Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

“ラファエロ”のイントネーション

2016年02月26日 | 異文化

一昨日、TVでラファエロと、彼の故郷ウルビーノを紹介している番組を観ました。 

この番組はなかなか良い番組だったのですが、一つ気になることが。 

ナレーションの女性は「ラファエロ」の発音を平坦、最後の「ロ」を強める呼び方をしているのです。
(「東京電力」の短縮形「東電」を(標準語をつかっているのに)「盗電」のイントネーションで話すアナウンサーもいましたが、その「盗電」や、フラットで末尾にアクセントを置く現代版「彼氏」と同じような言い方。) 

この番組でイタリア人の吹き替えをしていた男性も、ナレーターの発音とは違いましたが、やはりちょっと「平坦」な発音をしていました。が、彼の場合「ラ」が強め。 

私は「ラファエロ」と呼ぶときは、「ファ」にアクセントをおきますし(彼のフルネーム「ラファエロ・サンティ(サンツォ)」と呼ぶときは、フラット気味で「ロ」にアクセントを置く)、夫も友人Tも同じ。 

外国人の地名、名前を日本で呼ぶときは「これが正しい」というのがないと思いますが、本国イタリアではどうなのか、英語ではどうなのか、と思ってクラウディアさんとティムさんに質問してみました。 

返事が来た順に: 

ティムさん: 

In English the name is anglicized as "Raphael".  The accent is on the "Ra" with fading intonation for the remainder of the name.

I believe the actual Italian is different, so I'll leave that to Claudia! 

クラウディアさん: 

in Italian the letter "F" is always strong. This is probably the only difference in pronunciation between Japanese and Italian, since in Japanese "F" is always soft. So when you say "Raffaello", the two "F" must be strongly pronounced. 

つまり、イタリア語では「ファ」に、英語では「ラ」にアクセントを置いているようです。 

やはり、日本語で「ラファエロ」と呼ぶときは、「平坦で「ロ」にアクセントを置く読み方」は、避けた方がよい気がします。

(続く)

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