村中璃子氏がウォールストリートジャーナル(WSJ)に寄稿したそうですね。
内容はともかく、私が興味を持ったのは、基本的に実名主義をとっていると思われるWSJが、村中璃子の記事を注意書きなしに載せたこと。
(WSJ読者であるアメリカ人の友人にWSJの記事の執筆者名について質問したところ、
The WSJ generally does not allow people to write under a penname, but if it does so it will tell the reader at the bottom of the article. They may not understand that this was the case here.
と答えてくれました。)
はたしてWSJは「村中璃子」がペンネームだと知っていたのでしょうか?
AKBやオタクについての記事なども載せるまで記事の範囲が広がっているWSJですが、それでもペンネームのジャーナリストやアカデミアの記事を売りにしているWedgeとは比べものにならないほど信頼がおかれているものです。
共和党寄り、市場原理主義、新自由主義のWSJは私の中の評価は高いわけではないですが、敬意を抱いています。(※私は米民主党支持者でもありません。)
追記:
2011年に私のブログをWSJの記者さんにある方が紹介してくれ、その方経由私に取材のオファーを頂いたことがありました。
このオファー、大変ありがたかったのですが、私はお断りさせていただきました。
それは、私が自分の本名を明かすと、元の職場がわかってしまうと同時に、ブログに登場してくれる友人知人にも迷惑をかけると思ったからです。
もちろん、先にインタビューを受けて仮名にしてもらうことを検討してもらおうかとも思いましたが、そうすると記者さんに迷惑がかかるのでそれも考えてのことでした。