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自民党と保守の主導権争いに興じているだけの政界渡り鳥の、一体どこが反権力なのか?

2016年07月26日 21時36分35秒 | 反ハシズム・弱い者虐め














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維新から学ぶべき事

2016年07月24日 09時46分08秒 | 戦争法・集団的自衛権NO!


 参院選の投票日からもう一週間になりますが、この話題にもぜひ触れておきたいので。
 私の勤務先にも共産党員の人がいます。もっぱら居住地の支部で活動しておられる党員で、職場では何もしていません。その党員のCさんから、何と今回の参院選の結果について「リサーチ」を依頼されちゃいましたw。
 どういう「リサーチ」かと言うと、今度の参院選で、大阪では「おおさか維新の会」(以下「維新」)候補が2人当選し、共産党の渡部結(わたなべ・ゆい)さんは次点で落選してしまいましたが、「なぜ維新から2人も当選してしまったのか?しかも、2人のうち1人は全くの新人なのに、なぜ、ちょうど半分ずつきれいに票が割れたのか?」という内容です。
 多分、Cさんとしては、せっかくあれだけ応援したのに、悔しくて仕方がなかったのでしょう。しかも、今までなら考えられないような票割りで、維新が2人も当選してしまって。それで、「何でやねん!これはきっと官邸の陰謀だ!」と思ったのでしょう。

 「官邸の陰謀」説はともかくとして、確かに、同じような疑問は、他の人も少なからず抱いているようです。実際、当の維新の幹事長自身も「なぜこんなにうまく票割りができたのか?逆に我々の方が教えて欲しいくらいだ」と、記者会見の席で言っていたそうですから。(参考記事
 ここで、まず話の前提として、今回、維新が参院選2人擁立に至った経過について、分かりやすく書いた新聞記事の内容を下記に紹介しておきます。(既にネットからは削除されているので、図書館でコピーした文章から引用します)

お維 2人擁立で内輪もめ
 「自公対民共」の与野党対決が鮮明になる中、おおさか維新の会は憲法改正で安倍政権と歩調を合わせ、独自のスタンスを取る。牙城の大阪選挙区(改選定数4)では、2人当選が至上命令だ。
 「大阪で2議席取らせてもらいたい。ルールを変えたり、法律を変えたりする時は数がいるんです」
 1日午前、大阪府茨木市の阪急茨木市駅前。おおさか維新の高木佳保里氏(43)とともに、松井一郎代表が声を張り上げた。
 公認1人目は、党政調会長の浅田均氏(65)。確実に国政に送り込むため、候補者を1人に絞り込むべきだとの声も強かったが、複数擁立は、橋下徹前代表の意向でもあった。
 「憲法改正のためには次の参院選が勝負。大阪選挙区に3人出して、3人通すくらいでないと駄目だ」。橋下氏は昨年12月、党の忘年会でこう発破をかけた。党幹部は「憲法改正を議論する環境が整えば、政界に戻るというシグナルだ」と受け取った。
 だが、高木氏擁立は党内に亀裂を生じさせた。浅田氏は、盟友の橋下氏を支えてきた前府議の重鎮。対する前堺市議の高木氏は、3月に自民党を離党したばかり。維新の看板政策・大阪都構想には反対の立場だった。府議団が浅田氏、大阪、堺の市議団が高木氏を支援する布陣を敷くが、「政敵だった人を応援する気にはなれない」(大阪市議)というわけだ。
 公示後の高木選対の会議。陣営を取り仕切る国会議員が、動きが鈍いと見た大阪市議らに対し、「なんで高木をやらへんねん!」と面罵した。浅田陣営から応援要請を受けたという別の大阪市議には、「向こうには協力しなくていい」と指示を飛ばした。
 票を奪われる形となった浅田陣営は、高木氏との差別化を意識する。街頭演説で力点を置くのは、公約の柱に掲げる「憲法改正による教育の無償化」よりも、高木氏が主張しにくい「都構想の実現」だ。
 大阪で維新の席巻を許してきた自民党は、外務省出身の松川るい氏(45)を擁立し、「1位で勝つ」(府連幹部)ことを目標に据える。気がかりなのは、憲法改正をにらんで維新側に秋波を送る首相官邸の動きだ。安倍首相が6月17日に大阪入りした際も、民共批判に終始し、維新への批判は封印した。府連内では「首相があの調子では士気が上がらない」と反発もある。
 公明党現職の石川博祟氏(42)も維新批判は口にしない。府内の衆院小選挙区に4人の現職がいる公明党には、「維新を刺激し、対抗馬を立てられる事態は避けたい」(陣営幹部)という事情もある。
 一方、民進、共産両党は「改憲阻止」を訴え、割って入ろうと躍起だ。(後略、以上7月2日付読売新聞朝刊より)

 それで、わざわざ、「大阪民主新報」という地元・大阪の共産党系新聞社の開票速報記事まで持ってきてくれて、「これで分析してくれ」と言われちゃいましたw。
 「何もわざわざ私のような”ノンポリ”に頼まなくても、自分たち党員のほうが政治の事は詳しいはずなのに」と、少々いぶかしく思いながらも、せっかくの「調査依頼」なので、早速その開票速報を元に、分析を開始しました(上記写真)。
 しかし、いくら調べてみても、前述の新聞記事以上に詳しい事は私にも分かりませんでした。
 確かに、今回の選挙で、自民党や諸派・無所属の票が前回と比べて大きく減り、それとは対照的に、維新の票が大きく伸びたのは事実です。しかし、これは何も今回だけに限った事ではありません。以前の大阪ダブル選挙や都構想住民投票の時も、自民党から維新側に多くの票が流れました。いくら両者が表面では激しく対立していても、維新も元は自民党の人たちなのですから、当然の成り行きです。
 諸派・無所属から維新への票の移動も、前回諸派として立候補した人たちの大半が、旧みんなの党や新党大地の人たちで、維新とは似た者同士なのですから、これも当然の成り行きです。



 ちなみに、上記が前回と今回の参院選大阪選挙区の得票比較です。
 それによると、前回2013年の参院選でも、維新候補は100万票以上も得票し、堂々1位で当選しています。そして、「維新と似た者同士」の「旧みんなの党や新党大地の人たち」も、当選こそしなかったものの、合わせて20万票以上も得票しています。この時は、共産党の辰巳孝太郎さんが4位に滑り込み、共産党の議席回復が実現しましたが、これも冷静に見れば、共産党の全国的な躍進傾向とは別に、大阪では候補者乱立に助けられての僥倖(ぎょうこう= 思いがけない幸い)だった事が分かります。
 官邸はここに目をつけたのです。それで、先の読売新聞の記事にもあるように、「自民党が憲法改正を実現するためには、大阪都構想で対立した維新の力も借りなければならない」と、安倍首相サイドが維新の橋下徹・元代表や松井一郎・現代表に働きかけて、2人擁立を実現したのでしょう。

 ただ、ここで一つ疑問に思うのが、2人擁立したうちの1人は現職で維新の会政調会長の浅田均なのは当然としても、もう1人になぜ、ついこの間まで自民党だった高木佳保里を擁立したのか?実際、浅田均は、この高木擁立については相当苦々しく思っていたようで、テレビ局の取材の際にも、「よりによって、あんな裏切り者を擁立しやがって!」と言い放ち、高木と顔も合わさなかったようですw。
 しかし、これも後で考えてみれば、元・自民党堺市議の高木を擁立する事で、浅田が今まで得票し切れなかった南大阪・自民党・女性の票を得る狙いがあったのではないでしょうか。そして、内輪もめを避ける為に、「府議団が浅田氏、大阪、堺の市議団が高木氏を支援する布陣」にして、選挙地盤も敢えて二つに割る道を選んだのではないか。
 これが予想以上に当たったようです。
 普通、同じ党から2人擁立する場合に、よくやるのが、ベテランの現職は業界団体や労組票などの組織票で手堅くまとめ、もう1人は一般受けする主婦やサラリーマン出身者、タレント候補を立てて、浮動票で当選を図る方法です。
 この一見妥当とも言える方法が、実は複数擁立で最も陥りやすい「落とし穴」なのです。ベテランは組織票で悠々当選すると油断し、新人候補も、いざとなればベテランから票を回してもらえると油断してしまう。それで結局、新人が現職の票まで食ってしまって現職が落選したり、最悪両方とも共倒れしてしまうのです。
 それが、この維新の場合は、地盤を完全に二つに割る事で、どちらも自力で当選しなければならないように仕向けたのです。つまり「背水の陣」です。しかも2人とも「ライバル同士」なので、自分から「票を回してくれ」とは口が裂けても言えません。これが逆にプラスに作用し、票の掘り起こしにつながったのです。


 
 これは共産党には到底真似のできない芸当です。その理由は二つあります。
 その一つは、共産党の場合は、候補者はみんな国政革新を目指す「同志」であって、「ライバル」なんかではない事に表向きはなっているからです。国政では同じ選挙区に2人も擁立する事なぞ現実にはあり得ませんが、都道府県議選や市町村議選では共産党も2人以上擁立する事はザラにあります。その場合も、共産党の候補者はみんな同じ「仲間、同志」であって、維新の浅田と高木のような「いがみ合う仲」ではありません。少なくとも表向きはそのようになっています。
 それはそれで、共産党の持つ優れた点ではあるのですが、それが選挙戦では、下手すれば「もたれ合い」になってしまう場合も、無きにしも非ずです。
 ところが、維新や自民党はそうではない。しょせんは利権で結びついた集団でしかないので、内部では足の引っ張り合いなぞ日常茶飯事です。負ければもう後がありません。「食うか食われるか」です。だから、選挙になれば、共産党以上に必死になって、投票三日前ともなれば、各駅の駅前に立って、ひたすら候補者名を連呼したりするのです。共産党も、普段はビラの全戸配布や街頭演説に力を入れますが、投票三日前から駅頭でひたすら連呼したりはしないでしょう。
 もう一つは、国政選挙で2人擁立できるのも、それなりに大きな政党だからです。大阪の維新のように、常に百万票以上得票できなければ、同じ選挙区に2人も擁立できません。それができるのは、国政では自民党と民進党ぐらいです。元々1人しか擁立できない中では、「足の引っ張り合い」なんて起こりようがありません。

