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和菓子より森友問題

2017年03月30日 08時31分44秒 | 森友学園問題
江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統 (星海社新書)
クリエーター情報なし
講談社

 2018年度から使用する道徳教科書の検定審査で、パン屋さんを取り上げるのは「国や郷土を愛する態度を学ぶ観点から不適切」だと、和菓子屋さんに変更されたそうです。

 何でも、小学1年で教える「にちようびのさんぽみち」という単元で、「今日は日曜日でゆっくりできるから、いつも学校に通う道とはとは違う道を歩いてみよう」と、子どもが歩いていたら、散歩中に顔見知りの消防団のおじさんや友達の親が経営するパン屋さんと出会い、自分の住む町の良さを再発見した、というのが、元々の題材だったそうです。ところが、消防団の「おじさん」では「高齢者への尊敬の念が養われない」から「おじいさん」に、「パン屋」も「日本古来の伝統や文化を尊重する気持ちが養われない」から「和菓子屋さん」に変えるように、検定意見がついたそうです。

 もう、アホかと思いますね。ヨボヨボのおじいさんに消防士の仕事をさせるとは、それこそ虐待以外の何物でもない。今時の子どもにとっては、和菓子屋よりもパン屋やケーキ屋のほうが、よっぽど馴染み深いのに。嘘だと思うなら実際に街中を歩いてみればよいでしょう。どちらが多いか、もう一目瞭然です。

 ここで、「いや、パン屋も日本の伝統にマッチしている。日本で最初にアンパンを考え出したのは日本人の木村屋だ」とか、そんな話をいくらしても無駄です。そもそも、教科書検定官のいう「日本の伝統」そのものが、現実とかけ離れた「右翼の妄想」でしかないのですから。それは、「消防団のおじいさん」の例一つとっても明らかです。

 第一次安倍政権の時に教育基本法が改悪され、平和や人権、民主主義については余り教えず、代わりに伝統・文化や愛国心の大切さを教える事が強調されるようになりました。その改悪された教育基本法の内容に沿って、教科ごと、学年ごとに、教育の重点項目を定めた学習指導要領が文科省から公表されます。その指導要領の方針に沿った教科書かどうかを、教科書検定で審査されるのです。

 その教科書検定の基準に、いまやトンデモが公然とまかり通るようになってしまいました。

 例えば、今、「親学」の大切さや「江戸しぐさ」を道徳の授業で教えろという意見が、教科書検定官の間から出ています。しかし、その「親学」や「江戸しぐさ」自体がトンデモな代物なのです。「親学」というのは、一言で言えば「育ちで子どもは決まる」という教えです。「母乳で育てた子は愛情豊かに育ち、ミルクで育てたら情緒不安定な子に育つ、だから女は働かずに家事に専念しろ」という訳です。いまや専業主婦なぞ「絶滅危惧種」になろうという時代に。「家事に専念しろ」と偉そうに言う前に、妻が専業主婦でも生活していけるだけの賃金を保証し、共働きでも育児ができるように、育児休暇や保育園、託児所を整備し、労働者が定時で帰れて家事や育児も分担できるように労働条件の改善を法律ではかるのが、政治の役割なのに。それを棚に上げ、「子どもの出来が悪いのは母親の責任だ」と、ひたすら個人にだけ責任を押し付け、人間を生まれ育った環境の違いで差別する。じゃあ、障碍者や同和地区に生まれた子どもも親が悪いのか。国が障碍者差別や部落差別にお墨付きを与えるのか。こんなものは、ヒトラー・ナチスのユダヤ人虐殺にも通じるトンデモ学説でしかない。

 「江戸しぐさ」も同様です。江戸時代の商人や町人の間に語り継がれてきたしつけや道徳を再評価しようというのが、この考え方です。しかし、その江戸時代の道徳そのものが、現実の江戸時代にはありえなかったものばかりなのですから、お話になりません。例えば「時泥棒」。江戸の人々は知人宅を訪問する前には必ずアポを取り、訪問時間や待ち合わせの時間に遅れないようにしたのだとかw。メールや携帯はおろか固定電話すらなく、夜回りの「火の用心」の拍子木やお寺の鐘の音でしか、おおよその時間を知る事ができなかった当時に、果たしてそんな事が可能だったかどうか、少し冷静に考えれば分かりそうなものなのに。

 もうお分かりでしょう。教科書検定官のいう「伝統・文化」や「道徳」自体が、現実から遊離した、国民を都合よく支配する為に後付けで考案された代物でしかないのです。その最も典型的な例が「天皇制」です。鎌倉時代に武士の世の中になってから明治維新まで、民衆の中で天皇の存在を知っている人間が一体どれだけいたか。源氏物語なんて読んでいたのは貴族だけです。貴族だけしか出てこない物語を、文字の読めない人も決して少なくなかった当時において、一体どれだけの人が読めたでしょうか。江戸時代の百姓にとっては、天皇よりも将軍家や地元の「お殿様、お代官様」の方が、はるかに身近な存在でした。だから、明治維新の時にも、わざわざ天皇の存在をお触れで知らせなければなりませんでした。「靖国神社」もそうでしょう。江戸時代にはあんなものなぞ無かったし、それで何も問題なかったのですから。逆に、明治以降に国家神道が確立され、靖国神社を頂点に各地の神社が国によって格付けされ、廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)の嵐が吹き荒れる中で、どれだけ仏像や鎮守の森が破壊されたか。

 「パンより和菓子」も、それと同じです。そんなトンデモ道徳で「高齢者への尊敬の念」や「伝統・文化の尊重」「家族愛、郷土愛や愛国心」なんて育つ訳がありません。いくら学校でそんな事を教えても、ちまたでは下流老人や介護殺人の悲劇が毎日起こっているのですから。ブラック企業で経営者が公然と労働基準法に違反し、サービス残業や過労死がまかり通っているのに、それを棚に上げて何が「法律、規則、ルールを守れ」か。スーパーやコンビニの進出で、パン屋も和菓子屋もつぶれ地元の商店街が「シャッター街」になってしまい、相次ぐローカル線廃止で地域が寂れ耕作放棄地や限界集落が広がり、TPPの市場開放で日本の食料自給率が10%ぐらいにまで下がるかも知れないと言われたのに、その現実を棚に上げて何が「郷土愛や愛国心の育成」か。そもそも、こんな国に一体誰がしたのか。全部、歴代の「保守」政権や今の安倍・自民党政権じゃないか。国を散々壊しておいて「保守」を自称する事自体がおこがましいわ。

 そんなクソにもならない事を教えるぐらいなら、まだ森友学園の事例を反面教師として、「政治家にワイロを届けて自分ひとりだけズルしちゃあダメよ」「国民の共有財産である国有地を利権あさりの食い物にしてはダメよ」「まだ右も左も分からない幼稚園児に教育勅語を暗唱させたり、『安倍首相頑張れ!安保法制が国会通過して良かった!朝日新聞は謝れ!』とか言わせたり等の、偏った洗脳カルト教育をしてはダメよ」「トイレにも行かさずウンチを漏らしたらそのまま裸で持って帰らせるような虐待、人権侵害をしてはダメよ」「保母や園長の癖に、中国人や韓国人は嫌いだと園児を差別してはダメよ」と、教えるほうが、よっぽどまもとな「道徳教育」じゃないでしょうか。麻生太郎のように、陳情や請願などの正当な権利行使と、贈収賄や背任などの犯罪行為との区別もつかない政治家が、他にも一杯いるのですから。

 そもそも、何故そのようなトンデモな検定意見がまかり通るようになってしまったのか。安倍首相が、自分たちの「お友達」である右翼団体「日本会議」の幹部連中で政権中枢を固め、内閣人事局設置で局長級以上の官僚任命権を握り、自民党総裁として国政選挙に出馬する候補者の公認権も独占し、才能が無い二世議員やタレント議員でもカネや知名度さえあれば楽に当選できるような選挙制度にしてしまい、気に入らないテレビ番組のキャスターを次々に降板させてきたからじゃないですか。それを白日の下にさらけ出したのが森友学園の問題です。トンデモなのは、森友学園の軍歌や教育勅語、安倍信者の理事長夫妻だけではありません。このような政治の私物化、公私混同、首相を少し批判しただけで「侮辱だ!証人喚問だ!」と言い出すような、まるで北朝鮮みたいな独裁政治をこれ以上許してしまって良いのか?それこそが今、問われているのです。

(参考記事)

「えっ!いま戦時中?!」 道徳教科書「パン屋→和菓子屋」問題、ネット上で高まる批判
道徳の教科書の検定過程で、文部科学省が「国や郷土を愛する態度を学ぶ観点から不適切」と意見を出したことから、登場していた「パン屋さん」が「和菓子屋さん」に変わった問題。
NHKや朝日新聞によると、変更があったのは1年生向けの教科書でした。
そもそも小学校の道徳の教科書への検定は、今回が初めて。2018年度から使われるもので、あわせて道徳にも成績がつけられるようになります。
Twitter上では批判や疑問、さらにはパン屋さんへの同情など、さまざまな声があがっています。(以下略)
https://www.buzzfeed.com/kotahatachi/fahrenheit451?utm_term=.lkPb94y27#.ljGGD7oQz

『お父さんはパン屋さん』
パン屋和菓子屋問題を受けて、いても立ってもいられず書きました。(3月25日、西川怜音)
https://twitter.com/i/moments/845563477351550976

「パンも和菓子もどちらも国際交流の賜物で両者の間に差などない」 「パンの代わりが和菓子なら、教科化された道徳は教育勅語のリニューアル版?アンパンマンが怒るよ」 (3月28日、たけたけ)
https://twitter.com/taketake1w/status/846851552300056576

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転載:籠池証人喚問及び記者会見動画

2017年03月23日 19時47分53秒 | 森友学園問題

【生中継】参院予算委員会にて、森友学園 籠池理事長の証人喚問


【生中継】森友学園 籠池理事長、本日2回目の証人喚問


【生放送】籠池氏が証人喚問後に記者会見

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沈黙は国を滅ぼす

2017年03月21日 23時45分34秒 | 森友学園問題

 3月19日の日曜日に大阪・豊中の中央公民館で行われた森友学園疑惑の学習会に行ってきました。その報告をします。
 会場には開演30分以上前の13時20分位に着きましたが、既に黒山の人盛りで、整理券を発行する騒ぎになっていました。「講演会場には50人しか入る事ができない」と言われ、一時はどうなる事かと思いましたが、幸い私の整理券番号は49番。ギリギリ入る事ができました。開演の14時近くになると更に人数が膨れ上がり、あふれ出た人は急きょ隣室の第二会場に誘導されていました。これだけ話題になっている疑惑についてしゃべるのですから、もっと広い会場を確保すべきだったように思います。 
 学習会は、主宰者である「瑞穂の国小学院問題を考える会」の一人である山本いっとく豊中市議のあいさつから始まりました。そして、15時過ぎまで大阪のミニコミ紙「新聞うずみ火」編集長の矢野宏さんが講演され、休憩をはさんで15時半から、この問題の口火を切られた木村真・豊中市議の司会で塚本幼稚園退園者の方から園内の実態を、16時15分から元中学教師の方に戦前・戦中の教育体験談をそれぞれお聞きした後、最後に今後の取り組みについて説明があり、16時45分に終わりました。 
 まず第一部の「新聞うずみ火」矢野宏さんの講演「幕引きを許すな!森友学園問題-止めよう壊憲暴走」から。幸運にも、ちょうど私の座席の前にパワーポイントのレジュメを映し出すプロジェクター用パソコンがあり、レジュメの文面をそのまま写真に収める事が出来ました。以下、そのレジュメの流れに沿って矢野さんのお話をまとめてみました。(長文ご容赦)

(1)新たな局面に入った森友学園問題
・3月10日の「安倍晋三記念小学校」(瑞穂の国小学院)認可取り下げ記者会見で、学園理事長の辞任も表明した籠池氏が、一瞬気色ばむ場面があった。それはフリージャーナリストの菅野完氏が、「認可取り下げは、稲田朋美の旦那で顧問弁護士の龍示氏からの入れ知恵によるものか?」聞いた時だった。よっぽど図星だったに違いない。
・本来なら、この小学校認可取り下げのニュースが当日の新聞一面トップに来るはずが、安倍首相が突然、自衛隊南スーダンPKO派遣部隊の5月撤退を発表した為に霞んでしまった。5月の話を何も今すぐ発表する必要もないのに。よっぽど世間の目に触れさせたくなかったのだろう。
・しかし、その後も籠池氏の爆弾発言が立て続けに出る。その一つが、安倍首相から昭恵夫人を通じて100万円の寄付を受けたという話だ。籠池氏はこの真偽を「23日の国会証人喚問で明らかにする」と言っている。
・今まで籠池氏の参考人招致も拒否してきた自民党が、なぜここに来て証人喚問の賭けに出たのか?それは、籠池氏への恫喝だけでなく、大阪の選挙事情も影響している。大阪では今や維新が安倍与党で、自民党の影はすっかり薄くなってしまった。このままではずっと選挙に勝てず、維新に頭が上がらなくなるのを危惧した自民党大阪府連が、点数稼ぎの為に自民党本部を突き上げたからとも言われている。つまり、自民も維新も自分たちの都合優先で、国有地払い下げの疑惑を本当に解明する気なぞ無いのだ。
・23日午前10時の証人喚問開始と同時にWBC決勝戦が始まる。テレビ視聴者がWBCに流れる事で疑惑もみ消しを図ろうと与党は画策したのだろうが、決してそんな姑息な幕引きを許してはならない。

