○○ 様
4月1日のIPSの記事を紹介します。
Fukushima Forces Europe to Rethink Nuclear Energy
http://ipsnews.net/news.asp?idnews=55101
さて本題ではないですが、このなかに
“According to official figures, the 17 nuclear power reactors generated 23 percent of all energy consumed in Germany. However, the recent shutdown of about half of the installed nuclear capacity has not led to any shortages. ”
(ドイツの原子力発電は全体の23パーセントであり17基、その約半分を休止している今、電力不足は生じていない。)
という記述があります。
これから、「ドイツに限らず先進国なら、もともと発電所というものは電力供給量に余裕を持って建設されている」「気候が穏やかな時期は特に電力量に余裕がある」ということが憶測できます。
これを絡めて考えても、また先日お話したSTさんという方からのコメント 「現在、東京電力が計画停電を行っているのは原発だけが原因ではありません。原発の停止に加えて太平洋側の火力発電所が壊滅していること効いています。つまり火力が復活すれば冬、春、秋はなんとか乗り切れます。」 からも、「この時期の日本の電力不足はいくつかの原子炉休止が一番の理由ではない(冬、夏は別)」ということがわかります。しかし、なぜかその辺がうまく説明されてなかったように思います。
(逆に先日の経産省の「原子力の代わりは停電」発言があって、誤解を生じさせたりしました。)
さて、話は違いますが、産業界は節電や効率の良い電気使用のため、「夏休みの2週間程度の長期休暇」「操業時間ずらし」などを検討するようですね。前者の長期休暇ですが、欧州人の3週間くらいの夏休みは、節電を意図してのことではない単なる『文化』ですが、これが結果節電に役立っていたんだな・・・と思ってしまいました。
ゆかり