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「ルポ ニッポン絶望工場」に見るベトナム人留学生の労働実態

2016年08月24日 20時11分57秒 | 職場人権レポートVol.3
ルポ ニッポン絶望工場 (講談社+α新書)
クリエーター情報なし
講談社


前回記事の中で紹介した上記の著書について、本の紹介やレビュー(感想文)がAmazonや紀伊国屋等のHPに掲載されているので、それをこちらにも転載しておきます。


内容紹介
新聞・テレビが決して報じない外国人留学生、実習生の真実。コンビニ弁当工場、新聞配達、宅配便仕分け、農業……日本人の便利な生活を末端で支える彼らが絶望し、<謀反>を起こす時、この国の生活基盤は崩壊する!

内容(「BOOK」データベースより)
外国人犯罪者の1/4がベトナム人、“奴隷労働”が支える新聞配達、日本語学校によるボッタクリ、犯罪都市「NY化」する日本、日本への出稼ぎをやめた中国人―新聞・TVが報じない「現代の奴隷労働」

著者について
出井 康博
1965年、岡山県に生まれる。ジャーナリスト。早稲田大学政治経済学部卒業。英字紙「ニッケイ・ウイークリー」記者、米国黒人問題専門のシンクタンク「政治経済研究ジョイント・センター」(ワシントンDC)客員研究員を経て、フリー。
著書には『松下政経塾とは何か』(新潮新書)、『長寿大国の虚構 外国人介護士の現場を追う』(新潮社)、『黒人に最も愛され、FBIに最も恐れられた日本人』(講談社+α文庫)などがある。

目次
はじめに──復讐される日本
第1章 ベトナム人留学生という“現代の奴隷”
第2章 新聞・テレビが決して報じない「ブラック国家・日本」
第3章 日本への出稼ぎをやめた中国人
第4章 外国人介護士の受け入れが失敗した理由
第5章 日本を見捨てる日系ブラジル人
第6章 犯罪集団化する「奴隷」たちの逆襲
おわりに──英国のEU脱退と日本の移民問題

以下、Amazonのトップカスタマーレビュー(感想文)より抜粋

5つ星のうち 5.0
「留学生」と「実習生」という虚飾の下での「現代の奴隷労働」の実態は想像以上であり、日本人として恥ずかしいとも思ってしまった
投稿者 gl510 トップ500レビュアー 投稿日 2016/7/24

本書では、2007年から「外国人労働者」をテーマに取材を続けているという筆者が、「留学生」と「実習生」という虚飾の下で、彼らがいかに劣悪な環境で働かされているか、そうした環境の裏には何があるのかを明らかにしている。このうち実習生の問題については、マスコミ報道で我々もある程度はその実態を知らされてはいるが、本書で筆者が暴いている「新聞・TVが報じない現代の奴隷労働」の実態は想像以上であり、発展途上国の貧しい外国人を低賃金・重労働でこき使うとともに、そこから抜け出せない構造を作り上げたり、彼らを失踪して不法就労せざるを得ない状況に追い込んでしまう日本を、日本人として恥ずかしいとも思ってしまった。 
筆者はまず、「日本留学ブーム」が起きて留学生が急増しているというベトナムを例に、発展途上国からの留学生の多くが出稼ぎ目的の「偽装留学生」であり、現地のブローカーに騙されて多額の借金を背負って来日した後、留学先の日本語学校などに食いものにされ、借金の返済と親への仕送りのために徹夜の「奴隷労働」に就くことになるという「留学生30万人計画」のもとで起きている現実をルポし、現在、日本で最底辺の仕事に就き、最も悲惨な暮らしを強いられている外国人は、出稼ぎ目的の偽装留学生たちだと断言できると結論付けている。 
実習制度については、我々もマスコミ報道で、その実態が、日本人がやりたがらない3K仕事を発展途上国の外国人にやってもらうだけでなく、実習制度の美名の下に、日本人より遥かに安い給料でこき使う制度となっていることまでは理解していると思う。しかし筆者は、実際の受け入れ企業の金銭的負担は、日本人を雇う場合と比べて大きく変わるわけではないとし、送り出し国や日本の官民のピンハネ機構の存在を明らかにし、そうした搾取が、実習生の不当な低賃金と失踪多発の根本原因になっているとしている。 
筆者はこの二つの問題だけでなく、高齢社会を迎えた日本の深刻な介護士不足を解消するために必要な外国人介護士の受け入れ制度がなぜうまくいかなかったのか、その理由を明らかにするとともに、マッチポンプ的な税金の無駄遣いや官僚の利権構造を批判し、併せて、こうした中途半端な日本の外国人介護士や看護師の人材獲得対策では、今後激しさを増していく国際的な人材獲得競争に遅れを取り、日本に質のよい人材は来なくなると危惧している。 
筆者は『おわりに』で、現状の制度は、嘘と建て前のオンパレードであり、外国人労働者、留学生の受け入れ政策について、一から見直すべきだとし、日本で働く外国人に、この国で、いかなる役割分担を求めるのか。どうすれば優秀な外国人を日本に迎え入れられるのか。長期的な方針と戦略を立てるのは今しかないと結んでいる。


5つ星のうち 5.0
本書は、外国人労働者について、いろんなことを考えさせてくれます!!
投稿者 直いい親父 トップ500レビュアー 投稿日 2016/7/24 

移民先進国の欧米諸国と比較すると、わが国の移民政策は大きく遅れていて、
欧米先進諸国から、そのことを指摘されることも少なくありません。
しかし、日本で暮らす外国人は、昨年1年間で11万人増加し、過去最高の223万人に達しています。
そして、増加する外国人の約半数は、「実習生」或いは「留学生」として日本にやってきています。
また、日本政府は、2020年までに「留学生」の総数を30万人にするとの目標を立てていて、
外国人留学生の数は今後も増加するものと思われます。
一方、わが国では、新聞配達、コンビニの弁当、サンドイッチの製造工場、宅配便の仕分け、農業、
などのいわゆるきつい単純労働は、働くものが少なく、その部分を「実習生」「留学生」が任っているのが現実なのです。
簡単に言うと、わが国では、単純労働での来日が認められていないので、「実習生」「留学生」がそれを担っているということです。
もう一つは、やはり労働力不足が深刻な介護業界。
政府は、フィリピンをはじめとする外国人介護士の導入でその問題を解決しようとしましたが、
国家試験が日本語で出題という理由などで、外国人にはむつかしすぎて、当初の目的を達せないでいます・・・・ 
これには省庁間の対立があったようです・・・・。
そして、わが国に来る外国人も、当初は中国人、次いで日系ブラジル人、
そして、現在は、ベトナム人、フィリピン人が主流になってきています。
また、これらの外国人が、多額の借金をせをって来日していています。しかし、日本での賃金が見込みより少ないうえに、
日本語学校でぼったくられ、ブローカーに搾取され、犯罪に走るものも出てきているというのが現実です。
さらに問題なのは、彼らが日本嫌いになることです。
日本では、移民政策をとる代わりに、「実習生」「留学生」を単純労働につかせているというのが実情のようです。
労働力不足を移民で解決しようとしてきた欧州先進国ですが、ここにきて、テロの温床、続発という事態に見舞われています。
さらには、移民問題などで、英国がEU離脱ということを招きました。
わが国の「実習生」「留学生」を単純労働につかせるという政策は、いずれ欧米の指摘で大問題になると思われます。 
わが国は、現在の新聞が毎日宅配される、コンビニでいつも新鮮な弁当が購入できる、
宅配便が安く早く届く、などの利便性を維持するか・・・当然移民を大量に受け入れることになります・・・・、
あるい値段が高く、かつ不便な日常に我慢するか、そのどちらかの道を選ばなければいけないという問題に、 
近々直面することになります。
本書は、外国人労働者についていろんなことを考えさせてくれます!!


5つ星のうち 4.0
周りで正体不明の外国人が増えている謎が解けた
投稿者 カスタマー 投稿日 2016/8/7

8/7の朝日新聞書評を見て、書店で購入しました。
電車に乗っても、自宅周辺でも、欧米人でも中国人でもブラジル人でもない外国人が増えているのが気になっていました。
日本人の借り手のいない近所の古い安アパートは、いつしか中東系(トルコ?)とおぼしき男性たちが集まるようになっていました。
さまざまなルートで日本にやってくる外国人が増え、その背景で犯罪まがいの詐欺、ピンハネ、搾取が行われている実態を詳しく調べ、書かれたのが本書。とくに今いちばんひどい目に遭っているのが、ベトナム人留学生たちだとは初めて知りました。
コンビニ弁当も、新聞も、彼らがいないと作る人がいない、届ける人がいないという状況になっていたとは…。
地域コミュニティにも参加しない、言葉も通じない、社会にも当然溶け込めない。そんな彼らが自身の待遇、日本社会の扱いに不満を抱き、反社会的行動に走ったら…。
移民の是非云々の問題ではなく、彼らはすでに「そこ」にいます。具体的に社会の一員として彼らが「普通に」暮らしていける仕組みを早急に整えないと、日本人自身のリスクとして跳ね返ってくると、怖くなりました。
少なくとも、本書で内幕がバラされている官僚の天下り先を作るためとか、そこがピンハネ行為をしているとか、ありえない。


5つ星のうち 4.0
奴隷労働に支えられているニッポン
投稿者 パール601 投稿日 2016/8/21

一般の日本人が全く気が付かない場所で働いている、外国人たちのルポです。
以前は中国人や日系ブラジル人が多かったが、最近はベトナム人が多いそうです。
しかし彼らはかなりあくどいやり方で日本に連れてこられている。
研修生、留学生とは名ばかりで、単純労働の現場に放り込まれています。
日本人がこういった人たちについて耳にするのは、せいぜい犯罪を犯したときぐらい。
なかなか彼らの現状については知りえません。
著者は日本で誰もやりたがらない仕事を、奴隷労働の彼らが支えていると指摘しています。
しかも日本の官公庁自体が、こういった貧しい国の人々を搾取していると述べています。
またマスコミなどもこれらについて報道することは無い。
弱者の味方だと自称する朝日新聞が、ベトナム人の新聞配達人を不当に働かせている現場が生々しく描かれています。
著者は単純労働を担う外国人を、もっとちゃんとした形で受け入れるべきだと説いています。
確かに人手不足を解消するには外国人の手を借りなくてはいけないかもしれない。
しかし私はそう簡単に筆者の言う通りに移民政策を進めるのは危険だと思うなあ。
日本人でもブラック企業に勤めている人はたくさんいるのに、外国人を優遇するのは無理だと思う。
欧米の移民政策がそれほど優れているとはとても思えません。
貧しい外国人がかわいそうなどと言う安易な論理で、日本に永住させるのはどうかと思う。
今は確かに人手不足かもしれないが、それがどのくらい続くのかわからないことです。
10年も経てば今度は人余りに戻るかもしれない。
著者が憂慮しても、今の日本の官公庁のやり方はむしろ現実的な方策なんじゃないかな。

https://www.amazon.co.jp/dp/4062729563?_encoding=UTF8&isInIframe=0&n=465392&ref_=dp_proddesc_0&s=books&showDetailProductDesc=1#product-description_feature_div
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留学生には一切責任がないのか?