(2)森友学園問題の核心は「政治家の口利きはあったのかどうか」
ポイント①国有地払下げでなぜ8億円も値引きされたのか?ゴミの撤去費用と言うが、地元の町内会長いわく「元々、公園にすると言うので土地を売却したのに、なぜあんな変な小学校建設の話にすり替わったのか?あの土地にゴミなんか埋まっていない。本当にゴミ撤去したなら4千台のダンプカーが連日行き交っていたはずだが、そんなダンプなぞ誰も観ていない」。安倍首相が、安保法制の強行採決で国会が揺れ動いてる最中の2015年9月3日から5日にかけて、財務省理財局長と会談したり、大阪に飛んで近畿財務局や国交省大阪航空局と会合し、補助金の交付決定や、安倍昭恵の小学校での講演や名誉校長就任を容認したのも、この話をサポートする為だったのではないか?この安倍昭恵の講演の際に、安倍晋三から100万円の寄付金が森友学園に手渡されたとも言われている。
ポイント②小学校認可に至るまでの不可解な動き。2014年12月から翌年1月にかけて、大阪府私学審議会の答申が、当初の異論噴出、認可保留からわずが1か月間で条件付き認可承認に変わったのはなぜか?実質、安倍与党である維新の橋下大阪市長、松井府知事からの圧力があったからではないか。それを両者とも今になって「国に言われて仕方なくやった」の「審査が甘かった」のと言い訳し始めている。しかし、借金まみれの森友学園でも小学校認可が受けられるように、借地の小学校でも認可申請できるようにしたのは当時の松井知事だ。認可されたのは森友学園ただ1校のみ。これは立派な便宜供与、口利きではないか。その後で認可権限を府教育長に委譲し責任逃れを図ろうとしている。

(3)森友学園問題で浮かび上がってきたもの
森友学園経営の塚本幼稚園で行われてきた教育の実態①中国・韓国人差別。副園長からの「コーラを飲ますのは韓国人のする事。それでも日本人の親か」との殴り書きの手紙に、「私は在日韓国人の親で小さい頃虐めにも遭った。こんな差別発言をするとは、とても教育者とは思えない」と反論したら、「私は差別なぞしていない。しかし心の中では韓国人や中国人は嫌いだ」と。これこそが差別ではないか。
実態②園児への虐待・人権侵害。他の園児の保護者にも、「弁当が犬臭い」と言って持参の弁当やバッグを勝手に捨てたり、トイレを無理やり我慢させてウンチを漏らしたら、そのウンチを裸のまま通園バッグに食器と一緒に詰めて持ち帰らせたり(詳細後述)。これはもはや教育ではない。ただの虐待でしかない。
実態③差別と表裏一体の偏狭な愛国心教育。幼稚園児に教育勅語を丸暗記させたり、運動会の選手宣誓で「安倍首相、頑張れ!」「安保法制、国会通過良かったです」と言わせたり。今の教育基本法にも違反する偏向教育が公然と行われていた。
教育勅語の目的は、あくまでも「一旦緩急あれば義勇公に奉じ天壌無窮の皇運を扶翼すべし=戦争になれば天皇(国家)の為に死ね」という命令を黙って受け入れる人間の育成にある。その他の「夫婦和合」などの徳目は、それを補足するものでしかない。だから、戦後は国会で失効・排除決議がなされたのだ。それを「別に間違っていない。道義国家のバックボーン」(稲田防衛相)と堂々と言ったり、「昔の事で私は知らん」(安倍首相)と頬かむりしながら、仲間内では一緒になって「教育勅語の復活を目指す」と、姑息に発言を使い分けている。(下記がその教育勅語。塚本幼稚園HPより)

塚本幼稚園や森友学園だけが異様なのではない。今や安倍政権閣僚のほぼ全員、自民党・維新の大半が右翼団体「日本会議」の会員・関連団体構成員だ。「日本会議」は与党だけでなく民進党等の野党議員の中にも根を張っている。その「日本会議」が、安倍政権や石原慎太郎・橋下徹・松井一郎・小池百合子などの保守系首長と連携し、「太平洋戦争は正しい戦争だった」とする「新しい歴史・公民教科書をつくる会」系出版社の教科書を、教職員や教育委員の意見も聞かずに、強引に採択を図って来た。

(4)疑惑に絡んだ人物を並べてみると…
・そんな教育勅語を稲田朋美・防衛大臣は「道義国家を目指すという核の部分は取り戻すべき」と礼賛。稲田以外にも森友疑惑に絡んだ人物の共通項には、ことごとく「日本会議」の存在が
日本会議とは…安倍政権を牛耳る日本最大の右翼組織。1997年に「日本を守る会」と「日本を守る国民会議」が合同して誕生。公称会員3万8千人。総支部数226。その政治目的を実現していく組織として「日本会議国会議員懇談会」を傘下に抱える。
・政権中枢を支える日本会議国会議員懇談会の役員。特別顧問(安倍晋三・麻生太郎)、会長(平沼赳夫)、副会長(菅義偉・高市早苗・橋本聖子・下村博文・小池百合子、民進党にも松原仁・松野頼久)、幹事長(衛藤晟一)、主要メンバー(山谷えり子・萩生田光一・稲田朋美・磯崎陽輔・塩崎恭久、作曲家の黛敏郎ら)。そのほとんどが神道政治連盟にも重複加盟。
・日本会議の関連団体。国会議員懇談会400人、地方議員連盟1600人、経済人同志会(井深大・ソニー名誉会長、桜田武・日経連名誉会長、武見太郎・日本医師会会長など)
日本会議の源流、宗教法人「生長の家」創始者・谷口雅春の言葉「現憲法はGHQが日本弱体化の為に日本に押し付けたもので無効。即時廃棄して大日本帝国憲法を復元しなければならない」「戦争に敗れたのは偽りの日本、真の神州日本は不滅」。現在の「生長の家」は政治から足を洗い右傾化にも批判的だが、それに飽き足らない昔の「生長の家」原理主義者が日本会議を牽引。
・日本会議のやってきたこと…元号法制化(1979年)、「ピース大阪」戦争展示に圧力(1997年)、国旗国歌法制定(1999年)、大江・岩波スラップ訴訟(2005年)、教育基本法改悪で「伝統・文化の尊重➔愛国心養成」義務付け(2006年)、「外国人参政権」「夫婦別姓」潰し(2010年)、高校教科書から「従軍慰安婦」「強制連行」の記述削除(2015年)

(5)日本教育再生機構(が森友学園問題で果たした役割)
日本教育再生機構とは…日本会議の別動隊。「新しい歴史・公民教科書をつくる会」系の育鵬社(いくほうしゃ)の歴史・公民教科書を使うよう各地の地方議会や教育委員会に働きかけ。現在、大阪市内135校、東大阪26校などで育鵬社の教科書を使用中。
・育鵬社の教科書の特徴…日本の過去の侵略・植民地支配には触れず、戦争を美化。大日本帝国憲法を高く評価し、現憲法は米占領軍の押しつけと誹謗。安倍首相の写真を15枚も掲載。歴史の最初に「神話」が登場(他の教科書は全て縄文時代から)。「世界の中の大国、日本」という書き出しで、安倍語録の「日本を取り戻す」「世界の真ん中で輝く日本」を提灯持ち。
・教育シンポジウムで安倍・松井会談をセット(2016年2月26日、大阪)。自民党総裁選の結果によっては安倍が自民党を割って維新に合流する話もあった。橋下府政(当時)の日の丸・君が代強制「教育基本条例」を安倍が評価➔ここで自民・維新の両者が完全に繋がり、ともに森友学園の右翼軍国主義教育を裏から支える構図が出来上がった。

(6)安倍政権を支えるメディア
・お隣の韓国でも森友学園と同じような口利き疑惑が発覚し、こちらは国民の力で朴槿恵(パククネ)大統領の退陣を勝ち取る事ができた。しかるに日本では、いまだに5割もの支持率を背景に、安倍晋三が政権に居座り続けている。何が原因なのか?講演の話を基に私の感想も加えながらまとめてみた。
原因①政権との癒着…政権寄りのメディアが加入する「記者クラブ」が全ての情報を取り仕切り、御用報道を垂れ流す仕組みが出来上がってしまっている。森友学園の報道でも、最初は朝日がスクープ、毎日は出遅れ、読売・産経は完全無視。➔やがて読売・産経も無視できなくなり、全メディアが取り上げ始めた途端に、安倍首相が各社のキャップを呼んで東京・赤坂で飲み食い(2月27日)。
原因②メディア相互のチェックが働かない仕組み。日本ではテレビは新聞に従属している(クロスオーナーシップ制)。フジテレビ(関西テレビ)―産経新聞、TBS(毎日放送)―毎日新聞というように。この為、テレビも新聞もみな同じような報道になってしまい、メディア相互の監視・チェックが働かない仕組みになっている。こんなこと欧米では考えられない。
原因③戦後民主化の不徹底…戦後、平和・民主国家として再出発したはずの日本だったが、その後、米ソ対立や中国革命が起こり、米国は日本を反共の防波堤にしようと、占領政策を変更。その下で、戦犯政治家が追放を解除され相次いで政権に復帰(今の安倍首相の祖父・岸信介など)。せっかく平和・人権を謳った憲法を持ちながら、ブラック企業がここまではびこり、国民無視の政治が横行するのも、全てはここに原因がある。
原因④小選挙区制の弊害…90年代の選挙制度改革で、中選挙区制から小選挙区制優位の制度に変わり、同じ選挙区に同じ党から1人しか出馬できなくなり、1人しか当選できなくなった事で、公認権を握る与党の幹事長には誰も逆らえなくなった。また、1人しか当選できないので、大政党の金権・世襲候補ばかりが当選。嫌気が差した有権者は棄権に回り、投票率の低下で、ますますカネや知名度だけで当選できるようになってしまった。
その結果①日本の報道自由度ランキングは年々低下。今や韓国・台湾にも追い抜かれ世界第72位にまで落ち込み(2016年)。これでは途上国の独裁国家とさほど変わらない。
その結果②政権に批判的なキャスターは次々と降板させられた(NHKクロ現:国谷裕子、報ステ:古賀茂明・古舘伊知郎、TBSニュース23・岸井成格など)。
その結果③治安立法の相次ぐ成立(秘密保護法・戦争法・そして共謀罪)➔警察が「犯罪組織」と勝手に認定すれば、「目くばせ」しただけで「犯罪準備行為」と決めつけられ、普通の「市民団体」や「労働組合」まで「テロ組織」として弾圧される、戦前以上の監視国家に。
・今こそ、95歳の元海軍兵・龍本邦慶さんの次の言葉を思い起こすべきだろう―「沈黙は国を滅ぼす」(以上が講演のまとめ)

 そして休憩の後、第二部で、塚本幼稚園を退園した4名のお母さん方の体験談をお聞きしました。体験談の間はプライバシー保護の為に写真撮影は禁止とされました。園内での虐待の実態も既に報道され始めていますが、実際の体験談はそれ以上に酷い内容でした。

・Aさん
 2015年4月に子どもを年少組に入れ翌年4月まで在籍。入園動機は、将棋・剣道・英語などの斬新なカリキュラム、給食実施、猫型の送迎バス運行に魅力を感じたから。しかし、教えてくれたのはクラスと担任の名前だけで、園長の名前も教えてくれなかった。送迎バスも定刻5分前に勝手に発車し、子どもを置いて行かれたので抗議したら、それがさも当然のように言われた。副園長からの手紙が週に2、3回来るが、いずれも幼稚園とは無関係の新聞記事の切り抜きだった。子どもにトイレを無理やり我慢させ、漏らしたウンチを裸のまま、食器と一緒に鞄に詰めて持って帰らされた。PTAの会計がまるで出鱈目。本来、園が負担すべき内科健診の費用までPTAが負担。年長組でもないのに1冊19800円もする卒業アルバムを子どもの人数分買わされた。PTA会長のくせに「園長のお手伝いをしているだけで会計については何も分からない」

・Bさん
 2014年4月に子どもを年少々組に入れ2016年3月まで在籍。入園動機は、2歳児も預かってもらえ、都会では珍しい稲刈りを体験させられるから。でも、稲刈り体験は年長組だけで、他のカリキュラムも実際はやっていないものが多かった。先生が間違っても絶対に謝らない、たとえ先生が謝っても、その後に副園長が恫喝の手紙を送りつけて来る。子どもがどんどん無表情になっていくのを見て、自分の方から子どもを退園させた。