 今まではそれでも良かったのです。革新系の野党として、党勢拡大に努めていたらそれで良かったのです。「今は選挙で負けても、得票を徐々に伸ばしていけば、やがて当選できるようになるだろう」と。でも、今や自民党が、秘密保護法も安保法制も強行採決で通してしまい、今度はいよいよ憲法にも手を付けようとしている中で、今までのような「党勢拡大」一本槍のやり方で、「やがて勝てるだろう」と戦っているだけでは、その前に憲法も選挙法も改悪されてしまいます。そうされない為にはどうするか。自民党や維新の言ってる事や、やっている事は確かにデタラメそのものですが、彼らの「真剣さ」については、共産党ももっと彼らから学ぶべきではないでしょうか。
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改憲されても最悪独立する手もある

2016年07月17日 08時36分25秒 | 戦争法・集団的自衛権NO!
 今日は休日なので、別に朝遅く起きて自宅でブログを更新しても良いのですが、最近、高齢の親父が色々とうるさいので、わざわざ早朝に大阪市内まで出てきて、ネットカフェから更新しています。

 それにつけても、参院選は残念な結果に終わりました。野党共闘の進捗ぶりから、ひょっとしたら「改憲派の3分の2議席独占を阻止できるかも」と思っていましたが、現実はやはりそう甘くはありませんでした。きっちり3分の2議席独占されてしまいました。
 1人区で野党統一候補が11議席を獲得し、特に東北地方では秋田以外は全議席を独占、福島と沖縄では自民党の現職閣僚を蹴落とす成果を上げながらも、肝心の野党第一党の民進党がぼろ負けし、躍進が伝えられた共産党も、藤野発言で失速し微増にとどまる結果に終わりました。
 大阪も維新が2議席も取ってしまい、共産も民進も議席獲得はならず。得票も、共産45万票に民進34万票と、前回2013年の参院選からほとんど変わらず。大阪は維新が異常に強く、自民党から共産党まで束になってかかっても、維新一党になかなか勝てない土地柄です。そういう意味では、いくら複数区といえども、東京などの他の選挙区とは少し事情が違います。そういう特殊事情を考えると、ここも一人区同様に、野党統一候補擁立で臨むべきだったと思います。

 しかし、自民党が圧勝したと言っても、自民単独ではようやく過半数を確保できただけです。当選数では、むしろ今回のほうが前回よりも9議席も減っています。昔の自民単独政権だった頃の面影はもう微塵もありません。その代わりに、公明党や「おおさか維新の会」のような別動隊が、「隠れ自民」のくせに、選挙の時だけ「野党」「反権力」ポーズで票をかすめ取るといった事が、もうずっと続いてきました。その為に、「しょせん野党と言っても自民と似たり寄ったり」という事で、有権者が政治に愛想を尽かして投票しなくなり、自民党がいつまでものさばるようになってしまったのです。

参院選当選者数 今回2016年と前回2013年の結果比較(カッコ内はそれに伴う公示前からの議席推移)
 自民 前回65(84→115) 今回56(115→121)
 民進 前回25(89→68)  今回32(68→49) 但し前回は旧民主+旧維新の合計。
 公明 前回11(19→20)  今回14(20→25)
 共産 前回8(6→11)    今回6(11→14)
 おおさか維新 前回8(3→9) 今回7(7→12) 但し前回は旧維新の議席。その後分裂し新党結成したので議席数には中断がある。
 http://www.asahi.com/senkyo/senkyo2013/
 http://www.asahi.com/senkyo/senkyo2016/

 あんなデタラメし放題の安倍内閣や自民党の支持率が、なぜいまだに4割や5割近くもあるのか。マスコミが、アベ政治の問題点を全然報道しないからでしょう。特にNHKに至っては、投票数日前の夜のニュースでも、安倍首相の遊説の様子を少し流すだけで、参院選の争点について全然詳しく報道しませんでした。それでは選挙が盛り上がらないのも当然です。
 それは東京都知事選挙の報道ぶりと比較すればよく分かります。舛添都知事が辞職に至り、その後の都知事選挙が市民の間で話題になっているのも、都知事の公私混同ぶりや選挙の争点について、マスコミがそれなりに詳しく報じているからでしょう。それとは対照的に、参院選については、「政治的中立」を口実にした圧力が自民党から報道番組に加えられる中で、マスコミが委縮してしまい、上っ面をなぞるだけの報道に終始してきました。だから、投票率が5割そこそこにまで落ち込み、有権者全体の中では2割台の支持しかない自民党が、4割台の得票で6割以上の議席をかすめ取る事が出来たのです。

 改憲派の議席3分の2独占も、別に今に始まった事ではありません。下記の記事にもあるように、以前からそうだった訳で。その中で、今回は野党統一候補が11議席獲得できた事は、むしろ今後に向けて新たな足がかりをつかめたとも言えるのではないでしょうか。
 参院選と同時に投開票された鹿児島県知事選挙でも、川内原発再稼働見直しを公約に掲げた新人候補が、再稼働推進の現職知事を破りました。これも、保守地盤の鹿児島では、今までならあり得なかった事です。今度の東京都知事選挙でも、二転三転したあげくに、告示日前日になってようやく野党統一候補擁立の運びとなりましたが、それでも、野党が統一候補を擁立する事なぞ、今まで無かった事です。現状を決して固定的にとらえてはいけないと思います。

参院、75%が改憲派(朝日・東大谷口研究室調査)
 参院選の当選者と非改選議員を合わせた新勢力のうち、憲法改正の賛成派が改憲発議に必要な3分の2(約67%)を超える75%に達した。朝日新聞社と東京大学・谷口将紀研究室の共同調査でわかった。ただ改憲の発議要件を衆参の3分の2から過半数に緩和する96条改正の賛成派は52%にとどまり、3分の2には届かなかった。
 候補者の回答から当選者の分を抽出し、同じ質問に対する非改選議員の回答も合わせて分析した。回答率は当選者が98%、非改選議員が68%だった。
 改憲に「賛成」か「どちらかと言えば賛成」と答えた賛成派は、参院では2007年の選挙後に57%、10年の選挙後も61%と3分の2を下回っていた。一方、衆院では昨年の選挙後、賛成派が89%に増加。今回の参院選の結果、両院で賛成派が3分の2を超えた。(後略、2013年7月23日11時29分、朝日新聞デジタル)
 http://www.asahi.com/senkyo/senkyo2013/news/TKY201307230006.html

 但し、楽観はしていられません。改憲派が議席の3分の2を制している限り、何でもやりたい放題です。国会議員の除名や議事を非公開(秘密会)にする事も、3分の2の賛成で可能となるのですから。今までなら、そんな事をしたら野党やマスコミが黙っていませんでしたが、今やその野党やマスコミも与党に気兼ねし与党の天下に。そんな中で、与党の独裁を阻止するには、東京都知事選を始め、一つ一つの選挙に、野党が真剣に取り組み、有権者も政治を変える事を諦めずに、投票場に足を運ぶ事です。棄権なぞもっての他です。自分で自分の首を絞めるようなものです。
 EU離脱の国民投票で揺れた英国でも、EU離脱が決まった後も国民は諦めませんでした。投票結果に納得がいかない国民は、スコットランドやロンドンなど離脱反対票が多数となった地域を中心に、英国から独立する動きを見せています。そもそも、日本でも大阪都構想や地方分権を主張する以上は、地方の独立や連邦制への移行を主張するのも、私は「有り」だと思います。
 また、つい数日前にクーデター未遂事件が起こったトルコでも、市民が「反クーデター」「民主主義擁護」に立ち上がりました。日本国民に一番欠けているのが、この抵抗の精神です。
 もちろん、これは一つのたとえ話です。この日本では、いきなり地方の独立宣言や反クーデター蜂起なんて起こらないでしょう。しかし、少なくとも与党の独裁や無法を許さない、独裁や無法に対しては、市民もできる限り抵抗の姿勢を示すという、その精神だけは堅持したいと思います。
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あの安倍政権にして、この差別オヤジあり

2016年07月10日 09時16分41秒 | 当ブログと私の生い立ち
 先日、ウチの保守親父が私にまた難癖を付けて来ました。
 休日の朝にブログを更新していると、いきなり私の部屋にやって来て、「独立するという話はどうなったか?」と聞いて来たのです。
 それで、私は「せっかくURの賃貸物件を見つけて契約までこぎつけたのに、見合いの話があるからちょっと待てと親父が言い出したから、一旦契約を解除したんだ。なのにまた、何で今になって同じ話を蒸し返すのか?」と聞いたら、とたんに親父が怒り出しました。何と「あほう、そんな事はお前の方から、見合い話がどうなったかと聞いて来るものだ。見合い話はあれから進んでいない。わしも、いつまでもお前を養って行けない。」と返してきたのです。

 それを聞いて、「どこまで自分勝手な親父なのか」と思いました。「独立しろ」という話も「独立はちょっと待て」と言うのも、親父が自分から言い出した事なのに。
 そもそも、「独立しろ」と言うから、UR(都市再生機構=旧住宅公団)で比較的好条件の物件を見つけ、私の公休日の日・水曜日はURも休日なので、わざわざ職場を早退してURで契約を交わし、引っ越しの段取りも運送会社の仲間と相談して進めていたのに。次は「見合い話があるのでちょっと待て」という事で、それらの話を全部一旦キャンセルして、URに払った敷金や前払い家賃もようやく返って来る頃になってから。
 「いつまでもお前を養って行けない」云々の話にしても、お袋が亡くなった後、「食事はもうお互い外食で済まそう。俺も夕食は会社の食堂で食べるから」と親父と話していたのに、親父が勝手に家で食事を作るようになったんじゃないか。確かに、日々の光熱費の支払いは親父がしているが、その分、私が生協時代に正規雇用で働いていた時分には、親父に毎月10万円渡していたのだから、丸々親父の持ち出しという訳ではない。じゃあ、光熱費の支払いを折半するようにすれば、それで文句ないのか。

