「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

日本のメディアでは判らない「イスラム国」報道

2015-01-31 06:43:37 | Weblog
「イスラム国」が後藤健二さん釈放の期限としてた1月29日日没(現地時間)から1日以上経過したが、「イスラム国」側が後藤さん釈放の条件としていた仲間の女死刑囚の釈放引き渡しをヨルダン側が拒否したため実現せず、一方、引き渡しがなければ殺害すると脅迫していた「イスラム国」に捕虜となっているパイロットの生死も依然確認されていない。

事態はすべて「イスラム国」側の次のメッセージにかかっている感じだが、今一つ、日本のマスメディアの現地からの報道だけ見ている限り事態がいっそう判りにくい。現地からのテレビ画面は、日本の対策本部がある大使館前からの記者のレポートが多く現地のj情勢が伝わってこない。例えば、何故、ヨルダン政府が、パイロットの無事釈放を願って国内で盛り上がっているデモにもかかわらず、女死刑囚の引き渡しを拒んでいるのか解らない。

たまたまわが家では、テレビのBS放送契約をしているので、現地のカタールのTVアルジャジーラや英国のBBC放送を視聴できる。このおかげで日本のメディアで伝えないこともわかる。後藤さんの釈放場所とされていたトルコ国境からの「日没」の画面は、イスラム教徒が何故「日没」にこだわるのか、日没の祈り「マグレブ」の、アザ-ン(祈りの呼びかけ)の音声を伝えていたのが象徴的だった。

先日、「イスラム国」最後の後藤さんを使ったネットのメッセージで、画像が後藤さんの音声だけだったのは何故なのか。先日の国会中継の中で女性閣僚が黒のス―ツ姿がやたらに僕には目がついた。すでに最悪の事態が来ているのを政府は知っているのではないかとさえ思った。すべて、ボールは「イスラム国」にある感じだが、最後の最後まで諦めず、関係者の無事生還を祈ろう。
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”降る雪や昭和は遠くなりにけり”

2015-01-30 06:40:51 | Weblog
「イスラム国」に拘束中の後藤健二さんがどうなったか心配で朝早く新聞を取りに行ったら、雪が舞っている。昨年2月の大雪にはならない予想だが、首都圏では1月の降雪は珍しい。ネット情報によれば戦後昭和21年から63年までで13回しかない。

降る雪や明治は遠くなりにけりーは俳人、中村草田男(明治34年-昭和58年)が、昭和6年の雪の日、母校の東京青山の青南小学校を久しぶりに訪れた際詠んだ句である。今、思うと明治の御代からまだ20年しかたっていなかったが、草田男は、降る雪から子供時代を想い出し句にしたのであろう。またそれだけ東京の変化は激しかったのかもしれない。

草田男にならって僕も、降り始めた雪に”昭和も遠くなりにけり”を感じた。70年前の昭和20年の冬は雪が多かった。気象庁の記録はないが、亡父の残した日記によれば、2月には2日、7日、22日、28日と4回、3月6日にも降雪があり、それも大雪だった。僕の記憶の中にも、勤労動員先の多摩川近くの六郷まで蒲田駅から2キロの雪道を行進したこと、またB-29の空襲警報下、消火活動の妨げになると、隣組総出で道路に積もった雪かきした思い出がある。

草田男の詠んだ明治の句には、詩情があり、暖かさがあるが、昭和の雪にはない。戒厳令下の2.26事件(昭和11年2月26日)の日の大雪といい、戦争のきな臭さが、付きまとっている。平成になってから、すでに27年、確かに昭和も遠くなってきたが、昭和の雪にはよい想い出はない。
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アラブ人は友人か 過大な期待は禁物

2015-01-29 07:00:39 | Weblog
作家の曾野綾子さんが産経新聞のコラム「透明な歳月の光」(首都圏版1月28日)の中で”愛すべき範囲は同部族、同宗教”だと、先日安倍総理がカイロで発言した”イスラム国と戦う周辺国への20億ドルの難民援助”について、アラブの人たちには、感謝の対象にならないと、暗に安倍総理を批判している。僕も半世紀以上の中東、アラブウォッーチャアの一人として同感である。

