子宮頸がんワクチンについての彼女のWedgeの記事のあまりの非道な書きっぷりに驚き、そんな彼女を応援する医者のツイッターやブログや記事に更に驚き・・・をして約1年。
子宮頸がんワクチンをどんなに勧めたかろうが、患者を診療もせずに、誹謗中傷を繰り返すのは、これは私の中では医師ではなくても人間として「失格」だと思っているのですが、少なくない医師が彼女や、例えば彼女のこんな記事さえ持ち上げる。
Wedge Infinity
子宮頸がんワクチンとモンスターマザー
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/6587
(この取材に対し、村中氏は不正な方法で被害者の連絡先を入手したようでした。)
この一連の記事を村中氏は、「医師」というより「ジャーナリスト」として書いたにせよ(私は、このシリーズ記事は最初のものから、村中璃子ならぬ中村理子氏と大江紀洋(当時のWedge 編集長)+αの共同執筆だと思っています。)、彼女は一応「医師」。そしてその彼女を応援する人達もまた医師。
昨日、
「子宮頸がんワクチン被害」と「731部隊の人体実験」の共通点
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/70a09b0ec2a4f089530edd8119021cea
を書きましたが、実は1年前にこのことを書きいたころから、私のなかでは731部隊の医師たちと、村中璃子氏及び応援医師たちとを重なっていました。(「被害を隠そうと する共通点」とは別に。)
「人の命を守るべき仕事に就いている医師たちが、どうしてここまで弱者に対して酷い事を書けるのだろうか・・・。731部隊の医師たちも、戦争とはいえ、どういう気分で任務を遂行していたのだろうか。」
と、いう疑問の対象として。
(もっともそれは、「医師=人を助ける=人間性あり」という前提があっての疑問でしたが。)
今日、同じ疑問をぶつける学者さんの興味深い講義の資料を見つけましたので、リンクを貼り付けます。
大阪市立大学
土屋貴志
第4回 日本軍による人体実験
http://www.lit.osaka-cu.ac.jp/user/tsuchiya/class/vuniv99/exp-lec4.html
(土屋貴志ホームページ
http://www.lit.osaka-cu.ac.jp/user/tsuchiya/)
興味があれば、お読みください。
なお、731部隊にいた大物たちのその後も、『遠い森…』さんのブログからどうぞ。
遠い森 遠い聲 ........語り部・ストーリーテラー lucaのことのは
日本の医療の原点 731部隊の関係者のその後の職業・役職 及び厚労省との関係 フクシマと731部隊http://blog.goo.ne.jp/luca401/e/90e97c98c41ef8b57b4a0158066a0caa
(731部隊で保健婦をしていたMさんが尊敬していた731部隊の軍医は、戦争末期731部隊から東南アジアの戦地に送られ、戦死しました。人道的な医師ほどそういう目に遭ったのか、多くの731部隊の医師は歯車、駒にすぎなかったからか・・・いずれにしても、同じようにして亡くなられた医師の方も少なくなかったでしょう。)