 そうやって、独立の件も見合い話も、親父が言い出しっぺなのに、散々私を引っ張りまわした挙句に、「あほう、何でお前の方から聞いて来んのか?」「いつまで親のすねかじってんだ」と抜かしやがったのです。
 それまでも親父は、「独立するならもっと若い時分にやっておけ」と言いながら、「今急に家を出ることないやないか」と平気で矛盾する事を言ったり、私のこれまでの働きぶりや組合活動やブログでの活動の事も何も知らないくせに、「お前は今までのんべんだらりと生きて来たからこうなったんだ」と、一方的に私の人格を貶めるような発言を繰り返して来ました。

 そこで、とうとう私は頭にきて、親父に言ってやったのです。
 「いくら何でも、この前の『のんべんだらりと生きて来た』は無いやろ。それって、余りにも俺をバカにした言い方だ。他の非正規労働者もそのように見ているなら、労働者全体を露骨に差別している事になる。」
 「生協に勤めていた若い時分の頃は長時間労働で独立を考える余裕なんて無かった。」
 「そもそも、生協が長時間労働だったのは誰のせいだと思っているのか?もちろん生協も悪いが、生協をそこまで競争至上主義に追いやった、小泉構造改革以降の自民党の大企業優遇・弱肉強食・格差拡大政策にこそ原因があるのじゃないか。」
 「その自民党を選挙のたびに支持してきたのは一体誰なのか?親父じゃないか。その自分の責任を棚上げして、俺の事を悪く言う資格が親父にあるのか。」
 「そんな中でも、非正規雇用の契約社員になってからも、今の職場で業務改善に取り組み、会社のプレゼンで表彰されるようになったのに、そこは全然見ずに、ただ『のんべんだらりと生きて来た』と悪し様に決めつける事は無いだろう!」と。

 そうしたら親父は何と言ったと思います?
 「何でもかんでも政治や社会のせいにするな。長時間労働?過労死?そんなもの一部の者だけの問題で、9割以上の人はちゃんと家庭を持って独立しているやないか。プレゼン?もう60近くもなって、たったそれだけしかお前には自慢できる事が無いのか」と。こんな事抜かしやがったのですよ。
 もう、これで親父とはいくら話しても無駄だと思いました。
 ここに書いたやり取りも、こんなに整然と話が出来た訳ではありません。まず「外に聞かれたらまずいから部屋の窓を閉めろ」と親父が言い放ち、私がまだ喋り終わっていないのに、いちいち言葉尻を捕まえて怒鳴り上げるので、まともに対話になりませんでした。それを何とか整理して書いたら、上記のような展開になったというだけで。

 そこで、最後に「親父は、ケチ付けるしか能がないのか!」と言って、家を出て、そのまま兄夫婦の所に行き、今までのいきさつを説明したのです。
 親父の事については、今まで兄にも色々相談していましたが、独立に至ったいきさつまでは話していませんでした。しかし、いよいよ独立と言う事になると、兄にも一言言っておかなければならないと思ったので、一応説明にうかがったのです。



 今更言うまでもない事ですが。
 今や中高年男性の4人に1人が未婚で、3人に1人が非正規雇用になってしまった現代において、「長時間労働?過労死?そんなもの一部の者だけの問題」「9割以上の人はちゃんと家庭を持って独立している」云々という、親父の物言いは、その現状認識からしてピントがずれまくっている訳で。実際、男性の非正規労働者に限れば、中高年でも6割以上が未婚である事が、内閣府の統計(平成26年版「男女共同参画白書」概要版)からも明らかになっています。(上記資料参照)
 そもそも、長時間労働やブラック企業の横行、派遣切りや低賃金搾取によって、結婚したくても出来ない、婚活どころではない人々を大量に生み出してきたのは一体誰なのか?自民党や財界であり、その自民党に選挙のたびにホイホイ投票してきた親父ではないですか。その自分の責任を棚に上げ、「のんべんだらりと過ごしてきたお前が悪い」という親父の言い草は、もう冷血漢としか言いようがない。

 親父は以前にも、私の給与額の事で、月収額面17万円でも税金・社会保険料を引いた手取りは13万円ぐらいにしかならない事を知り(最低賃金が先進国でも最低ランクの日本では、非正規社員の給与なんて大抵そんな物だが)、「お前、たったそれだけしか給料もらっていないのか?」と、私をさげすんだ目で見た事がありました。しかし、息子の事を本当に思うなら、「そんな低賃金で労働者をこき使ってケシカラン。会社はもっと給料上げろ!政府ももっと最低賃金を引き上げろ!」となるのが、本当の親心ではないでしょうか?ところが、親父の場合はそうはならずに、私を差別的な目でさげすむだけに終始していました。
 そして、「のんべんだらり」の言い方を巡って親父と言い合いになった今回も、私がその発言をどう受け止めるか考えるのではなく、「外に聞かれたらまずいから部屋の窓を閉めろ」と、まるで臭い物に蓋をするかのように、陰に隠れてこそこそ家庭内でDVふるうそぶりに終始して。
 これを見て確信しました。親父は、本当は私を愛しているのではなくて、単に「大富豪や昔の家長として振る舞いたいだけ」だという事が。つまり、単なる自己愛、自己満足。見栄っ張りなだけ。その親父の理想像からはずれた私は、今や親父にとっては「鬼っ子」にしか過ぎないのでしょう。(実際に大富豪がどうかは別にして。そもそも、たかだか30坪ぐらいの持ち家しかないのに、大富豪もクソも無いのだがw)

 兄夫婦たちも、親父のピント外れな現状認識や自己チューな性格については、薄々気が付いていたようで、私に痛く同情してくれました。
 しかし、それでも兄の意見は「やはり独立はちょっと止めておいたほうが良い」と言うものでした。その根拠として、兄は理由を二つ上げました。
 一つは相続税との絡みです。親父はこの先生きてもせいぜい10年ぐらいです。親父が亡くなったら、実家は私が継ぐ事になります。その時に私が親父と同居していたら、相続税の特例で8割課税免除されますが(相続税算出の際の小規模宅地の特例)、同居していなければ全額課税されるので損だ…という理由です。それには、駅前再開発との絡みで、将来この付近の地価が上昇し、相続税も引き上げられるかも知れないという含みもあります。
 そして、もう一つが、親父の日常生活のちょっとした変化から認知症の前兆を感じ取れるのも、私が親父と同居しているからこそ出来る事だ。そういう意味では、私の役割は重大だ…という理由です。
 以上二つの理由で、「親父のわがままについては、まともに取り合わずに無視するしかない」と言うのが兄の意見でした。

 しかし、兄の嫁さんはまた違う意見でした。もう、そんな状態なら、我慢するにも限度がある。私の人生は私だけの物だ。いくら親父と言えども、大人になった息子の自由や人生を、そこまで束縛する権利はない。私も、そこまでしてまで、自分の人生を犠牲にする必要はない…という意見でした。
 そこで、ちょうど今度の日曜日に、また親父が兄夫婦や妹夫婦とどこか外のホテルで昼食を一緒に食べようと言ってきているので、その時に、頃合いを見計らって、もしタイミングが合えば、そこで兄貴の方から親父に話をしてみる、という事に落ち着きました。

 もう鬱陶(うっとう)しいにも程があります。お互い、もう好い歳した大人なんだから、それぞれどう生きようと勝手なのに。私の方から親父に「ああしろ、こうしろ」と言った事は全くありません。いつも親父の方からあれこれ指図して来るのです。
 それも、指図の内容が正鵠(せいこく)を得た物ならまだしも。三文判だけでも十分事足りる非正規雇用の私に対して、やれ「自分の名刺を持て、象牙の印鑑に変えろ」と言って来たりなど、ことごとく時代遅れのピント外れな代物であったり、単なる自己満足で言ってるとしか思えない内容や、差別的な物言いでしかない物がほとんどなのですから。もうお話になりません。何でそんな事にいちいち振り回されなければならないのか?
 親父が私に難癖付けてくるのは、たいてい休日の早朝に、私がブログを更新している時です。親父が2階の仏壇にあるお袋の位牌にお供えをしたついでに、仏間の隣にある私のパソコン・スペースに来て、あれこれ言うのです(下記の実家間取り図参照。手書きのつたない図ですが…w)。他の時間にブログを更新しても良いのですが、休日の早朝に更新するのが一番効率が良いので、この時間になるべく落ち着いてやりたいのに。
 一層の事、「親父も歳だから、いちいち2階に上がって来るのも大変だろう。リフォーム業者に頼んで、仏壇を1階の和室に降ろしてやろうか」とか何とか言って、仏壇を階下に降ろしてしまい、階段も取っ払って縄梯子に変えてしまって、親父が2階に上がって来れないようにしてやろうかと、半分マジで考えたりもしています。別にそこまでしなくても、昔兄貴や妹が使っていて、今は半分物置と化した空き部屋を片づけて、そこに鍵をかけて入って来れないようにしてやろうか等、色々考えています。



 しかし、何でこんな下らない事で悩まなければならないのか。もう戦後70年も経ち、今や21世紀だと言うのに。この有様では、親父の頭の中は、戦前の大日本帝国の時代とちっとも変っていないじゃないですか。「人間の心理なんてどんな時代も同じ」だと親父は言いますが、全然そんな事はありません。それが証拠に、戦争中はまだ子供だった親父も、「天皇は神様だ!日本には神風が吹く!B29を竹槍で撃ち落とせ!焼夷弾もつまんで外に放り出せ!」と、本気で信じていたじゃないか。
 変わっていないと言えば、今の総理の安倍晋三も同じです。「過労死や派遣切り、保育園落ちた日本死ね!」の一般庶民の苦境を他所に、「アベノミクス」なる株価バブルにうつつを抜かし、憲法改正の事しか考えない。それも、更により良い物に改正するならまだしも、自民党の改憲案を読むと、もう時代錯誤としか言いようのない条文ばかり並んでいます。時代遅れという点では、安倍も親父と瓜二つです。

 もちろん、自民党の改憲案にも、今の憲法の「平和主義を引き継ぐ」とか「基本的人権を尊重する」などの文章が、一応そのまま残されてはいます。しかし、具体的な条文を読むと、ことごとくそれらを有名無実化するような内容が、そこかしこに散りばめられているのです。例えば下記のように。

(1)天皇を「国の象徴」から「国家元首」に変え、国民には「日の丸・君が代・元号」の使用を強制。(第1条、2条)

(2)「戦争放棄」を「安全保障」と言い換え、「平和主義を守る」というのは名前だけで、実際には国防軍や軍法会議も設置、海外の戦争にも派兵。(第9条)

(3)国民には「家族尊重の義務」や「公益及び公の秩序を保持する義務」を課す内容に。(第12条、13条、24条)
 政府は、「公益及び公の秩序を保持する義務」について、今までの「公共の福祉」と同じ概念だと説明していますが、内容は全然違います。
 「公共の福祉」と言うのは、例えば高層マンション住民の日照権と周辺住民のプライバシー権の対立のように、お互いの権利が対立した時に、どう折り合いをつけるか、という概念です。
 それに対して「公益及び公の秩序を保持」と言うのは、権力者にとって非常に都合の良い概念です。「公益及び公の秩序にとって有害だ」と権力者が判断すれば、どんなストライキやデモも弾圧できてしまいます。似たような表現でも、その中身は全然違います。

(4)「家族尊重の義務」も、国が社会保障予算を削る格好の口実にされてしまいます。「介護や保育も家族の仕事だ」という具合に。
 「若者の貧困も下流老人の悲劇も、あくまでも個人の自己責任であり、国の責任ではない」と言いたいのでしょう。しかし、そんな冷淡な国に誰が愛着を持つか?誰が住みたいと思うか?

