「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

緊急情勢宣言 期限延長は仕方がない

2020-04-30 06:17:51 | 2012・1・1

当然といえば当然だが、昨日「昭和の日」の祝日、通常は開会しない国会が開かれ、衆院本会議で”コロナ”にからむ緊急経済対策が令和2年補正予算案に組み込まれることが全会一致で可決され、今日の参院で可決成立する。文字通り戦争中の”月月火水木金だ。しかし、肝心の宣言そのものが5月6日の期限まであと1週間もないのに解除されるのか延期すのかはっきりしない。

新型コロナウィルスの感染者数は昨日新たに全国で233人を記録した。このうち東京は47人と4月に入って2度目の50人以下、同じ都民の一人として一安心だが手放しで喜んでよいのかどうか。同じ老人の一人として心配していた特別養護老人ホームしクラスタ―(患者集団)が発生、これまでに38人が感染入居者1人が死亡している。

安部総理は昨日の国会で”今の段階で緊急事態が終わったかどうか判断できない、いぜんとして厳しい状況が続いている”と答弁されていた。僕もその通りだと思う。2月末、一度は収束に向かい始めていた北海道が昨日も27人もの感染者をだしている。たしかに欧米のようなオーバーシュート(突発的集団発生)は抑止されているが1週間先の5月6日あとに“コロナ”が完全終息すると思えない。総理が慎重なことは理解できるが、今回の一連の対応策はどうも一歩遅れている感じがする


「昭和の日」昭和も遠くなりにけり

2020-04-29 06:53:38 | 2012・1・1

早朝3時過ぎ目が覚めNHKラジオの「深夜便」を耳にしたら懐かしの「旅の夜風」のメロデイがイヤホーンを通じて流れてきた。コロナ騒動ですっかり忘れていたが、女性アンカーのコメントで今日29日は「昭和の日」で、番組はそれにちなんで、昭和の名曲を今の歌手がカバーしているのだと知った。戦前から戦後にかけての名曲を今の人なりの解釈とフィリングで歌い楽しかったが、僕には霧島昇と松原操のデユオのほうが時代感があり好い。

大正から昭和にかけての俳人、中村草田男の一句に降る雪や明治も遠くなりにけり”というのがある。昭和6年雪の降る日、東京青山の卒業した母校を訪れた際よんだ一句だが、平成はすでに30年を経過している。昭和6年生まれ、半生の大半を昭和時代に過ごしてきた僕には令和の時代に入り、まさに”昭和は遠くなりにけり”なってきた。

歌手のイルカが昭和51年に作詞作曲自らも歌った歌に「昭和の子供」がる。昭和25年生まれの彼女とは世代が違い僕は歌ったことはないが、5 番目の歌詞に「僕は今でも昭和っ子 大波小波の人生だ  僕ら胸張って昭和の子 ご先祖様に護られて」。僕ら昭和1ケタ生まれは、このほかに戦争という大激甚の時代を体験している。

イルカ「昭和の子供」の3番目の歌詞も昭和の子供をよく表現している。「僕らしぶとい昭和の子 頑張ることが好きなんだ  僕らはらぺこ 昭和の子 うまいものには弱いんだ」平成30年, 令和の時代、‘昭和の子供のDNAは引き続かれているのだろうか。


医療ベッドをレンタルで コロナ騒動余波

2020-04-28 13:05:06 | 2012・1・1

厚労省の調査によると、全国の858の高齢者向け介護事業所が緊急事態宣言のあと通所介護や短期宿泊などのサービスを休止している。うち大半の843が宣言後の自主的な休業だそうだが、僕がお世話になっている、通園リハビリ施設もその一つだ。4月7日の宣言の日から3週間、僕は通園できず家に閉じ籠りである。その結果、1週間前頃から右側の背中から腰にかけて痛み出した。近所の病院で診断を受け、レントゲンを撮ったが、老人特有のものだという。