・Cさん
 2014年4月から2ヶ月間、子どもを年少組に入れる。幼稚園が自宅から近く、しつけが厳しいと聞かされたので入れた。英語のカリキュラムにも魅力を感じだ。ところが実際は、英語のカリキュラムは昨年度で終了していた。副園長も、入園前はあんなに励ましてくれたのに、入園後はうって変わってパワハラし放題。他の先生方も平気で噓をつく。

・Dさん
 2013年2月から1年間在籍。副園長から「犬臭い」と言われ、家から持参した弁当を勝手に捨てられた。「2歳児は邪魔だから行事のある日は休め」「朝から子どもが泣きっぱなし➔母親のしつけが悪い」「後片付けが遅いので帰りのバスに寄せてやらなかった」…そのたびに副園長から自筆で殴り書きの手紙をよこされる。子どもがほっぺたを赤紫色に腫れ上がらせて帰って来た事があった。ほっぺたには手形がついていた。留守電には罵倒のオンパレード。留守電を解除したら直接家に押しかけられた。園長から「月末で退園してもらう」と言われた当日に、子どもが荷物を持たされて退園させられて来た。運動会の選手宣誓では、「安倍首相、頑張れ!」だけでなく、「朝日新聞は謝れ!」も言わされた。

 このようなムチャクチャな幼稚園運営が行われていました。その中で、退園者のお母さん方有志で「T(塚本)幼稚園退園者の会」を立ち上げ、ブログで幼稚園の実態を暴露し、昨年12月からは大阪府私学課にも改善の申し入れを続けて来たそうです。ところが、大阪府の方は「法律の範囲内で対応」の一点張りで、実際は「無しのつぶて」。園児虐待の実態を告発しても、学園側への通り一遍の聞き取り調査だけで済ませ、虐待の事実を認めてくれませんでした。このように、今まで散々、森友学園を持ち上げ、かばい立てておいて、旗色が悪くなった途端に、急に掌を返したように「とんでもない経営者だ」の「小学校は不認可にする」だの言われても、誰が大阪府や松井知事の言う事を信用できるでしょうか?
 今、森友学園の籠池元理事長は、証人喚問で国から「口封じ」の露骨な圧力をかけられています。そういう意味では、国との関係で言えば、籠池元理事長は、確かに安倍独裁政権の犠牲者ではあります。元理事長の「言論の自由」は何としても守らなければなりません。しかし、森友学園が経営する塚本幼稚園の、このような酷い実態を聞くと、「何故このような『ブラック幼稚園』経営者の人権まで守ってやらなければならないのか?」という気持ちも、正直言って私の中にはあります。

 この後、元中学校教員の方から、戦前の「教育勅語」の扱いについて説明がありました。戦前は、四大節(元旦、紀元節=2月11日・今の建国記念の日、天長節=4月29日・昭和の日、明治節=11月3日・文化の日)のたびに、燕尾服を着た校長によって「教育勅語」が奉読され、その間は生徒は45度の姿勢で最敬礼を強要され、上を覗き見る事すらできませんでした。学校が火事になっても、生徒の無事よりも「御真影(天皇・皇后の写真)」や「教育勅語」の無事の方が優先されました。まるで今の北朝鮮と同じです。人間の命よりも天皇の写真や勅語の方が大事にされたのです。こんな、人を人とも思わない国の一体どこが「道義国家」なのでしょうか?これの一体どこがまともな「道徳」なのでしょうか?
 最後に、今後の取り組みについて報告されました。現在、森友学園関連の「行政文書不開示取り消し」を求める訴訟や、国有地ダンピングに携わった近畿財務局の担当者を背任容疑で告発する手続きが進められています。また、地元の阪急宝塚線沿線での駅頭宣伝も予定されています(3月23日曽根駅前、30日蛍池駅前、いずれも18時から1時間の予定で)。そもそも、森友学園の教育が本当に素晴らしいものなら、もっと堂々と推奨すれば良いのに、表向きは無関係や中立を装いつつ、陰でそれを広げようと圧力を加える。そのような非人間的で陰湿なトンデモ洗脳教育を絶対によみがえらせてはならない。「沈黙は国を滅ぼす」という元海軍兵の言葉を胸に、決意新たに会場を後にしました。 
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籠池・菅野コンビが安倍を追い詰める異例の展開になってきた

2017年03月19日 08時29分51秒 | 森友学園問題
 森友学園疑惑もいよいよ山場に差し掛かってきたようです。ついこの間まで、森友学園の籠池泰典(かごいけ・やすのり)理事長を散々批判していたフリージャーナリストの菅野完(すがの・たもつ)氏が、何と「敵」であるはずの籠池氏とタッグを組んで、当時の近畿財務局理財局長や松井知事、稲田朋美(いなだ・ともみ)防衛相や安倍首相夫妻を追い詰める、異例の展開になってきました。

 私のブログは勤務先のバイトも大勢読んでいるので、一から解説しますと、菅野完さんと言うのは、扶桑社新書で出ている「日本会議の研究」という本の著者です。この本の中で、右翼団体の「日本会議」が、いかに政治の中枢に食い込んで、今の自民党・安倍政権を支配するに至ったか、その舞台裏を暴いています。森友学園の籠池理事長も、この団体の大阪支部幹部です。私もこの本を読みましたが、非常に為になりました。1冊800円の新書版で気軽に読めますので、バイトの皆さんも、「俺は本なんて読まないから」なぞと言わずに、是非読んでみて下さい。
 その菅野さんが、週刊スパ2月28日号の特集記事で、森友学園が経営する塚本幼稚園で、園児虐待や在日韓国人保護者への差別発言が行われてきた事を暴露しました。塚本幼稚園は、以前から、幼稚園児に軍歌を歌わせたり、「教育勅語」を暗唱させたりする等、ゆがんだ軍国主義教育を行ってきました。そこで、そのような虐待・差別行為が行われてきた事を、菅野氏は暴露したのです。この事も既にブログで書きましたが、皆さんには週刊スパの元記事の方も是非お読みいただきたいと思います。





 以上の経過からすれば、幼稚園経営者の籠池氏は、菅野氏にとっては「敵」も同然です。実際、籠池氏が今回の件でマスコミに取り上げられるようになった当初は、氏は菅野氏の事を非常に嫌っていました。記者会見の席上でも、菅野氏が名乗りを上げた途端に、「あー、あんたが菅野さんか。あんた、ちょっと(あの記事は)酷いじゃないの!」と、思わず怒りの声を上げたそうです。
 ところが、その菅野氏が、長男の紹介で、籠池氏の自宅に直撃取材に及ぶ事になりました。3月10日夜の事です。籠池理事長も、当初は菅野氏の顔を観た途端に、「何でお前がこんな所に来た!敷居をまたぐな!」と、押し問答だったそうです。しかし、そこはジャーナリストの菅野氏。籠池氏を落ち着かせ、「籠池氏とは一面識もない」と言っていた稲田防衛相が、実際は森友学園の顧問弁護士を務め、過去に学園が起こした訴訟も請け負っていた事まで、聞き出す事に成功しました。

 その後、籠池氏は、外国特派員協会主催の記者会見をキャンセルする等、行動を二転三転させましたが、最終的に国会の証人喚問を受け入れる所まで来ました。この3月23日に衆参両院で行われる事になった証人喚問も、最初は参考人招致の形で野党が要求していて、与党は難色を示していました。ところが、籠池氏が「安倍晋三から百万円寄付してもらった」と口外した途端に、態度を硬化させ、「そんな寄付なぞしていない。安倍首相を侮辱するのか!嘘をつくなら偽証罪で処罰される証人喚問に出て来い!」と言い出して、与党からの提案で実現する事になりました。侮辱されたのは首相ではなく、国有地をタダ同然で売却され、不当に税金が使われた国民の方なのに(# ゚Д゚)。「安倍は一体何を言っているんだ!」と思います。
 おそらく与党は、籠池氏を証人喚問で威圧する事で、同氏を黙らせようとしたのでしょう。しかし、国会で同氏が今までの事を洗いざらいぶちまける事で、喚問の矛先は同氏だけでなく与党や「隠れ与党」(維新の会)にも向かう事になります。単に「百万円寄付の有無」だけでなく、今までの国有地の不当廉売疑惑や、幼稚園児に軍歌を歌わせるような偏った教育をする、借金まみれで問題だらけの幼稚園が、なぜ小学校建設の認可を得るに至ったのか、誰がそれを認可したのかまで追及される羽目になります。今回の証人喚問は、籠池氏だけでなく安倍政権や松井大阪府政にとっても「両刃の刃」となります。

菅野完 事件の責任は迫田前理財局長と松井一郎大阪府知事


 この流れの中で、なぜ菅野氏が、かつて敵同士であったはずの籠池氏とタッグを組みようになったのか、その一端を上記の動画で明らかにしています。菅野氏いわく、「一民間人に過ぎない籠池氏が、政権から名指して圧力をかけられている。これは、言論の自由を守る為にも、見過ごす事は出来ない」「今まで安倍政権に遠慮して、この疑惑を余り取り上げなかったマスコミも、視聴率が稼げるとなった途端に、籠池さんばかり追いかけ回すようになった。しかし、本当に喚問されるべきなのは、小学校認可の申請をした私人(民間人)ではなく、それを決裁した公人(公務員、官僚)の方ではないか」「確かに籠池氏も、軍国主義・戦前賛美の教育を行ったり、園児虐待や在日保護者への差別発言を繰り返してきた。そういう意味では、問題のある人物だが、だからといって、政権によって不当に抹殺され、その事で『トカゲの尻尾切り』で疑惑自体がウヤムヤにされるような事になってはならない」と、明確に仰っています。
 これは私にとっても反省すべき事でした。私自身も、籠池氏の考え方や思想は受け入れる事が出来ないので、籠池氏が証人喚問されると聞いて、与党の胡散臭さとは別に、籠池氏に対しても「ざまあみろ」という思いが、全く無かったとは言いません。また、自分の身近にあった出来事についても、昨年末から今年始めにかけて、私にパワハラを働いた社員が、会社から懲罰的な配置転換をされた事に対して、思わず「ざまあみろ」と喝采を上げ、この問題を一社員の不始末に止めようとした会社の意図を、果たしてどこまで冷静に分析できたか。そういう色んな意味で、私も今回の事を「他山の石」としたいと思いました。
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産経のえげつないまでの不道徳と情報操作

2017年03月12日 21時07分50秒 | 森友学園問題
 森友学園の籠池理事長が、大阪・豊中で建設中の新設小学校「瑞穂の国記念小学院」の開校申請を自ら取り下げ、理事長職からも一旦退く事を、3月10日の記者会見で明らかにしました。但し、理事長自身は「あくまでも開校の延期であり、決して開校を諦めた訳ではない」「理事長を退くのも一時的な措置で、引き続き学園経営には携わっていく」と、強気の姿勢を崩していません。
 勿論、こんなものはホンの目くらましに過ぎません。いくら開校申請を取り下げ、理事長を退任しても、これまでの責任が消える訳ではありません。そもそも、当人が全然反省していないのだから、お話になりません。おそらく、世論の批判にさらされ、やむを得ず一時撤退に追い込まれたというのが、本当の所でしょう。この際、国会への参考人招致も含めて、事件の真相を徹底的にたださなければなりません。

 森友学園の疑惑がクローズアップされるに従い、当初は及び腰だったマスコミも、ようやく、この疑惑を報道するようになりました。その中で、当初はほとんど取り上げなかった産経新聞も、以下にみられるように、まるで手のひらを返すように、盛んに書き立てるようになりました。

【森友学園・籠池氏会見(8)完】「朝日新聞は嘘書く」最後までマスコミ批判 1時間半の会見はほぼ独演会
【森友学園・籠池氏会見(7)】学校開設は「再申請する」 複数の契約書は「だましていない。認識の違い」 
【森友学園・籠池氏会見(6)】3つの契約書「いずれも正しい」 学校開校は「延期」
【森友学園・籠池氏会見(5)】「議員の口利きない」ようやく質問に答える…疑惑は全否定
【森友学園問題】籠池氏、止まらない恨み節「袋だたきにされた」「予想外の展開になった」
【森友学園・籠池氏会見(4)】「学校開設は天から与えられた使命」…再びチャレンジを明言 
【森友学園・籠池氏会見(3)】「温かい目で見てほしかった」…身の危険感じ開設断念
【森友学園・籠池氏会見(2)】「産経の報道えげつない」…延々続くマスコミ批判
【森友学園・籠池氏会見(1)】会見場に幼稚園児用のイスずらり 「マスコミのせいで処分先見つからず」 冒頭から恨み節全開(以上、新着記事から更新順に表示)

 この中で、例えば【森友学園・籠池氏会見(2)】「産経の報道えげつない」…延々続くマスコミ批判(2017.3.10 18:42更新)では、このように報道しています。(以下引用)

