Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

「新品購入より修理を」というスウェーデンの取り組み・日本は大型家電でさえ消耗品扱い

2016年09月21日 | 環境・エネルギー

ハフィントンポスト(2016年9月19日)
スウェーデン「新品購入より修理を」税制優遇を導入へ なぜ?
http://www.huffingtonpost.jp/2016/09/19/sweden-tax-breaks-repairs_n_12095296.html?utm_hp_ref=japan
 

スウェーデン政府が、洋服や自転車、家電製品の修理にかかる税を、大幅に下げようとしている。環境のことを考え、壊れたモノを捨てるのではなく修理して使うことを奨励するためだという。9月19日、イギリス・ガーディアンなどが報じた。 

スウェーデン議会与党は20日、服や靴の修理にかかる付加価値税を25%から12%まで下げる法案を提出する予定。付加価値税は日本でいう消費税にあたり、物やサービスの購買時に課せられる間接税のことを指す。さらに与党は、家電製品の修理に携わる人の所得税を下げることも求める。                     

一方で、家電など高価な製品の購入の際には、リサイクル費用を確保するために「化学税」を課す方針。 

スウェーデンメディアの「ザ・ローカル」は、スウェーデンのペール・ボールンド金融市場・消費担当相のコメントを次のように伝えた。 

「この問題は前政権では、優先順位が低かった。しかし、持続可能性と環境の問題を解決しようとするなら、私たちは、消費に対して行動せねばならない」 

スウェーデンでは、他国から来た難民に対する労働市場の確保も課題の一つとなっている。修理サービス産業の強化は、新たな雇用の創出を促進することになると、ボールンド氏は考えている。 

夏前から冷蔵庫の一部分の冷えが悪くなっていたところ、9月に入ってから冷蔵庫が変な音を時々出すようになったので、買い替えました。

この冷蔵庫、なんと18年も頑張ってくれたのです。 

冷蔵庫が搬入されるとき、冷蔵庫のチルドルームを外したところに、小さな透明ビニールが通気口の上に落ちているのを発見しました。もしかしたら、不調はこれが原因で、これに早く気が付いていたら、冷蔵庫の不調はなかったかもしれません。

(音を出してくれないままだったらビニールがチルド室から落ちて底に回ってしまっていたことに気が付かないままで、出火したりしたかもしれません。本当に古い冷蔵庫に感謝です。冷蔵庫のお別れ前、思わず「ごめんね」と言って冷蔵庫をハグしてしまいました。 )

「今の冷蔵庫は10年くらいしか持たない」と言われているし、二年前に買い替えた洗濯機には、「設計上7年くらいしか持たない」とまで書かれています。(その製品を直したくても、部品の製造を終えてしまう、ということでしょう。) 

作りも機能は増えても値段の割にチャチなつくりに。 

冷蔵庫を運搬してくれた電気屋さんも、「昔の電化製品の方が(中身も外身も)壊れなかったが今は・・」と認めていました。

「今の家電は新しくなるごとに省エネになるから、買い替えた方がお得」といいますが、省エネ技術が発達しても、ほしくもない機能を付けられた家電は不調になると手におえず、結局買い替えになり、結局は高いものになるのではないかと思うのです。持ち主のお財布にだけでなく、地球規模で考えれば、エコの観点ではマイナスに。 

家電にかかわらず、たとえば自動車なども外国人の友人達(欧米)は、「日本人は10年くらい前に買った車を「古い」というが、僕ら・私たちの国ではそれはまだ新しい方だ」が言う様に、日本では消耗品感覚。今は住宅などもチャチで持たない消耗品感覚のものも増えています。 

スウェーデンの「修理して長く使うことを奨励し、そしてそこから雇用を生み出そうという取り組み」、羨ましいです。

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