「イスラム国」に拘束されている後藤健二さんが、ネットの音声だけでヨルダン政府が拘禁中の「イスラム国}の仲間の一人の女性死刑囚を29日日没までに連行してこなければ、「イスラム国」で捕虜になっているヨルダン人パイロットの生命はないと警告してきた。後藤さんの画像がないのは何故なのだろうか。いずれにせよ、解決への”賽”(サイ)は、ヨルダン政府に預けられた形である。現地からの情報では、首都アンマンでは、女性囚の釈放との引き替えには、「イスラム国」に捕虜になっている自国のパイロットを優先すべきだ、とデモまで起きているが。

事態は進行中であるが、日本のマスコミは、さかんに中東一の親日国ヨルダンの決断に期待を寄せている。アブドラ国王が9回も訪日しているとか、アン王女が広島のアジア大会に馬術選手として出場しているとか、フセイン前国王が昭和天皇崩御の「大葬の礼」に参列されたとかーいずれも事実である。しかし、ヨルダンにとってみれば、一異教徒の日本人よりは、自国の愛国者パイロットの釈放を要求するのは当然である。

それにヨルダン国民にとって、安倍総理が20億ドル支援するといっても、曾野綾子さんが書かれているように有難味を感じてはいない。国民の大半がパレスチナ難民であり、シリアからの避難民である。大げさに言えば、国連と欧米それにアラブの湾岸富裕国の援助で国の財政をまかなわれている。米ソの冷戦時代、この国は、国の存続からソ連圏に入っていたこともあった。アラブの”友人”に過大の期待は禁物である。
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認知症の国家戦略本当に大丈夫なのか

2015-01-28 05:30:23 | Weblog
団塊世代が75歳以上になる2025年になると、日本人の65歳以上の5人に1人、700万人が認知症になるとう。その時代まで生きているかどうかわからないが、年寄りにはショッキングなニュースだ。これを受けて、その対策というべき”国家戦略”が、昨日正式に政府決定された。すでに2013年度から5年計画で一部実施中の「オレンジ計画」の焼き直しみたいだ。その狙いは従来、主に認知症患者の受け皿であった病院や施設から、これを改め、患者が住み慣れた社会全体でサポートしようというものである。

計画案そのものは好い。しかし、厚労省は社会の実態をきちんと把握しているのだろうか。例えば、ここ数年高齢化が加速しているが、その反面皮肉なことに老人会が衰退している。全国老人会連合会の調査によると、ピーク時650万人もいた会員が2013年には240万人と激減している。僕の住む老人会もそのご多聞にもれず、かっては人気であった旅行会も参加者が少なく実施に困っている。原因は、団塊世代が65歳の老人会年齢になっても入会しないものが多いからだ。ライフスタイルの変化で、個人の趣味が優先し団体行動が得意でないようだ。

年会費1500円を払って、僕も老人会に加入し、誕生日会や旅行に参加しているが会員には認知症はいない。趣味を通じて色々な集まりがあり、家に閉じこもりにならないのが好いのだろう。昨日、地域の学童クラブとの集まりに参加してきた老妻がいうには90歳代の先輩たちが元気に3人も参加していたという。認知症も治療よりも予防に重点を置くべきである。「オレンジ計画」によると、患者支援のため350万人から700万人のサポーターを募集するという。こんな”絵に描いた餅”みたいな案よりは、老人会の衰退をどうしたら食い止められるか案を練ったほうがよい。、
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「安倍談話」を発表前から問題にする岡田代表のおバカさんぶり

2015-01-27 06:29:31 | Weblog
NHKのテレビ番組「日曜討論」”党首に問う”の中で岡田克也民主党相表が、いわゆる「戦後70年安倍談話」について、総理の言葉尻をとらえ総理の発言は戦後70年の歩みを否定するもので許せない。国会審議で徹底的に追及すると、息巻いていた。岡田代表は先日、党大会で選ばれたばかり、少しは民主党も”大人”になったかと、期待していたが相変わらずである。