《会見の本題からそれ、籠池氏によるマスコミ批判が延々と続く》

 籠池氏「(国有地の価格の問題から)だんだんと私や家族の信条のことが中心に放送されることになり、私が袋だたきにされているような感じになってきた。
 皆さん方、学びの部屋に土足で入ってきたことをちょっと反省していただきたい。私は逃げも隠れもしないのに、パパラッチのように追いかけたりした。昨日も淀川警察署に避難した。
 2月8日にあの土地のことで訴訟が提起された。もうすぐ春なのにこの1カ月間、何もできなかった。気ぜわしくて何か邪魔されている感じだ」

 《批判の矛先は、一連の疑惑を連日報じた新聞各紙にも向けられた》

 籠池氏「最初に報道したのは朝日新聞、いや共同通信でしたかな。そして読売新聞、産経新聞も続いた。産経の記事は後追いだったのに、あまりにもひどい。
 何でそこまで。えげつない報道、朝日のやり方と変わらない。非常に辛かったです」(引用終了)

 http://www.sankei.com/west/news/170310/wst1703100070-n1.html
 http://www.sankei.com/west/news/170310/wst1703100070-n2.html

 確かに、一般論で言うなら、産経の事件報道については、「えげつない」と感じる部分は確かにあります。容疑者の悪事をこれでもかと暴き立て、容疑者への憎しみを煽るばかりで、「なぜ容疑者が犯罪を犯すに至ったのか」とか、「本当にそこには情状酌量の余地がなかったのか」という点については、余り触れない傾向が確かにあります。産経新聞は、社説や政治報道についても、自民党や安倍政権を擁護する記事が多いので、一般の事件報道についても、警察よりの立場に立った記事が多いのでしょう。
 しかし、この森友学園については、国有地の格安払下げ・背任容疑から、政治家への口利き・ワイロ疑惑や、金額の異なる三種類の契約書を国や大阪府に提出していた詐欺容疑、幼稚園での「教育勅語」暗唱、運動会での「安倍首相、頑張れ!」の選手宣誓、園児虐待、在日保護者への差別発言など、正に「疑惑と人権侵害のデパート」ともいえる状況を呈しています。それらの疑惑を追及する事こそ、マスコミに今もっとも求められている役割です。
 それを「えげつない」の一語でもって、批判封じに持って行こうと考えているなら、それは大きな間違いです。そもそも、「えげつない」の基準は、事件の内容によっても異なります。大した事件でもないのに、容疑者を必要以上に悪しざまに叩くような記事については、確かに「えげつない」との批判もあり得ましょう。しかし、今回の森友学園のように、実際に「えげつない」事やっている容疑者に対しては、多少「えげつなく」書かれても、それは自業自得というものです。そんなに「えげつなく」書かれるのが嫌なら、最初から書かれるような事をしなければ良いのです。

 従って、今回の件については、「産経の報道はえげつない」という籠池理事長の批判は、全く的外れです。こんな事、今さら言うまでもない事です。今回の件で産経の報道ぶりを批判するなら、個々の記事の「えげつなさ」よりも、以下の記事に見られるような「無節操ぶり」こそ、批判されるべきだと思います。(以下引用)

安倍首相夫人・アッキーも感涙…園児に教育勅語教える“愛国”幼稚園 「卒園後、子供たちが潰される」と小学校も運営へ(2015.1.8 11:00更新 産経WEST「関西の議論」)

「教育勅語」や「五箇条の御誓文」の朗唱、伊勢神宮への参拝・宿泊…。大阪市淀川区に超ユニークな教育を園児に施している幼稚園がある。塚本幼稚園幼児教育学園。安倍晋三首相夫人が同園を訪れたとき、園児らのかわいらしくもりりしい姿を見て、感涙にむせんだという。さて、その塚本幼稚園の籠池泰典園長が、小学校運営に乗り出している。現代教育のゆがみをも映し出すその理由とは-。(服部素子)

昭恵夫人「安倍首相に伝えます」

 「夫婦相和し、朋友相信じ、恭倹(きょうけん)己を持(じ)し、博愛衆に及ぼし、学を修め、業を習ひ…」。園庭に2~5歳の園児約150人の大きな声が響く。
 教育勅語(正式には「教育ニ関スル勅語」)は、明治23(1890)年に発布され、第2次世界大戦前の日本政府の教育方針の根幹となった文書。なぜいま、教育勅語なのか。
 「子供に学んでほしいことは何か、とつきつめたとき、その答えが明治天皇が国民に語りかけられた教育勅語にあったからです」と籠池泰典園長(61)の答えは明快だ。
 あどけない幼児が大きく口をあけ、難しい言葉を朗唱する姿を初めて見た人は一様に驚き、感動する。安倍首相の昭恵夫人もそのひとりだ。
 昭恵夫人は昨年4月、同園の視察と教職員研修のため訪れたとき、鼓笛隊の規律正しいふるまいに感動の声を上げた。さらに、籠池園長から「安倍首相ってどんな人ですか?」と問いかけられた園児らが「日本を守ってくれる人」と答える姿を見て、涙を浮かべ、言葉を詰まらせながらこう話したという。
 「ありがとう。(安倍首相に)ちゃんと伝えます」

子供と教師が「なあなあ」でいいのか

 同園は昭和25(1950)年の開園。全国初の学校法人立幼稚園だという。
 籠池園長の就任は61年。他の幼稚園関係者との会話の中で、前職の公務員時代に抱いていた思いが頭をもたげてきた。
 「教育関係者と接していたとき、教師と教え子の“なあなあ言葉”での会話を聞いたり、教師のジャージー姿を目にしたりするにつけ、違和感を覚えました。根底に幼児期の『徳育』の欠如があるのでは、と感じたんです。園の先生たちと話していて、改めてその思いが強くなったんです」
 そんなとき、平成7(1995)年1月、阪神大震災が起きた。
 「あのときの日本人の行動には、人としての矜持があった。この矜持を育むことこそ教育。それから当園の教育の根幹を12の徳目に置き、『教育勅語』や『五箇条の御誓文』の朗唱を始めたんです」
 12の徳目とは、親や先祖を大切に▽兄弟姉妹は仲良く▽夫婦はいつも仲睦まじく▽友達はお互いに信じ合い▽自分の言動をつつしみ▽広くすべての人に愛の手を差しのべ▽勉学に励み職業を身につけ▽知識を高め才能を伸ばし▽人格の向上につとめ▽広く世の人々や社会のためにつくし▽規則に従い社会の秩序を守り▽正しい勇気を持って世のため国のためにつくす--その基となっているのが「教育勅語」なのだという。
 また、基礎体力作りとしての剣道、スイミング、ラグビーや、日本の伝統文化を身につけるための将棋、そろばん、論語、書道。また、創造性を養うものとして、鼓笛隊や大正琴、日本太鼓も授業に組み入れた。

せっかく身につけたことが…

 籠池園長は現在、大阪府豊中市に私立小学校「瑞穂の國記念小學院」の建設を進めている。開校は平成28年4月を予定。目指すのは「礼節を尊び、愛国心と誇りを育てる」教育だ。
 なぜ小学校運営なのか。籠池園長は説明する。
 「集合時にだらだらとしていたり、子供が先生と友だちのようにしゃべったりというのが『普通』になっている小学校に、当園を出た子供たちが入っていくと、自分の根っ子に不安を持ち始めるんです。せっかく、当園で身につけたことが潰される…。それで小学校をつくることにしたんです」
 たしかに、記者が小学生だった昭和の時代は、普通の公立の小学校でも登下校時に先生にあいさつするのは当たり前で、わざわざ「あいさつしなさい」と注意された覚えもないし、先生との会話は敬語だった。
 新設する小学校は木造2階(一部3階)建て。敷地面積は約8700平方メートルで、教室にはそれぞれ6・6平方メートルの畳敷きのバルコニーを設ける。江戸時代にあった岡山藩の藩校「閑谷(しずたに)学校」をイメージした講堂1階は、板張りの間と和室があり、修身や茶道などの授業が行われる。

批判や嫌がらせにも揺るがぬ決意

 実は、幼稚園運営だけでも苦労は多い。日の丸を掲げ、君が代を斉唱し、皇族が関西に来られると、園児を連れて奉迎に出向く…という教育方針への批判の声は多いという。正面からの批判ならまだともかく、園の玄関に掲げた日章旗を盗まれるといった嫌がらせを受けたことも。
 「でも、そういう時代はもう過去になったと思います。古来、日本人は八百万(やおろず)の神を崇め、祀ってきました。子供のころ、よこしまなことを考えると『神様が見てる』という言葉が、常に心を射ました。そういう教育を行う小学校にしたい」
 籠池園長は笑顔の中にも決意を込めてこう語った。(引用終了)

 http://www.sankei.com/west/news/150108/wst1501080001-n1.html
 http://www.sankei.com/west/news/150108/wst1501080001-n2.html
 http://www.sankei.com/west/news/150108/wst1501080001-n3.html
 http://www.sankei.com/west/news/150108/wst1501080001-n4.html

 このように、今まで散々、森友学園を持ち上げておきながら、風向きがまずくなったとたんに、一転して叩く方に回る。それは、かばうより叩いた方がもうかる事が分かったからです。
 この「無節操ぶり」こそが、「えげつない」に並ぶとも劣らない、産経記事のもう一つの特徴です。むしろ、外見の「えげつなさ」よりも、こちらの「無節操」の方が、より問題だと言えます。思えば戦前も、マスコミはこのように、散々、戦争熱を煽り、国民を無謀な侵略戦争に駆り立て、多くの犠牲を生み出しながら、戦後は一転して他人事のように「あの戦争は間違っていた、これからは民主主義の世の中だ」と、まるで手のひらを返すような態度を取りました。その結果、はしごを外された国民だけが酷い目にあわされました。

 産経新聞は「無節操」なだけではありません。同じ産経新聞でありながら、ネット配信のウェブ記事と実際の紙面とでは、書いている事が微妙に違うようだ、という疑惑もあります。現に私も、前述の「安倍首相夫人・アッキーも感涙」ウェブ記事の実際の紙面を読もうと、大阪市立図書館で探しましたが、全然見つかりませんでした。前述の関西版のウェブ記事も、1月8日に更新されたものなので、1月8日か9日の産経新聞大阪版には掲載されているはずです。そう思って、図書館で両日の紙面を隅々まで調べましたが、どこにも掲載されていませんでした。
 これが他紙なら、著作権との絡みで、ウェブ記事には実際の紙面の一部しか掲載されない事はあっても、逆に実際の紙面にはない記事がネットに流れる事なぞ、ありえないはずです。これでは、後々まで記録が残る実際の紙面の方は、比較的穏当な記事に仕上げておいて、いつでも削除可能なウェブ記事の方に、憲法改正や核武装まで煽るような「過激な」記事を載せて、ネットのアクセス数を稼いでいるのではないかと、疑われても仕方ないでしょう。
 ひょっとしたら、実際には別の日付の紙面に掲載されていたのを、私が見逃しただけかも知れません。もし、そうだとしたら、遠慮なくご指摘下さい。

 それと、もう一つ、産経のウェブ記事で気づいた事があります。それは一ページ当たりの分量が異様に短い事です。前述の引用記事にしても、別にあそこまで分割する必要はないはずです。別に、無理にキチキチに詰めて掲載しなくても、もっと少ないページ数にいくらでもまとめる事はできるはずです。あんなに記事を分割されたら、一々クリックしてページをめくら(画面を更新し)なければならず、面倒な事この上もありません。クリックする手間を考えれば、まだ一ページ(一画面)当たりの文字数を増やしてくれた方が、はるかに読みやすいです。
 ひょっとしたら、これも、アフェリエイトの広告収入を増やすために、わざと記事を分割してクリック回数を稼いでいるのではないでしょうか?まさか、天下の全国紙が、そこまで阿漕(あこぎ)な商売をしているとは思いませんが…。

 それにしても、今まで散々、「森友学園の教育は素晴らしい」「国民も、この学園理事長のように、愛国心や道徳を大事にしなければならない」と言っていた産経新聞が、旗色が悪くなった途端に、他のマスコミと一緒になって、森友学園を叩く側に回るとは…。愛国者や道徳者にとって、「裏切り」はもっとも恥ずべき事だったはずなのに。そこまでしてまで、「とかげの尻尾切り」で事件の幕引きを図ろうとする安倍政権や松井・大阪府知事を助けたいのでしょうか?「義勇公に奉じ」の「教育勅語」が聞いて呆れます。