(5)そして極め付けが「緊急事態条項」。大震災などへの対応を口実に、政府が「緊急事態」を制限すれば、いくらでも国民の権利を制限できる内容になっています。(新設条文の第97条、98条)
 政府は諸外国にも同じような条項があると宣伝していますが、諸外国の場合はむやみに乱用できないように、そこかしこに歯止めがかけられています。
 ところが、この自民党の改憲案では、首相が自由に法律や政令で国民の権利を制限できるようになっています。
 唯一の歯止めである「発令後は百日ごとに国会の承認を得なければならない」という規定も、国会議員の任期延長や与党の数の暴力で、どのようにでも運用できるような代物です。これでは歯止めの意味がありません。
 そもそも、日本では災害対策基本法などの法律で、災害にもきめ細かく対応できるようになっています。わざわざ緊急事態条項を新設する必要なぞありません。福島原発事故で政府の対応が問題になったのも、政府の情報隠しによるものです。法律の不備によるものではありません。

(6)その他にも、今までの「個人の尊重」から、ただ単に「人の尊重」をうたったものに変えてしまう(第13条)など、そこかしこに「個人よりお国の為」という発想が、自民党の改憲案には垣間見えます。「人の尊重」だけで済ませてしまうと、「人材開発」などの言葉のように、ただ単に「戦力(捨て駒)として活用する」という意味合いでしか捉えられなくなります。「個人」から「個」を抜くだけでも、それだけ大きな違いがあるのです。

(7)そもそも、憲法と他の法律は一体どこが違うのか?それは、イギリスのマグナカルタや権利章典、米国やフランスの憲法がどのようにして出来たか、その歴史を知ればすぐに分かります。他の法律が国民を縛るものであるのに対して、憲法は権力の暴走を抑えコントロールする為のものです。これが憲法に基づく政治を行う「立憲主義」の考え方です。今の日本国憲法もそのようになっています。国民の権利が細かく保障されているのもその為です。
 その立憲主義を否定し、「もっと国民の義務についても細かく定めるべきだ」とか、「国より先に国民の方こそ憲法を守るべきだ」(新設条文の102条)というような「憲法」は、もはや近代憲法ではありません。江戸時代の「生類あわれみの令」と同じようなものでしかない。

(8)だから、「この憲法に定める基本的人権は、永久に侵すことのできない権利として国民に与えられる」(第97条)という規定も、自民党の改憲案では丸ごと削除されてしまっているのです。

(参考)
■++ ヤバすぎだ、と話題に・・・自民党 日本国憲法改正草案対照表 2012版 ++
http://www.geocities.jp/le_grand_concierge2/_geo_contents_/JaakuAmerika2/Jiminkenpo2012.htm

 そんな安倍政権がいまだに多くの国民から支持されているのも、戦前からちっとも変っていない親父みたいな人間が、いまだに政治の中枢に居座っているからです。昔は村の有力者の言いなりに結婚させられ、女性には結婚の自由も選挙権もありませんでした。結婚するにも親の同意が必要とされたのですから。そんな時代と比較して、今の我々に対して、やれ未婚だの非正規だの、「権利ばかり主張する」だのと、言う事自体が、そもそもおかしいのです。
 今はもう21世紀です。いつまで戦前の亡霊に縛られているのかと思います。おりしも、今日は参院選の投票日。今度の選挙の真の争点はズバリ改憲です。実態のないアベノミクスなんかではありません。もういい加減、こんな親父や安倍晋三のような政治とは、オサラバしようじゃありませんか。
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演説では野党の方が断然素晴らしいのに、なぜ与党有利の予想になるのか?

2016年07月06日 06時28分18秒 | 戦争法・集団的自衛権NO!


 参院選ラストサンデーとなった今週日曜日。共産党わたなべ結候補の演説を既に聞いた私は、今度は他党、特に共産と最後の4議席目を競り合っている「おおさか維新」の高木かおり候補の演説を聞くつもりで、難波周辺をぶらぶらしていました。その中で、まだ高木候補の演説まで時間があった午後3時半頃に、難波高島屋の前に出てきたら、何やら空前の人だかり。携帯のネットで調べたら、ちょうど共産党の志位委員長が、高島屋とマルイの間にあるタクシー駐車場の所で、演説を始めた所でした。

 志位さんいわく、

 元自民党幹事長の小沢一郎さん(現・生活の党党首)とコンビを組んで演説するのも、もう5回目だ。
 政策の違う野党が、政策の違いを脇に置いても共闘するのは、憲法破壊の政治を許さない為だ。
 言ってる事とやってる事が全然違う自民・公明の「野合」政権に、野党共闘を「野合」呼ばわりする資格はない。
 今、選挙で争点になっているのは「自衛隊が合憲か違憲か」ではない。「明らかに憲法に違反している自衛隊の海外派兵を許すかどうか」だ。
 自衛隊の海外派兵を進める自民党こそが、憲法を破壊し、自衛隊員を見殺しにしようとしている。

 アベノミクスで偽りの株価バブルを演出する為に、年金資金を株に突っ込み、既に5兆円もの損失を出している。
 その年金の損失隠しの為に、例年なら7月初めには公開される年金の決算も、今年は私の誕生日(7月29日)まで先延ばししようとしている。
 デタラメ放題の政治をして、争点隠して選挙を逃げ切り、選挙に勝ったからと言ってまだデタラメ放題。こんな政治を許して良いのか。

 共産党は今度の選挙で「三つのチェンジ」という事を言っている。
 まず一つ目は「税金の取り方のチェンジ」。自民党は「大企業に課税すれば企業が海外に逃げる」と言うが、もうとっくに逃げている。
 そのタックスヘイブンなどに逃げた税金を取り戻し、大企業にも応分の負担をしてもらう。そうすれば消費税値上げなぞ必要はない。
 二つ目は「税金の使い方のチェンジ」。安倍政権の下で社会保障関連予算が1.3兆円も削減された。これはもう国家的詐欺だ。
 大学を卒業した若者が何百万もの借金を背負わなくても良いように、今の高過ぎる学費を10年間で半分にし、給付型の奨学金制度を拡充する。
 低過ぎる保育士の給与も、専門職に見合うように5万円値上げして、「保育園に落ちなくてもよい日本」にする。
 三つ目は「働き方のチェンジ」。自民党はここでも言ってる事とやってる事が全然違う。
 長時間労働是正を言いながら残業代ゼロ法案。同一労働同一賃金を言いながら生涯ハケン法案。こんなデタラメを許してはならない。
 正社員リストラ、派遣使い捨てを止めさせ、最低賃金をせめて時給千円以上に、最終的には千五百円以上に。
 既に米国のニューヨークやカリフォルニアではそうなっている。良い事こそ米国に学ぼう。日米両国労働者の連帯で。
 アベノミクスとどちらが良いか?誰でも「三つのチェンジの方が良い」と言うだろう。

 TPPも原発も辺野古移設も全てごり押し。このような強権政治は許さない。
 沖縄で元米軍海兵隊員に暴行された少女が生まれたのは20年前。この時も米軍による少女暴行事件で沖縄全体が怒っていた。
 あれから20年経っても事態は全然変わらない。何度「綱紀粛正」しても全然守られない。守る気もない。
 沖縄の怒りと悲しみはもう限界を超えた。沖縄県民の命と暮らしを守るには、もはや「綱紀粛正」ではなく「基地撤去」以外にはない…。
 
 志位さんの演説は、大体こんな内容でした。
 私は、前述したように、元々「おおさか維新」の演説を聴く為に、ラストサンデーに難波まで出て来ました。
 共産党わたなべ候補の演説については、もう既に他の日に聴いていたので、また難波で聴くつもりはありませんでした。
 ところが、この難波高島屋前の黒山の人だかりを見て、志位委員長の演説を聴き、改めてその凄さを思い知らされました。
 演説が終わってからも、聴衆は「共産党で憲法守ろう、政治を変えよう」と、ずっと連呼していました。

 後で聞くと、5千人も集まったのだとか。このような演説を生で聞く機会はめったにないので、非常に感動しました。
 演説の内容も素晴らしかったですが、喋り方も、非常に堂々としていました。
 単なる絶叫演説ではなく、腹の底からうねり出すような感じの太い声で、聞き取りやすく、そのままストンと耳に落ちるのです。
 私は今まで、志位さんについては、「天才バカボン」と揶揄される体型から、余り見栄えがしないと思っていました。
 それが、こんな演説が出来るとは思ってもみませんでした。失礼ながら、人はやはり外見だけで判断してはいけないと思いました。

 この志位さんの演説と比べたら、「おおさか維新」の演説なぞ、到底聞くに堪えない代物です。正に「月とスッポン」。
 同じ7月3日の夕方5時から、すぐ近くのなんばパークス前で、おおさか維新の高木候補の演説カーで、大阪市の吉村市長が演説を始めました。
 その演説を私も聴いていたのですが、もう言う事が全てワンパターン。