2016年08月21日 09時44分08秒 | 職場人権レポートVol.3


 今職場で働いているベトナム人留学生の扱いに手を焼いています。
 私の勤務時間帯には、2人のベトナム人が一緒に働いていますが、2人とも日本語がほとんど喋れません。
 1人は全く喋れず、もう1人もあいさつ程度の会話しかできません。当然ながら、2人とも文字は平仮名・カタカナすら全然読めません。

 ベトナム人のバイトが来た当初は、まだそこまで酷くはありませんでした。
 大抵の人は平仮名・カタカナは読めましたし、漢字を読める人も少しはいました。
 その当時も、会話は片言で意思疎通に苦労しましたが、まだ日常会話は何とか交わせていました。
 その中で、私がベトナム人用に作った全文振り仮名付の作業マニュアルが、役に立ったりもしていました。
 ところが、最初の頃にやって来たベトナム人達は、次第に欠勤が目立つようになり、今では主だったメンバーは全員クビになってしまいました。

 今働いているベトナム人達も、基本作業は一通りこなせます。
 日本語が通じないのに、なぜ仕事をこなせるのかというと、先輩のベトナム人から、仕事の手順を口づてに教わったからだと言われています。
 業務内容自体も、基本的には商品に張られた出荷先番号や出荷個数の数字を見て、商品を出荷していくだけなので、別に商品名や宛先の漢字が読めなくても、数字さえ読めれば何とか仕事はこなせるのです。
 ところが、日本語が全く通じないので、作業内容が変更されたら、もう対応が取れなくなります。応用が全然ききません。
 作業手順の変更、置き場所の移動、レイアウト変更、新しい備品の導入等があるたびに、それをベトナム人に伝えるのが一苦労です。
 また、彼らがこなせるのは最低限の基本作業のみなので、それ以外の付帯作業・事務作業や、ラベル補充等の雑用は、全て日本人のバイトだけでやらなければなりません。

 それに対して、現場の社員は見て見ぬ振りです。新しいベトナム人バイトが来ても、現場の日本人バイトに丸投げするだけで、自ら率先してベトナム人に仕事を教えようとは全然しません。現場の社員自身が、バイト管理や作業管理、在庫管理について、今まできちんと教育されて来なかったので、そのツケが今になって一挙に噴出している状況です。日本人のバイトもろくに管理・指導できなかった社員が、外国人バイトの管理・指導なぞ出来る訳がありません。
 さすがに管理職サイドともなれば、一定問題意識を持って、ベトナム語のマニュアル作成等も進めてくれているようですが、今の状況ではいつになったら整備されるのか見当もつきません。
 そういう状況なので、ミスやトラブルは日常茶飯事で、今までなら考えられなかったようなミスもあちこちで起こるようになりました。
 仕事の質も、完全な「やっつけ仕事」になってしまっていて、ゴミは散らかり放題で、業務改善にまでとても手が回らないのが現状です。

 当初は仲間だと思っていたベトナム人留学生バイトも、ここまで質が落ちて来ると、もう正直言って、やっかい者扱いせざるを得なくなります。
 人手が足りない時は、そんなベトナム人でも猫の手も借りたい程ですが、日本人バイトだけでとうにか回せるようになると、もう「お荷物」にしかなりません。ベトナム人バイトを丸投げしてくる社員に対して、「たった時給900円しか給料もらっていないのに、なぜ外国人の通訳みたいな事までさせられなければならないのか?」と食って掛かり、ベトナム人バイトを突き返した事も、実際何度かありました。

 これは一体誰が悪いのでしょうか?
 勿論、一番悪いのは、そんないい加減な労務管理しかして来なかったウチの会社やその社員です。
 しかし、ベトナム人留学生バイトも、日本で働く以上は、日本語の日常会話ぐらいは喋れるようになってから来るべきではないでしょうか?

 ベトナム人留学生の多くが「偽装留学生」である事は、今や公然の秘密です。
 実態はただの出稼ぎ労働者でしかないのに、今の法律(出入国管理及び難民認定法、略して入管難民法という)では外国人は単純労働には就かせられないから、形だけ留学生という事にして、形だけ日本語の授業を受けさせているのです。外国人留学生は、学費支払いの為に、週28時間以内に限って就労が認められていますが、現実には、たったそれだけの労働では、とても食べてはいけません。それを承知の上で、留学生を受け入れる国や留学あっせん機関(いわゆるブローカー)も、留学生に日本語を教える専門学校も、受入先企業も、留学生を使い捨ての労働力として、低賃金で酷使しているのです。

 出井康弘(いでい・やすひろ)さんの著書「ルポ ニッポン絶望工場」(講談社プラスアルファ新書)には、そんな事例が一杯出て来ます。
 留学生を風呂・トイレ共用のタコ部屋みたいな所に何人も住まわせて、月数万円もの家賃をぼったくる。そうして、日本語学校で形だけの授業を受けさせて、バカ高い学費を徴収する。留学生はそこで初めて騙された事に気付くが、今さら母国に帰った所で、渡航に要した数百万円もの借金を返すアテもない。国も受入先企業も、その実態を薄々知っていながら、「いくら日本人を募集しても全然来ないから」という口実で、入管難民法や労働基準法、最低賃金法に表向き違反していない事を好い事に、知らん顔。
 安倍政権に至っては、「留学生30万人計画」と称して、今まで以上に留学生の受け入れを進めようとしています。でも、その実態は、留学生を一人の人間、有為の人材と見なすのではなく、単なる「使い捨ての駒」としか見ないものです。昔の「蟹工船」「女工哀史」や今の「派遣切り」「ブラック企業」と同じです。その結果、留学生の中には、せっかく夢を抱いてやって来たのに、次第に日本に失望し、借金逃れの為に不法就労に手を染め、犯罪者やテロリストの手先になり下がってしまう者も少なくありません。

 2001年に中国人留学生の不法就労あっせんの罪に問われて学長が逮捕された旧・酒田短大(山形県)の例でも、少子化や過疎化の影響で学生が集まらなくなった地方の私立大学が、外国人留学生を大量に入学させ、大学の授業も受けさせずに東京で掛け持ちのアルバイトをさせていました。仮に学生に授業を受けさせていたとしても、授業も卒業証書も形だけです。肩書こそ大卒や専門学校卒でも、実際は日本語も満足に喋れない、そんな外国人留学生が、各地の配送センターや新聞配達店、ドラッグストアやコンビニ等で目につくようになりました。
 また、外国人の就労に際しては日本語能力試験N5レベル(平仮名・カタカナが読めて簡単な会話が出来る程度)の語学力が求められるはずですが、実際にはカナも読めないアルバイトも大勢います。これでは、いくら全文漢字にルビ付きの作業マニュアルを作っても意味がありません。小学生程度の語学力もない人に仕事を教える事なぞ出来ません。 

 だから、一番悪いのは、留学生を食い物にしてきた、これらの国や企業やブローカーですが、他方で、留学生自身も、外国で働く以上は、最低限その国の言葉を喋れるようになってから、来日するのが筋ではないでしょうか?たとえ「ブローカーに騙された、言いくるめられた」という実態があるにせよ、その甘言を無防備に受け入れてきた留学生自身にも、一定の責任があるのではないでしょうか?そもそも、異国で働き生活する以上は、その国の公用語を覚えようとするのは、最低限の常識でありマナーではないでしょうか?「外国にさえ行けば、たとえ、その国の言葉が喋れなくても一かく千金」なんて甘い話なぞ無い事ぐらい、少し考えれば分かりそうなものを。
 私は、右翼が扇動するような外国人排斥の主張には決して組するものではありませんが、他方で、留学生に対しても、「もう少し仕事という物を真面目に捉えて欲しいし、日本語もある程度喋れるようになって欲しい」と言う事を、今回敢えて書かせてもらいました。
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拡散:37ヶ国155団体5681人による高江ヘリパッド建設反対共同声明(FoE Japan)

2016年08月17日 20時48分12秒 | 辺野古・普天間・米軍再編
生物多様性の宝庫、やんばるの森と住民の生活を守るために行動を! 
高江ヘリパッド建設中止を!

「やんばるの森」は、沖縄島北部の国頭村・東村・大宜味村にまたがる亜熱帯の森。ヤンバルクイナをはじめ、地球上でこの森や琉球列島にのみ生息し独自に進化した固有種が見られ、特有の生態系が形成されています。また多くの絶滅危惧種を含む希少種や固有種が生息しており、世界的な生物多様性保全の上でも重要な地域とされています。
その価値が認められ、現在、世界自然遺産登録に向けけての取り組みが進められています(注1)。
東村高江は人口150人ほどの小さな集落。自然豊かな環境で住民は平和に暮らしてきました。住民たちは、やんばるの森を「神々のすむ森」として畏敬し、守ってきました。
しかし、集落を取り囲むように、6か所の米軍オスプレイ用離着陸帯が造成されようとしています。住民の強い反対にも関わらず、すでに2つは出来てしまい、耐えがたい騒音をまき散らしてオスプレイが昼も夜も飛び続けています。
今年7月になって隣接する国頭村安波の4か所を造成するために、政府は日本中から500人もの機動隊を派遣し、座り込みの抗議行動を非暴力で行う住民と支援者を暴力的に排除しました。この結果、頸部を圧迫された女性、ろっ骨を折られた男性など、3人が救急搬送されました(注2)。また、沖縄防衛局は市民のテントや全国からの支援物資を持ち去りました。この行為を含み、日本政府の今回の強行手段は違法性が高いものであると複数の弁護士が指摘しています(注3)。
日本の本土のメディアは、ほとんどこの状況を報じません。
私たちは、日米両政府に訴えます。このように、人権を踏みにじり、かけがえのない自然と人々の暮らしを壊す高江のヘリパッド建設の強行を直ちにやめてください。
私たちはまた、日本・世界のメディアに訴えます。この信じられないような沖縄県東村・国頭村の状況を取材し、真実を報道してください。
私たちは、日本および世界中の心ある市民に訴えます。生物多様性の宝庫であるやんばるの森を守るため、必死で抵抗を続ける人たちのために、声をあげ、行動をおこしてください。

注1)ただし、日本政府による、やんばるの世界自然遺産推薦候補地は、比較的開発が進んだ国頭山地西側だけで、良好な自然が残されている東側の米軍北部訓練場は除外されている。

注2)複数の住民・支援者の証言および多くの映像資料による。主要な報道は以下のとおり。
・琉球朝日放送)高江で強制排除始まる 2016年7月22日 放送
 http://www.qab.co.jp/news/2016072281990.html
・RBC THE NEWS「東村高江ヘリパッド工事再開」2016年7月22日放送
 https://youtu.be/rxQq3u_DN2Y
・沖縄タイムス「<米軍ヘリパッド>工事強行、3人搬送 警官500人で市民排除」2016年7月23日 16:50
 https://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=179701
・琉球新報「国が高江工事を強行 機動隊が市民排除 10時間超 県道封鎖」 2016年7月23日 05:04
 http://ryukyushimpo.jp/movie/entry-321711.html

注3)指摘されている違法行為は、①県道にもかかわらず、県側の許可を取らずに金網のフェンスを張った、②県道にもかかわらず、明確な理由なしに封鎖し、検問を行ったこと、③住民側のテントおよび支援物資を持ち去ったこと、④N1に至る道を営林署への事前協議なしに立木の伐採を行った疑いがあること――などである。