教育勅語の全文

朕(ちん)惟(おも)フニ、我(わ)ガ皇祖皇宗(こうそこうそう)國ヲ肇(はじ)ムルコト宏遠(こうえん)ニ、德ヲ樹(た)ツルコト深厚ナリ。我(わ)ガ臣民(しんみん)克(よ)ク忠ニ克(よ)ク孝ニ、億兆(おくちょう)心ヲ一(いつ)ニシテ世世(よよ)厥(そ)ノ美ヲ濟(な)セルハ、此(こ)レ我(わ)ガ國體(こくたい)ノ精華ニシテ、教育ノ淵源(えんげん)亦(また)實(じつ)ニ此(ここ)ニ存ス。爾(なんじ)臣民(しんみん)父母(ふぼ)ニ孝ニ、兄弟(けいてい)ニ友(ゆう)ニ、夫婦相(あい)和シ、朋友(ほうゆう)相(あい)信ジ、恭儉(きょうけん)己(おの)レヲ持(じ)シ、博愛衆ニ及ボシ、學(がく)ヲ修(おさ)メ、業(ぎょう)ヲ習(なら)ヒ、以(もっ)テ智能ヲ啓發シ、德器(とっき)ヲ成就シ、進(すすん)デ公益ヲ廣(ひろ)メ、世務(せいむ)ヲ開キ、常ニ國憲(こっけん)ヲ重(おもん)ジ、國法(こくほう)ニ遵(したが)ヒ、一旦(いったん)緩急(かんきゅう)アレバ義勇(ぎゆう)公(こう)ニ奉(ほう)ジ、以(もっ)テ天壤無窮(てんじょうむきゅう)ノ皇運(こううん)ヲ扶翼(ふよく)スベシ。是(かく)ノ如(ごと)キハ獨(ひと)リ朕(ちん)ガ忠良(ちゅうりょう)ノ臣民(しんみん)タルノミナラズ、又(また)以(もっ)テ爾(なんじ)祖先ノ遺風ヲ顯彰(けんしょう)スルニ足(た)ラン。
斯(こ)ノ道ハ實(じつ)ニ我ガ皇祖皇宗(こうそこうそう)ノ遺訓ニシテ、子孫臣民(しんみん)ノ倶(とも)ニ遵守(じゅんしゅ)スベキ所(ところ)、之(これ)ヲ古今(ここん)ニ通(つう)ジテ謬(あやま)ラズ、之ヲ中外(ちゅうがい)ニ施シテ悖(もと)ラズ。朕(ちん)爾(なんじ)臣民(しんみん)ト倶(とも)ニ拳々服膺(けんけんふくよう)シテ、咸(みな)其(その)德ヲ一(いつ)ニセンコトヲ庶幾(こいねが)フ。 
明治二十三年十月三十日 御名御璽(ぎょめいぎょじ)

教育勅語の現代語訳

私(注:明治天皇)は、私達の祖先が、遠大な理想のもとに、道義国家の実現をめざして、日本の国をおはじめになったものと信じます。そして、国民は忠孝両全の道を全うして、全国民が心を合わせて努力した結果、今日に至るまで、見事な成果をあげて参りましたことは、もとより日本のすぐれた国柄の賜物といわねばなりませんが、私は教育の根本もまた、道義立国の達成にあると信じます。
国民の皆さんは、子は親に孝養を尽くし、兄弟・姉妹は互いに力を合わせて助け合い、夫婦は仲睦まじく解け合い、友人は胸襟を開いて信じ合い、そして自分の言動を慎み、全ての人々に愛の手を差し伸べ、学問を怠らず、職業に専念し、知識を養い、人格を磨き、さらに進んで、社会公共のために貢献し、また、法律や、秩序を守ることは勿論のこと、非常事態の発生の場合は、真心を捧げて、国の平和と安全に奉仕しなければなりません。そして、これらのことは、善良な国民としての当然の努めであるばかりでなく、また、私達の祖先が、今日まで身をもって示し残された伝統的美風を、さらにいっそう明らかにすることでもあります。
このような国民の歩むべき道は、祖先の教訓として、私達子孫の守らなければならないところであると共に、この教えは、昔も今も変わらぬ正しい道であり、また日本ばかりでなく、外国で行っても、間違いのない道でありますから、私もまた国民の皆さんと共に、祖父の教えを胸に抱いて、立派な日本人となるように、心から念願するものであります。

http://www.tukamotoyouchien.ed.jp/about/

 以上、森友学園が経営する塚本幼稚園のHPより引用。但し、重要部分に下線を引いて強調したのは私です。
 朕(ちん)=天皇(ここでは明治天皇)の自称。臣民(しんみん)=「天皇の家来」という意味で、当時の日本国民の事を指す。御名御璽(ぎょめいぎょじ)=天皇の署名と公印。
 いくら前段で「互いに力を合わせて助け合い」なぞと、さも当然の事を書いているように見せかけても、結局は「戦争になれば天皇の為に命を投げ出せ」という事でしかなく、それを「非常事態発生の際には、真心を捧げて国の平和と安全に奉仕しなければなりません」という表現で誤魔化している事に注意。昭和ヒトケタ生まれの私の親父も、「幼い頃は、この教育勅語を学校で丸暗記させられた」と言っていました。

 そんな森友学園の教育方針を、疑惑が噴出するまで「素晴らしい」と言っていた人物が、今も総理大臣や防衛大臣、大阪府知事などの要職に居座っているのです。今頃、被害者ヅラして森友学園を批判している大阪府知事の松井にしても、そもそも、同学園の小学校を認可する為に大阪府の認可基準を緩めた張本人ではないですか。そして、こんな産経新聞みたいな新聞が、全国紙に堂々と収まっているのです。
 安倍政権閣僚のほぼ全員と、自民党国会議員の大半が、憲法改正や教育勅語の復活をめざす右翼団体「日本会議」に加入しています。「日本会議」の加入者は、自民党だけでなく、民進党や「日本維新の会」などの野党議員にも大勢います。そもそも、明治維新の「勤王の志士」気取りで「維新」を党名に掲げている事自体が、戦前の大日本帝国を美化し、自民党と思想的根っ子は同じである事を表しています。こんな体たらくで、日本は民主国家だと本当に言えるのでしょうか?
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瑞穂の国小学院問題を考える催しのご案内

2017年03月10日 21時17分43秒 | 森友学園問題
【連続集会のご案内】
第一弾 「瑞穂の国小学院」国有地売却疑惑の真相究明を求める市民集会(仮)
3月11日(土)午後2時から4時半
豊中市立文化芸術センター多目的室
講師:菅野完さん(「日本会議の研究」著者)
運営協力費 500円

第二弾 「瑞穂の国小学院」と「日本会議」
3月19日(日)午後2時から4時
豊中市立中央公民館視聴覚室
講師:上杉聡さん(「日本会議とは何か」著者)
運営協力費 300円

お問合せ 瑞穂の国小学院問題を考える会
℡/Fax 06-6844-2280

※第二弾の集会は、講師の上杉さんが参加出来なくなった為、下記の講師に変更されました。

(参考記事)

森友学園 国有地問題 真相究明へ集会 豊中で11、19日 /大阪(毎日新聞)

 学校法人「森友学園」が豊中市の国有地を異例の経緯で取得した問題で、「瑞穂の国小学院問題を考える会」が真相究明を求める集会を11日と19日に開く。国有地の売却価格が当初非公開だったことに疑問を持ち、問題を指摘してきた。
 11日午後2時から、豊中市曽根東町3の市立文化芸術センター多目的室。「日本会議の研究」の著者、菅野完さんが「数々の疑惑と日本会議」のテーマで講演する。協力金500円。19日午後2時から、豊中市曽根東町3の市立中央公民館視聴覚室で、「新聞うずみ火」の矢野宏代表が報告する。協力金300円。考える会(電話・ファクス06・6844・2280)。

http://mainichi.jp/articles/20170309/ddl/k27/100/359000c

 以上、遅まきながら拡散させてもらいます。第一弾の集会前日の告知となってしまい、申し訳ありません。私は、第一弾の方は生憎仕事で参加できませんが、第二弾の方は何とか参加したいと思っています。
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安倍晋三小学校の認可に反対する署名にご協力をお願いします!

2017年03月07日 20時58分13秒 | 森友学園問題


以下転載。

私立「瑞穂の國記念小學院」の開校に認可を与えないでください
子どもたちに渡すな!あぶない教科書大阪の会(代表 上杉 聰)

学校法人「森友学園」が豊中市に建設中の私立「瑞穂の國記念小學院」は、日本国憲法に定められた基本的人権が守られる保障がなく、将来ある子どもたちの教育を担う小学校としてふさわしくありません。

「森友学園」が運営する「塚本幼稚園」には、各種報道で以下の問題が指摘されています。

① 児童虐待

おもらししたうんちを通園鞄に入れて持ち帰らせたり、「私は赤ちゃんです」と申告しなければ替えのパンツを与えてもらえない。トイレの時間が定められており、自由に排泄できない。犬の匂いがついていることを理由に、弁当やカバンを捨てられた。といった虐待が疑われる例が多数報告されています。

② 憲法と教育基本法の違反

「塚本幼稚園」は、教育基本法第十四条に違反する「政治的活動」を行っていた疑いがあります。

・2015年秋の大運動会の選手宣誓で、「尖閣列島、竹島、北方領土を守り、日本を悪者として扱っている中国、韓国が、心改め、歴史教科書で嘘を教えないようお願い致します。安倍首相ガンバレ!安倍首相、ガンバレ!安保法制国会通過よかったです!」という政治的な内容の言葉を園児に言わせたこと。また、保護者に憲法改正署名を求めたこと。

・「塚本幼稚園」は、「教育勅語」を中心とする憲法違反の教育内容をおこなっていること。

③ ヘイトスピーチ

「塚本幼稚園」は、「邪な考え方を持った(名前は日本人なのですが)在日韓国人である支那人である」「日本人の顔をしてわが国に存在することが問題」などと記した民族差別文書を保護者に手渡しました。これらは「ヘイトスピーチ対策法」に違反するヘイト文書そのものです。また、「日本を悪者として扱っている中国・韓国」と言わせるような、子どもに差別意識を植え付ける教育方針が、将来の市民を育てる健全な教育であるとは到底思えません。

④ 安定的で継続した学校運営基盤の欠如

「瑞穂の國記念小學院」について、大阪府私学審議会でも、経営見通しの不確実さ、教職員の中で小学校教員経験者が少ないこと、児童確保見込みの不明瞭さなど疑問が呈されており、安定的で継続した学校運営基盤が整っていない可能性があります。また、土壌の処理に関しても重大な疑惑があり、児童の健康が害される可能性が否定できません。

以上のように、学校法人「森友学園」には、日本国憲法に定められた基本的人権に配慮する意識がなく、「子どもの権利条約」にも明確に違反しています。こうした子どもの身体に過大な負担を与え、精神に傷を残しかねないような学校を大阪府が認可をすること、あるいは将来の開校の可能性を残して認可先送りをすることは、市民感情・保護者感情として許しがたいことです。

大阪府教育長と大阪府私立学校審議会におかれましては、子どもの健全な教育と成長を第一に考え、私立「瑞穂の國記念小學院」の開校を認可不適当となさいますよう、賢明な判断をお願いいたします。

賛同人・賛同グループ (新着順、敬称略)

ヘイトスピーチを許さない!大阪ネット
木村真(豊中市議)
熊野いそ(豊中市議)
ぼうごなつこ (漫画家・イラストレーター)
大川えみる(保育ライター 著書『ブラック化する保育』など)
あらい真(共産党衆議院大阪八区予定候補)
北山良三(共産党衆議院大阪五区予定候補)
出田馨(西播地域労働組合総連合 事務局長)

https://www.change.org/p/%E7%A7%81%E7%AB%8B-%E7%91%9E%E7%A9%82%E3%81%AE%E5%9C%8B%E8%A8%98%E5%BF%B5%E5%B0%8F%E5%AD%B8%E9%99%A2-%E3%81%AE%E9%96%8B%E6%A0%A1%E3%81%AB%E8%AA%8D%E5%8F%AF%E3%82%92%E4%B8%8E%E3%81%88%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%A7%E3%81%8F%E3%81%A0%E3%81%95%E3%81%84
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この人、ホンマに教育者なのか?

2017年03月05日 22時39分22秒 | 森友学園問題

 教育勅語の暗唱や軍歌の演奏、中国人・韓国人差別を煽る言動などの、森友学園の異常な教育方針については、今までも散々批判して来ましたが、今回はまた別の角度から批判してみたいと思います。

「教育関係者と接していたとき、教師と教え子の“なあなあ言葉”での会話を聞いたり、教師のジャージー姿を目にしたりするにつけ、違和感を覚えました。根底に幼児期の『徳育』の欠如があるのでは、と感じたんです。園の先生たちと話していて、改めてその思いが強くなったんです」
「集合時にだらだらとしていたり、子供が先生と友だちのようにしゃべったりというのが『普通』になっている小学校に、当園を出た子供たちが入っていくと、自分の根っ子に不安を持ち始めるんです。せっかく、当園で身につけたことが潰される…。それで小学校をつくることにしたんです」
 以上、安倍首相夫人・アッキーも感涙…園児に教育勅語教える“愛国”幼稚園 「卒園後、子供たちが潰される」と小学校も運営へ(2015.1.8 11:00更新 産経WEST「関西の議論」)より引用
 http://www.sankei.com/west/news/150108/wst1501080001-n1.html

 上記は、塚本幼稚園を経営する森友学園が、なぜ小学校も作るようになったのか、そのいきさつについて答えた籠池理事長のインタビュー記事です。私はこれを読んで、「何て薄っぺらな教育論なんだろう」と呆れました。「教師と教え子が“なあなあ"ではいけない、けじめをつけないといけない」のは勿論ですが、ただそれだけが教育ですか?けじめをつけるのは当たり前の話にしか過ぎず、その上で「何を教えるか?」考えるのが、本当の教育と違うのですか?

