二転三転、四転五転・・・・。

またまた情報公開の話です・・・。

８月２２日私は以下の内容の開示請求を行いました。
その時、「開示請求する公文書の名称又は具体的な内容」を記入する欄には、「24時間対応の定期巡回随時対応サービス推進事業における、市作成設計書、名乗りを上げた二業者作成見積書、契約書」と書きました。

※この事業に、二社が名乗りを上げ、「それぞれに見積書を提出してもらった」ということを担当課長から聞きつけていたので、どんな内容で二社は名乗りを上げたのか大変関心がありました。
そもそも、この事業を行える事業主は、市内に１４社もいるそうです。（課長からこの数は聞きました。）
この１４社に平等に参加する機会を市はどのように保証したのかは、私は大変関心がありました。
しかし、聞いてびっくり。
今年３月末の金曜日に市内１４社にＦＡＸで案内を出し、翌週月曜日が締め切りだったそうです。
この流れを聞いた時、最初から何か出来レースで動いているのではと疑うのは当たり前です。だから、私は課長にいろいろと聞いたのです。
市は１４社に案内のＦＡＸを入れたと言いますが、私が調べた限りでは２社は届いていなかったようです。
（これもおかしな話です。）

※２４時間対応の定期巡回随時対応サービスは、来年２４年度に大幅に改正が予定されている介護保険制度の中で、主要な地位を占めるものです。

公文書開示請求に対して、昨日開示決定がなされたので、本日取りに行きました。４時４５分頃のことです。
開示された文書を貰って帰って来るだけのことでしたので、５時ぎりぎりに行きました。

ここでまたまた驚くことが起きました。
市が開示して来た公文書名称には、目をパチクリしてしまいました。
公文書の名称「平成２３年度、２４時間対応の定期巡回・随時対応サービス等推進事業費補助金所要見込額調書及び内訳書（２４時間対応の定期巡回・随時対応サービス事業に関する事項）、市作成設計書、契約書」となっているのです。
私が開示請求したものが抜けおちて、開示請求していないものが含まれているのです。

直ぐに担当者に来て頂き、「見積もり書を出して下さい」とお願いしたのですが、「市に業者二社が提出したものを転記し、それを出しました」と言うのです。

「転記ではなく、名乗りを上げた事業者さんの見積もり書です。社判が入ったものです。それは市は取りつけているでしょう。それを請求しているのです。」
「そういうものは取りつけていません」
「エッ・・、ない、課長があると言ったから私は開示請求をしたのですよ。一体どういう事ですか。二社（リエイとパーソナルアシスタンスともの二社です。）名乗りを上げ、見積書を提出してもらって決めたと課長は言いました。
課長を呼んで説明して下さい。」（何だか、市職員とやり取りしていると、本当に疲れます。言う事がころころ変わるのですから。）

暫く待っていたら、担当者は課長を連れて来ました。
「見積もり書を出して下さい。」
「見積もり書は取り寄せていません。」
「それは信じられない、課長が見積もり書があると教えてくれたから、私は手続きを踏んだのです。あれは何だったのですか。」
「訂正します。」（訂正して済む問題なのでしょうか。）

その後課長は、「二社と面談して県に提出した書類を作成した」と言いだしたのです。
聞き取りして一緒に作成したものを今回開示して来たというのです。「所要見込額調書」とは、このことを意味しているようです。

クリック名乗りを上げた業者と一緒に作ったという内訳表
※ケースⅠはパーソナルアシスタンスとも、ケースⅡはリエイのものらしい。
「らしい」と言うのは、課長が業者名を明らかにしてくれないからである。開示請求で出てくれば、業者名は直ぐにわかるのに、業者と一体となって作成すると、このように不透明になってしまう。


クリック県でのヒアリング後に作成したという内訳表

※どの内訳表も、大変ずぼらな内容です。良～く、内容をご覧ください。

「面談して見積書を作る・・・、あり得ない行為です。課長は言う事がころころ変わる。この間の経過を文書で時系列にして出して下さい。月曜日に取りに来ますから。」
「月曜日までには出来ません。２～３日時間を下さい。」
「これまでの経過をまとめるだけのことですから、時間がそんなにかからないでしょう。２～３日とかの曖昧な形ではなく、火曜日午後４時に取りに来ます。」

この一連のやり取りが終わったのが、５時４０分。
あ～、開示請求には体力が不可欠です。

一体この事業の裏で何が起きていたのでしょうか？