連名団体(155団体):
国際環境NGO FoE Japan/美ら海にもやんばるにも基地はいらない市民の会/辺野古リレー 辺野古のたたかいを全国へ/沖縄環境ネットワーク/沖縄・生物多様性市民ネットワーク/沖縄のための日米市民ネットワーク(JUCON)/ジュゴン保護キャンペーンセンター/ラムサール・ネットワーク日本/国際環境NGO グリーンピース・ジャパン/APLA/水源連/ピース・ニュース/公共事業改革市民会議/辺野古への基地建設を許さない実行委員会/Stop!辺野古埋め立てキャンペーン/ゆんたく高江/ONE LOVE 高江/日本基督教団東京教区北支区沖縄委員会/北限のジュゴンを見守る会/基地のない平和で豊かな沖縄をめざす会/沖縄意見広告運動/SEALDs RYUKYU/唯足舎/ふろむあーす&カフェオハナ/さよなら原発★ちがさき/9の日スタンディング★ちがさき/被ばく医療を考える会かごしま/子どもたちの健康と未来を守るプロジェクト・郡山/ジェイヴィージェイヴィー/三八地方労働組合総連合/東埼玉百人委員会/いちゃり場・沖縄の会/69の会/真宗遺族会 広島地方支部/樹花舎/ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン/(資)文化財復元センター/有機の会/大きなうねりを起こす会/へのこっ会(辺野古と共に国会前にすわる会)/地域から平和を考える会/九条を守る神奈川高校教職員の会/スローアグリカルチャー研究会/エナガの会(戦争しないさせない市民の会・柏)/オールターナティブズ/食政策センター・ビジョン21/福岡地区合同労働組合/大阪大学附属病院看護師労働組合/ゆんたく野鳥の会/風下の会 福島/全石油昭和シェル労働組合/そらとも/バスストップから基地ストップの会/日本キリスト教団神奈川教区基地・自衛隊問題小委員会/かながわアクション2016/非戦平和を願う真宗門徒の会/念仏者非原発の会/反原労(反原発労働者行動実行委員会)/環境=文化NGOナマケモノ倶楽部/真宗大谷派・9条の会 大垣/基地はいらない神奈川の会/劇団 石(トル)/ジョアン川崎/ティナラク織の会「カフティ」/静岡・沖縄を語る会/宗教者平和の会・今治/大阪安威川の治水を考える流域連絡会/みん宿ヤポネシア/アーライツ法律事務所/愛知視覚障害者協議会/玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会/全石油スタンダード・ヴァキューム労組/ふぇみん婦人民主クラブ/緑の党グリーンズジャパン/人業劇団ひらき座/熱帯林行動ネットワーク/平和のテーブル・京都/高木学校/脱原発かわさき市民/ひまわり行動市民の会/脱原発・東電株主運動/東電株主代表訴訟/エースプロジェクト/シュハリ/すこやか広場/嘘みたいな本当の在日話/アサビラキ救対/循環型社会をつくる会/春を呼ぶ会/私鉄「連帯する会」OB会/日本基督教団神奈川教区寿地区センター/(株)こうさぎさんとこいぬくん/リブ・イン・ピース☆9+25/緑のハーモニー調布/京都大学社会科学研究会ピース・ナビ/宮前田園革新懇/沖縄を考える市民の会/導水路はいらない!愛知の会/太田川ダム研究会/一般社団法人北海道自然保護協会/厚木基地を考える会/ボイス・オブ・ヒロシマ/みどり奈良/宮前九条の会/名古屋YWCA/日本環境法律家連盟(JELF)/雑誌las barcas/脱原発の日実行委員会/ジュゴンネットワーク沖縄/デモスクラティア/未来の福島こども基金/裏千家茶道教室 霧庵/NPO法人 環境ネットワークくまもと/安倍政権にNO!東京・地域ネットワーク/「語やびら沖縄」もあい練馬/憲法骨抜きNO!ねりま/ヨコハマ♡未来に希望をつなぐ会/デイズジャパン/神戸シェアハウス和楽居/特定非営利活動法人A SEED JAPAN/商社九条の会/原発いらない福島の女たち/パトリオットミサイルはいらない!習志野基地行動実行委員会/労働運動活動者評議会/平和・人権・環境を守る岐阜県市民の声/9条の会・おおがき/「戦争と女性への暴力」リサーチ・アクションセンター VAWW W RAC)/沖縄のたたかいと連帯する東京南部の会/Stop!沖縄新基地建設・福岡/脱被ばく実現ネット/宮森・630を伝える会/美しい錦川を未来へ手渡す会/みんなのまちの人権図書館「猪飼野セッパラム文庫」/完全護憲の会/辺野古へカヌーを贈る会/「ヘリパッドいらない」住民の会/八ッ場あしたの会/秘密保護法を考える川崎市民の会/市民SOHO蒼生舎/許すな!憲法改悪・市民連絡会/97条の会/九州シネマ・アルチ/うちなんちゅの怒りとともに!三多摩市民の会/日野市の今と未来を考える会/オスプレイの横田基地配備に反対する会/緑の党/Friends of the Earth International/Friends of the Earth Indonesia/Consumers' Association of Penang/Sahabat Alam Malaysia / Friends of the Earth Malaysia/Friends of the Earth Malta/Pro Public/ Friends of the Earth Nepal/Theresa A. Yugar/Friends of the Earth Scotland/Haburas Foundation/FoE Timor Leste/Peace Action

個人賛同 5,681人

37か国
アイルランド/アメリカ合衆国/イギリス/イスラエル/イタリア/インドネシア/オーストラリア/オーストリア/オランダ/カナダ/ギリシャ/シンガポール/スイス/スウェーデン/スペイン/スリランカ/タイ/チリ/ドイツ/ニュージーランド/ネパール/ノルウェー/フィリピン/フランス/ベトナム/ベルギー/マルタ/マレーシア/ミクロネシア連邦/メキシコ/ルーマニア/香港/東ティモール/台湾/韓国/南アフリカ/日本
(なお、個人賛同は日本がもっとも多く、次いでアメリカ、オーストラリアでした)

問い合わせ先:国際環境NGO FoE Japan(認定NPO法人)
〒173-0037 東京都板橋区小茂根1-21-9
Tel:03-6909-5983 Fax:03-6909-5986
担当:満田 090-6142-1807
Eメール:henokotakaengo@gmail.com

http://www.foejapan.org/aid/takae/160804.html
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毒親撃退メール作戦

2016年08月14日 16時39分51秒 | 当ブログと私の生い立ち
 また申し訳ないが親父ネタです。この前の記事「のんべんだらり」の前半部分で触れた親父とのイザコザを、実際にメールの記録に残しているので、それから見てもらいます。メールの文章をそのまま引用しました。ただし、ブログで読みやすくする為に、段落ごとに改行を施しました。また、メールの文章だけでは意味が通じにくい箇所についても、最低限の注釈をカッコ内に入れております。

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転居の件で親父と交わしたメール

7月25日(月)6:15 私→親父
転居の件で、本命のURと並行して民間の賃貸物件も時々物色したいのと、家賃支払いの為に残業も今まで以上に頑張ろうと思うので、帰りは今までより毎日確実に遅くなります。
とはいえ入浴の都合もあるので、遅くとも20時には帰宅するつもりです。
ですので毎日の帰宅メールも今日から省略します。夕飯も、昨日言った様に毎日会社の食堂で済ます様にしますので、今日から要りません。

親父→私
Re:早急に、転居するようにしてください

7月26日(火)6:15 親父→私
Re:移転の件は、(見合いの)話の様子を見てからにしてはどうかな

私→親父
「それじゃあ今までの繰り返しだ」と、昨日言ったのは親父の方じゃ無かったっけ?
じゃあ、この前の「お前は(優柔不断で)のんべんだらりと生きてきた」との、人格攻撃みたいな決めつけ発言をまず撤回してくれる?
どちらにしろ、引越しを手伝ってくれる予定の友人の都合も聞かなければならないので、今日は(UR賃貸物件の)仮申し込みだけにしておくが。

8月4日(木)5:43 私→親父
改めて親父へ。転居の件では最後まで親父に振り回された。余りにも話が二転三転し過ぎだ。住所変更届や引越し手伝いの依頼取り消しに振り回される会社の担当者や職場同僚の身にもなってくれ。
それに、この際はっきり言うけど、親父の考え方は余りにも封建的で時代遅れ。ピントがずれまくり。例えば、「象牙の印鑑や名刺を持て」と俺に言った事についても、今の俺の生活にはそんな物必要ない。象牙の印鑑なんかよりも、気軽に携帯できて、その場で判子付いて有休届を出せる三文判の方が、よっぽど使い勝手が良い。
それ以前に、そんな外見や地位や財産の有無で人を決めつけ差別する様な、親父の封建的な考え方には付いて行けない。親父は「時代が変わっても人心は変わらない」と言うが、決してそんな事はない。それが証拠に、親父の子供の頃は、「天皇は神で、日本には神風が吹く。B29も竹槍で打ち落とす」なんて事を平気で言っていたじゃないか。その所為で、どれだけの人間が戦争の犠牲になったと思っているのか?そんな時代の価値観を21世紀の俺に押し付けないでくれ。それを「親子の情」という言葉で誤魔化さないでくれ。
親子なら何をしても許される物でもないだろう。自分の意見は言って貰っても一向に構わないが、それを一方的に押し付ける様な真似は止めてくれ。そうなれば、それはもはや話し合いではない。只のパワハラだ。お互い好い歳した大人なんだから、それ位分かるだろう?以上、キツイ言い方で申し訳ないが敢えて言わせて貰う。
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 このメールのやり取りの後、8月4日の夜に、親父と私の間で、私の転居を巡って話が二転三転した件や、それまでの親父の物言いについても不満が山積していたので、その事について二人で話し合いました。その時の話の大まかな内容も、親父の釈明VSそれに対する私の反論という形で、次の様に文書に残してあります。

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8月4日(木)夜に親父と話し合った内容(親父の釈明と、それに対する私の反論)

① 話を二転三転させてしまい、お前の会社担当者や同僚にも迷惑をかけてしまった事については素直に謝る。しかし、それ以降のメールの内容については、お前の思い違いも多々ある。

② 「象牙の印鑑を持て」と言ったのは、象牙が縁起物だから勧めたまで。今は象牙の捕獲が禁止されているので、時代遅れな物言いである事は承知している。「名刺を持て」と言ったのも、営業に回されたら名刺は必需品だから。あくまでも「持っているに越した事は無い」という意味合いで言ったつもり。別に「今の仕事で必要ないのに無理に持て」と言った覚えはない。また、その事で、印鑑や名刺を持っていないからと言って、それで相手を見下したり差別するつもりも毛頭ない。

(これについては異論あり。「営業に回されたら」等と限定付きで言っていた記憶は、少なくとも私の中にはない。でも、まあこれで親父の真意は分かったという事で、一応了解)

③ 外見や地位や財産の有無で人を差別した覚えはない。業務改善で会社からプレゼン表彰された事に対し「たったそれだけしかお前には自慢する物がないのか」と言った事や、「お前、たったそれだけしか給料貰っていないのか?」と言ったのも、別にお前やその他の非正規労働者を蔑んで言ったのではない。プレゼンとは別に、年相応にもっと頑張らなければならない事があるだろう(例えば結婚とか)。「たったそれだけしか給料貰っていないのか?」という発言も、ただ単に「給料少ないなあ」と思ったから言ったまでで、別に他意は無い。他の先進国と比べて日本の最低賃金が低過ぎる事も知っているし、問題だと思っている。

④ とにかく、ワシはお前が早く身を固めて所帯を持ってほしいだけなのだ。お前の事を「のんべんだらりと生きて来た」と批判したのも、別にお前を「優柔不断」「ちゃらんぽらん」となじった訳ではなく、「年相応に生きろ」「早く結婚して所帯を持て」と言いたかっただけ。「早く独立しろ」と言ったのも、食事の準備が大変だという以外に、「独立する事で少しでも出会いの機会が増えれば良いのに」と思ったまで。

(例えば結婚とか→またこれかよ。こちらも努力はしているのだが、どうにもならないのだから仕方ないだろう。今更どうしろと言うのか。その枠組みから外れた人間を異端視する事が、すなわち差別ではないのか?出会いの件にしても、わざわざ転居するよりも、今の方がむしろ周囲に知人も少なからずいて婚活に有利なのに)

という事で、私の方も、今はもう総中流社会の昔とは違い、同じ社内でも社員と非社員に分断され、交流の機会もほとんどない事や、会社も昔ほどには社員の福利厚生には力を入れていない事、長時間労働で婚活なぞする暇もない事(だって特に夜勤者や土日出勤者なぞ選挙の投票にも行けない位なのに)、そもそも若手や女性が職場にほとんどいない事などを親父に説明して、ある程度は納得して貰いました。この間約1時間弱。
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 もう、年寄り相手に、いつまでもやり合ってもキリがないので、一応、上記の形で矛を収めましたが、私は全然納得していません。

 だって、そうでしょう。物流の現場で働いている中高年の非正規社員が今さら営業職に配置転換される可能性なんて、誰が考えてもありえないじゃないですか。仮にそうなったとしても、わざわざ自分で名刺なぞ用意しなくても会社の方で作ってくれます。もし自営業に転職するようになって自分で印鑑や名刺を用意しなければならなくなったとしても、そんな物、後で幾らでも用意できます。まだ、その予定もないうちから、そんな細かな事まで、なぜ親父に指図されなければならないのか?「今は象牙の捕獲が禁止されているので、時代遅れな物言いである事は承知している」なら、わざわざ、そんな意味もない事を言う必要はありません。
 実際は、印鑑や名刺で外見を取り繕いたいだけなのです。「親の見栄」以外の何物でもありません。本当に息子の事を思うなら、たとえ息子が印鑑や名刺を持っていなくても、それで引け目に感じる事なぞありえません。ところが、そこに引け目を感じるのは、裏返せば、その事で私や他の非正規労働者の事を見下している、差別しているからに他なりません。そこをメールで私から突かれたので、こんな取って付けたような見苦しい言い訳を始めたのです。

 次の「外見や地位や財産の有無で人を差別した覚えはない」と言うのも嘘です。その証拠に、「たったそれだけしかお前には自慢する物がないのか」「たったそれだけしか給料貰っていないのか?」という形で、私や他の労働者の事を実際に差別しているじゃないですか。
 本当に「他の先進国と比べて日本の最低賃金が低過ぎる事も知っているし、問題だと思っている」なら、なぜ、今までそんな政治しかして来なかった自民党や、その自民党・安倍政権と似たり寄ったりの準与党「維新の党」をずっと支持してきたのか?体制べったりの物の見方や発言しかできないのか?言っている事が矛盾だらけです。
 それは「年相応」という言葉に最もはっきりと表れています。「もう30歳を過ぎたら、独立・結婚して所帯を持って、子供ももうけて社内で出世して」という、自分中心の保守的な物の見方しかできず、その封建的な価値観や生き方を一方的に私に押し付けているだけなのです。そして、それを「親子の情」という「お為ごかし」な表現で取り繕っているだけなのです。少子高齢化や格差社会の拡大によって、そんな昔の総中流時代のモデルなぞ、とっくに崩壊してしまっているのに。

 しかし、これでひとまず落ち着いたと安心したのもつかの間、しばらくしたら、またぞろ親父が次の様なメールを送りつけて来るようになりました。

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外食の件で親父と交わしたメール

8月7日(日)14:10 親父→私
Re:今夕飯~家で食べるかな

私→親父
夕食は何?