痛みに耐えかねてケア.マネージャーに相談したところ、使っているベッドに原因しているかもしれないという。今使用中のベッドは7年前、左膝人工関節置換手術をした後購入したものだが、ケチって安いものを買った。しかし、あまり問題はなかった。しかし、ここ1年寝がえりを打つと足腰が痛み出してきた。

人工関節手術の後要介護1の認定を受けたが、サービスは一切受けていなかったが、今年介護度が3に進んだ。歳相応というものだろう。緊急事態事態宣言中の5月4日に業者が届けてくれことになった。一律10万円頂戴すれば、数年間ゆっくりと安眠出来そうだ。


心配な老人施設のクラスター(感染者集団)

2020-04-27 08:11:42 | 2012・1・1

東京都の新型コロナウィルス感染者数は26日、1日当たりでは、72人と13日以来100人台を続けてきたがやっと。これをを割り込んだ。17日には,201人記録してoおり、これからみれば三分の一の減り方。東京都の関係者は26日は検体数が少なかったのを一因としているが、心配されているオーバーシュート(爆発的発生)が抑止されているのは事実でほっとしている。

馬齢を重ねると、物事、近視眼的になり、自分の身近な問題に目が行きがちだが、コロナニュースの氾濫の中で僕は伊勢崎市(群馬県)で発生した有料老人ホームのコロナウィルスによるクラスターが一番ショックである。すでに施設の入居者、職員など61人が感染し80歳から90歳までの老人11人が死亡している。高齢者介護施設の全国的な記録は見当たらないが、千葉市の老人施設でも入居者3人が感染した後も施設で療養を続け死亡したという。

医療と介護とは違うが、27日付の産経新聞(首都圏版総合面)に「院内感染 54施設 783人」という見出しで日本看護協会の調査結果が載っていた。これと「不要不急」「三密」「stay hime 」とどう関係がか知らないが、基礎疾患で毎月病院通いしている老人には心配だ。それ以上に心配なのは介護施設である。老人施設といっても公認の特別養護老人ホームから老人だけが住むアパートまである。クラスターになる危険性は素人がみてもある。

 

 


「STAY HOME」週間 フレイル老人の声

2020-04-26 07:12:23 | 2012・1・1

小池百合子都知事の唱える「STAY HONE」ゴールデンウィークが始まった。要介護3、89歳の閉じこもり老人は特に問題ではないが、現役世代にとってははまさに「黄金」を奪われた形、同情する。その老人も緊急事態宣言後、利用していた介護リハビリ施設が休園となり、余波を受けてか心配していた「フレイル」状態になってきた。「フレイル」とは老人医学会の専門用語で心身共に介護が必要な状態をいう。

1週間ほど前、朝起きようとしたら背中に激痛が走り立ち上がれない。昨年11月にも同じ症状になり、近くの医者でレントゲンを撮り診てもらったところ老人特有のものであるという診断。事実、湿布薬を貰って患部に貼ったら痛みが治まった。今回も同じクリニックでレントゲンを撮ったが問題はないという。しかし、今回は違う。痛みが1か所から別のところに転移し、さらには7年前、人工置換した膝まで痛みだしてきた。

緊急事態宣言下、高齢者にとって病院など医療機関や介護施設で新しく治療を受けtたりすぐに介護を受けるのが難しいようである。僕のようなリハビリ治療なら「不急」だが、デエーサービスなど毎日の介護が必要な認知症の高齢者は本人はもとより介護者にとっては一大事である。あまり大きな声になっていないフレイル老人の声もくみ上げてほしい。


パチンコ議員連盟が休業勧告をしては

2020-04-25 10:45:39 | 2012・1・1

緊急事態宣言の中、コロナウィルス感染拡大防止策として吉村洋文大阪府知事は府内の大阪市、堺市、枚方市の6パチンコ店に対して、府からの要請にもかかわらず開店を続けているので、特措置法24条によって店の名前を公表した。一方、東京都の小池百合子知事も都内の41店舗に対して一段軽い措置だが、35条で公表すると電話連絡をした。