 吉村市長いわく、

 民共は社会保障充実を言うが財源どこから持って来る。返す刀で自民党の消費増税もバッサリ…。しかし維新議員の相次ぐ不祥事には完全に沈黙。
 「行政改革」「公務員削減」一本槍で、「子供の貧困」も「保育所不足」も全て「役人天国」のせいだ、役人さえ減らせば、全てが解決すると…。

 しかし、実際には「子供の貧困」も「保育所不足」も、全て自民党の悪政によってもたらされたものです。
 その自民党を、「憲法改正に賛成だから」という理由だけで支持している「おおさか維新」も、自民党の補完勢力と言う点では共犯者でしかない。
 「子供の貧困」や「保育所不足」への怒りも全然感じられず。具体的な対案も全然提示せず。
 ただただ、「役人さえ減らせば、それで全てが解決する」といわんばかり。
 これでは、「子供の貧困」や「保育所不足」も、しょせんは「公務員削減」のダシに利用しているだけです。
 それで、公立の認可保育園を削減して、「安かろう悪かろう」の無認可保育園ばかり増やして一体どうするのか。
 公務員の保育士を削減して、非正規で低賃金のパート保育士ばかり増やして一体どうするのか。
 言ってる事とやっている事が全然違う…と言うより、もうそれ以前に、言ってる事が支離滅裂じゃないですか。
 
 そもそも、これって、言ってる事は単なる「コスト削減だけ」じゃないですか。
 「身を切る改革」と言えば聞こえが良いが、「財源がない」の一点張りで「節約・我慢の強要」ばかり。
 これでは、「保育園も最低賃金引上げも年金も我慢しろ」と言っているのも同然じゃないですか。
 そのくせ、自分達「おおさか維新」の議員は、税金を使い放題。
 実際にはビラも印刷せず配布もしなかったのに、選挙ビラにお金がかかったからと、政治資金をカラ請求した小林由佳・堺市議とか。
 政治資金を私的流用し、公費で高級車のレクサスを買った伊藤良夏・大阪市議とか。
 これって、「俺たちだけは贅沢(ぜいたく)が許されるが、お前らが贅沢するのは許さん」と言ってるのと同じじゃないですか。
 
 しかし、「子供の貧困無くせ」「保育所を落ちなくても良い日本に」の、どこが一体「ゼイタク」なのか。
 どれもこれも、人間として当然の権利じゃないか。
 それを「ゼイタク」としか見れない自分達の方こそ、よっぽど「鼻持ちならない特権意識の塊(かたまり)」じゃないですか!



 だから、演説を聴いていても、全然面白くありませんでした。案の定、聴衆もパラパラと数えるほどしかいませんでした。
 この後、高木候補の演説があるのでしょうが、もうとても聴く気にはならなかったので、途中で抜けて家路につきました。
 志位和夫・共産党委員長が公党のトップなら、吉村大阪市長も、「おおさか維新」の顔でしょう。
 実際のトップは松井一郎ですが。イケメンと言う点だけなら、松井よりも志位よりも、吉村の方が断トツで見栄えが良いです。
 しかし、その中身たるや、もう全然空っぽ。イケメンなのは外見だけです。
 こんな政治家や政党が、大阪ではいまだに人気を博しているのは何故なのか?私には全然理解できません。

 ところが、今度の参議院選挙でも、事前の予想では、自民党が圧勝なのだそうです。
 なぜそうなるかと言うと、そこには様々な要因が絡んでいます。
 まず一つには、安倍政権が、政治的中立を口実にしてマスコミを脅しつけ、マスコミがそれに萎縮し、選挙報道を自粛している為に、争点が全然有権者に伝わらず、「誰に投票しても同じ」みたいな風潮になってしまっている現実があります。最近の選挙の投票率が低いのも、それが原因です。
 それと、もう一つには、参議院の選挙制度から来る制約があります。
 参議院選挙は衆議院選挙と違い、3年ごとに半数ずつ改選されます。改選数も、その前の選挙結果によって変わるので、各党ともまちまちです。
 例えば、与党の自民党が50に対して、野党の民進党が45もあるのです。他方で、共産党は3しかありません。(下図参照、出典はWikipediaの参院選資料より)
 今の共産党の勢いでは、3を軽く超えるのは確実です。自民党も、50は確実に超えるでしょう。
 一方で、民進党の改選数が45もある。これをクリアするのは、今の民進党にとっては至難の業です。
 もちろん、これは改選任期の巡り合わせで、今回たまたまそうなったに過ぎません。これをもって不公平と言う気はサラサラありません。
 でも、憲法改正を阻止する点において、これが今回は野党共闘の側に、圧倒的に不利な条件となって作用しているのです。
 いくら「全ての1人区で野党共闘が成立した」からと言っても、決して楽観できないのは、そういう理由もあるのです。




 実際は選挙の争点はいくらでもあるのに、マスコミが政府の目を恐れて全然きちんと伝えず、形だけの報道に終始しているので、選挙が全然盛り上がらないのです。特に、今度の選挙で、自民党などの与党や改憲勢力が議席の3分の2以上を取ってしまったら、憲法改正の発議が国会でされる可能性が非常に高いのに、その真の争点をマスコミは全然きちんと伝えようとしない。選挙制度が、今度は野党に不利となっているのに、その事もちゃんと使えない。
 その為に、与党の政治家は、無風選挙の上にあぐらをかいて、まるで選挙をAKBの人気投票のようにみなし、タレント議員ばかりを擁立して、ワンパターンで支離滅裂な演説だけで、やり過ごそうとしているのです。
 こんな事で選挙が盛り上がる訳ないでしょう。
 皆さんも、一度くらいは、テレビなどのマスコミやネットに映った姿だけでなく、政治家の生の肉声を聴いてみたら良いと思います。
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目から鱗

2016年07月05日 18時42分30秒 | 戦争法・集団的自衛権NO!
 ひょんな事から、「やっぱり自民党に投票しようと思っているあなたに知ってほしい7つのこと」というシールズのブログ記事を目にしました。読んで正に「目から鱗」でした。「保守派に訴えかけるには、こういう語り口が必要なのだ」と痛切に感じました。
 特に私なぞ、保守的な親父の生き様に対する反発もあって、ともすれば、「社畜、奴隷根性に染まった保守オヤジが、何でも上の言いなりに、ホイホイと自民党に投票してきたから、日本がこんな国になってしまったのだ!保守オヤジこそ、今の右傾化と貧困・格差社会をもたらしたA級戦犯だ!」という感情に流れがちでした。とりわけ「この参院選で自民党などの改憲派が議席の3分の2以上を取ってしまったら、いよいよ今度こそ憲法改正を仕掛けて来る」と言われる中にあっては、余計にそういう思いにとらわれがちになってしまっていました。それに対して、「そうじゃないよ。保守派と言えども決してあなたの敵ではないよ。だから、相手が保守派や右翼だからと言って、そう簡単に決めつけてはダメだよ」と、やんわり注意された気分になりました。私自身の成長の為にも、そのブログ記事の文章全文を下記に転載しておきます。


やっぱり自民党に投票しようと思っているあなたに知ってほしい7つのこと

「最近の自民党もずいぶんむちゃくちゃやっているけど、民進党もどうも信用できないし一枚岩じゃないっぽいし、共産党ってこわーい。
イギリスのEU離脱とか、国際情勢も不安定だし、こういう時はやっぱりなんだかんだ安定を求めたいし、与党に入れとこうかしら」
っていうひとって、結構多いんじゃないかと思います。
普通の感覚だと思います。
 
そう思ってる人に、今回、7つのことをお伝えしたいと思います。
  
1.安定を求めるなら、その選択肢は間違いです。今回政権与党に勝たせたら、憲法を憲法じゃないものに変えられる、という激変中の激変が生じる可能性が、無視できない大きな可能性として存在します。
 
2.今回、あなたが野党に入れて、野党が勝っても、政権交代は起きません。そもそも衆議院選挙じゃないですから、政権選択の選挙ではありません。当然、経済政策等が劇的に変わることはありません。むしろ、たいした変化は起きないのです。
 
3.民進党が信用できなくても、共産党が怖くても(私は実際どうなのかは知りませんが)、そんなことははっきり言ってどうでもいいのです。彼らが今回ちょっと勝ったって、どうせ与党になるわけではないのですから。いま重要なことは、現在の政権与党を今回勝たせたら、日本が立憲民主主義の国でなくなるかもしれないということです。
 
4.わかりやすくデフォルメして言えば、あなたが共産党に投票しても日本が共産主義の国になる可能性はゼロですが、あなたが自民党その他の改憲勢力と言われる人たちに投票すると、日本が立憲民主主義の国でなくなる可能性が、現実的危険として生じます。
  
5.今回野党が勝つとどうなるか、その場合の変化は、むしろ自民党の中に生じます。自民党の中で、本当はあんな改憲草案は憲法じゃないよねと思っている人たち。日本は、分厚い中間層をしっかりと回復させながら内需主導の経済を確立し、自由で民主的な国としてしっかり国際社会の信頼を確保していかないとね、と思っている人たちが、ついに意見を言い始めます。
 
6.あなたが信頼し、国際情勢が不安定な時には安定感を求めて応援したいと思う自民党って、むしろ、そっちの人たちじゃないですか?あなたが今の自民党に投票することって、そういう懐の深い保守政党だった自民党の息の根を止めることになりませんか?
 