親父→私
Re:いろいろオカズがあるので、どうかな

私→親父
家で食べるけど、オカズは余り出されても食べ切れないので、程々にして。

親父→私
Re:了解~~

8月10日(水)8:09 親父→私
Re:今日の(スーパーの)チラシで、ウナギ安い。ごはん焚く必要あり~ 今夜のごはん、家で食べるかな 返事ください。
Re:ウナギは国産です

同日12:48 私→親父
家で食べても良いけど、今日も多分残業で遅くなるよ。帰宅が19時を回る様なら(途中乗り換え駅の)××でメール入れます。

親父→私
Re:その積もりで、少し遅く準備する。時間を気にしないで、いいよ。
Re:帰り、家につくほぼ1時間程度前に、メールしてね~時間は前後してもOKです


8月13日(土)14:12 親父→私
Re:今日、13(土)の夕食は、「オカズ・ごはん」あるので、家で食べるかな~返事くださいね

16:19 私→親父
帰りにコーナン寄ったりするので外食にします。

親父→私
Re:遅くなっても、うちのものを食べて、少しでも消化してほしい

私→親父
「食事の用意が負担になるので独立してほしい」と、最初に親父の方から私に言って来て、でも結局「私が外食する様になったので独立しなくて良い」という結論になったのでは?それでまた「食材が余るので家で食べてくれ」と?それじゃあ、独立の件で今まで話し合ったのは一体何だったの?
そんな調子では、私が自宅で夕飯を食べる様になったら、またぞろ「いつまでも、のんべんだらりと過ごすな。いい加減独立しろ」と、親父から言われかねない。それでは、転居の時と同じ様に、また親父に振り回されっぱなしになる。こちらも一々親父の顔色伺いながら生活しなければならなくなる。そんなのオカシイじゃないか。

親父→私
Re:工場製品と違って、生物の食品~たまたま重なることあり 予定外のことで、消化しないと、腐ることもある だから、今夜は、家で食べて欲しいと言うこと

私→親父
じゃあ、「家で食べて欲しいと言うのは今夜に限って」と言う事だね。でないと、しょっちゅう「家で食べろ」とか「外食しろ」とか、言う事をコロコロ変えられたのでは、こちらも段取りが立たない。
どちらにしろ、この件については私の方には一切落ち度がないので、帰ったらまた話を蒸し返したりしないで欲しい。
帰る時間が分かればまたメールする。遅くなる様なら親父の方で先に食べておいて。洗い物も後でまとめてするから。

親父→私
Re:了解
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 最初は「スーパーでウナギ買ったから今夜は久しぶりに家で食べるか?」という事だったので、私の方も、国産のウナギなんて外食ではまず食べれないので、親父の勧めるまま自宅で夕飯を食べていました。でも、それ以降もまた「家で食べるか?」と聞いてきて、私が「今日は遅くなるから外で食べる」と言っているのに、「一人では食べきれないので一緒に食べて欲しい」としつこく言って来ました。
 その理由も、「食事の用意が負担になるので独立してほしい」「家事も手伝って欲しいので独立しなくても良い」「ご飯が余るので家で食べて欲しい」と、全て自分の都合ばかりです。そのたびに、「お前はのんべんだらりと生きて来た」だの、「お前にはそんな事しか自慢する物がないのか?」だのと、人格攻撃まがいの決め付け発言までされて。
 しかも、実際はただのパワハラでしかないのに、「親子なんだから」「お前の事を思って言ってやってんだから」と、いかにも「お為ごかし」の様に恩着せがましい態度で。

 だから、その矛盾をメールで突いてやったのです。そうしたら、親父の奴、いかにも取って付けたような見苦しい言い訳を始めました。
 「工場製品と違って、生物の食品~たまたま重なることあり 予定外のことで、消化しないと、腐ることもある だから、今夜は、家で食べて欲しいと言うこと」と。
 誰かに買ってもらうのではない。あくまでも自分自身が、事前にスーパーのチラシを見て買うのに。いくらでも計画的に買えるじゃないか。何が「たまたま」「予定外」か。どうしても一人では食いきれない時は、別に家で一から調理しなくても、有り合わせの惣菜で済ます等、いくらでも方法があるはず。最近は単身世帯用の少量パックも一杯スーパーやコンビニに並んでいるのに。

 また親父は「毎日買い物するのはしんどいし、安売りの時にまとめ買いした方が安上がりで済む」と言い訳するのでしょう。しかし、実際は自宅から50メートルぐらいの所にスーパーもコンビニもあるのです。そんなに買い物がつらいなら、弁当の宅配サービスを使えば良い話です。それぐらいの金は今の親父にはあるはずです。
 それに、いくらまとめ買いが安いといっても、一人分で節約できる金額なぞ、たかがしれています。それで食料を余らせて廃棄しなければならない方が、よっぽど時間も手間もかかり無駄です。

 「高齢者だから、親父だから」と言って大目に見ていたのでは、ますます親父が付け上がりますので、今後はメールで応戦する事にします。メールだと、文章にする段階でお互い気持ちの整理がつき、無駄な応酬になるのを回避できますし、何よりも記録に残るので、今までの親父みたいに、言う事をコロコロ変えて適当に言い逃れする事ができなくなります。早速その効果も現れ始めています。上記のメールを送信して以降、親父があれこれ言いに来なくなりました。実際、今まで親父の件で相談に乗ってくれた兄貴夫婦や行きつけの鍼灸師さんからも、「それはグッド・アイデアだ」と評価されました。
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天皇の政治利用を言い立てる奴が最も天皇を利用している

2016年08月09日 23時01分08秒 | 反ヘイト・ネオナチ
 このブログで天皇について取り上げるのは滅多にない事ですが、天皇の生前退位が話題になっているので、私も当人の談話に目を通してみました。
 下記がその談話の全文です。

 戦後七十年という大きな節目を過ぎ、二年後には、平成三十年を迎えます。
 私も八十を越え、体力の面などから様々な制約を覚えることもあり、ここ数年、天皇としての自らの歩みを振り返るとともに、この先の自分の在り方や務めにつき、思いを致すようになりました。
 本日は、社会の高齢化が進む中、天皇もまた高齢となった場合、どのような在り方が望ましいか、天皇という立場上、現行の皇室制度に具体的に触れることは控えながら、私が個人として、これまでに考えて来たことを話したいと思います。
 即位以来、私は国事行為を行うと共に、日本国憲法下で象徴と位置づけられた天皇の望ましい在り方を、日々模索しつつ過ごして来ました。伝統の継承者として、これを守り続ける責任に深く思いを致し、更に日々新たになる日本と世界の中にあって、日本の皇室が、いかに伝統を現代に生かし、いきいきとして社会に内在し、人々の期待に応えていくかを考えつつ、今日に至っています。
 そのような中、何年か前のことになりますが、二度の外科手術を受け、加えて高齢による体力の低下を覚えるようになった頃から、これから先、従来のように重い務めを果たすことが困難になった場合、どのように身を処していくことが、国にとり、国民にとり、また、私のあとを歩む皇族にとり良いことであるかにつき、考えるようになりました。既に八十を越え、幸いに健康であるとは申せ、次第に進む身体の衰えを考慮する時、これまでのように、全身全霊をもって象徴の務めを果たしていくことが、難しくなるのではないかと案じています。
 私が天皇の位についてから、ほぼ二十八年、この間(かん)私は、我が国における多くの喜びの時、また悲しみの時を、人々と共に過ごして来ました。私はこれまで天皇の務めとして、何よりもまず国民の安寧と幸せを祈ることを大切に考えて来ましたが、同時に事にあたっては、時として人々の傍らに立ち、その声に耳を傾け、思いに寄り添うことも大切なことと考えて来ました。天皇が象徴であると共に、国民統合の象徴としての役割を果たすためには、天皇が国民に、天皇という象徴の立場への理解を求めると共に、天皇もまた、自らのありように深く心し、国民に対する理解を深め、常に国民と共にある自覚を自らの内に育てる必要を感じて来ました。こうした意味において、日本の各地、とりわけ遠隔の地や島々への旅も、私は天皇の象徴的行為として、大切なものと感じて来ました。皇太子の時代も含め、これまで私が皇后と共に行(おこな)って来たほぼ全国に及ぶ旅は、国内のどこにおいても、その地域を愛し、その共同体を地道に支える市井(しせい)の人々のあることを私に認識させ、私がこの認識をもって、天皇として大切な、国民を思い、国民のために祈るという務めを、人々への深い信頼と敬愛をもってなし得たことは、幸せなことでした。
 天皇の高齢化に伴う対処の仕方が、国事行為や、その象徴としての行為を限りなく縮小していくことには、無理があろうと思われます。また、天皇が未成年であったり、重病などによりその機能を果たし得なくなった場合には、天皇の行為を代行する摂政を置くことも考えられます。しかし、この場合も、天皇が十分にその立場に求められる務めを果たせぬまま、生涯の終わりに至るまで天皇であり続けることに変わりはありません。
 天皇が健康を損ない、深刻な状態に立ち至った場合、これまでにも見られたように、社会が停滞し、国民の暮らしにも様々な影響が及ぶことが懸念されます。更にこれまでの皇室のしきたりとして、天皇の終焉に当たっては、重い殯(もがり)の行事が連日ほぼ二ヶ月にわたって続き、その後喪儀(そうぎ)に関連する行事が、一年間続きます。その様々な行事と、新時代に関わる諸行事が同時に進行することから、行事に関わる人々、とりわけ残される家族は、非常に厳しい状況下に置かれざるを得ません。こうした事態を避けることは出来ないものだろうかとの思いが、胸に去来することもあります。
 始めにも述べましたように、憲法の下(もと)、天皇は国政に関する権能を有しません。そうした中で、このたび我が国の長い天皇の歴史を改めて振り返りつつ、これからも皇室がどのような時にも国民と共にあり、相たずさえてこの国の未来を築いていけるよう、そして象徴天皇の務めが常に途切れることなく、安定的に続いていくことをひとえに念じ、ここに私の気持ちをお話しいたしました。
 国民の理解を得られることを、切に願っています。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201608/20160808_71061.html
以上、河北新報の記事より引用

 一読して気が付いたのは、談話のどこにも「退位する」と具体的に書かれていない事です。
 確かに、それをにおわすような記述はあります。最後の方の「天皇が健康を損ない、深刻な状態に立ち至った場合」以下の段落がそうです。そこには「社会が停滞し、国民の暮らしにも様々な影響が及ぶことが懸念されます。…こうした事態を避けることは出来ないものだろうかとの思いが、胸に去来することもあります」という形で、暗に退位の要望を示したとも取れる記述があります。しかし、これも有体に言えば「ワシも歳だ。もう疲れた。いつまでもこんな仕事は続けられない」と言っているだけです。
 これでは、ただの愚痴にしか過ぎません。世間では、たったこれだけでは、「そう言わずに、もっと頑張れ」と叱咤激励されて終わりです。それどころか、下手すれば「お前、何、寝言言うとんねや?もっと性根入れて仕事せんかい!」と、悪罵で返される場合だってあるのです。
 「退位」というのは、世間で言えば「退職」と同じです。当人が具体的に退職の意思を表明し、退職届を出さない限り、退職した事にはなりません。それを、こんな愚痴程度で、周囲が勝手に「退職したがっている」と決めつけたりしたら、「退職強要」にもなりかねません。

