿屋の前で食べる焼肉屋の牛肉の”下がり”が美味しく、その味が今でも忘れられない。

”カー娘”たちの試合中に発する北海道方言が、知る人たちにとってはなんといえない。それに”カー娘”が試合の休憩中の”もぐもぐタイム”に食べた地元産の銘菓「赤いサイロ」が、テレビの画面に映り、一躍有名になったとか。菓子メーカーでは、ネットによる注文が殺到、生産が間に合わないとか。北見には「赤いサイロ」と別に薄荷を材料にした銘菓「どんでんこいた」もある。方言の意味は”びっくりした”ということだ。”カー娘”が金」メダルを獲ることになれば、それこそ”どんでんこいた”ことになる。ついでだが、北見には”ほっちゃれ”(鮭)という名の銘菓もある。

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2 コメント

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一躍 (chobimame)
2018-02-23 09:25:58
カーリングは、面白いですね。
カー娘たちのやり取りも面白いですね。
私もやってみたくなりました。
北海道が沸いているという感じで良かったです。
私も赤いサイロを見かけたら買ってみようと思います。
薄荷樹氷をお勧め (kakek)
2018-02-23 11:17:33
chobimame 様
北海道の土産というと「白い恋人」や「六花亭」有名ですが、僕は北見の甘納豆に薄荷をコートした「樹氷」が素朴で値段も安く好きです。
北海道には「山親父」(札幌甘いお煎餅 熊の意味)「よいとまけ」(苫小牧 港湾人夫)といった昔からの変な名前の菓子があります。函館五藤軒のケーキは最高です。

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