7.ちまたで、今回ばかりは野党に、という声が出始めているのは、つまりそういうことです。今回ばかりは「新しい判断」が必要です。
 
もちろん、投票行動は、それぞれの判断です。ただ、少なくとも、選挙には行きましょう!絶対に行きましょう!
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ラストサンデー大阪夏の陣

2016年07月03日 07時07分40秒 | 戦争法・集団的自衛権NO!
 参院選、ついこの前に告示があったと思ったら、もう早や後1週間を残すのみ。今日がラストサンデーという事で、大阪選挙区で出ている主要候補の本日の街宣日程を立候補届け出順に転載しておきます。いずれも候補者自身のツイッターからの引用です。但し、自民党の松川るいと、公明党の石川ひろたか両氏に関しては、ツイッターと公式HPのどちらにも、当日の街宣日程がアップされていませんでしたので、ここに載せる事は出来ませんでした。









 ついでに、こんな情報も。おおさか維新の二人目の候補、高木かおり氏は、元・自民党堺市議だったのですね。大阪ダブル選挙ではあれだけ「都構想反対」と言っておきながら、簡単に寝返って今では正反対の事を言っています。自民党にとっては「裏切者」であり、おおさか維新にとっても「少し前までは敵だった」人物なので、改憲・保守派の中でもあまり評判は良くないようです。
 でも、それでも「おおさか維新」の候補なので油断は禁物。最後まで気を抜かずに、私は「わたなべ結」当選の為に、自分で出来る事をするまでです。


2016参院選 高木氏が出馬表明 おおさか維新の会2人目 /大阪(毎日新聞)
http://mainichi.jp/articles/20160604/ddl/k27/010/414000c

大阪美魔女の陣 9人中4人が女性 子育て世代にアピール(スポニチアネックス)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160626-00000055-spnannex-soci

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大阪でこそ野党統一候補を擁立すべきだったのではないか?

2016年06月29日 15時51分46秒 | 戦争法・集団的自衛権NO!


 パソコンの不調で書けなかった記事を遅まきながら更新しています。ここでは6月22日の参院選告示初日に、大阪の西成区役所前で行われた、共産党・渡部結(わたなべ・ゆい)候補の街頭演説の模様をお伝えします。街頭演説日よりだいぶ日数が経っていますので、大まかな記憶しか残っていませんが、それでも、所々思い出しながら書いていきたいと思います。(こんな事なら、演説内容をスマホに録音しておけば良かったと悔やんでも、もう後の祭り…。記憶違いがあれば遠慮なくご指摘下さい)

 私がこの演説を聞きに行こうと思ったのは、たまたま当日が公休日で、スポット演説の場所も毎日の仕事の行き帰りによく通る場所だったからです。
 演説は、午前10時きっかりに始まりました。区役所前の交差点のたもとで、地元の後援会の方に混じって、私も聞いていました。
 まず最初に、辰巳孝太郎・参院議員の応援演説から始まりました。辰巳議員は、自身が取り組まれた非正規労働者の端数時給ピンハネ問題から入りました。コンビニなどで働くアルバイトの時給が15分単位で計算され、それに満たない端数時間の賃金が長年に渡って支払われていない問題を、国会で追及し、塩崎厚労相から労基法違反の答弁を引き出した事について報告されていました。わずか数分間の賃金未払いでも、年間では数万円の額に上ります。低賃金の非正規労働者にとっては、決して少ない額ではありません。私の職場でも、このような形での賃金未払いが横行しており(参考記事)、私も、この問題を取り上げた「しんぶん赤旗」記事のコピーを、所長に見せて問いただした事がありました。辰巳議員の演説のこのくだりについては、私も身を乗り出して聞いていました。
 その後、沖縄で起こった米軍属による女性暴行殺人事件の話に移り、「本来、絆というのは対等平等な物であるはすなのに、日米地位協定はそのような形にはなっていない。日本側には領事裁判権もない。これではただの奴隷の服従でしかない」という意味の事を仰っていたのが、非常に印象に残っています。

 その後、参院大阪選挙区候補の渡部候補が、宣伝カーから降りてこられ、10時半過ぎまで約15分間演説されました。主に、奨学金問題と最低賃金引上げを訴えておられたように思います。
 日本と並んで非正規雇用の時給が低かった米国でも、労働者の運動によって、多くの州が最低賃金を円換算で時給千円以上の引き上げに踏み切った。それによって、労働者の購買力が上がり、景気も徐々に回復に向かうようになった…。
 翻って日本ではどうか。国内でもっとも時給の高い東京でもたった907円、最低ランクの沖縄にいたってはたったの693円。これでは1ヶ月フルに働いても12万円ぐらいにしかならない。こんな賃金ではとても食ってはいけない。まともに生活するには、最低でも時給1500円は必要だ。日本でも、最低賃金をせめて千円以上に、将来的には1500円以上にする事が求められている。大企業はアベノミクスでしこたま内部留保を溜め込んでいる。そのうちのわずか数パーセントを労働者に還元するだけで、時給千円への引き上げは可能だ。中小企業は大企業と同列には論じられないというが、これも国が税制面で中小企業を支援するようにすれば十分可能だ。アベノミクスで見かけ上の株価バブルをいくら演出しても、潤うのは大企業だけで、中小企業や労働者は搾取されるだけだ…。
 奨学金も、日本では給付型でなく貸付が主流となっている。これではサラ金と同じだ。苦労して大学を卒業しても、非正規の職にしか就けないのに、卒業した途端に何百万もの借金を返済していかなければならない。今や、学生の約半数が奨学金返済のローンを抱えるようになってしまった。最低でも月3万円の奨学金給付が必要だ…。このようにして、一部の金持ちだけが潤うアベノミクスではなく、実際に国民生活を応援する形で、景気回復を図ろう…。

 大体こんな内容だったと思います。(思い出しながら書いていますので、相当脚色しているとは思いますが…)
 地元の西成は、渡部候補がその前の衆院選小選挙区(大阪3区)にも出馬して、自民党が支援する公明党現職候補の84943票(得票率57.2%)に対して、63529票(同42.8%)まで詰め寄った土地柄です。そのせいか、渡部候補の演説中も、タクシー運転手がわざわざ交差点で止まって声援のクラクションを鳴らしてくれたり、通りがかりのおばちゃんが何度も握手を求めてきたりしていました。



 私も今回の選挙で渡部候補に投票しようと思っています。ただ、現実には当選は難しいようです。序盤戦の世論調査によれば、良くても最下位当選で滑り込み、このまま推移すれば落選の可能性が濃厚だそうです。
 参院選大阪選挙区(改選数4)には、次の9名が立候補しています。そのうちで有力候補と目されているのは、渡部(共産)、浅田(おおさか維新)、尾立(民主)、松川(自民)、石川(公明)、高木(おおさか維新)の6名です。その6名のうちで、与党の自民・公明と、おおさか維新政調会長の浅田均(あさだ・ひとし)の3名については、ほぼ当選確実だと言われています。そして、最後の4議席目を、共産・民主・おおさか維新二人目の候補の3名が争っています。その中で、同じ党から二人も出て、一時は共倒れのうわさも流れていた、おおさか維新の二人目の候補者、高木佳保里(たかぎ・かおり)が、頭一つ抜き出て当選しそうな勢いになっています。

 大阪の選挙情勢の特徴の一つに、おおさか維新が異常に強い事があげられます。関東や近畿でも京都ではそんなに強くない同党が、大阪では元代表の橋下徹が政界を引退してからも、往時の勢いをそのまま維持しています。それも、タチが悪い事に、憲法改正や経済政策では完全に自民党の補完勢力と化した同党が、大阪ではなぜか、反自民の有権者からも支持を集め、まるで自民党の対抗勢力であるかのように誤解され続けているのです。
 それでも、堺市長選挙や都構想住民投票では同党は敗北を喫しましたが、この時は自民党も含め、全勢力が反おおさか維新でまとまっていました。今回は、逆に自民党もおおさか維新の側についてしまっています。

 実際、選挙掲示板のポスターを見ても、渡部(共産)と尾立(民主)の主張は似通っています。「なくそう!格差」(渡部)に対し、「1%の大金持ちより99%の幸せを」(尾立)という具合に。その上、本来なら渡部や尾立を支持して然るべき貧困層の若者の一部までが、おおさか維新の高木になびこうとしているのですから、尋常ではありません。その一方で、おおさか維新政調会長で現職の浅田均は、新興成金のホリエモンみたいな奴らの票に加え、自民党からも票を回してもらって、楽々当選というのですから、情けないやら腹が立つやら。前回参院選では大阪でも共産党の辰巳候補が当選を果たす事が出来ましたが、これもみんなの党や諸派の候補者乱立に助けられての、薄氷の差の勝利でした。

今回参院選(2016年7月10日投票)大阪選挙区の候補者名一覧(出典:読売新聞
左から届け出順の番号(上記写真の掲示板並び順と同じ)、候補者名(漢字・ひらがな)、年齢、所属党派(推薦・支持)、新旧別、当選回数、肩書・経歴。
党派名の中で「お維新」は「おおさか維新」、「生」は「生活の党」、「こころ」は「日本のこころを大切にする党」の略称。

①渡部 結 わたなべ ゆい 35 共産(生) 新 党府委員
②浅田 均 あさだ ひとし 65 お維新 新 党政調会長
③古川 秀雄 ふるかわ ひでお 38 こころ 新 参院議員秘書
④尾立 源幸 おだち もとゆき 52 民進(生) 現 2 党府代表
⑤佐野 明美 さの あけみ 45 諸派 新 支持なし党員
⑥松川 るい まつかわ るい 45 自民 新 (元)外務省室長
⑦数森 圭吾 かずもり けいご 36 諸派 新 幸福実現党員
⑧石川 博崇 いしかわ ひろたか 42 公明 現 1 (元)防衛政務官
⑨高木 佳保里 たかぎ かおり 43 お維新 新 (元)堺市議

前回参院選(2013年)大阪選挙区の開票結果(出典:朝日新聞
左から当落別、候補者名、得票数、得票率、略歴、所属党派、新旧別の順。 

当 東 徹 1,056,815 28.83% 〈元〉府議 維新 新
当 柳本 卓治 817,943 22.31% 〈元〉衆院議員 自民 新
当 杉 久武 697,219 19.02%  公認会計士 公明 新
当 辰巳 孝太郎 468,904 12.79%  党府委員 共産 新
  梅村 聡 337,378 9.20% 医師 民主 現
  安座間 肇 157,969 4.31% ホテル会社員 みんな 新
  吉羽 美華 56,573 1.54% 〈元〉寝屋川市議 大地 新
  藤島 利久 20,928 0.57% 政治団体代表 無所 新
  中村 勝 20,155 0.55% 諸派 新
  長嶺 忠 17,671 0.48% 〈元〉三洋電機社員 無所 新
  森 悦宏 14,178 0.39% 幸福の科学職員 諸派 新

