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黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ 万国のプレカリアート団結せよ!

沖縄戦・集団自決の史実隠蔽を許すな 9.29県民大会の成功を!

2007年09月27日 09時10分19秒 | ヘイトもパワハラもない世の中を
 日本本土の大手商業マスコミは福田内閣誕生のニュースで持ちきりですが、沖縄では、この9月29日の午後3時から宜野湾海浜公園で行われる「沖縄戦・集団自決削除の教科書検定意見に抗議する県民集会」に向けて、全県挙げての取組みが進められています。
 沖縄本島のこの集会へは最寄停留所への片道バス運賃を無料とする措置が既に地元バス会社の協力で取られる事になりましたし、本島から遠く離れた宮古島や石垣島でもそれぞれ数千人規模の全島挙げての郡民大会が行われる事になっています。
 福田内閣の渡海・新文科相もこの県民大会の動向には神経を尖らせている様です。ここは是が非でもこの集会を成功させて、沖縄戦・集団自決の史実隠蔽を狙う教科書検定意見の撤回を勝ち取らなければなりません。

・県民大会注視し対応/検定撤回で渡海文科相(沖縄タイムス)
 http://www.okinawatimes.co.jp/day/200709261700_04.html
・嘘のない教科書を 沖国大生・参加呼び掛ける(琉球新報)
 http://ryukyushimpo.jp/modules/news/article.php?storyid=27523
・県内40首長参加へ/9・29県民大会 30自治体で実行委/「軍命明白」続々と(沖縄タイムス)
 http://www.okinawatimes.co.jp/day/200709261700_04.html
・9.29沖縄県民大会特集記事一覧(琉球新報)
 http://ryukyushimpo.jp/news/storytopic-46.html
・バス運賃 片道無料/会場まで県バス協会決定(沖縄タイムス)
 http://www.okinawatimes.co.jp/day/200709151300_02.html
・緊急講演会 「集団自決」の責任は誰に?/9・29沖縄県民大会 プレ集会@首都圏 開催(沖縄戦の歴史歪曲を許さず、沖縄から平和教育を進める会)
 http://susumerukai.web.fc2.com/
・教科書検定に関する意見書(沖縄県議会)
 http://www3.pref.okinawa.jp/site/view/contview.jsp?cateid=194&id=14566&page=1#1
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3 コメント

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Unknown (南雲和夫)
2007-09-27 23:11:29
ちなみに当方は、12年前の少女暴行事件の際、沖縄現地で県民総決起大会に参加しました。会場は、人、人、人の並で埋まり、当初予定の5万人を大きく上回り、8万5千人が参加するという一大集会になりました。僕は今回、残念ながら参加はできませんが、東京のイベントに参加することで連帯していきたいと思っています。
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9.29県民大会速報 (プレカリアート)
2007-09-29 23:59:28
・沖縄:集団自決で検定意見撤回求め県民大会 11万人参加(毎日新聞)
 http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070930k0000m040064000c.html
・一行で歴史変わる=広場埋める参加者「軍命あった」「真実伝えて」-沖縄県民大会(時事通信)
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070929-00000119-jij-soci
・検定撤回へ結集/宜野湾・宮古・八重山で県民大会(沖縄タイムス)
 http://www.okinawatimes.co.jp/day/200709291700_01.html
・島の惨劇 後世に/決意胸に撤回訴え(同上)
 http://www.okinawatimes.co.jp/day/200709291700_02.html
・【速報】検定意見撤回を 県民大会で総意訴え(琉球新報)
 http://ryukyushimpo.jp/
・動画 教科書検定意見撤回を求める県民大会(同上)
 http://ryukyushimpo.jp/video/index_20.php

 9月29日の県民大会は、宜野湾会場での本島集会だけをとっても、95年の米兵少女暴行事件抗議県民大会の時の8万5千人を上回る、11万人(別のメディアでは12万人)以上の参加で、成功裏に終わったようです。しかもこの本島での集会と併せて行われた宮古島・石垣島での集会でも、計5千人以上が参加したとの事です。地元メディアは号外を配布して当日の模様を伝えています。

