参政党が26日、国会内で会見し、党のシンボルである〝ゴレンジャー〟の一角を担った赤尾由美氏(57)のボードメンバーからの退任を発表した。

 統一地方選で100人の地方議員が当選したタイミングで、党側は体制を見直しに着手。これまで松田学代表、神谷宗幣副代表兼事務局長、川裕一郎石川県議、赤尾氏、田中義人元倶知安町議の5人がボードメンバーを務めていたが、26日付で赤尾氏と田中氏の2人の退任が発表された。

 神谷氏は「赤尾由美さんは紅一点で頑張ってもらったが、県会議員が何人か誕生したので、その席を譲りたい」と申し出があったことを説明した。

 赤尾氏は「一昨年の12月に参院選に挑戦しますと言ってから1年4か月、政治団体の役員みたいな肩書をいただいていたが、製造業の経営者で、民間人の意識が強かった。振り返ると荷が重かったなというのがあった」と話し、今後は武田邦彦氏や吉野敏明氏らとともにアドバイザーとして、活動していくという。

 2人に代わって、新たに統一地方選で議員になった福井の藤本一希県議(26)と熊本の高井千歳県議(37)がボードメンバーに就任する。赤尾氏は「次回は多分平均年齢も下がると思うし、もうちょっと上品になると思う」と笑わせていた。