 全国的には、共産党の伸張が伝えられていますが、もうそれだけでは、昔みたいに「真の野党が伸びた」と喜んでいる訳にはいきません。共産党の伸張以上に、民進党の勢力減退が著しく、そのお陰で、せっかくの野党共闘も、このままでは「一定の成果」に留まるかも知れないと言われています。これは、野党共闘がダメだと言うのではなく、野党共闘の成果をもってしても民進党の衰退を押しとどめる事は難しいという事でしょう。野党共闘が成立していなければ、もっと悲惨な結果になっています。
 共産党は、一人区で候補者を降ろした事で、逆に野党共闘の本気度が有権者から評価されて、党勢伸張につなげる事が出来ました。しかし、民進党は、民主・維新の合流で新党結成にこぎつけても、落ち目同士のもたれ合いである事が有権者に見透かされ、党勢は低迷したままになっています。それが、野党共闘が「一定の成果」に留まり、大阪では反自民層の一部までおおさか維新に流れてしまう結果になってしまったのです。
 これはひとえに、民進党の不甲斐なさによるものですが、もう以前のように、これで「真の野党の共産党が評価された」と喜んではいられなくなった所に、今回の事態の深刻さが現れています。自公政権が、参議院でも3分の2の議席を獲得して、憲法改正を発議しようとしている中で、もはや共産党だけの勝利に酔いしれる事は許されなくなっています。

 大阪でおおさか維新が異様に強いのは、ひとえに、権力迎合の政治家でありながら偽りの「反権力」ポーズで票を掠め取る事に長けた、ヒットラーのような橋下徹によるポピュリズムの洗脳に大阪府民が毒されてしまった結果です。しかし、今さらそれを言っても始まりません。大阪で護憲派が2議席を獲るには、自民党や公明党だけでなく、おおさか維新とも闘わなければならないのです。自公の片割れさえ叩けば何とかなる他の地方の複数区とは違うのです。
 今や大阪の民進党は壊滅状態です。何せ大阪府議と大阪市議を合わせても、たった一人しか議員がいないのですから。大阪の共産党は、まだ民進党よりも力はあります。都構想住民投票で橋下の野望をすんでの所で食い止める事が出来たのも、共産党の頑張りがあったからこそです。しかし、その共産党も、票を民進党に回せる程の余裕があるとは思えません。
 共産党も、香川よりもこの大阪でこそ、候補を一人に絞らなければならなかったように思います。いかに複数区とは言え、この前の府知事選では、自民党出身の候補者でも維新の無名候補に大敗している土地柄なのですから。理想を言えば、渡部結を野党統一候補として擁立していれば、最低1議席は確実に確保できます。それでも改憲派と護憲派の議席比率は3対1となりますが、少なくとも「全滅」は免れる事が出来ます。

 もし渡部結や他の共産党系候補でダメなら、無党派の人物を統一候補に推すしかないでしょう。その統一候補は、おおさか維新に代わる新しい未来像を明確に提示できる人物でなければなりません。尾立のような「何ちゃって反貧困」「にわか反貧困」候補では、おおさか維新に競り勝つことは出来ません。最低でも衆院選北海道5区補選の池田真紀クラスの人物でなければなりません。
 大阪府民を橋下の幻想から解き放つ為には、そこまで腹をくくらなければならないのです。少なくとも大阪では、いくら複数区といえども、「野党候補が競い合って安倍自民に勝つ」と言うのは、現実には難しいです。安倍を倒そうと思えば、その前に「橋下」を倒さなければならないのですから。

(参考記事)

参院選の野党統一候補 「市民連合」推薦15人に

 参院選での野党共闘を呼び掛ける市民団体「市民連合」は四日、東京都内で記者会見し、参院選で支援を約束する推薦協定書を結んだ野党統一候補が現段階で十五人に上ったと発表した。市民連合の呼び掛け人の一人、佐藤学(まなぶ)・学習院大教授は「市民運動による大いなる挑戦が始まっている」と述べ、民進、共産、社民、生活の野党四党に統一的な政策要望書を提出する方針を示した。
 参院選では、全国三十二の改選一人区のすべてで野党統一候補が実現。市民連合は、「安全保障関連法の廃止」や「立憲主義の回復」、さらに「個人の尊厳を擁護する政治の実現」を公約する立候補予定者と推薦協定書を交わし、支援している。
 佐藤教授は、野党共闘の実現は「市民運動の連帯の成果」と強調。参院選を市民がつくる新しい政治の出発点だとし「過半数を取り、安倍政権を退陣に追い込みたい」と意気込んだ。
 全国で最も早く、野党統一候補との推薦協定書が実現した熊本県で活動する「熊本から民主主義を!県民の会」事務局長の福永洋一さんは「党派関係なく、多くの団体が組織化された。震災もあり、セオリーのない選挙だが、結果を出したい」と話した。
 この日は、市民対象の意見交流会も開催。四月の衆院北海道5区補選で野党統一候補として出馬し、落選した池田真紀氏が「政党の共闘はできたが、十九万人もの棄権者が出た。政治への無関心を生んでしまったことが課題」などと話した。(東京新聞、6月5日朝刊)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201606/CK2016060502000114.html

参院選 序盤情勢 1人区「統一候補」効果 複数区は共産勢い(一部抜粋)

・産経新聞社の参院選序盤情勢調査では、勝敗を左右する32の1人区で自民が優勢だが、民進、共産など野党4党の「統一候補」も新潟や長野で先行、一定の効果が見られる。複数区は共産に勢いがあり、与党の自民、公明は警戒を強めている。
・「10落とす」
 民進、共産、社民、生活の野党4党は今回、32の1人区全てで候補者を一本化。前回の平成25年参院選の結果を基にした試算では、今回の野党候補の一本化により7つの1人区で与野党が逆転する計算になる。このうち山形や新潟、長野などでは実際に野党統一候補が優位に戦いを進めている。
 野党統一候補は、これまで原則として全選挙区に自前候補を擁立してきた共産が取り下げたことで実現した。同党の志位和夫委員長は「野党統一候補は私たちの候補者だというつもりで応援する」と宣言。25年参院選は31だった1人区で自民党が29勝と圧勝したが、これと比べれば野党側の上積みは確実な情勢だ。
 自民は優勢とみられた青森や秋田でも差を縮められてきており、「10程度は落とす可能性もある」(幹部)と警戒感を強める。
・公明に焦り
 複数区は共産に勢いがあり、改選数の最も多い東京選挙区(改選数6)のほか、千葉や神奈川でも議席をうかがう。
 自民は改選数3以上の北海道、千葉、東京の3選挙区で、民進は北海道、千葉、東京、神奈川、愛知の5選挙区で公認候補2人を擁立。自民内には、予想以上に共産が好調なことなどから「票の配分がうまくいかなければ、どちらかの当選が危うい」(幹部)との懸念がある。一方、民進幹部からは党勢が低迷する中での強気の擁立に「共倒れになる選挙区が出る可能性がある」との声も漏れる。
 また、焦りを募らせているのが公明だ。埼玉選挙区(同3)では自民、民進の候補が優勢で、公明候補は自民の支援を受けているものの、共産にリードを許している。公明の選対幹部は「全国に広がる共産の勢いは想定以上だ」と注視する。(産経新聞 6月24日7時55分配信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160624-00000053-san-pol

<2016参院選>改憲「3分の2」カギ握る大阪選挙区の情勢を独自調査(一部抜粋)

・浅田均氏(おおさか維新の会)、松川るい氏(自民党)が先行し、石川博崇氏(公明党)も堅調だ。そして5月末に擁立が決まったばかりの高木佳保里氏(おおさか維新の会・2人目)が知名度不足を挽回し急速に追い上げている。それを渡部結氏(共産党)、尾立源幸氏(民進党)が追っている状況だ。
・政権を支持する層からは、松川(自民)、浅田(維新)、石川(公明)各氏がほぼ横並びで支持を得ており、高木氏(維新)がそれに次ぐ水準で支持を得ている。一方、政権不支持層からは、渡部氏(共産)が最も支持を集めており、尾立氏(民進)がそれに次ぐ支持を得ている。だが加えて、実はこの政権不支持層からは維新の候補2人も、合計で尾立氏に匹敵する支持を得ているのだ。
・「民・共」の枠組みが政権不支持層の受け皿になりきれていない点はある程度全国的な傾向として見られるが、大阪ではその「政権不支持層の受け皿」としての役割を一定程度を維新が引き受けている状態なのだ。(米重克洋・JX通信社代表取締役 2016年6月28日 0時21分配信)
http://bylines.news.yahoo.co.jp/yoneshigekatsuhiro/20160628-00059359/
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ネオナチ風情から非国民呼ばわりされる筋合いなぞ無い!

2016年06月27日 22時13分06秒 | 戦争法・集団的自衛権NO!
 この間、パソコンの不具合などがあって、ブログ更新が出来ませんでした。その不具合も解消されたので、また、ぼちぼち更新を再開していきます。
 ブログを休んでいた間も、書くべき内容は多々ありますが、まずは、この直近のニュースから取り上げていきます。

共産・藤野政策委員長「防衛費は人を殺す予算」取り消し NHKでの発言「不適切」認める

 共産党の藤野保史政策委員長が26日に出演したNHK番組で、防衛費について「人を殺すための予算」と発言したことについて、藤野氏は番組終了後、発言を「不適切」として取り消すコメントを出した。
 藤野氏は番組で、防衛費が初めて5兆円を超えた平成28年度予算を念頭に「人を殺すための予算でなく、人を支えて育てる予算を優先させていくべきだ」と述べた。
 これに対し、自民党の稲田朋美政調会長は「言い過ぎだ。(防衛費は)日本を守るためだ」と反論し、公明党の石田祝稔政調会長らが発言を撤回するよう勧めたが、藤野氏が番組中に応じることはなかった。
 藤野氏はコメントで、「発言は、安保法制=戦争法と一体に海外派兵用の武器・装備が拡大していることを念頭においたものでしたが、テレビでの発言そのものはそうした限定をつけずに述べており、不適切であり、取り消します」と釈明した。(産経新聞 6月26日18時13分配信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160626-00000537-san-pol