旧民主党内閣時代だっただろうか。”政治とカネ”の国会質疑の中で”パチンコ議員連盟”の名前を聞いた記憶があったので今回の騒ぎで、どんな組織か調べてみたらーン超党派議員の組織として、パチンコ店の全国組織「パチンコ.チェーン.ストア協会」(PCSA)というのがあり、その特別会員の中に政治分野アドバイザーとして与野党衆参議員(自民22、日本維新7、国民7、立憲4)の40人が名前を連ねているが不肖にして何をしているのかしらない。

緊態宣言慰は国をあげてのコロナウィルスとの戦いである。密閉、密集、密接の三密の”棲家”みたいなパチンコ店である。国が国民の生命を守るためお願いしているのである。それを無視してことだ。”政治アドバイザー”として、すぐにも休業勧告されてはどうか。コロナウィルスで影が薄くなっているがIR(統合型リゾート)汚職につぃて国民は忘れていない。PCSAのアドバイザーは、その多くがIR議運の周辺にいる。

 

 

 


非常時はGWもスーパーもなかった

2020-04-24 07:44:22 | 2012・1・1

東京都のコロナ.ウィルスの感染は病院など医療施設を中心に衰えを見せず、23日も132人の感染者を出した。この状施の中で小池百合子知事は昨日の記者会見でGW(ゴールデンウィーク)をっ前にして”stay home"と得意の横文字で呼びかけ、スーパーでの買い物は”三密”を避けて週に1回にしようと提案した。

4月末から5月初めて連休の大型連休がGHと呼ばれようになったのは、昭和23年の戦後の祝日改正法が施行された頃からか。それまでは、この時季の休日は4月29日の天長節(昭和天皇誕生日)だけだった。それが22年5月4日にに新憲法が制定されたのを記念して祝日となった。さらに土曜休日が社会で一般化したりして大型連休となり、このシーズンに故郷へ帰郷する人が増え、この季節に人の動き動きが激しくなる社会の慣習になってきた。

ふと思い出して戦争末期、75年前の昭和20年の”GW"は何をしていたのか、亡父の日記を見てみたら、29日(日)日記には”苛烈な戦局の天長節、日に3回も警戒警報有り、佳き日なれど都人士いずれも緊張の裡にすごす”とある。5月2日(水)は前年21歳の若さで早逝した姉の1周忌だったが、家族だけでお経をあげただけ。夕刻、米の配給所に代替えの馬鈴薯をとりに出かけている。

戦争という非常時(緊急事態)であった。店は配給制ですべて開店休業、むろんスーパーなどなかった。毎日の野菜は家庭菜園のものか、亡母が週に1回、買い出しに出かけて求めてきた。この非常時を生き抜いてきた僕らの世代は1か月たらずの”stay home"とか、3日に1度の買い物などなんということはない。未曽有の国難である。1か月たらず、自分の生命を守るためだ。お互いに協力し合おうではないか。


緊急事態宣言 違反者は「要請」ではなく取り締まれ

2020-04-23 07:01:06 | 2012・1・1

”あいた口がふさがらぬ”とはこのことだ。福岡県久留米市のナイトクラブで経営者、従業員ら10人がコロナウィルスそのときのに感染した。クラブに出演中の外国人ダンサーが発源元らしい。福岡県は緊急事態宣言先行対象6都府県の一つだが、宣言が出た後も県からの|要請」を完全無視して営業を続けていた。

国をあげてコロナウィルス感染拡大防止に取り組んでおり、政府から細かいガイドラインまで明示されているが、一部には”仏作って”の感がないでもない。僕からみれば”、密閉、密集、密接の三密の権化みたいなパチンコ屋がその例だ。たまりかねたのか、昨日、小池百合子都知事が西村康稔経済再生大臣と会いパチンコ業界に対して「要請」ではなく、休業指示を通告するようだ。庶民の娯楽だが、コロナウィルス戦に勝ち抜くためには仕方がない。