 それは、相手がたとえ象徴天皇であっても同じではないでしょうか。当人が明確に退位の意思を表明していないにも関わらず、周囲の取り巻きが勝手に「退位したがっている」と決めつけて、強引に話を進めて良いのでしょうか?
 そして、本当に退位が天皇自身の意志であり、「ワシも歳だ。もう疲れた。いつまでもこんな仕事は続けられない」と言っているにも拘わらず、「いや、今辞められたら困る。代わりの者がいない。それを選ぶ手続きも整っていない」と、周囲の勝手な都合で無理やり仕事を続けさせても良いのでしょうか?これでは、ブラック企業による退職強要や退職拒否のやり口と同じじゃないですか。
 確かに天皇は「普通の人」ではありません。国の象徴として、衣食住が保障されている代わりに、選挙権も職業選択の自由もありません。でも、天皇も一人の人間です。たとえ選挙権は無くても自分の意見ぐらいは自由に言いたいだろうし、もう体力的に無理だと思ったら、いつでも辞めたいでしょう。それを無理やり押しとどめる権利なぞ誰にもないはずです。

 ちなみに、下記が日本国憲法の第一章「天皇」の各条文です。
 
 第一条 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。
 第二条 皇位は、世襲のものであつて、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する。
 第三条 天皇の国事に関するすべての行為には、内閣の助言と承認を必要とし、内閣が、その責任を負ふ。
 第四条 天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない。
 2 天皇は、法律の定めるところにより、その国事に関する行為を委任することができる。
 第五条 皇室典範の定めるところにより、摂政を置くときは、摂政は、天皇の名でその国事に関する行為を行ふ。この場合には、前条第一項の規定を準用する。
 第六条 天皇は、国会の指名に基いて、内閣総理大臣を任命する。
 2 天皇は、内閣の指名に基いて、最高裁判所の長たる裁判官を任命する。
 第七条 天皇は、内閣の助言と承認により、国民のために、左の国事に関する行為を行ふ。
 一 憲法改正、法律、政令及び条約を公布すること。
 二 国会を召集すること。
 三 衆議院を解散すること。
 四 国会議員の総選挙の施行を公示すること。
 五 国務大臣及び法律の定めるその他の官吏の任免並びに全権委任状及び大使及び公使の信任状を認証すること。
 六 大赦、特赦、減刑、刑の執行の免除及び復権を認証すること。
 七 栄典を授与すること。
 八 批准書及び法律の定めるその他の外交文書を認証すること。
 九 外国の大使及び公使を接受すること。
 十 儀式を行ふこと。
 第八条 皇室に財産を譲り渡し、又は皇室が、財産を譲り受け、若しくは賜与することは、国会の議決に基かなければならない。

http://www.jicl.jp/kenpou_all/kenpou.html
以上、法学館研究所のHPより引用。

 それによると、憲法第4条で「天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない」と定められています。
 憲法で自分の仕事の範囲や権限が明確に定められており、政治的な権利も認められていないのです。
 言うならば、子どもと同じです。
 子どもも、労働基準法や児童福祉法で就労の範囲が厳しく制限されており、選挙権や被選挙権もありません。
 でも、その子どもですら、「子どもの権利条約」で、意見表明の自由は保障されています。
 象徴天皇と言えども、ロボットではなく人間なのですから、それぐらいの自由は認めてあげても良いのではありませんか?

 また、別の視点からこの問題を考えてみましょう。
 今、沖縄の高江では、米軍ヘリパッド(ヘリポート)建設工事を強行しようとする国に対して、静かな自然と暮らしを守ろうとする住民との間で、座り込みの大闘争が展開されています。同じ沖縄の辺野古と同じく数十年に渡って闘いが続けられています(参考記事)。その高江の座り込みのテントに、先日、安倍晋三の妻の昭恵が突然見学に訪れた事が議論になっています。高江の事を取り上げた「標的の村」という映画を観た昭恵が、「もっと高江の事を知りたい」という事で、知人の紹介で座り込みのテントを訪れたのです。
 しかし、テントで座り込みを続けている人たちの心境は複雑です。昭恵の夫である安倍晋三は、今も自民党政権の首相として、辺野古や高江の運動を弾圧する先頭に立っているのですから。座り込みの人たちの中には、機動隊に殴られ首を絞められ救急搬送された人たちも大勢いるのです。そんな所に首相夫人が生半可な形で来られても、逆に現地の人たちの怒りの火に油を注ぐ事にしかなりません。
 「私も現地の人たちに連帯して一緒に座り込む」と言うならまだしも、ただ単に見学や物見遊山や、言い訳しに来ただけなら、むしろ来ない方がマシです。
 「辺野古や高江に行く」というのは、そういう事です。一緒に座り込んで闘うか、さもなくば機動隊と一緒になって運動を弾圧するか、そのどちらかしかないのです。その中間なんて無いのです。

 天皇の生前退位を巡る当人の発言も、これと同じではないですか。
 ブラック企業で働いているバイトや派遣社員、名ばかり正社員の中には、退職強要されたり、逆にいくら辞めたいと言っても辞めさせてくれない人も大勢いるのです。法律の無知につけ込まれて、「辞めるなら代わりの者を探して来い。それが出来なければ損害賠償を請求するぞ」と脅されて、辞めるに辞められず、過労死やうつ病発症にまで追い込まれる人も大勢いるのです。
 それが何ですか。別に憲法で生前退位が禁じられている訳でもないのに、自分の事でありながら、退位したいのか、したくないのかもはっきり言えず、訳の分からない愚痴でお茶を濁して。勝手に天皇の意思を決めつける取り巻きも取り巻きなら、それに何も言えず自分の意思も自分で言えない天皇も天皇です。
 それで、わざわざ談話まで発表して、多くの国民を巻き込んで。ほとんど顧みられることなく死んでいった前述の過労死社員と、何と扱いが違う事よ!「法の下の平等」が聞いて呆れる。

 御用マスコミの報道だけ見ていると、まるで天皇の生前退位だけが世間の一大事で、それ以外にニュースは無いみたいな報道が、この数日間続いています。しかし、はっきり言って、世の中は天皇が心配するほど、天皇中心で回っている訳ではありません。それが証拠に、生前退位の事をトップニュースで連日報じているのはNHKや大手メディアだけで、一般の人々はオリンピックや高校野球しか話題にしないじゃないですか。インタビューで聞かれた時だけ、さも神妙な面持ちで天皇の事を心配しているような振りしていても、インタビューが終われば、頭の中はオリンピックや高校野球や、相模原の介護殺人容疑者の事ばかりで。
 本当は、参院選や東京都知事選、憲法改正や原発再稼働、前述の沖縄の基地問題やブラック企業の問題など、天皇の生前退位やオリンピックなんかよりも、もっと重要なニュースが他にも一杯あるのに。広島・長崎の原爆忌のニュースも、生前退位報道の陰に隠れてしまいました。救済から漏れた被爆者が今も大勢いるのに。
 最近よく「天皇を政治的に利用するな」という事が言われます。これも当初は、憲法の天皇に関する扱いからも明らかなように、「むしろ天皇の方こそ政治に口出しするな」という事だったはずなのに。ところが実際は、「天皇を政治的に利用するな」と言い立てている奴ほど、天皇を政治的に利用しているのではないかと思われてなりません。

(追記)

「生前退位」可能となるよう改憲「よいと思う」8割超 FNN世論調査
フジテレビ系(FNN) 8月8日(月)19時32分配信

 「生前退位」が可能となるよう、憲法改正をしてもよいと「思う」人が、8割を超えた。
FNNが7日までの2日間実施した電話による世論調査で、天皇が、生前に天皇の位を皇太子に譲る「生前退位」に関し、政府のとるべき対応について尋ねたところ、「『生前退位』が可能となるように制度改正を急ぐべきだ」と答えた人は、7割(70.7%)だった。
 「慎重に対応するべきだ」と答えた人は、2割台後半(27.0%)だった。
 今後、「生前退位」が可能となるように、憲法を改正してもよいと思うかどうかを聞いたところ、8割を超える人(84.7%)が改正してもよいと「思う」と答え、「思わない」は1割(11.0%)だった。(以上引用)

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20160808-00000744-fnn-soci

 これこそ天皇の政治利用の最も悪質な例です。
 前述したように、天皇の政治的権利は憲法によって制限されていますが、「生前退位をしてはいけない」なんて事は憲法のどこにも書いていません。
 天皇の後継者選びなんて、あくまでも天皇家内部の取り決めであって、国民生活には何の影響もありません。わざわざ憲法で決めなければならない事柄ではない。皇室典範の改正だけで事足ります。皇室典範も、戦前とは違って、今やただの法律にしか過ぎません。国会で法改正すれば済む話です。
 それを、わざわざ改憲の口実にして、お手盛りアンケートまででっち上げるとは(呆)。正に最悪の政治利用という他ありません!
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有権者不在の野党共闘

2016年08月07日 11時53分37秒 | 戦争法・集団的自衛権NO!


 この間、私事でバタバタしていて、世の中の動きについて行けていませんでした。遅まきながら、そちらの方面についての記事も書いていきます。
 まずは、一週間前に行われた東京都知事選挙の結果について。
 猪瀬・舛添と現職知事が二人そろって不祥事で辞任し、保守分裂選挙になったのに対して、こちらは史上初の野党共闘体制で臨みながら、私が期待した鳥越俊太郎候補は次点にもつけずに3位の大惨敗に終わってしまいました。私もツイッターで微力ながら援護射撃をしていましたが、選挙戦も終盤に入ると、鳥越候補の敗色が次第に濃厚となってきた事が素人目にも感じ取れました。
 鳥越陣営は、週刊文春や週刊新潮が女性問題を取り上げてネガティブ・キャンペーンを張った事に敗北の原因を求めていますが、私はむしろ、その後の陣営の対応にこそ問題があったと思います。「事実無根」と言い張るばかりで、週刊誌報道のどこがデタラメか、具体的な反論が全く為されませんでした。いくら「やっていない事の証明なぞ出来ない」と言われても、あの対応では「逃げ回っているだけ」と捉えられても仕方ないでしょう。それは、都知事に当選した小池百合子が、実際には日本核武装を唱える極右政治家でありながら、自民党都連の締め付けや石原慎太郎の「大年増の厚化粧」発言を逆手にとって、「古い自民党と戦う女性」を演出できたのとは正に対照的でした。
 おまけに、せっかく「反アベ政治」を掲げながら、今までの保守都政が大型開発やオリンピック偏重だった事への具体的批判もなく、築地市場の豊洲移転にも反対せず、「がん検診100%実施」みたいな細目しか目玉政策に掲げられず、街頭演説も1日2回が限度で、巣鴨では演説も支援者に丸投げするに至っては、私も正直言って、「こんな事では、むしろ宇都宮健児さんが出馬した方が良かったのではないか」とすら思う位でした。
 そんな事をいくら言っても、もう後の祭りですが、この敗北を教訓として次の勝利につなげる為にも、いくつか都知事選関連で参考になりそうなブログ記事の記述を次に紹介しておきます。
 その中の醍醐聡さんのブログの中で、「理想は高いが実力が伴わない」事を意味する「眼高手低」という言葉が出てきますが、こと今回の東京都知事選挙に限って言えば、「憲法破壊の政治を阻止する」という野党共闘の大義が、現実には自民党と同じ「政党の都合優先」の「数合わせ」の論理に流れてしまったという点で、むしろ「理想も低きに流れてしまった」というのが実態ではなかったかと思います。


 告示の時点では3候補の接戦と予想された都知事選は終わってみると小池百合子氏が次点の増田寛也氏に120万票の差をつけ、3位の鳥越俊太郎氏にはダブルスコア強の得票を得て当選した。今回の開票結果を前回(2014年2月9日投票)と比べると、次のとおりである。

今回開票結果(得票率) 投票率
 ①小池百合子   2,912,626(44.5%)
 ②増田寛也    1,793,453(27.4%)
 ③鳥越俊太郎   1,346,103(20.6%)
      ①+②=4,706,081(71.9%) 

前回開票結果(得票率)
 ④舛添要一    2,112,979(42.9%)
 ⑤宇都宮健児    982,595(19.9%)
 ⑥細川護煕     956,063(19.4%)
      ⑤+⑥=1,938,658(39.3%)

