日々坦々 より
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■大善裁判長は〝ミスター推認〟とどっこいどっこい
官僚の鑑
「東京地裁の裁判官は、学生風、時代劇の家老風など、多種多様な人材がいます。彼は一見〝人の良さそうなオジサン〟タイプに見えますが、経歴を見ると典型的な司法官僚の鑑ですね」
〝裁判ウオッチャー〟として知られるジヤーナリストの今井亮一氏が言う「彼」とは、小沢一郎被告を裁くこととなった大善文男裁判長(51)。
今井氏は〝大善裁判″を2010年10月から今年7月にかけて12件傍聴したと語る。
すべて有罪判決だったという。
大善裁判長を知る弁護士はこう語る。
「早稲田大学法学部卒の大善氏は、1983年9月の司法試験に合格した第38期。同期の中でもマジメで明るく、模範生として一日置かれる存在でしたね」
学生時代は″司法試験の勉強とテニスの日々〃だつたとぃぅが、86年、裁判官に任官後はエリートコースの道を着々と歩んだ。
「名古屋や高知などの地裁を経て、01年から司法研修所教官、06年から10年3月まで高松高裁事務局長を務めています。10年に東京地裁部総括判事に着任。司法改革の要の裁判員裁判も手がけています。同期中、司法官僚としてトップクラスで将来は最高裁判事に手が届くといわれています」
(司法ジャーナリスト)
しかし、裁判員裁判で
「〝人の良さそうなオジサン〟が〝官僚的な裁判官〟だと分かりました」
と、今井氏は明かす。
10年6月、都内で起きた2件の強盗致傷および銃砲刀剣類所持等取締法違反事件だ。
公判は裁判員裁判で行われた。
「被告は、すでに逮捕。起訴されたもう一人の犯人が自分の公判で
『(被告から)犯行を指示されてやった』
と語ったため、逮捕されました。被告は無罪を主張する中、共犯者が被告の公判で
『実は一人でやった』
とこれまでの供述を翻したのです。その時点で共犯者は、すでに裁判員裁判で罪が確定していました」
難しい判断が迫られる裁判員裁判だが、
「共犯者の証言を″無視″してひょうひょうと有罪判決を下す大善裁判長に唖然としました」
と今井氏は語る。
「捜査段階の供述が具体的かつ詳細に状況を述べていると、検察側の主張を丸のみして、被告に懲役9年の実刑判決を下したのです」
被告に反省の色がないと、一刀両断だったというのだ。
「裁判所の床は水平じゃない。『有罪』という溝に傾いていて、屁理屈でも有罪判決を下すのが″できる裁判官〃。小沢氏の元秘書3人の判決を言い渡したミスター推認こと登石郁朗裁判長とどっこいどっこい」
(前出・司法ジャーナリスト)
人のいいオジサンは一皮むけば権力の権化なのだ。
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