 会社でも、「上司の言う事をよく聞け」「ルールを守れ」というのは当然の話です。当然の話ですが、それはあくまでも、「よい自動車を作りたい」「おいしいパンを作りたい」などの会社の目標を実現する手段に過ぎません。だから、もしも上司が、コストを安く抑える為に、安全性に問題があっても目をつむったり、産地偽装、品質偽装を指示して来たら、会社本来の目標を損なうような、そんな間違った命令には、逆に抵抗しなければなりません。学校もそれと同じではないですか。

 「よい自動車を作りたい」「おいしいパンを作りたい」と言う、その基本は「客の立場に立って考える」という事です。会社の商品を買ってくれるお客さんの暮らしや健康を何よりも大事にする。会社や上司も、その為に存在します。従業員はお客さんの為に仕事をしているのであって、何も会社や上司の為に仕事をしている訳ではありません。業務命令や就業規則、ルールの類も、それを遂行する為の手段にしか過ぎません。理にかなった命令やルールには当然従わなければなりませんが、不当な命令については、むしろ抵抗しなければなりません。飲酒運転をしたら当の運転者だけでなく、それを見逃した同乗者も処罰されるでしょう。学校や社会もそれと同じです。それを抜きにして、ただ「上の言う事に従え」だけでは、単に「俺の奴隷になれ」と言っているのと同じです。

 そんな森友学園とは対極の教育方針を掲げているのが大阪府立西成高校です。以前、この高校の事を取り上げたテレビ番組を観た感想をブログに書きました。私立幼稚園と公立高校の違いはありますが、根っこにある教育の基本は変わらないと思います。以下、当該記事「西成高校の反貧困教育(前編)」より引用します。(少し長いです)

 西成高校は「あいりん地区」からも程遠くない所にあり、未解放部落や在日朝鮮人、母子家庭や生活保護世帯の生徒が数多く通う、いわゆる「ど底辺」の公立高校です。バイトで学費を稼ぐ生徒や授業料減免措置を受けながら通う生徒も多く、経済的困窮や学業不振などによる中退者も少なくありません。また、卒業生を受け入れてきた地元企業の方でも、長引く不況の影響で採用枠を絞らざるを得なくなっており、もはや高校を卒業しても簡単には就職できない世の中となってしまいました。
 その中で、西成高校では「格差に挑み、生徒の希望と誇りを育む」(同校HP)教育方針を掲げ、履歴書の書き方や求人票の見方、就職面接の受け方を徹底的に指導してきました。

 番組ではとりわけ二人の生徒の成長する姿を取り上げていました。一人はK君。彼はクラスの人気者ですが、母子家庭で、母親がかまってやれない後ろめたさから甘やかされて育ったせいか、遅刻や保健室登校からなかなか抜け出せません。一度は心を入れ替えて自分から頭を丸刈りにしてみせたものの、その後も遅刻は相変わらずで担任から「何の為に頭を丸めたんや!」と怒られ、大事な面接の日にもボロボロの学生ズボンで登校し、進路指導の教師から「全然心構えがなってないやないか!」とどやされる日々が続きます。その為、幾ら面接を受けても内定が貰えず、最期の土壇場で心を入れ替えてようやく内定に漕ぎ着けます。
 もう一人はUさん。彼氏の子を身ごもってしまったものの、高校生ながら自分で子供を生み育てる事を決意し、今は彼氏の家で家事・育児もこなし、子供を保育園に送り迎えしながら通学しています。大人びた性格故に、今までたびたび虐めも受けてきました。彼女は育児の事もあり一旦は就職を諦めかけます。しかし、教師から24時間保育の施設を紹介して貰う事で、介護の仕事に見事就く事が出来ました。

 この番組を見てまず感じたのが、西成高校の先生は生徒の表面的なマナーの悪さにいちいち目くじらを立てていない事です。高校HPに「スカートの下にジャージ着用禁止」の規定があっても、番組ではそういう格好の女子生徒が、椅子に立て肘をつきながら、それでも先生の意見に真剣に耳を傾けている姿が印象的でした。この光景と言い、先のUさんの例と言い、安倍政権の道徳教科復活にエールを送るような保守派には到底受け入れられない姿です。しかし、西成の現実の前には、空虚な道徳論・精神論なぞ何の役にも立たない。
 西成高校の先生方は、そんな事にはいちいち目くじらを立てず、しかし言うべき所では生徒を思いっきり叱り付けています。また、連日繰り返される企業面接の練習も、見ようによっては調教とも取れなくはない。でも、それが調教ではなく人間教育として立派に機能しているのも、教師が生徒の個々の生活の崩れだけに目を奪われる事なく、その裏にある生活の貧困にも思いやりながら、決して生徒を甘やかせず、一人の人間として見る中で、場合によっては必要な援助も与えてきたからではないでしょうか。

 西成高校は、反貧困学習でも有名な所です。遅刻などに対しては厳しく対処し、企業面接の練習を繰り返す一方で、例えば労働基準法の内容についても、通り一遍の知識ではなく、解雇されたらどうすれば良いかを、実際にバイトを解雇された生徒の事例を教材に取り入れる中で、「生徒に生きていく力をつけさせる」教育を実践してきました。昨今、ともすれば「内定を得る為にどう面接の空気を読むか」「如何に即戦力として企業側に気に入られる人材となるか」という視点ばかりが注目されがちですが、ここではただ杓子定規に「ルールを守れ」と言うだけでなく、「間違ったルールは是正し、より良いものに変えていく」事もきちんと教えています。
 その上で、遅刻防止・時間厳守などの社会人として必要なルールもきちんと教えている。だから、地域社会や地元企業からも支持され、弱肉強食の橋下市政下でも、少なくとも今の所は区長も蔑ろには出来ない存在となっている。この西成高校の先生の様な経営者や政治家が一人でも多くなれば、日本は確実に良くなる。これこそが本当の教育再生・政治再生ではないか。私も出来るならそんな職場で働きたい。それを一番感じました。(引用終了)
 http://blog.goo.ne.jp/afghan_iraq_nk/e/591a3d749671c8c35e78d5c80cf2faaf

 「教師のジャージー姿」「子供が先生と友だちのようにしゃべったり」も、別にいいじゃないですか。そこに本当の信頼関係があるならば。いざという時には、教師が生徒にビシッと言い聞かす事が出来て、生徒も「普段は頼りなく見えても、さすがは先生だ」と、尊敬のまなざしで教師を仰ぎ見るような、そんな関係が築けているのであれば。テレビドラマの「GTO」や「ごくせん」が、何故あれほど人気になったのか?そんな教師を本当はみんなが待ち望んでいるからではないですか。石原慎太郎みたいな、上から目線のただ偉そうなだけの人間と、「GTO」の主人公と、一体どちらが教師により相応しいと思いますか?たとえ、現実離れしたテレビドラマだと分かってはいても、ほぼ全員が「GTO」の方を選ぶでしょう。

 私は何も「教師のジャージー姿」や「生徒の“なあなあ言葉”」を勧めている訳ではありません。でも、今まで教師や学校の言う事なぞ見向きもしなかった生徒が、ようやく学校との間に信頼関係が築けて、教師の言う事にも耳を貸し始めた段階で、体裁ばかり気にして、「ジャージー姿や“なあなあ言葉”」にいちいち目くじら立てていたら、一体どうなります?教師が生徒とがっぷり四つに組んで教育を進める為には、スーツよりもジャージー姿の方が、むしろやりやすいのではないでしょうか?そんなものは「時と場合によりけり」です。

 むしろ逆に聞きたいです。「教師のジャージー姿」や「生徒の“なあなあ言葉”」さえ無くなれば、それで良いのでしょうか?いくら外見ばかり取り繕っても、中途退学者や学費滞納者が減らず、校内で虐めや人権侵害が横行していたら、何もならないのではないでしょうか?バイト先で残業代未払いや不当解雇に遭っても、泣き寝入りするしか術はない。産地偽装や品質偽装にも見て見ぬ振り。籠池理事長は、自分の幼稚園の子供を、そんな大人に育てたいのでしょうか?

 まあ、それが分かっていたら、子どもや保護者には、やれ「愛国心を持て」だの「道徳を守れ」だの偉そうに言いながら、自分は国民の共有財産である国有地を食い物にしたり、ワイロで政治家を買収するような「不道徳」な事なぞ、しないでしょう。言ってる事とやってる事がまるで正反対。上にはペコペコ、下には偉そう。「教育勅語」を使って「親を敬え、相手の立場に立って考えろ、みんなと仲良くせよ」と言いながら、親にまで改憲署名を押し付け、在日コリアンの保護者を平気で差別し、子どもにはトイレ休憩もほとんど与えず、漏らしたウンチを鞄に詰め込んで帰らせる、発達段階も無視して幼稚園児に危険なラグビー競技をやらせる、などの虐待行為も、平気で出来るのでしょう。「この人、ホンマに教育者なのか?」と思います。

(追記)

「GTO・鬼塚英吉の魂をアツくさせる数々の言葉・名言集」より、森友学園の理事長・籠池に今最も聞かせたい言葉w。GTOはやはり最初の反町隆史、松嶋菜々子シリーズの印象が強烈だった。

〇造っただぁ?子供はプラモデルじゃねーんだ!血ぃ通ってんだバカヤロォー!

〇青空の下だろうが何だろうがなぁ、どこ行っても授業なんかできんだろう。教師と生徒さえいれば。そういうのをな、教育っつーんじゃねーのか?

〇いい大学入って、いい会社なんか入るより、俺はいいダチ公見つける方がよっぽど財産になると思ってますんで。

〇てめーにとっちゃ、400人のたかが一匹だったかもしんねーけど…生徒にとっちゃ担任教師はたった一人しかいねーんだよ!

〇将来どうなるか、分かってなきゃいけねえのかよ?将来が保証されてなきゃ、何もやっちゃいけねえのかよ?そんなのどこがおもしれぇんだ?!

〇オレが先公だったら、ぜってーしねーぜ。てめーの教え子をクズ呼ばわりするよーな、マネはよ。

〇嘘なんて誰でもつくんだ。でもよ?一番きたねーのは噓ついたことのケツもたねーで逃げることなんだよ。

〇男だったらよー、てめーの人生ぐれー てめーで責任とれや…それとも一生言い訳して生きんのか?

〇教科書どおりのこと教えりゃあ満足なんすか?上司のご機嫌のとりかたとか、そんなことしか教えられねーで、あんたら胸はって教師なんて言えるんすか?そんなこと言ってっから、学校がつまんなくなるんすよ。

〇教師がヒト信じられなくなったら世の中終わりですから!

その創作バージョンとして、これもついでに。

〇産めよ増やせよだあ?死ぬ気で働けだぁ?人間は国家や企業の駒じゃねーんだよ!血ぃ通ってんだバカヤロォー!

〇教育勅語で天皇陛下バンザイ、お国の為に死ねとか、俺は知らん関係ねぇとか、中国・韓国人は人間のクズだとか、先生にタメ口叩くなとか、生活保護もらっているヤツは生きてる資格なぞねえとか…そんなことしか言えねーで、あんたら胸はって教師なんて言えるんすか?そんなことしか言えね―ヤツの方が、よっぽど人間のクズじゃねーんすか?

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軍国主義と児童虐待の幼稚園も小学校も認められない!

2017年02月26日 18時09分34秒 | 森友学園問題

幼稚園の朝礼で君が代、教育勅語、(私立塚本幼稚園:大阪市)

 森友学園(塚本幼稚園、安倍晋三記念小学校)の件では、この動画にあるような異常な洗脳・思想教育こそ、最も問題にされるべきだ。まだ6歳にもならない、国や歴史が何かも分からない子どもに、「教育勅語」や「五箇条の御誓文」を丸暗記させ、「愛国行進曲」などの軍歌を歌わせる。運動会の選手宣誓に、スポーツとは何の関係もない「尖閣問題」や「歴史教科書」の問題を持ち出して、「安倍総理バンザイ」「安保法制が国会通過して良かった」と言わせる。これが洗脳・思想教育でなくて一体何なのか?