戦前の時代では伝染病の取り締まりは警察権を持つ内務省の管轄下であった。大正14年、亡父は伝染病のチフスに罹り、東京白金の伝染病院に強制入院させられた。その時のことを日記に残しているが、サーベルを持った巡査に家にはい入り込まれ犯罪人同様の扱いであった。今は人権尊重の世の中こんなことはありえないが、こと人命に関することだ。お願いしてまでして聞いてもらえないのなら、取締り締りもやむをえない。


年寄りの姿が消えた地域の病院

2020-04-22 06:55:17 | 2012・1・1

昨日の朝起きようとしたら腰から背中にかけて激痛が走り立ち上がれない。トイレにも行けない状態だ。昨年11月にも同じ症状になったことがあり、娘婿の車で病院に運びこまれたことがある。老妻の助けでその場はなんとかなったが、瞬間的に心配になったのは、コロナウィルスの感染拡大で果たして病院で診てもらえるかどうかであった。診察が無理なら湿布薬でも貰いたいと事前に電話をしたらやはり通院してくれとのことだ。

今回も娘婿と老妻の手を借りてやっと通院できたが、驚いたのは病院内ががらすきだったことだ。普段は駅前のバス停に近かい総合病院なので院内は診察患者、それもお年寄りで一杯なのに閑古鳥が鳴く状態なのだ。おそらく、病院側がウィルス拡大防止に協力しているのだろう。かくいう僕も3月の定期診察(内科)の際、主治医から5月連休明けまで薬を頂戴している。

僕が住む東京の目黒区でも累計患者数が100人を超えた。23区のうち7番目に多い区だが、区内には国立東京医療センターなど大病院が多く、医療施設には恵まれている。しかし、コロナウィルスがオーバーシュート(大量集団発生)した場合対応できるのだろうか。すでにコロナウィルズ患者の収容先との関連で救急車で盥まわしされているケースが増えていたという。背中の痛み程度でよかったが、医療崩壊が起きたら、ま先の犠牲者は年寄りであろう。しかし、お年寄りの”談話室”と悪口言われてきた病院の待合室現象が一時的にも解消出来たのは一考に値するかもしれない。


安倍内閣の全面打開策は

2020-04-21 08:16:12 | 2012・1・1

国民一人当たり2枚が配布される「アベノマスク」がまだ東京のわが家には届かない。先週、僕はお世話になっている介護施設を通じて1枚先行して頂戴して実物を見ているが、世評の通り小さく、髪の毛が混入してあったなどいう酷評まである。300億円もの国費を投じて鳴り物入りにしては効果がない。その悪評の一つは配布に時間がかかりすぎているからだ。

昨日の閣議で国民一人当たり10万円の現金を交付する補正予算案が閣議決定した。すでに一度閣議決定していた30万円給付案を取り下げての異例の決定である。その理由の一つは”一日も早く現金を国民に届けるか全力を尽くす”(安倍晋三総理)。

緊急態勢宣言はまだ始まって10日足らず、効果を云々するの早いが、確かに東京、大阪など大都市の主要駅の人出は7割、8割方減少してきているが、感染者数は昨日も一日で全国で334人増え、死者の数が25人と最多を記録している。5月6日までの緊急事態宣言までどう情勢が推移するかだが、今は政府の対応に全力協力する以外にはない。

問題は事態が急変して最悪のオーバーシュート(大量集団発生)にでもなったときだ。2007年9月、第一次改造内閣時、時の安倍晋三総理は組閣して1か月で「局面打開」の一語の下で辞任した前例がある。そのよう行き詰まりの局面にならないよう政府与党は無論のこと野党も国難に当たるべきだと思うのだが。