 これを見ると、今回、保守系候補者は前回と比べ、得票率を32.6%も伸ばしている。また、投票率が13.59%も上昇し、2名が立候補したこともあるが得票数を259万票も伸ばしている。
 これに対し、リベラル革新系は前回と比べ、得票率を18.7%減らし、投票率が大きく上昇したにもかかわらず、得票数を59万票も減らしている。
 こうしたデータを見ると、当落もさることながら、リベラル革新の大幅な退潮は覆うべくもない。

以上、都知事選:都民も自らも欺く政策軽視の独善的議論(醍醐聡のブログ)より
http://sdaigo.cocolog-nifty.com/blog/2016/08/post-0f45.html


 「アベ政治は許さない」と仲間内で唱和するよりも、なぜ有権者は改憲政党に3分の2を超える議席を与えたのか(小選挙区制の問題はありますが)、いろいろ批判される小池百合子候補がそれでも優勢と言う状況がなぜ生まれているのか、彼女の危険な右翼的体質を都民が見抜いていないことが主な理由なのか、一本化したはずの野党統一候補が2人の保守候補のあとを追うという展開になっているのはなぜなのか------都民の政治意識と向き合った政治活動という意味では、こうした点を自問し、冷静に考えることの方が、小池百合子候補の右翼的体質を暴露することに執心するよりも重要だ、と言うのが私の感想です。

 「すべて「安倍」を前提にしないと何も打ち出せない「アベ依存症」です。ライバルだけ見ているから、国民=顧客が何を望んでいるのかがさらに見えなくなってゆく。」

以上、都知事選:自省なくして革新候補への支持は広がらない(2)(同上)より
http://sdaigo.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/2-6471.html


 今回の増田、鳥越両候補の敗因は、「知事候補は、政策でもなければ都民の希望でもなく自分たちの都合で決める」という事を、既存政党が恥ずかしげもなく隠さなかったからではないだろうか。
 自民党東京都連が「自民党国会議員である小池氏」ではなく「党員ですらない増田氏」を選定した最大の理由は、「小池さんが、俺たち(会長の石原氏及び幹事長の内田氏)に挨拶なしに立候補した」からだ。少なくとも石原会長のメディア対応は、都民にその印象を与えた。
 野党統一候補が鳥越氏に決まったのは、国政では当分勝ち目がないので、注目度の高い都知事選挙で一矢報いたかったからだ。言い方は違うにせよ、候補者本人がそれを主張していた。鳥越氏は、選挙戦を通じてほとんど都政に関心を示さず、行政システムに対する無知もさらけ出した。

以上、敗因を「醜聞報道」や「知名度」に求める政党の醜さ(森口朗)より
http://blogos.com/article/185465/


 今回の結果は、野党共闘とか、それを支持した市民連合が、なぜ、これだけ大差がついたか、真剣な総括が必要ではないかと思います。参院選では安保法制の廃止、立憲主義の回復、憲法改悪阻止という政策協定があって戦った。与党の方から「民共の野合ではないか」と言われた時に「大義がある」と跳ね返せた。今回は政策もなければ何もない。まさに野合と言われてもしょうがない態勢で戦ったということ。

 まず鳥越さんと会った時に「どういう思いで出馬されたんですか?」と言ったら「参院選の結果を見て、改憲勢力が3分の2を取って、大変な危機感を抱いて、矢も盾もたまらず出馬を決意した」とおっしゃった。「確かに、そういう気持ちは大切だと思うんですけど、都政についてはどうなんですか?」と言うと「これから考える」と。国政選挙と都政は違いますからね。2度目に会った時は、鳥越さんの方から会いたいと言って、民進党の元国会議員も連れてきていたので「野党共闘の政策協定はできているんですか?」と聞いたら「できていない」と言うんですね。鳥越さんの政策もこれからだし、政策協定もなくて、ただ鳥越さんの知名度で、勝てそうだからと。そういう著名人頼みの、人気投票の選挙をやってはいけない。政策中心じゃなきゃダメだと言って我々は戦ってきたのに、全くできていない。
 後から、だんだん政策は整備されたかもしれないけど。あと野党も鳥越さんも、都知事選を勝つことが安倍政権に一矢を報いるんじゃないかというようなことを言ったけれど、そこに都民が抜けているわけです。都政は都民の暮らしや生活を守るのが1番の役割なのに、都民を置き去りにしたままの考え方。今回の結果は、都民が鋭く見ていたんだと思います。私たちの生活や暮らしをどう考えているか、ストレートに届くような言葉や政策がなかったんじゃないか。

以上、宇都宮氏「今回は政策もなければ何もない」/総括1(日刊スポーツ)より
http://www.nikkansports.com/general/news/1687557.html


 候補者を事実上、民進党の中で決め、それに他の野党も賛同し、それを市民連合が賛同するというやり方なんですね。私からすれば、民進党の独裁ですよ。本当なら、候補者を決める場合は、それなりに名前が出てきた人を公開の場で討論をやりながら、本当に誰がふさわしいか民主的に開かれた場で議論して決めるべきだった。そういうことが、まだ訓練されてない。今の日本は政党が偉くて、決めたことを市民連合が従う。市民連合は、よく国会前の安保法制反対の抗議活動で(学生団体)『SEALDs(シールズ)』なんか『民主主義って何だ? これだ!!』って言ってるんですよ。ところが都知事選での候補者選びは、民主主義もへったくれもないわけですよ。政党が密室の中で決めたことを支持してるだけで、まさに独裁的なやり方。市民運動と政党は本来、対等であるべきだと思っているんですけど、市民連合が候補者選びに参加したと思えない。日本の運動の未熟さが露呈した問題。リベラル運動をどうするか、深刻な総括が絶対に必要だと思います。

以上、宇都宮氏「候補者選びは独裁的なやり方」/総括2(同上)より
http://www.nikkansports.com/general/news/1687561.html


 今秋大統領選挙を迎えるアメリカで、民主党のバーニー・サンダースの支持者の中に「ヒラリー・クリントンなんかには投票しない。ヒラリーとトランプとの二者択一ならトランプを選ぶ」と公言する人たちが少なくないことが話題になっている。おかげで少し前まではクリントンの楽勝とみられていた大統領選挙の行方は全くわからなくなっており、トランプが大統領に選ばれる可能性は無視できないほど大きくなってきた。日本でもこの件に関して、クリントンよりもトランプを待望する声が一部「リベラル」の間からも上がっている。
 「鳥越に投票するくらいなら小池に投票する」とネットで公言していた者については、私も鳥越俊太郎の野党統一候補擁立決定及び宇都宮健児の立候補取り下げの直後から、実例をいくつも目にしてきた。
 一口で「宇都宮支持層」といっても内訳は実に多様で、2012年と14年の都知事選で熱心に宇都宮市を支援してきた人たちもいるけれども、14年の都知事選では細川護煕を応援していた「小沢信者」もおり(その代表格が天木直人)、かと思えばTwitterで反小沢一郎に血道を上げる人たちの存在も確認している。

 私が本当に問題だと思うのは、自陣の支持者にそのような行動に走らせてしまった宇都宮選対の責任だ。この宇都宮選対は、2014年の都知事選で澤藤統一郎弁護士の告発と強い批判を受けた。それに理があると考えた私は、前回の都知事選では白票を投じたのだった。政策面等からいえば前回は候補者の名前を書くなら宇都宮健児しかなかったが、その選対の体質(及びそれに易々と乗っかってしまう宇都宮氏自身の問題)を忌避して白票を投じた。
 今回、宇都宮氏支持層の一部を小池支持に走らせた原因に、宇都宮陣営内に民主主義が欠落していたからではないかと思われる。だから陣営や支持者たちの間でろくろく議論が行われることもなく、支持層の一部が天木直人のような悪質な煽動者の煽動に易々と乗ってしまった。そして、陣営の指導者たちもそのような動きの危険性を察知するのが著しく遅れた。その動きは、告示前からすでに見られたというのに。つまり、宇都宮選対の指導者たちの資質こそ、今回の都知事選においてもっとも厳しく批判される必要がある、というのが私の結論だ。

以上、都知事選は予想通り小池百合子の圧勝。今回の敗因は何か(気まぐれな日々)より
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1448.html
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のんべんだらり

2016年07月31日 00時20分07秒 | 当ブログと私の生い立ち
 繰り返しになりますが、初めてこのブログを見る読者の方もおられるので、今の私の家庭内の状況をかいつまんで説明します。
 私には高齢の親父がいます。既にお袋は他界し、親父と2人きりで実家に住んでいます。封建的な親父で、私とは余りソリが合いませんでしたが、それでも、お袋も兄も妹もいた頃は、ほとんど気になりませんでした。ところが、兄も妹も独立し、お袋も亡くなり、私と2人きりで生活するようになった途端に、再び私にあれこれ指図するようになりました。お互いもう好い歳をした大人同士なのに。
 「年寄りとはそんなものだ。そんな事にいちいち腹立てていてもしょうがない。適当に受け流せ」との意見もあるでしょうが、実際に毎日言われる身にもなって下さい。堪ったものではありません。

 せっかく休日の早朝にブログを更新しようと思っても、親父が何かと小言を言いに来るので、このままではブログもおちおち書けません。第一、鬱陶しくて仕方がない。そこで、休日も普段通り早朝に起きて、わざわざ始発電車に乗って大阪市内のネットカフェで更新するようにしました。お金はかかりますが止むを得ません。そうしたら、ついに先日、今度は「お前に話がある」とか言って、わざわざ私を応接間に呼んで話を始めました。
 話の内容は、また例によって例の如し。「何をぐずぐずしている。私もいつまでもお前の面倒なぞ見ていられない。早く独立しろ。お前は、そうやって、のんべんだらりと生きて来たから」云々という、いつもの愚痴の繰り返しです。
 そりゃあ、私にも言いたい事は山ほどあります。
 曰く、「せっかく独立しようと転居準備を進めていたのに、まだ早いとか、見合いの話が片付くまで待てとか言って、親父の方から引き留めて置いて。今更何を言うか。昨日言っていた事と正反対の事を今日になって急に言い出して。独立の足を引っ張っているのは、むしろ親父の方じゃないか」
 また曰く、「私のこれまでやって来た職場の業務改善の取り組みや、組合活動、ブログでの活動も知らないで、何を他人の事を一方的に決めつけているのか。親父の方こそ、長いものに巻かれろで、上には何も言えずにペコペコし、その鬱憤を目下や年下の者に当たり散らすしか能がなかったくせに。昔お袋が親父の家庭内暴力でどれだけ泣かされていたか知っているのか」。
 でも、せっかく親父の方から「独立しろ」と言ってくれているのですから、私としてはむしろ「願ったり叶ったり」です。今までは、そうは言っても、高齢の親父を一人実家に置いて、自分だけ独立するのも忍びないという思いもあったので、敢えて実家から出なかったのです。そこで「親父、本当にそれで好いんだな」と念押しし、それでも「好い」と言ったので、再び賃貸物件を探そうと、わざわざ勤務先の公休日を変更してもらって、比較的好条件のUR物件を中心に部屋探しを始めた矢先に。

 親父がまた変な事を言い出しました。いきなり、職場の人間関係の事をあれこれ聞いて来るようになったのです。それも「ヤクザと付き合っていないか?」とか、まるで見当はずれな事ばかり聞いて来るようになりました。
 そこで、「今頃何でそんな事を聞くようになったのか?」と問いただすと、またぞろ「お前はいまだに、のんべんだらりとしているからだ」云々と言い出したので、「バカにするな!もういい加減にしろ!そんなに偉そうに親面するなら、もう飯も家では食わない。ずっと外食で済ます」と言い返してやりました。そうして、もうその日は早々と寝室に退散し、次の休みの日にまた早朝からネットカフェにこもってブログを更新していると…。
 またぞろ「転居の話はもう少し待て」とメールで言ってきたので、私は遂にブチ切れて、「早く独立しろと言ったのは親父の方じゃ無かったっけ?そのくせ親父の方から話を二転三転させておいて。おまけに私の事を優柔不断で、のんべんだらりと生きて来たとか、人格攻撃みたいな事まで言って。まず、その人格攻撃の発言を先に撤回しろ。何を話すにしても、まずはそれが先だ」と、メールで返してやりました。