 そのくせ、「戦争反対」とか「憲法を守ろう」と言う、当たり前の事を言っただけで「偏向教育」と攻撃し、「はだしのゲン」などの優れた漫画を、本当は戦争の悲惨さを教えたくない為に、「原爆のケロイド描写が子どもにはショッキング過ぎる」と、見え透いた嘘までついて、コソコソと陰で読ませないように仕向けて来たのが、今の安倍政権だ。戦後、国会で失効決議が出され、平和も人権も否定する時代錯誤の「教育勅語」と、今も国民に根付き、労働基準法や生活保護法などの基になり、ブラック企業から身を守る上でも最後の拠り所となっている「平和憲法」の、一体どちらが国民にとって必要なのか?どちらを子どもに教えていかなければならないのか?どちらの道を踏み外す事が「偏向教育」「洗脳・思想教育」なのか?常識で考えれば直ぐに分るだろう。

 安倍晋三記念小学校(瑞穂の国記念小学院)への国有地の払い下げ疑惑や、塚本幼稚園や開成幼稚園(かつて大阪・南港にあったが保護者とのトラブルで既に閉園)での虐待の噂も、全てはこの戦争賛美・人権蔑視の洗脳・思想教育から来ている。戦争遂行の手足でしかない下々の国民の税金でまかなわれた国有地など、自分たちの私物でしかないと思っているから、平気で利権あさりの対象に出来るのだ。戦争遂行に必要な英才・スパルタ教育に付いて来れない「落ちこぼれ」なぞ、人間ではないと思っているから、ウンチの付いたパンツを鞄に詰め込んで持ち帰らせたり、「犬臭い」だの「中国・朝鮮人のスパイ」だのと言って、園児を平気で差別したり出来るのだ。

森友学園での児童虐待一覧(市民メディア放送局さんのツイートより)
・親の出自を差別する手紙を送る
・トイレ禁止(水筒を飲まない子、帰り道で漏らす子続出)
・ウンコを丸ごと包んだパンツをそのまま鞄に入れられる
・漏らしたら下着を素手で持って帰らされるか、透明なビニール袋で見えるように鞄からぶら下げられる
・漏らしたらノーパンかノーズボンで帰宅
・犬臭いので犬を殺せと連絡
・犬の毛が入っていたからと弁当を捨てる
・子供に特定の子供を虐めさせるように教える
・先生も虐めに参加する
・通名で通っている子の本名をプリントで配布し晒す
・PTAの収支が不明なので入らないと言ったら強制退園
・二万円のアルバムを子供の人数分強制購入させる
・なわとびができない子たちを部屋に集め、「あなたたちに電気はいりません」と薄暗い部屋で給食を食べさせる
・時間内に給食を食べきれなかった子供は廊下で正座で食べさせる
・保護者に憲法改正案に賛成署名強要
・2Fから監視して公園で噂話してる保護者めがけて水をまく
https://twitter.com/info_9/status/834633784691552256/photo/1
戦時中の新兵虐めやハンセン病患者隔離政策をほうふつとさせる。正に「ブラック幼稚園」そのものだ。

 安倍や松井は、今まで散々、森友学園の教育方針を絶賛しておきながら、問題が明るみになった途端に、妻の安倍昭恵に小学校の名誉校長を辞職させたり、「無理やり名前を使われた」と言い訳に回ったり、「小学校の認可取り消し」に言及したりしている。しかし、森友学園の教育が本当に問題だと思うなら、最初から小学校の認可なぞしなかったはずだ。審議会の異論を押し切ってまで、国有地を不当に安く払い下げたりしなかったはずだ。「無理やり名前を使われた」なぞと被害者ヅラするより前に、「そのような人権無視の差別教育なぞ許されない!」と言うのが、総理として真っ先にやるべき事だったはずだ。

 それを辞職でお茶を濁したり、「無理やり名前を使われた」と言えばそれで通ると、安倍や松井が高をくくっているのは、マスコミや国民の責任も大いにある。このような洗脳・思想教育が行われているのに、それを知ろうともせず、目先の利益だけで、「寄らば大樹の陰」とばかりに、与党や権力にすり寄って来たからだ。「日本は北朝鮮や中国とは違う」「平和憲法がある」「民主国家だから自民党も余り無茶な事はしないだろう」と、無根拠な楽観論で自分を誤魔化してきたから、ここまで安倍や右翼が増長してしまったのだ。

 「太平洋戦争は侵略戦争なんかではなく正義の戦争だった」とする、「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書が、初めて登場してきた時も、最初はどの教育委員会も見抜きもしなかったし、採択もほとんどされなかった。「こんな教科書なぞ採択されるはずはない」と、最初は誰もが高をくくっていた。多くの市民は、自分の生活や仕事にだけかまけ、誰も何も声を上げなかった。そのうちに、「新しい歴史教科書をつくる会」やお仲間の右翼団体「日本会議」が、どんどん政治家を取りこみ、気付いた時には、日本会議が政権を乗っ取る所まで来てしまった。今や、安倍政権閣僚のほぼ全員が、「日本会議」の幹部で占められるまでになってしまった。こうなってしまったのも、国民が、安易に権力者の言う事やマスコミ報道を鵜呑みにするようになってしまったからだ。

 今こそ、次のマルティン・ニーメラー牧師の警句を思い起こすべきだろう。

 ナチが共産主義者を襲つたとき、自分はやや不安になつた。
 けれども結局自分は共産主義者でなかつたので何もしなかつた。
 それからナチは社会主義者を攻撃した。自分の不安はやや増大した。
 けれども自分は依然として社会主義者ではなかつた。そこでやはり何もしなかつた。
 それから学校が、新聞が、ユダヤ人が、というふうに次々と攻撃の手が加わり、
 そのたびに自分の不安は増したが、なおも何事も行わなかつた。
 さてそれからナチは教会を攻撃した。そうして自分はまさに教会の人間であつた。
 そこで自分は何事かをした。しかしそのときにはすでに手遅れであつた。

 

 

3種類も名前を変え、教育勅語の教え通り「義勇『安倍』に奉じ天壌無窮の『自民党』を扶翼」wしたのに、今まで自分の教育方針を絶賛していた安倍から一転してストーカー呼ばわりされ、府知事の松井からも小学校認可取り消しを匂わされ。哀れな籠池カメレオンを尻目に、本当の巨悪は今日もノウノウと(2月26日の私のツイートより)
何も後ろめたい事がないなら、わざわざ3種類もの変名を使い分けたりしなくても良いはずだ!

塚本幼稚園 園児「安倍総理ガンバレ!安倍総理ガンバレ!」  

安倍首相夫人・アッキーも感涙…園児に教育勅語教える“愛国”幼稚園 「卒園後、子供たちが潰される」と小学校も運営へ2015.1.8 11:00更新 産経WEST「関西の議論」

「教育勅語」や「五箇条の御誓文」の朗唱、伊勢神宮への参拝・宿泊…。大阪市淀川区に超ユニークな教育を園児に施している幼稚園がある。塚本幼稚園幼児教育学園。安倍晋三首相夫人が同園を訪れたとき、園児らのかわいらしくもりりしい姿を見て、感涙にむせんだという。さて、その塚本幼稚園の籠池泰典園長が、小学校運営に乗り出している。現代教育のゆがみをも映し出すその理由とは-。(服部素子)

昭恵夫人「安倍首相に伝えます」

 「夫婦相和し、朋友相信じ、恭倹(きょうけん)己を持(じ)し、博愛衆に及ぼし、学を修め、業を習ひ…」。園庭に2~5歳の園児約150人の大きな声が響く。
 教育勅語(正式には「教育ニ関スル勅語」)は、明治23(1890)年に発布され、第2次世界大戦前の日本政府の教育方針の根幹となった文書。なぜいま、教育勅語なのか。
 「子供に学んでほしいことは何か、とつきつめたとき、その答えが明治天皇が国民に語りかけられた教育勅語にあったからです」と籠池泰典園長(61)の答えは明快だ。
 あどけない幼児が大きく口をあけ、難しい言葉を朗唱する姿を初めて見た人は一様に驚き、感動する。安倍首相の昭恵夫人もそのひとりだ。
 昭恵夫人は昨年4月、同園の視察と教職員研修のため訪れたとき、鼓笛隊の規律正しいふるまいに感動の声を上げた。さらに、籠池園長から「安倍首相ってどんな人ですか?」と問いかけられた園児らが「日本を守ってくれる人」と答える姿を見て、涙を浮かべ、言葉を詰まらせながらこう話したという。
 「ありがとう。(安倍首相に)ちゃんと伝えます」

子供と教師が「なあなあ」でいいのか

 同園は昭和25(1950)年の開園。全国初の学校法人立幼稚園だという。
 籠池園長の就任は61年。他の幼稚園関係者との会話の中で、前職の公務員時代に抱いていた思いが頭をもたげてきた。
 「教育関係者と接していたとき、教師と教え子の“なあなあ言葉”での会話を聞いたり、教師のジャージー姿を目にしたりするにつけ、違和感を覚えました。根底に幼児期の『徳育』の欠如があるのでは、と感じたんです。園の先生たちと話していて、改めてその思いが強くなったんです」
 そんなとき、平成7(1995)年1月、阪神大震災が起きた。
 「あのときの日本人の行動には、人としての矜持があった。この矜持を育むことこそ教育。それから当園の教育の根幹を12の徳目に置き、『教育勅語』や『五箇条の御誓文』の朗唱を始めたんです」
 12の徳目とは、親や先祖を大切に▽兄弟姉妹は仲良く▽夫婦はいつも仲睦まじく▽友達はお互いに信じ合い▽自分の言動をつつしみ▽広くすべての人に愛の手を差しのべ▽勉学に励み職業を身につけ▽知識を高め才能を伸ばし▽人格の向上につとめ▽広く世の人々や社会のためにつくし▽規則に従い社会の秩序を守り▽正しい勇気を持って世のため国のためにつくす--その基となっているのが「教育勅語」なのだという。
 また、基礎体力作りとしての剣道、スイミング、ラグビーや、日本の伝統文化を身につけるための将棋、そろばん、論語、書道。また、創造性を養うものとして、鼓笛隊や大正琴、日本太鼓も授業に組み入れた。

せっかく身につけたことが…

 籠池園長は現在、大阪府豊中市に私立小学校「瑞穂の國記念小學院」の建設を進めている。開校は平成28年4月を予定。目指すのは「礼節を尊び、愛国心と誇りを育てる」教育だ。
 なぜ小学校運営なのか。籠池園長は説明する。
 「集合時にだらだらとしていたり、子供が先生と友だちのようにしゃべったりというのが『普通』になっている小学校に、当園を出た子供たちが入っていくと、自分の根っ子に不安を持ち始めるんです。せっかく、当園で身につけたことが潰される…。それで小学校をつくることにしたんです」
 たしかに、記者が小学生だった昭和の時代は、普通の公立の小学校でも登下校時に先生にあいさつするのは当たり前で、わざわざ「あいさつしなさい」と注意された覚えもないし、先生との会話は敬語だった。
 新設する小学校は木造2階(一部3階)建て。敷地面積は約8700平方メートルで、教室にはそれぞれ6・6平方メートルの畳敷きのバルコニーを設ける。江戸時代にあった岡山藩の藩校「閑谷(しずたに)学校」をイメージした講堂1階は、板張りの間と和室があり、修身や茶道などの授業が行われる。

批判や嫌がらせにも揺るがぬ決意

 実は、幼稚園運営だけでも苦労は多い。日の丸を掲げ、君が代を斉唱し、皇族が関西に来られると、園児を連れて奉迎に出向く…という教育方針への批判の声は多いという。正面からの批判ならまだともかく、園の玄関に掲げた日章旗を盗まれるといった嫌がらせを受けたことも。
 「でも、そういう時代はもう過去になったと思います。古来、日本人は八百万(やおろず)の神を崇め、祀ってきました。子供のころ、よこしまなことを考えると『神様が見てる』という言葉が、常に心を射ました。そういう教育を行う小学校にしたい」
 籠池園長は笑顔の中にも決意を込めてこう語った。(引用終了)

軍艦マーチ 幼稚園児が演奏する軍艦行進曲!愛国行進曲 軍歌 塚本幼稚園 自衛隊 カラーガードWarship March Gunkan March Kindergartener Japan

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「明るい北朝鮮」への道をひた走る日本

2017年02月23日 00時43分41秒 | 森友学園問題

 

 森友学園という大阪の学校法人があります。右翼的な教育方針を掲げる塚本幼稚園の経営母体です。この塚本幼稚園の事はまた後で詳しく述べます。その塚本幼稚園を経営する森友学園が、豊中市内の地価7~8億円相当の国有地を、新設小学校の建設予定地として、僅か1億円余りで落札した事が問題になっています。

