正直言って、『国民の生活が第一』が解党するとは思っても見なかったが、
考えてみれば、マスコミは小沢一郎が党首である限り、ネガティブキャンペーンを繰り返してきた。
小沢がネット番組で繰り返し言っていたことは、
『自分は総理にならなくて良い』と言うことだった。
その言葉にウソはないと思ったが、こういう形で実行するとは思っていなかった。
これで小沢一郎が日本のトップに立つことは100%なくなった。
今の小沢一郎にとってそんなことはどうでも良いことだろう。
もっと大事なことがある。
そのために全力で戦うつもりだ。
小沢一郎が考えていることは、我々が考えているよりも、もっと遠くにある。
もっと先を見据えている。
このままの日本ではどうにもならないことも、
そしてそれは一朝一夕には実現しないことも、
小沢はそれを分かったうえで最後の挑戦をしているのだ。
そして自分の挑戦が実を結ぶためには、自分の命が続くうちにはそれが実現できないことをも、感じているようだ。
しかし誰かがどこかで種を蒔かないことには今の日本はどうにもならない。
70年生きてきた小沢一郎の人生そのものが得た一つの結論であったのだろう。
小沢は自分が死んだあとの日本のことを考えている。
今の小沢にとって、権力などどうでも良いことだ。
未来の党の嘉田代表は、
『党内で小沢氏は無役になるだろう』と言った。
それを小沢は承知で未来の党に合流したということだ。
小沢にとって名を捨てることは大したことではない。
小沢はそんなことに恋々としていない。
しかしそのことが、自民党の重鎮の間ではかえって誤解されている。
20年前の細川政権の時とは、小沢一郎自身の年齢が違うのだ。
もし小沢が私欲に惑わされていれば、『国民の生活が第一』の解党などできなかったはずだ。
小沢は自分が死んだあとまで日本を見つめるつもりでいる。
岩手のひと・小沢一郎は、あの天才宮沢賢治とおなじ、みんなが幸せになることが念願なのでせう。
わたしも齢七十です、小沢さんの本気がわかるやうにおもひます。
「巧言令色鮮し仁」…口先番長と言われる方はどんぴしゃり。これに当てはまる政治家は多すぎて,書ききれぬ。