 そうして、その夜家に帰ったら、親父が今度は言い訳に来ました。親父曰く、「のんべんだらり」と言うのは、別に私が優柔不断だとか、チャランポランとかいう意味じゃなくて、「年相応に将来を見据えて生きて来たか?」という意味で言ったのだ、と。
 つまり、若い時は理想に燃えていても良いが、歳を重ねたら、それなりに所帯も持って、財産を築いて、孫に何か残してやれるようにしろ、と。
 そう言われたら、確かに私は今まで仕事に追われて、婚活どころでは無かったかも知れません。しかし、それだけではありません。
 親父は「年相応」と言う言い方で誤魔化していますが、それって、単なる「社畜・奴隷根性の言い訳、正当化」でしかないじゃないですか。それなりに所帯を持って、財産を築いて、その所帯や財産、地位を守る為に、保身に汲々とし、言いたい事、言うべき事も言えず、「臭い物に蓋」「長い物に巻かれろ」で、格上の者には何も言えず、その鬱憤を格下の者にぶちまけて。
 私にとっては、そんな人生なぞ、むしろ軽蔑の対象でしかない。だから、超リストラ・長時間労働の生協を退職した後は、そんな「社畜人生」なぞ拒否して、敢えて非正規雇用の道を選んだのだ。それに対して、やれ「名刺を持て」とか「象牙の印鑑に変えろ」とか。今はもう印鑑よりもサインが主流だ。そもそも、それ以前に、そんな地位や財産、外見なんかで人を差別するな。そんな事だから「差別オヤジ」と言われるのだよ。はっきり言って、今の安倍政権を支持するような保守・反動・右翼的な奴って、大抵そんな「差別オヤジ」みたいな奴ばっかりじゃないか。

 相手が高齢の親父だからと言って、いつもいつも遠慮していたのでは、どこまでも増長します。本当に喧嘩してしまっては身も蓋もありませんが、たまにはガツンと言ってやった方が良いのです。おかげで、この土曜と日曜については、「家で飯を食おう」と親父の方から言ってきましたw。しかし、それでまた「お前を養ってやっている」みたいなそぶりを見せ出したら、またその時は、メールでガツンと言ってやろうと思います。口頭で言えば本当に「売り言葉に買い言葉」になってしまいますが、その点、メールでは文章として表示されるので、お互いワンクッション置いて考える余裕ができて良いかも知れません。
 一応、8月末めどに転居を考えています。親父と別居したら将来、相続税課税で不利になるという話も、実際には、よっぽどの資産家でない限り、税務署もいちいちそこまで調べに来ないそうなので。
 現在、2件の物件のうちのどちらを選ぼうか迷っています。どちらもURの1DKです。そのうちの一つ(前回内覧物件)は、以前お話ししたのと同じ団地、同じ間取り、同じ家賃の定期借家です(参照記事)。もう一つ(今回内覧物件)は全く新しい物件です。その新しい物件の写真を下記に紹介の上、両方の物件について簡単に比較しておきます。いずれにしても、どちらにするか早急に結論を出したいと思います。


 間取りは1DK。キッチン5.9畳と和室6畳の2部屋とセパレートの浴室・トイレとバルコニー。部屋には押入れも付いています。
 職場に近いのが何よりの魅力です。何しろ電車でわずか一駅しか離れていないのですから。実際、職場の中には、この団地に住んでいる同僚も多く、大抵は自転車や徒歩で通勤しています。
 もう一つの魅力は、団地の中にスーパーがある点です。他にクリーニング店や理髪店もあります。小さなスーパーですが、それがある事で生活に潤いが感じられます。


 玄関が真ん中にあって、両脇に流しと浴室があります。浴室・トイレの位置が間取り図とは正反対になっています。図では玄関から入って左脇に浴室がある事になっていますが、実際には右脇にあります。真ん中の玄関にスペースが取られているからか、流しも浴室も非常に狭く感じられます。トイレも、ユニットバス仕様ではなく一応独立した様式になっていますが、まるで仮設トイレみたいな感じがします。


 その奥が6畳間の和室になっています。
 和室の奥がバルコニー。物置こそありませんが、鳥除けの防護ネットが張られていて、床は綺麗そのものです。物干し竿用のフックがあらかじめ備え付けられてあるのも魅力です。但し、防護ネットは入居時点で一旦取り払われます。ネットの再設置を希望する際は、団地内の案内センターで改めて申し込みの上、2万円以上もの設置料が徴収されます。

 前回と同じ団地の物件と優劣を比較してみました。

 前回と同じ団地の物件
 ・所在地:現住所よりも数駅職場寄りになるも、やはり通勤に最低1時間はかかる。駅からも10分近く歩かなければならない。
 ・近隣環境:郵便局・スーパー・ホカ弁屋がそれぞれ1軒ずつの他、コンビニ・銭湯・コインランドリーも数軒ある。 
 ・間取り:1DK。キッチン3.6畳、和室6畳。浴室・トイレは半ユニットバスみたいな感じ。
 ・その他設備:バルコニー、押入れ、物置も併設。但しバルコニーの床は鳥の糞の跡が一杯。
 ・契約条件:3年間期限付の定期借家。家賃2万5千円余、共益費3千円弱で、合わせても月3万円以下の支払いで済む。
 ・入居条件:現在、耐震基準見直しに伴いリニューアル工事中。実際に入居できるのは8月23日以降。

 今回の物件 
 ・所在地:勤務先からたった一駅。自転車や徒歩でも十分通勤可能。しかも駅のすぐ目の前が団地。
 ・近隣環境:団地内に小さなスーパーがある他、クリーニング屋や理髪店も。但し、その他の商業施設や銭湯などは無し。
 ・間取り:1DK。キッチン5.9畳、和室6畳。浴室・トイレは一応セパレートだが、見た目割りと手狭。
 ・その他設備:バルコニー、押入れ併設。物置は無し。バルコニーにも鳥除け防護ネット(別売)と物干し竿用フック。
 ・契約条件:非定期借家で何度も再更新可能。家賃3万8千円余、共益費3千円余で、合わせたら月4万円以上の支払いに。
 ・入居条件:今すぐでも入居可。

 今回の物件でネックになっているのが、何と言っても家賃負担です。世間相場と比較すると、確かに3万8千円でもまだ安い方ですが、それでも、毎月の手取りが13~14万円しかない中から4万円以上の家賃を支払わなければならないのは、結構キツイです。前回物件の家賃と比べて1万3千円余高いだけですが、その1万3千円の差が結構堪えます。勿論、できるだけ残業もして家賃の支払いに充てるつもりではいますが、それも限度があります。はてさて、どうしたら良いものやら…。
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自民党と保守の主導権争いに興じているだけの政界渡り鳥の、一体どこが反権力なのか?

2016年07月26日 21時36分35秒 | 反ハシズム・弱い者虐め














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維新から学ぶべき事

2016年07月24日 09時46分08秒 | 戦争法・集団的自衛権NO!


 参院選の投票日からもう一週間になりますが、この話題にもぜひ触れておきたいので。
 私の勤務先にも共産党員の人がいます。もっぱら居住地の支部で活動しておられる党員で、職場では何もしていません。その党員のCさんから、何と今回の参院選の結果について「リサーチ」を依頼されちゃいましたw。
 どういう「リサーチ」かと言うと、今度の参院選で、大阪では「おおさか維新の会」(以下「維新」)候補が2人当選し、共産党の渡部結(わたなべ・ゆい)さんは次点で落選してしまいましたが、「なぜ維新から2人も当選してしまったのか?しかも、2人のうち1人は全くの新人なのに、なぜ、ちょうど半分ずつきれいに票が割れたのか?」という内容です。
 多分、Cさんとしては、せっかくあれだけ応援したのに、悔しくて仕方がなかったのでしょう。しかも、今までなら考えられないような票割りで、維新が2人も当選してしまって。それで、「何でやねん!これはきっと官邸の陰謀だ!」と思ったのでしょう。

 「官邸の陰謀」説はともかくとして、確かに、同じような疑問は、他の人も少なからず抱いているようです。実際、当の維新の幹事長自身も「なぜこんなにうまく票割りができたのか?逆に我々の方が教えて欲しいくらいだ」と、記者会見の席で言っていたそうですから。(参考記事
 ここで、まず話の前提として、今回、維新が参院選2人擁立に至った経過について、分かりやすく書いた新聞記事の内容を下記に紹介しておきます。(既にネットからは削除されているので、図書館でコピーした文章から引用します)

お維 2人擁立で内輪もめ
 「自公対民共」の与野党対決が鮮明になる中、おおさか維新の会は憲法改正で安倍政権と歩調を合わせ、独自のスタンスを取る。牙城の大阪選挙区(改選定数4)では、2人当選が至上命令だ。
 「大阪で2議席取らせてもらいたい。ルールを変えたり、法律を変えたりする時は数がいるんです」
 1日午前、大阪府茨木市の阪急茨木市駅前。おおさか維新の高木佳保里氏(43)とともに、松井一郎代表が声を張り上げた。
 公認1人目は、党政調会長の浅田均氏(65)。確実に国政に送り込むため、候補者を1人に絞り込むべきだとの声も強かったが、複数擁立は、橋下徹前代表の意向でもあった。
 「憲法改正のためには次の参院選が勝負。大阪選挙区に3人出して、3人通すくらいでないと駄目だ」。橋下氏は昨年12月、党の忘年会でこう発破をかけた。党幹部は「憲法改正を議論する環境が整えば、政界に戻るというシグナルだ」と受け取った。
 だが、高木氏擁立は党内に亀裂を生じさせた。浅田氏は、盟友の橋下氏を支えてきた前府議の重鎮。対する前堺市議の高木氏は、3月に自民党を離党したばかり。維新の看板政策・大阪都構想には反対の立場だった。府議団が浅田氏、大阪、堺の市議団が高木氏を支援する布陣を敷くが、「政敵だった人を応援する気にはなれない」(大阪市議)というわけだ。
 公示後の高木選対の会議。陣営を取り仕切る国会議員が、動きが鈍いと見た大阪市議らに対し、「なんで高木をやらへんねん!」と面罵した。浅田陣営から応援要請を受けたという別の大阪市議には、「向こうには協力しなくていい」と指示を飛ばした。
 票を奪われる形となった浅田陣営は、高木氏との差別化を意識する。街頭演説で力点を置くのは、公約の柱に掲げる「憲法改正による教育の無償化」よりも、高木氏が主張しにくい「都構想の実現」だ。
 大阪で維新の席巻を許してきた自民党は、外務省出身の松川るい氏(45)を擁立し、「1位で勝つ」(府連幹部)ことを目標に据える。気がかりなのは、憲法改正をにらんで維新側に秋波を送る首相官邸の動きだ。安倍首相が6月17日に大阪入りした際も、民共批判に終始し、維新への批判は封印した。府連内では「首相があの調子では士気が上がらない」と反発もある。
 公明党現職の石川博祟氏(42)も維新批判は口にしない。府内の衆院小選挙区に4人の現職がいる公明党には、「維新を刺激し、対抗馬を立てられる事態は避けたい」(陣営幹部)という事情もある。
 一方、民進、共産両党は「改憲阻止」を訴え、割って入ろうと躍起だ。(後略、以上7月2日付読売新聞朝刊より)

 それで、わざわざ、「大阪民主新報」という地元・大阪の共産党系新聞社の開票速報記事まで持ってきてくれて、「これで分析してくれ」と言われちゃいましたw。
 「何もわざわざ私のような”ノンポリ”に頼まなくても、自分たち党員のほうが政治の事は詳しいはずなのに」と、少々いぶかしく思いながらも、せっかくの「調査依頼」なので、早速その開票速報を元に、分析を開始しました(上記写真)。
 しかし、いくら調べてみても、前述の新聞記事以上に詳しい事は私にも分かりませんでした。
 確かに、今回の選挙で、自民党や諸派・無所属の票が前回と比べて大きく減り、それとは対照的に、維新の票が大きく伸びたのは事実です。しかし、これは何も今回だけに限った事ではありません。以前の大阪ダブル選挙や都構想住民投票の時も、自民党から維新側に多くの票が流れました。いくら両者が表面では激しく対立していても、維新も元は自民党の人たちなのですから、当然の成り行きです。
 諸派・無所属から維新への票の移動も、前回諸派として立候補した人たちの大半が、旧みんなの党や新党大地の人たちで、維新とは似た者同士なのですから、これも当然の成り行きです。



