Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

福島原発が与えた欧州への影響、他

2011年04月04日 | 原発・核・311

○○ 様

4月1日のIPSの記事を紹介します。

Fukushima Forces Europe to Rethink Nuclear Energy

http://ipsnews.net/news.asp?idnews=55101

さて本題ではないですが、このなかに

“According to official figures, the 17 nuclear power reactors generated 23 percent of all energy consumed in Germany. However, the recent shutdown of about half of the installed nuclear capacity has not led to any shortages. ”

(ドイツの原子力発電は全体の23パーセントであり17基、その約半分を休止している今、電力不足は生じていない。)

という記述があります。

これから、「ドイツに限らず先進国なら、もともと発電所というものは電力供給量に余裕を持って建設されている」「気候が穏やかな時期は特に電力量に余裕がある」ということが憶測できます。

これを絡めて考えても、また先日お話したSTさんという方からのコメント 「現在、東京電力が計画停電を行っているのは原発だけが原因ではありません。原発の停止に加えて太平洋側の火力発電所が壊滅していること効いています。つまり火力が復活すれば冬、春、秋はなんとか乗り切れます。」 からも、「この時期の日本の電力不足はいくつかの原子炉休止が一番の理由ではない(冬、夏は別)」ということがわかります。しかし、なぜかその辺がうまく説明されてなかったように思います。

(逆に先日の経産省の「原子力の代わりは停電」発言があって、誤解を生じさせたりしました。)

さて、話は違いますが、産業界は節電や効率の良い電気使用のため、「夏休みの2週間程度の長期休暇」「操業時間ずらし」などを検討するようですね。前者の長期休暇ですが、欧州人の3週間くらいの夏休みは、節電を意図してのことではない単なる『文化』ですが、これが結果節電に役立っていたんだな・・・と思ってしまいました。

ゆかり

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放射性物質拡散予測2

2011年04月04日 | 原発・核・311

前回のブログで取り上げた記事『日本で公表されない気象庁の放射性物質拡散予測』

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110404-00000603-yom-soci

のことをドイツにいた友人に話したところ、こういう情報をくれましたので、これもどうぞ。

ドイツの気象庁のトップページで、毎日更新されています。

http://www.dwd.de/

3枚の地図の一番下のLoop startenとあるものをクリックすると、前日から向こう3日間の拡散予測が出ます。ご参考まで。

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放射性物質拡散予測

2011年04月04日 | 原発・核・311

読売新聞に、以下の記事がありましたので、貼り付けます。

日本で公表されない気象庁の放射性物質拡散予測 (44()1430分配信)

 東京電力福島第一原子力発電所の事故で、気象庁が同原発から出た放射性物質の拡散予測を連日行っているにもかかわらず、政府が公開していないことが4日、明らかになった。

 ドイツやノルウェーなど欧州の一部の国の気象機関は日本の気象庁などの観測データに基づいて独自に予測し、放射性物質が拡散する様子を連日、天気予報サイトで公開している。日本政府が公開しないことについて内外の専門家からは批判が上がっており、政府の原発事故に関する情報開示の在り方が改めて問われている。

 気象庁の予測は、国際原子力機関(IAEA)の要請に基づくもの。国境を越える放射性物質汚染が心配されるときに、各国の気象機関が協力して拡散予測を行う。

 同庁では、東日本大震災当日の3月11日から毎日1~2回、拡散予測を計算している。具体的には、IAEAから送られてきた放射性物質の放出開始時間や継続期間、どれくらいの高さまで上ったかを、風向きや天候など同庁の観測データを加えた上で、スーパーコンピューターに入力し、放射性物質の飛ぶ方向や広がりを予測している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110404-00000603-yom-soci

上記記事を見て、ルクセンブルクの知人のブログ、欧州ニュースフラッシュ3月19日のものに以下の記事があったのを思い出しましたので、貼り付けます。

本日20日にフランス放射線防護原子力安全研究所(IRSN)が作成した原発事故後の放射能汚染の広がりをシュミレーションした画像を見つけましたので、ご興味がある方は次のサイトで見られます。

http://www.irsn.fr/FR/popup/Pages/animation_dispersion_rejets

_17mars.aspx

説明はフランス語ですが、次のリンクで見れます。

http://www.irsn.fr/FR/Actualites_presse/Actualites/Pages/20110317

_simulation_dispersion_panache_radioactif.aspx

ただ、あくまでもフランス側で推定したシュミレーションです。

(以下省略)

http://archive.mag2.com/0000196508/20110319183112000.html

なお、私は知人のサイトで案内されているリンクは開いていません。

「予測」「政府や気象庁の発表」、どちらも万全ではないので、結果的には自分の判断に頼ることと大差なかったりするから、あまり当てにしないのです。

が、これは私のように心配症で、普通の人より用心深い人間の場合はよいのですが、その反対の人たちのためにも、政府が公開することは必要だと思います。(何故公開しなかったんでしょう?そんなに大きな意味はないと思いますが。)

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