 ①小学校用地とほぼ同じ広さの隣地を豊中市に公園予定地として売却した時は14億円余りも徴収したのに。
 ②別の学校法人が同じ土地を7億円で買い取ろうとした時は安すぎると断っておきながら。
 ③国有地の売却については、税金の使い道を明らかにする為にも情報公開が原則なのに、森友学園の場合だけ非公開にして。
 ④健全な学校経営を保証する為にも一括購入が原則なのに、当初10年分割払いにして、問題が発覚した途端にまた一括購入に戻したり。
 ⑤タダ同然の値引きはゴミ撤去費用を計上した為としながら、実際は今もゴミ搬出は手つかずで、費用の積算根拠もあいまい。
 ⑥この不透明な契約については、大阪府の私学審議会や近畿財務局の会議でも異論が噴出したのに、簡単に認可され。
 ⑦小学校の認可はまだ降りてないのに、もう4月の開校目指して校舎の工事もほぼ完成。
 ⑧学園理事長は右翼団体・日本会議の大阪支部役員で、首相を初め安倍政権閣僚のほとんども日本会議の幹部で占められている。
 ⑨小学校の名前も、当初は「安倍晋三記念小学校」としながら、問題が大っぴらになった途端に「瑞穂(みずほ)の国記念小学院」に改名。
 ⑩この異例のスピード審査も、安倍晋三の妻・昭恵(あきえ)を名誉校長に据え、学習指導要領改定で日の丸・君が代強制を保育園にも広げる突破口にする為ではないか。

 以上の数々の疑惑が取りざたされる「瑞穂の国記念小学院」建設予定地を、今日の休みを利用して観て来ました。阪急宝塚線庄内駅を降りて文化会館を通り過ぎ、豊中市立第十中学校の隣の、名神高速道路沿いの8770平方mの土地が、その建設予定地です。市道をはさんで右側の9492平方mが市立公園になっていて、その更に右側に第十中学校があります。周囲には住宅やマンションが立ち並び、大阪音楽大学や付属のオペラハウスも近くにあります。

 小学校の校舎はもう8割方完成し、後は内装を待つだけとなっています。木造建築にする事で、国交省の「サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」からの補助金も得る事が出来たそうです。工事の中心は、既に校舎前のグラウンド整地に移っているように感じました。それにしても、校舎の大きい事、グラウンドの広い事。8千平米余りという事は、四方が100メートル近くにもなります。実際に周囲を歩いてみて、その広さを実感しました。やはり「百聞は一見にしかず」です。 

 

 このニュースを伝える2/9付朝日新聞(左上)と2/21日付日刊ゲンダイ(右上)の紙面。大手メディアの中で、この問題を報道しているのは朝日や東京新聞など一部に限られます。安倍ヨイショの読売やNHKは完全スルーで、産経に至っては「アッキー(昭恵)感涙!」と礼賛報道に終始する始末です。これらのメディアについては、一層の事、「安倍晋三記念」新聞とか「安倍晋三記念」テレビとかに改名してはどうかと思ってしまいます。

 「瑞穂の国記念小学院」のHPで、安倍昭恵が「籠池先生の教育に対する熱き想いに感銘を受け、このたび名誉校長に就任させていただきました」と祝辞を述べています。「優れた道徳教育を基として、日本人としての誇りを持つ、芯の通った子どもを育てます」「そこで備わったやる気や達成感、プライドや勇気が、子ども達の未来で大きく花開き、其々が日本のリーダーとして国際社会で活躍してくれることを期待しております」と、もう手放しの礼賛ぶりです。今まで「家庭内野党」として脱原発を標榜したり、三宅洋平と一緒に沖縄・高江の座り込みテントを訪問したりしたのは、ただのポーズだった事が、これでハッキリしました。その次に登場する校長で「総裁」(政党の党首気取りかよw)の籠池泰典(かごいけ・やすのり)は右翼団体・日本会議大阪支部の幹部で、その次の国会議員の平沼赳夫(ひらぬま・たてお)も日本会議の最高幹部です。

 小学校の工事現場を後にした私は、ついでに森友学園が経営する塚本幼稚園も観に行く事にしました。阪急電車で庄内から梅田まで戻り、大阪駅からJR東海道線を神戸方面に1駅乗ったら、もう最寄り駅の塚本です。くだんの幼稚園は、駅から新淀川の方に線路沿いに歩き、幹線道路を左に折れて少し歩いた住宅街の真ん中にありました。幼稚園のHPにも案内地図が載っています。

 この塚本幼稚園が右翼的な教育方針を掲げ、園児に君が代や軍歌を歌わせ、教育勅語を朗読させている事は、私も既に知っていました。しかし、問題はそれだけに留まりませんでした。週刊SPA!2/28日付最新号や「T(塚本)幼稚園退園者の会」ブログの記事には、もっと酷い話が一杯出て来ます。園児にトイレも自由に行かせず、ウンチをお漏らししても、ビニール袋に入れさせ、カバンにつめたり、くくりつけたりして、晒し者状態にして自宅に持って帰らせたり。在日韓国人の保護者に向かって、副園長がこれ観よがしに「私は在日韓国人なんか嫌いだ!」と言ったり。幼稚園に対する批判を全て「K国人やC国人のスパイ」呼ばわりしたり。

 大体からして、今の日本国憲法が施行されて70年以上経ち、もう21世紀になって久しいのに、いまだに明治時代の「教育勅語」を教育の指針にしている事自体が異常です。「勅語(ちょくご)」というのは、国民に対して天皇が下した命令です。命令の中では、国民の事を「臣民(しんみん)」と呼んでいます。臣民とは「家来」という意味です。つまり、天皇個人が、法律にも基づかず、個人の資格で家来に命令しているのです。今の民主国家・法治国家では考えられない事です。
 その内容も、前段の現代風に言えば「両親を大切にし、友達と仲良くし、夫婦喧嘩をせず、倹約に努め、勉強し、努力して、法律を守り、世の中の為になる事をして…」という一見もっともらしい教えも、その最終目的は「お国の為に死んで天皇に尽くす」為のものだという事です。勅語には「一旦緩急(かんきゅう)あれば義勇公に奉じ、以って天壌無窮(てんじょうむきゅう)の皇運を扶翼(ふよく)すべし」と、やたら難しい言葉で書いてあるので分かり難いですが、この文章はそういう意味なのです。

  

 そんな塚本幼稚園にも入園希望者が来るのは、子どもに人気の猫バス(送迎バス)を運行しているからです。しかし、一見かわいい猫バスの車体にも、教育勅語を礼賛した小学校の募集広告や寄付金呼びかけのポスターが張られていました。猫バスに騙されて入ったら軍国主義教育の幼稚園だったと気づいても、もう後の祭りです。入ったが最後、そう簡単には退園させてくれません。罵詈雑言を浴びせられるのを覚悟しなくてはなりません。「ファシズムも最初は微笑みながら忍び寄って来る」のです。アベノミクスで釣って憲法改正へ持って行こうとする安倍晋三のように。

 

 前述の幼児虐待まがいの行為も、園児を一人の人間としてではなく、単なる天皇や国の奴隷、家来としか見ない所から来ているのです。戦前の特攻隊と同じです。今の民主主義や基本的人権尊重の考えとは全く正反対です。そんな園長や理事長からすれば、園児や保護者、保育士たちの当然の願いや要求すら「権利の行き過ぎ」にしか見えないでしょう。こんなものは「教育」ではない。ただの「調教」でしかない。

 ところが、今まで散々、「左翼教師による偏向教育を許すな!」「教育の政治的中立性を守れ!」と言っていた連中が、森友学園の場合に限って、「私立学校には教育の自由がある」と言い出しました。これは問題のすり替え以外の何物でもありません。トイレにも自由に行かせず、平気でパワハラや差別をするような奴らに、「自由」や「人権」を口にする資格はありません。子どもや保護者の自由や人権を踏みにじっておいて、何が「私学教育の自由」かよ。ましてや、そんなニセモノ教育の金儲けの為に、国民の税金でまかなわれた国有地がタダ同然で払い下げられては堪りません。それは単なる背任、犯罪行為であって、「私学の自由」とは何の関係もありません。

 安倍は、欧米の指導者の前では「日本も民主国家・法治国家で、中国や北朝鮮のような独裁国家とは違うんだ」と言いますが、実際は自分たちこそが、安保法の強行採決一つとっても分かるように、民主主義も法治主義・立憲主義も無視して、今の中国・北朝鮮や戦前の大日本帝国、江戸時代の「バカ殿様」のように振る舞う独裁者そのものじゃないですか。「日教組から教育の中立を取り戻す」と言いながら、憲法も人権も民主主義も無視して、戦前美化に酔いしれているだけじゃないですか。安倍夫人がこんな偏った教育を行う小学校の名誉校長に収まっていられるのが、その何よりの証拠です。

 マスコミは、朴槿恵(パククネ)・韓国大統領の政治私物化疑惑や、北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)暗殺事件ばかり報道しますが、外国の事件をそんなに報道する暇があるなら、日本の安倍政権による、この国有地払下げ談合疑惑・政治私物化や、教育勅語礼賛に見られる時代錯誤の個人崇拝・独裁賛美をなぜ問題にしないのでしょうか?それがこの体たらくでは、安倍の目が怖いから、外国の事ばかり取り上げ、国民の不満をそちらに逸らそうとしているだけではないですか!

 「明るい北朝鮮」という言葉があります。シンガポールの独裁政治を皮肉った表現です。東南アジアのシンガポールは、淡路島ほどの島国でありながら、中国人やマレー人、インド人など多くの人種が200万人も住む都市国家です。観光地で金融の中心として繁栄していますが、実は選挙も議会も形だけの独裁国家なのです。定数5の選挙区でも多数与党が5議席全部を独占してしまう与党に有利な選挙制度の下で、与党に逆らったら公営住宅の抽選からも外されてしまう。実はそんな国なのです。でも、一見すれば経済的には豊かに見えるので、「明るい北朝鮮」と呼ばれるのです。

 日本もそれと同じじゃないですか。平和憲法があり、労働組合法や労働基準法で労働者の権利が守られているように見えても、実際はブラック企業がはびこり、正社員中心の大企業の組合は会社べったり。その下で、一人一人の労働者も、安倍政権や会社には何も言えず。選挙も棄権するばかりで、全然、自分の権利を行使しようとはしない。だから、安倍みたいな極右のキチガイが、いつまでも首相にのさばっておられるのです。「明るい北朝鮮」そのまんまじゃないですか。朴槿恵(パククネ)の政治私物化を許さない韓国の国民の方が、よっぽど先進国の国民らしいです。「社畜・奴隷根性も大概にせえよ!」と言いたいです。

学校法人に大阪の国有地売却 価格非公表、近隣の1割か(朝日新聞2/9日付朝刊)

 財務省近畿財務局が学校法人に払い下げた大阪府豊中市内の国有地をめぐり、財務局が売却額などを非公表にしていることが分かった。朝日新聞が調査したところ、売却額は同じ規模の近隣国有地の10分の1だった。国有地の売却は透明性の観点から「原則公表」とされており、地元市議は8日、非公表とした財務局の決定の取り消しを求めて大阪地裁に提訴した。
 売却されたのは、豊中市野田町の約8770平方メートルの国有地。近畿財務局が2013年6~9月に売却先を公募し、昨年6月に大阪市内で幼稚園を営む学校法人「森友学園」に売った。契約方法は、公益目的で購入を希望する自治体や学校法人、社会福祉法人などを優先する「公共随意契約」がとられた。
 この契約について、地元の豊中市議が昨年9月に情報公開請求したところ、財務局は売却額などを非公表とした。朝日新聞も同年12月に公開請求したが、今年1月に同じく非公表とされた。国有地の売却結果は透明性と公正性を図る観点から、1999年の旧大蔵省理財局長通達で原則として公表するとされている。だが、財務局は取材に「学園側から非公表を強く申し入れられた。公表によって学校運営に悪影響が出るおそれがある」と説明した。
 朝日新聞が登記簿などを調べると、森友学園側に契約違反があった場合、国が「1億3400万円」で買い戻す特約がついていた。公益財団法人の不動産流通推進センターによると、買い戻し特約の代金は売却額と同じ額におおむねなるという。森友学園の籠池泰典理事長も売却額が買い戻し特約と同額と認めた。
 一方、財務局が森友学園に売った土地の東側にも、国有地(9492平方メートル)があった。財務局が10年に公共随契で豊中市に売ったが、価格は約14億2300万円。森友学園への売却額の約10倍とみられる。ここは公園として整備された。

■「日本初、神道の小学校」開校の予定

森友学園が買った土地には、今春に同学園が運営する小学校が開校する予定。籠池理事長は憲法改正を求めている日本会議大阪の役員で、ホームページによると、同校は「日本初で唯一の神道の小学校」とし、教育理念に「日本人としての礼節を尊び、愛国心と誇りを育てる」と掲げている。同校の名誉校長は安倍晋三首相の妻・昭恵氏。
 籠池氏は取材に「(非公表を)強く求めていない。はっきりではないが、具体的な売却額は財務局が出したと記憶している」と説明している。昭恵氏には安倍事務所を通じて文書で質問状を送ったが、回答は届いていない。(吉村治彦、飯島健太)

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