 以下、上記メディアで報じられた集会参加者の主な発言より。

・仲里利信・県議会議長(大会実行委員長):「(検定意見書をまとめた文科省の)教科用図書検定調査審議会を隠れみのにした文科省の自作自演としか思えない。県民にとって絶対に許すことはできない。
・翁長雄志(おなが・たけし)那覇市長(県市長会長):国は県民の平和を希求する思いに対し、正しい過去の歴史認識こそが未来のしるべになることを知るべきだ。
・那覇市の女子高校生(18):一行変わるだけでも大きく歴史は変わる。真実を伝えていかないといけない。
・会場近くに住む高校3年の女子生徒(18):本土の人は、沖縄は海がきれいで空が青いとしか思っていないかもしれない。沖縄戦があり戦後も問題がある。戦争は二度としてほしくない。
・那覇市の花城隆さん(74)、トヨさん(76)夫妻(沖縄戦体験者):政府は、なぜ『集団自決』の生き残りの証言を信じてくれないのか。『集団自決』の現場は見ていないが、同じ体験者として絶対許せない。
・読谷村から来た山内昌善さん(71):私も戦争体験者。教科書が変えられたと聞き、居ても立ってもいられなかった。・・・日本軍は住民にいいことは何一つしてない。戦争の実相を正しく伝え、日本本土に強く訴えないと、沖縄は埋没してしまう。
・うるま市の伊保清一さん(72):最近の報道を見て、真実が伝えられていないと感じる。大会を通して、削除された部分を復活し、子どもや孫に真実を伝えてほしい。
・大宜味村の宮城光一さん(25):戦前・戦中に軍を優先させる教育があって『集団自決(強制集団死)』は起きた。村内でも白浜事件という旧日本兵による住民虐殺があった。検定結果がそのままになると、自分たちのおじいさん、おばあさんの世代が亡くなった時に、そうしたことまで、すべてなかったことにされてしまうかもしれない。
・宮古島市平良の与儀一夫さん(70):「『集団自決』の問題が今出てくるのは、戦争の反省をしっかりしてこなかったからだと思う。(日本軍の強制を示す記述の)削除には怒りを感じる。戦争のことをしっかり整理しなければならない。
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9.29沖縄県民大会決議全文 (プレカリアート)
2007-10-01 22:41:23
 標記決議の全文が中国新聞に掲載されていましたので、こちらにも転載しておきます。

(転載開始)
 去る3月30日、文部科学省は、平成20年度から使用される高等学校教科書の検定結果を公表したが、沖縄戦における「集団自決」の記述について、「沖縄戦の実態について誤解するおそれのある表現である」との検定意見を付し、日本軍による命令・強制・誘導等の表現を削除・修正させている。

 その理由として同省は、「日本軍の命令があったか明らかではない」ことや、「最近の研究成果で軍命はなかったという説がある」ことなどを挙げているが、沖縄戦における「集団自決」が、日本軍による関与なしに起こり得なかったことは紛れもない事実であり、今回の削除・修正は体験者による数多くの証言を否定し、歪曲しようとするものである。

 このため、これまで口を閉ざしていた多くの体験者が、子どもたちに誤った歴史を教えることの危機感から、つらい体験や真実をようやく語り始めている。

 また、去る大戦で住民を巻き込んだ国内唯一の地上戦を体験し、一般県民を含む多くの尊い生命を失い、筆舌に尽くしがたい犠牲を強いられた県民にとっても、今回の削除・修正が到底容認できるものではない。そのことから、激しい怒りを示し、そのうねりは県内全体を揺るがす力となって、沖縄県議会での2度の意見書決議、41の市町村議会すべての意見書決議へと結びつき、さらには県内地方4団体や民間団体が相次いで文部科学省へ要請するなど、県民が一丸となって取り組む結果となった。

 これに対し、文部科学省は「教科用図書検定調査審議会が決定することであり、理解していただきたい」との回答に終始し、検定意見の撤回と「集団自決」に関する記述の回復を拒否し続けている。

 また、今回の教科書検定に際して、文部科学省はあらかじめ合否の方針や検定意見の内容を取りまとめた上で同審議会に諮問していること、諮問案の取りまとめに当たっては係争中の裁判を理由にし、かつ、一方の当事者の主張のみを取り上げていること、同審議会では「集団自決」の議論が全くなされていなかったことなど、新たな事実が相次いで判明したのにもかかわらず、依然として対応を改めようとしていない。

 教科書は未来を担う子どもたちに真実を伝える重要な役割を担っている。だからこそ子どもたちに、沖縄戦における「集団自決」が日本軍による関与なしに起こり得なかったことが紛れもない事実であったことを正しく伝え、沖縄戦の実相を教訓とすることの重要性や、平和を希求することの必要性、悲惨な戦争を再び起こさないようにするためにはどうすればよいのかなどを教えていくことは、われわれに課せられた重大な責務である。

 よって、沖縄県民は、本日の県民大会において、県民の総意として国に対し今回の教科書検定意見が撤回され、「集団自決」記述の回復が直ちに行われるよう決議する。

 平成19年9月29日
 9・29教科書検定意見撤回を求める県民大会実行委員会
(転載終了)
 http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2007092901000460_Detail.html
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