今日は土曜日で夫が観ていたNHK「まれ」。
TVから流れてきたセリフに、「わざわざ行く価値があるお店だ」というのがありました。
この言葉も、脚本家が書いた言葉でしょうが、これは日本語として正しいのでしょうか。
「ぜんぜん好き」と同じような違和感を覚えて調べてみると、今は「わざわざ」という言葉についても、このような間違った使い方をする人が増えていることを知りました。
(そいういえば、「超」+形容詞という誤用が80年代に流行りましたが、これは今はあまり使われていないように思いますが、どうでしょう。)
違和感を覚えるといえば、今は市民権を得た「まぎゃく」。これは本来は「まさか」という読みだったと思いますが、なんて汚い言葉にしてしまったものか。
日本語は難しく、今こんなことを書いている私自身も勘違いをして誤用するケースもありますし、専門家でも間違うことがあると言います。
(ポストセブン
わざわざ難しい言葉を得意げに誤用する似非インテリの日本語
http://www.news-postseven.com/archives/20140723_265566.html)
言葉は変化するもの-例えば「確信犯」という言葉のように、本来は「本人が悪いことでないと確信してなされる犯罪をする人間」であったことが、いつのまにか誤用の「悪いことだとわかっていながら行われた犯罪や行為をする人間」で使う人が増えてしまい、これが定着してしまうケースもある-というのはわかります。
しかし「言葉は変わるもの」だとしても、昔は、物書きやアナウンサーなどには日本語に対する敬意があったのではないでしょうか。
(アナウンサーがイントネーションを流行り言葉のそれで発音するのも、聞き苦しい。)
特にNHKの番組及びニュース番組では、言葉には気を使ってほしいものです。