ブルームバーグ より
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M1X3Y06S972901.html
NY外為:ドル上昇、FOMC議事録が追加緩和を示唆せず
4月3日(ブルームバーグ):ニューヨーク外国為替市場ではドルが対ユーロで上げに転じた。
米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録で金融当局が追加緩和の必要はないとみていることが明らかになり、ドル買いが入った。
米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録で金融当局が追加緩和の必要はないとみていることが明らかになり、ドル買いが入った。
議事録によると、景気拡大の勢いが衰えたりインフレ率が目標の2%を下回る状況が続かない限り、当局は追加緩和に踏み切らない構えだ。
これを背景に、ドルは円など大半の主要通貨に対しても上昇した。
ブラジル・レアルも高い。
同国のルセフ大統領は世界的な景気減速から国内経済を保護するため、一連の減税策を打ち出した。
BNPパリバのシニア為替ストラテジスト、レイ・アトリル氏(ニューヨーク在勤)は
「市場は慌しく織り込んだ追加緩和期待の解消に動いており、それがドルの上昇につながっている」
と指摘。
「追加の量的緩和が強く示唆されると期待していた参加者は、かなり失望しているに違いない」
と述べた。
ニューヨーク時間午後2時16分現在、ドルはユーロに対して前日比0.5%高の1ユーロ=1.3256ドル。
一時は1.3368ドルまで下げる場面もあった。
ドルは対円で0.9%高の1ドル=82円80銭。
ユーロは円に対し、0.3%高の1ユーロ=109円59銭。
原題:Dollar Rallies After Fed Minutes Dim Prospects for MoreStimulus(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:東京 Allison Bennett abennett23@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Dave Liedtka dliedtka@bloomberg.net
更新日時: 2012/04/04 04:21 JST