 ちなみに、上記が前回と今回の参院選大阪選挙区の得票比較です。
 それによると、前回2013年の参院選でも、維新候補は100万票以上も得票し、堂々1位で当選しています。そして、「維新と似た者同士」の「旧みんなの党や新党大地の人たち」も、当選こそしなかったものの、合わせて20万票以上も得票しています。この時は、共産党の辰巳孝太郎さんが4位に滑り込み、共産党の議席回復が実現しましたが、これも冷静に見れば、共産党の全国的な躍進傾向とは別に、大阪では候補者乱立に助けられての僥倖(ぎょうこう= 思いがけない幸い)だった事が分かります。
 官邸はここに目をつけたのです。それで、先の読売新聞の記事にもあるように、「自民党が憲法改正を実現するためには、大阪都構想で対立した維新の力も借りなければならない」と、安倍首相サイドが維新の橋下徹・元代表や松井一郎・現代表に働きかけて、2人擁立を実現したのでしょう。

 ただ、ここで一つ疑問に思うのが、2人擁立したうちの1人は現職で維新の会政調会長の浅田均なのは当然としても、もう1人になぜ、ついこの間まで自民党だった高木佳保里を擁立したのか?実際、浅田均は、この高木擁立については相当苦々しく思っていたようで、テレビ局の取材の際にも、「よりによって、あんな裏切り者を擁立しやがって!」と言い放ち、高木と顔も合わさなかったようですw。
 しかし、これも後で考えてみれば、元・自民党堺市議の高木を擁立する事で、浅田が今まで得票し切れなかった南大阪・自民党・女性の票を得る狙いがあったのではないでしょうか。そして、内輪もめを避ける為に、「府議団が浅田氏、大阪、堺の市議団が高木氏を支援する布陣」にして、選挙地盤も敢えて二つに割る道を選んだのではないか。
 これが予想以上に当たったようです。
 普通、同じ党から2人擁立する場合に、よくやるのが、ベテランの現職は業界団体や労組票などの組織票で手堅くまとめ、もう1人は一般受けする主婦やサラリーマン出身者、タレント候補を立てて、浮動票で当選を図る方法です。
 この一見妥当とも言える方法が、実は複数擁立で最も陥りやすい「落とし穴」なのです。ベテランは組織票で悠々当選すると油断し、新人候補も、いざとなればベテランから票を回してもらえると油断してしまう。それで結局、新人が現職の票まで食ってしまって現職が落選したり、最悪両方とも共倒れしてしまうのです。
 それが、この維新の場合は、地盤を完全に二つに割る事で、どちらも自力で当選しなければならないように仕向けたのです。つまり「背水の陣」です。しかも2人とも「ライバル同士」なので、自分から「票を回してくれ」とは口が裂けても言えません。これが逆にプラスに作用し、票の掘り起こしにつながったのです。


 
 これは共産党には到底真似のできない芸当です。その理由は二つあります。
 その一つは、共産党の場合は、候補者はみんな国政革新を目指す「同志」であって、「ライバル」なんかではない事に表向きはなっているからです。国政では同じ選挙区に2人も擁立する事なぞ現実にはあり得ませんが、都道府県議選や市町村議選では共産党も2人以上擁立する事はザラにあります。その場合も、共産党の候補者はみんな同じ「仲間、同志」であって、維新の浅田と高木のような「いがみ合う仲」ではありません。少なくとも表向きはそのようになっています。
 それはそれで、共産党の持つ優れた点ではあるのですが、それが選挙戦では、下手すれば「もたれ合い」になってしまう場合も、無きにしも非ずです。
 ところが、維新や自民党はそうではない。しょせんは利権で結びついた集団でしかないので、内部では足の引っ張り合いなぞ日常茶飯事です。負ければもう後がありません。「食うか食われるか」です。だから、選挙になれば、共産党以上に必死になって、投票三日前ともなれば、各駅の駅前に立って、ひたすら候補者名を連呼したりするのです。共産党も、普段はビラの全戸配布や街頭演説に力を入れますが、投票三日前から駅頭でひたすら連呼したりはしないでしょう。
 もう一つは、国政選挙で2人擁立できるのも、それなりに大きな政党だからです。大阪の維新のように、常に百万票以上得票できなければ、同じ選挙区に2人も擁立できません。それができるのは、国政では自民党と民進党ぐらいです。元々1人しか擁立できない中では、「足の引っ張り合い」なんて起こりようがありません。

 今まではそれでも良かったのです。革新系の野党として、党勢拡大に努めていたらそれで良かったのです。「今は選挙で負けても、得票を徐々に伸ばしていけば、やがて当選できるようになるだろう」と。でも、今や自民党が、秘密保護法も安保法制も強行採決で通してしまい、今度はいよいよ憲法にも手を付けようとしている中で、今までのような「党勢拡大」一本槍のやり方で、「やがて勝てるだろう」と戦っているだけでは、その前に憲法も選挙法も改悪されてしまいます。そうされない為にはどうするか。自民党や維新の言ってる事や、やっている事は確かにデタラメそのものですが、彼らの「真剣さ」については、共産党ももっと彼らから学ぶべきではないでしょうか。
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改憲されても最悪独立する手もある

2016年07月17日 08時36分25秒 | 戦争法・集団的自衛権NO!
 今日は休日なので、別に朝遅く起きて自宅でブログを更新しても良いのですが、最近、高齢の親父が色々とうるさいので、わざわざ早朝に大阪市内まで出てきて、ネットカフェから更新しています。

 それにつけても、参院選は残念な結果に終わりました。野党共闘の進捗ぶりから、ひょっとしたら「改憲派の3分の2議席独占を阻止できるかも」と思っていましたが、現実はやはりそう甘くはありませんでした。きっちり3分の2議席独占されてしまいました。
 1人区で野党統一候補が11議席を獲得し、特に東北地方では秋田以外は全議席を独占、福島と沖縄では自民党の現職閣僚を蹴落とす成果を上げながらも、肝心の野党第一党の民進党がぼろ負けし、躍進が伝えられた共産党も、藤野発言で失速し微増にとどまる結果に終わりました。
 大阪も維新が2議席も取ってしまい、共産も民進も議席獲得はならず。得票も、共産45万票に民進34万票と、前回2013年の参院選からほとんど変わらず。大阪は維新が異常に強く、自民党から共産党まで束になってかかっても、維新一党になかなか勝てない土地柄です。そういう意味では、いくら複数区といえども、東京などの他の選挙区とは少し事情が違います。そういう特殊事情を考えると、ここも一人区同様に、野党統一候補擁立で臨むべきだったと思います。

 しかし、自民党が圧勝したと言っても、自民単独ではようやく過半数を確保できただけです。当選数では、むしろ今回のほうが前回よりも9議席も減っています。昔の自民単独政権だった頃の面影はもう微塵もありません。その代わりに、公明党や「おおさか維新の会」のような別動隊が、「隠れ自民」のくせに、選挙の時だけ「野党」「反権力」ポーズで票をかすめ取るといった事が、もうずっと続いてきました。その為に、「しょせん野党と言っても自民と似たり寄ったり」という事で、有権者が政治に愛想を尽かして投票しなくなり、自民党がいつまでものさばるようになってしまったのです。

参院選当選者数 今回2016年と前回2013年の結果比較(カッコ内はそれに伴う公示前からの議席推移)
 自民 前回65(84→115) 今回56(115→121)
 民進 前回25(89→68)  今回32(68→49) 但し前回は旧民主+旧維新の合計。
 公明 前回11(19→20)  今回14(20→25)
 共産 前回8(6→11)    今回6(11→14)
 おおさか維新 前回8(3→9) 今回7(7→12) 但し前回は旧維新の議席。その後分裂し新党結成したので議席数には中断がある。
 http://www.asahi.com/senkyo/senkyo2013/
 http://www.asahi.com/senkyo/senkyo2016/

 あんなデタラメし放題の安倍内閣や自民党の支持率が、なぜいまだに4割や5割近くもあるのか。マスコミが、アベ政治の問題点を全然報道しないからでしょう。特にNHKに至っては、投票数日前の夜のニュースでも、安倍首相の遊説の様子を少し流すだけで、参院選の争点について全然詳しく報道しませんでした。それでは選挙が盛り上がらないのも当然です。
 それは東京都知事選挙の報道ぶりと比較すればよく分かります。舛添都知事が辞職に至り、その後の都知事選挙が市民の間で話題になっているのも、都知事の公私混同ぶりや選挙の争点について、マスコミがそれなりに詳しく報じているからでしょう。それとは対照的に、参院選については、「政治的中立」を口実にした圧力が自民党から報道番組に加えられる中で、マスコミが委縮してしまい、上っ面をなぞるだけの報道に終始してきました。だから、投票率が5割そこそこにまで落ち込み、有権者全体の中では2割台の支持しかない自民党が、4割台の得票で6割以上の議席をかすめ取る事が出来たのです。

 改憲派の議席3分の2独占も、別に今に始まった事ではありません。下記の記事にもあるように、以前からそうだった訳で。その中で、今回は野党統一候補が11議席獲得できた事は、むしろ今後に向けて新たな足がかりをつかめたとも言えるのではないでしょうか。
 参院選と同時に投開票された鹿児島県知事選挙でも、川内原発再稼働見直しを公約に掲げた新人候補が、再稼働推進の現職知事を破りました。これも、保守地盤の鹿児島では、今までならあり得なかった事です。今度の東京都知事選挙でも、二転三転したあげくに、告示日前日になってようやく野党統一候補擁立の運びとなりましたが、それでも、野党が統一候補を擁立する事なぞ、今まで無かった事です。現状を決して固定的にとらえてはいけないと思います。

参院、75%が改憲派(朝日・東大谷口研究室調査)
 参院選の当選者と非改選議員を合わせた新勢力のうち、憲法改正の賛成派が改憲発議に必要な3分の2(約67%)を超える75%に達した。朝日新聞社と東京大学・谷口将紀研究室の共同調査でわかった。ただ改憲の発議要件を衆参の3分の2から過半数に緩和する96条改正の賛成派は52%にとどまり、3分の2には届かなかった。
 候補者の回答から当選者の分を抽出し、同じ質問に対する非改選議員の回答も合わせて分析した。回答率は当選者が98%、非改選議員が68%だった。
 改憲に「賛成」か「どちらかと言えば賛成」と答えた賛成派は、参院では2007年の選挙後に57%、10年の選挙後も61%と3分の2を下回っていた。一方、衆院では昨年の選挙後、賛成派が89%に増加。今回の参院選の結果、両院で賛成派が3分の2を超えた。(後略、2013年7月23日11時29分、朝日新聞デジタル)
 http://www.asahi.com/senkyo/senkyo2013/news/TKY201307230006.html

 但し、楽観はしていられません。改憲派が議席の3分の2を制している限り、何でもやりたい放題です。国会議員の除名や議事を非公開(秘密会)にする事も、3分の2の賛成で可能となるのですから。今までなら、そんな事をしたら野党やマスコミが黙っていませんでしたが、今やその野党やマスコミも与党に気兼ねし与党の天下に。そんな中で、与党の独裁を阻止するには、東京都知事選を始め、一つ一つの選挙に、野党が真剣に取り組み、有権者も政治を変える事を諦めずに、投票場に足を運ぶ事です。棄権なぞもっての他です。自分で自分の首を絞めるようなものです。
 EU離脱の国民投票で揺れた英国でも、EU離脱が決まった後も国民は諦めませんでした。投票結果に納得がいかない国民は、スコットランドやロンドンなど離脱反対票が多数となった地域を中心に、英国から独立する動きを見せています。そもそも、日本でも大阪都構想や地方分権を主張する以上は、地方の独立や連邦制への移行を主張するのも、私は「有り」だと思います。
 また、つい数日前にクーデター未遂事件が起こったトルコでも、市民が「反クーデター」「民主主義擁護」に立ち上がりました。日本国民に一番欠けているのが、この抵抗の精神です。
 もちろん、これは一つのたとえ話です。この日本では、いきなり地方の独立宣言や反クーデター蜂起なんて起こらないでしょう。しかし、少なくとも与党の独裁や無法を許さない、独裁や無法に対しては、市民もできる限り抵抗の姿勢を示すという、その精神だけは堅持したいと思います。
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