僕もこのテレビ番組を見たが、安倍総理ははっきりと”歴代首相の談話を全体として継承する”と述べている。問題ないと思うのだが、岡田代表に言わせると、安倍総理は過去の首相談話に明記されている「植民地支配と侵略」「痛切な反省と心からなるお詫び」の文言を使うかどうか曖昧だというのである。これに対して安倍総理は”今までのスタイルを下敷きにして(談話を)書くとなると、過去の談話の言葉が入ったとか、逆に新しい言葉が入ったとか細々とした議論になってしまう”と述べている。その通りである。

第一、過去の談話をそのまま踏襲するのなら、新しく70年談話を発表する意味がない。安倍総理は、わざわざ”歴代総理の談話を継承する”といっているのだから、それでいいのではないか。岡田代表は国会審議で徹底追及すると、鬼の首でも取ったかのよな構えだが、難問山積している国会でこんな問題で時間を消費されるのはうんざりだ。早くも中国外交部のスポークスマンが、岡田発言を弁護するような意味の解らないチャチを入れてきている。最新の産経新聞とFNNの合同世論調査によると、岡田代表に期待せずは、56・8パーセント。半分以上が期待していない。”むべなるかな”である。
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理解しにくいアラブ人の屈折した心情

2015-01-26 06:28:22 | Weblog
日本人にとってアラブ人ほど理解しにくい人たちはいない。僕は日本人では数少ない知アラブ派を自認している。それでも今回の「イスラム国」の蛮行に接し、改めて首をかしげる事ばかりだ。しかし、小さな自分の体験から、必ず解決の道はあると信じている。それは日本人が本来持つ、心の暖かさと誠意で、辛抱強く交渉することだ。

自分の事で恐縮だが、半世紀前の1962年、僕は新聞社の移動特派員として、エジプト、シリア、レバノン、クウエート、カタール、バ―レーン、休戦海岸(UAE),イエメンを歴訪している。また新聞社を退社後も1982年から98年まで、JICA(国際協力機構)の研修コーディネ―ターとして、エジプト、シリア、パレスチナ(ヨルダン.レバノン国籍)スーダンなどアラブ諸国から来日した延べ百人近い研修員の面倒を見ている。

正直言って、アラブの研修員ほどコーディネ―タ―泣かせはない。「イスラム国」がいう8800キロの距離からではない。過去に歴史的な接点がないことからくる相互理解の無さが原因ではないだろうか。例えば一例をあげれば、1990年、僕は北海道の岩見沢のウィクリーマンションで寝食をともにしながらパレスチナ難民救済機構の研修員(ヨルダン国籍二人、レバノン国籍一人)の面倒をみたが、日本人からみれば勝手放題な言動で、研修先を怒らせていた。第一の原因はJICAの研修計画が彼らの希望に沿っていなかったことだが、日常生活でも「ハラール」食材が入手でき無かったり、あまりにも研修環境が日本的であることからくる彼らのイライラであった。

アラブ人の研修を通じて僕なりに感じたことは、彼らは誇り高い人たちでありながら、一方では心のどこかに屈折したところがある。それはオスマントルコ以来他民族に支配されてきたためなのだろうか。僕は、アラブ人と接するときは、彼らの屈折した心情を理解し、日本人として誠心誠意つきあうことにしている。”十字軍”の片棒を担いでいると思わせる言動では、解決の道は遠い。”至誠天に通ず”を信じたい。
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「イスラム国」に振り回される安倍中東政策失敗のツケ

2015-01-25 05:52:22 | Weblog
「イスラム国」が日本人人質の一人、後藤健二さんのビデオ映像を通じて、もう一人の人質、湯川遥菜さんがすでに処刑された旨示唆し、後藤さんの釈放の釈放の条件にヨルダンに拘束中の自分たちの仲間である女性死刑囚の釈放を上げてきた。日本政府にとっては最悪のシナリオである。安倍総理は深夜の国家安全保障会議の後、政府があらゆる外交ルート、手段を通じて後藤さんの釈放に取り組んでいると語った。在外邦人の安全保護は、国の法律で決まっている。是非実現して欲しい。

今回の事件は安倍内閣の中東政策の失敗である。僕のような市井の徒でさえ、安倍総理の出発の前に、あまり同地の問題にはコミットするなと小ブログで忠告していた。昨日テレビ(TBS)の報道番組をみていたら、中東問題の権威で東大名誉教授の板垣雄三氏が、僕と同じ趣旨のことをいっていた。安倍総理の中東歴訪は日程上、この時期で仕方がなかったかもしれないが、訪問国の選定が間違っていた。さらに、安倍総理のイスラエル訪問時のネタ二エフ首相との、あの親しげなテレビ画像をみれば「イスラム国」ならずとも、日本が欧米と同じような外交スタンスの国に変容したと思うに違いない。

「イスラム国」の問題を含めてアラブ諸国の政治混乱の根源はパレスチナ問題である。戦後の第一次中東戦争(1948年―49年)以降、パレスチナからヨルダン、レバノンなど隣国に逃れた避難民は400万人に上っており「イスラム国」の中にもこの難民がいるに違いない。こんなことは中東問題に関心があるものにとっては常識である。板垣教授もテレビで語っていたが、安倍総理の中東訪問時、すでに「イスラム国」に二人が拘禁されていたことは、外務省も把握していた。安倍総理の発言次第で、今回のような事件が起きることは予想されていたことだ。

同胞の人道優先の立場を貫くべきである。世界からなんと言われても「イスラム国」の提案をきちんと精査したうえで受け入れるべきである。結果的には「イスラム国」に振りまわされてしまうが、わが国の中東政策の今後を考える上でもそれのほうがよい。ヨルダンのアブドラ国王の説得に当たるべきである。高い”月謝”を払うことになるが、やはり日本は独自の中東政策を保持すべきであった。

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大横綱白鳳 前人未到の大記録と力士の怪我

2015-01-24 06:30:55 | Weblog
千秋楽を待たず昨日13日目で横綱白鵬が物言い後の熱戦後、大関稀勢の里を破り33回目の優勝を決めた。あの昭和の大横綱大鵬の32回の記録を越えた前人未踏の大記録である。改めて驚いたことは、白鵬は2007年名古屋場所で横綱に昇進以来、7年45場所、総て10勝以上の2ケタの勝利で、一回も土俵を休んでいないことだ。大変な体力と精神力の持ち主だ。

相撲は体と体のぶつかり合いで激しい競技だ。どうしても怪我はつきもの、このために有望力士が土俵を去ったり、下位に落ちているのは残念だ。白鵬の大記録とは裏腹に、土俵上のマナーの良さと独特の守勢の相撲で人気があった元小結豊真将が膝の故障で全休し幕下に落ちていたが、回復が思わしくなく今場所限りで引退した。豊真将は横綱白鵬には15戦して一度も勝てなかったが、大相撲人気の蔭の立役者であった。

毎場所思うことだが、怪我で幕下以下に落ちていた力士が復帰を目指し健闘していることだ。今場所も三段目優勝した竜電は元十両力士、7場所連休して番付け外に落ちていた飛翔富士も十両力士だったが、前相撲で3勝して来場所は序の口に復帰するという。三役経験者の妙義龍も栃ノ心も怪我がもとで三段目や幕下に落ちたが、見事に復帰し幕内で活躍している。両力士の再起を望む。

それにしても白鵬は、すでに横綱在位45場所というのに休みがないのは驚異的だ。大鵬は58場所だったが、131日も休んでいる。如何に白鵬が精進しているかが解かる。まだ29歳の若さである。どこまで記録が伸びるか楽しみである。
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慰安婦で”自縄自縛”の韓国

2015-01-23 06:34:06 | Weblog
韓国伝統の濁り酒「マッコリ」の対日輸出が、この3年間で81パーセントとも激減しているという。韓流ブームの2011年には4841万ドルもあったのが2013年には914万ドルに急落、さらに落ち続けているという。僕が初めて”アルコール”を口にしたのは、戦後の昭和23年、まだお酒が統制令下で一般に飲めなかった時代、アルバイト先の宴会であった。会社が近くの”朝鮮人集落”からヤミの「マッコリ」を手に入れてきて僕らに振るまったてくれたが、物のなかった頃か、その味の美味しかったこと。数年前、その懐かしさから一本飲んでみたが、そんなに美味さを感じなかった。

日本の観光局の発表によると、昨年度わが国へ訪れた外国人の数は1341万人と過去最高である。尖閣を巡って関係が冷え混んでいる中国からなんと240万人(第三位)と、前年度比83.3パーセントの伸び、”従軍慰安婦”問題で大統領が反日の旗を振り続けている韓国でも12パーセント、243万人も来日している。(第一位は台湾の283万人)

これに反して、お隣の韓国では”韓流ブーム”が去り、このところの円安、オゥン高もあって日本人の観光客が激減、ブーム時年間351万人あった日本人観光客が2013年度には247万人に減り、恐らく昨年度は240万人を割りそうだとのこと。今年は日韓条約50年で、日本客の増加を期待していた観光関係者は危機感を抱いているそうだ。

この現象は、東京の〝コーリア.タウン”と呼ばれる新大久保にも出てきた。先日テレビの番組をみたら、かっては”コーリア,タウン”の象徴とも言われ、就任前、朴槿恵大統領も訪れたことがある、高級焼肉レストラン「大使館」が昨年夏、閉店したままになっている。街全体も”コーリア.タウン”の活気がなくなってきたという。テレビのリポーターは”ヘイト.スピーチ”が原因しているといっていたが、ただそれだけだろうか。

読売新聞の連載企画「近隣外交の行方戦後70年」の四回目の記事hの見出しには「慰安婦 自縄自縛の韓国」(1月23日付首都圏版4面)とあった。まさに正鵠を射てるように僕には思える。

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「イスラム国」の脅迫とアラブ人のプライド

2015-01-22 06:51:35 | Weblog
「アラブ人は誇り高い人たちである。自らを尊び、他人から尊重してもらうことを非常に重視する。もし他人が満足することによって自分の威信が傷つけられるようなら、自分の楽しさはなくなるだろう。アラブ人は簡単に外部に助けをもとめない」(「アラブ人の気質と性格」サニア.ハマディ著笠原佳雄訳サイマル出版)ー「イスラム国」(IS)の日本人二人への殺害警告文を読んで、アラブ人の気質の一端が理解できた気がする。安倍総理が”援助は非軍事的なもので、難民援助だ”と繰り返しいっているが、ISにとっては、日本が満足するだけで、自分たちの威信の低下にすぎないのだ。

産経新聞のコラム「透明な歳月の光」(首都圏版1月21日)に作家の曾野綾子さんが次のように書いていた。「今回のアラブ諸国で、各国に多額の経済援助を約束した。破壊されたインフラの復興や、流入する難民を受け入れた国を助けるのは大切だ。しかし、しばしばそういうお金は、相手側からは人道支援とはおもわれない。金を出すという行為は、内心やましいと思う心情の現われだから、感謝をするどころか、もっと取ってやればいい、という解釈はけっして珍しくない」

今はISが72時間とする期限に向けて人質の無事解放に向けて、折衝を続ける以外にはないが、新聞報道によれば、折衝パイプ、拠点も少ないという。安倍総理の今回の中東歴訪は外交日程は、結果的には最悪の時期になってしまったが、事前の訪問国の選定、現地情報の把握など、問題があった事は否めない。

上記「アラブ人の気質と性格」によると、アラブ人ほど、その宗教、宗教、伝統、生活方式に誇りを持つ人たちはいないという。日本人とは価値観が違う。人質解放に当たっては、くれぐれもこれを理解していただきたい。
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