個人消費温め内需主導へ転換 争点隠しで憲法破壊許されない/テレビ討論番組 藤野政策委員長が発言

 日本共産党の藤野保史政策委員長は26日、NHK「日曜討論」とフジテレビ系「新報道2001」に出演し、与野党の政策責任者と参院選の争点について討論しました。
 藤野氏は「日曜討論」で、英国のEU離脱を受けた株急落・円急騰について「実体経済に加えて、金融でもアベノミクスが破たんした」と指摘。「金融主導で投機マネーを呼び込んで株高・円安を演出してきたが、日本経済が大変もろいことが明らかになった」と述べました。「投機マネーに揺さぶられない強い内需主導の経済をつくるために、内需の6割を占める個人消費を温める政策に転換しなければいけない」と強調しました。
 改憲問題で自民・稲田朋美政調会長が「憲法審査会で議論することが重要だ」と争点隠しを示すと藤野氏は、安倍晋三首相が選挙後に「憲法審査会を動かしていく」と改憲をすすめることを明言していることをあげ、「選挙の場で議論していくべき大争点です」と主張。安倍首相が9条改憲を絶対に否定しないことにふれ、「過去に2回の選挙で経済、経済といって多数をとったあと秘密保護法を通し、戦争法を通した。同じやり方を3度も繰り返すわけにはいきません」と述べました。
 「新報道2001」で稲田氏は、北朝鮮のミサイル問題などを持ち出して「安保法制で日米安保が緊密になり抑止力につながる」と強調。藤野氏は「軍事対軍事という緊張を高める方向での対応は逆効果になる。平和的包括的解決を求める安保理決議にも反する」と批判しました。
 公明・石田祝稔政調会長が「(自衛隊を)憲法違反だというとこと一緒にやれるのか」と野党共闘を攻撃したのに対し、藤野氏は「(自公が)憲法を壊したからだ」と批判。民進党の山尾志桜里政調会長は「憲法というルールを守る政治体制をつくらないといけない。その点で今回の選挙をたたかっている」と反論。社民党の吉川元政策審議会長も「(首相が)憲法解釈を勝手に変えた。こんなことをやったら何でもできてしまう。われわれはそれをおかしいと言っている」と強調しました。

NHK番組での発言について藤野政策委員長がコメント 
 日本共産党の藤野保史政策委員長は26日、NHK「日曜討論」での発言について、次のコメントを発表しました。

 本日のNHK討論で、軍事費について、「人を殺すための予算」と発言しました。この発言は、安保法制=戦争法と一体に海外派兵用の武器・装備が拡大していることを念頭においたものでしたが、テレビでの発言そのものはそうした限定をつけずに述べており、不適切であり、取り消します。(しんぶん赤旗 6月27日付電子版)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-06-27/2016062702_02_1.html

 この日曜日の政策討論番組で、共産党の藤野保史・政策委員長が、アベノミクスを批判する中で、「防衛予算を人殺し予算」と呼んだ事が波紋を呼んでいます。確かに、個々の自衛隊員に中には、災害救助や専守防衛に懸命に努めておられる方も大勢いるでしょう。その方に対して、いきなりそんな事を言うのは失礼かも知れません。
 しかし、それとは別に、今の自衛隊は、集団的自衛権行使や「国際貢献」の名の下に、専守防衛や憲法9条の枠を超え、外国の紛争にも介入するようになりました。これは紛争相手からすれば「侵略の軍隊」に他なりません。実際に「人殺し」に加担しているのですから、そう言われても仕方のない面もあるでしょう。
 そう言われるのが嫌なら、従来通り専守防衛に徹すれば、それで良い事です。「国際貢献」は、何も米国の言いなりに海外に派兵しなくても、NGOなど非軍事分野の活動を通して、幾らでも別の形で行う事が出来ます。それをせずに、「人殺し」の一言だけで、「自衛隊を貶めている」と決めつける方が、よっぽど異常です。
 例えば、幾ら警察官の一人一人は犯罪から市民を守る為に働いていても、実際に幹部が裏金作りに精を出していたり、デモ隊を不当に弾圧するような事をやっていたら、「税金泥棒」と言われても仕方ないでしょう。確かに、それで警察官全体を「税金泥棒」と決めつけるのは、舌足らずで失礼な発言です。
 しかし、警察の方も、そう言われるのが嫌なら、裏金作りや不当弾圧なんかせずに、犯罪防止に精を出せば良いのです。ところが、裏金作りや不当弾圧には目をつむりながら、「税金泥棒」の発言だけを取り上げて、「ケシカラン」「悪質だ」「そんな事を言う奴は許せない」と決めつけるのは、どう考えても行き過ぎです。

 だから、普通に考えたら、前述の6月27日付「しんぶん赤旗」記載の「発言取り消し」措置で、話が済むはずです。ところが、その後のヤフー・ニュースの更新欄を見ると、産経などの一部メディアが、この発言を執拗に取り上げ、「共産党排除」にまで話を持って行こうとしています。いずれも、一々まともに取り上げるのもバカらしくなるような記事ばかりなので、もう見出しのみ掲げる事にします。記事の見出しを見ただけでも、その程度の低さが推し量れます。個々の記事を参照されたい方は、この後に付けたヤフー・ニュース更新欄のリンクから記事にアクセスして下さい。

・共産「人殺し予算」発言 自民・大塚国防部会長「共産に貴重な議席を渡すわけにいかない」
 6月27日(月) 16時33分-政治(産経新聞)
・共産「人殺す予算」発言 民進・前原誠司元外相「極めて悪質でひどい」と猛批判
 6月27日(月) 15時53分-政治(産経新聞)
・共産「人殺す予算」発言 機関紙「赤旗」も「取り消し」報道 本当に反省?
 6月27日(月) 15時43分-政治(産経新聞)
・共産「人殺す予算」発言 公明・斉藤選対委員長「憲法ないがしろにしているのは共産党の方だ!」
 6月27日(月) 14時34分-政治(産経新聞)
・安倍首相、共産の「人殺す予算」発言で民進を挑発 「反応なしですか?」
 6月26日(日) 22時20分-政治(産経新聞)
http://news.search.yahoo.co.jp/search?rkf=2&ei=UTF-8&p=%E8%97%A4%E9%87%8E%E4%BF%9D%E5%8F%B2

 これはどう見ても異常な事態です。まるで、戦後のレッドパージや戦前の治安維持法が、そのまま復活したかのような様相を呈しています。
 自民党や産経がそこまで言うなら、こちらも言い返してやらねばなりません。果たして自民党や産経に、共産党を批判する資格があるのかどうかも含めて。こちらも、一々紹介するのもはばかれるような悪行のオンパレードなので、NEVERまとめ欄へのリンクのみ張る事にします。個別の記事へは、そのリンクからアクセスして下さい。

自由民主党 政務調査会長 稲田朋美 日本だけが道義大国の資格


・稲田朋美 安倍支持の首相候補「戦争は人間の霊魂進化にとって最高の宗教的行事」生き方の根本
 daiba49さん|2016年06月13日
・稲田朋美氏 裁判負け続く、ヘイトスピーチ団体「在特会」と“蜜月”報道を告訴でも敗訴
 daiba49さん|2016年06月13日
・渋谷区同性婚条例に疑問符の稲田朋美議員、反同性愛デモの「頑張れ日本」で何度も演説していた
 gudachanさん|2015年08月07日
・【安倍政権】高市氏や稲田氏、ネオナチ団体代表とのツーショット…。ところでネオナチってどんな人達なの?
 shiro05さん|2014年09月11日
・安倍改造内閣の新閣僚が在特会系告知行事参加者だらけだったことが判明
 gudachanさん|2016年03月11日
・安倍政権の新閣僚らがネオナチと写真 日本語メディアも1日遅れで一斉報道
 gudachanさん|2014年09月09日
http://matome.naver.jp/search?q=%E7%A8%B2%E7%94%B0%E6%9C%8B%E7%BE%8E&page=3

 「国民の生活よりもニッポンの伝統の方が大事」だとか、「国民主権や基本的人権尊重、平和主義の思想が日本をダメにした」とか、果ては「戦争こそが最高の宗教的行事」とか「霊魂」がどうとか言って(バカじゃないか?)、この21世紀の現代において、「靖国神社の国家護持=政教一致、宗教(国家神道)による政治支配」や「大日本帝国の復活」を説いたり、外国人排斥を唱え醜いヘイトスピーチ(差別扇動)を繰り広げる「在特会」などのネオナチ幹部とツーショット写真に納まったり、政府閣僚のほとんど全員が極右団体(日本会議)の後援会に加入したりしている…。
 そんな安倍晋三や稲田朋美に、共産党を「非国民」呼ばわりする資格なぞ、これっぽっちもありません。
 むしろ、「国民の生活より日本の伝統」とか言って、国民を自分たちの右翼イデオロギーの「捨て駒」扱いする安倍や稲田の方こそ、よっぽど「人でなし」の「非国民」ではないでしょうか。私にしたら、単に自衛隊がどうこうだけでなく、安倍政権そのものが「人殺し」の「ろくでなし」に他なりません。

 今度の参議院選挙で問われているのは、「自衛隊が違憲かどうか?」ではありません。野党の間でも、自衛隊に対する見方は分かれています。共産党や社民党は違憲の立場ですが、民進党や生活の党は合憲との立場を取っています。
 しかし、その野党間の立場の違いを脇に置いても、「集団的自衛権=海外派兵まで容認する安倍政権の憲法解釈は憲法違反である」「議事録もまともに残せなかった安保法制の強行採決は違法である」という点においては、野党4党の立場は一致しています。
 まずは、「その違法・違憲の安保法制を廃止にして、それをゴリ押しし民主主義を破壊する安倍政権を退陣に追い込もう」というのが、野党4党の立場です。その為に、共産党も、従来の「自衛隊は違憲」の立場を一時棚上げし、「安保法制廃止」で足並みをそろえているのです。
 これの一体どこが「野合」なのでしょうか?どこが「憲法違反」なのでしょうか?

 「戦争なぞしない」「平和主義は守る」と表向きは言いながら、実際にはそれに反するイラク戦争加担や海外派兵を進める自民党。
 「デフレ解消」「同一労働同一賃金」「一億総活躍社会の実現」「脱原発依存」「日本のコメは守る」と表向きは言いながら、実際にはそれに反する「消費税8%に値上げ」「生涯ハケン法案の強行採決」「定額ただ働き自由化法案の上程」「原発再稼働」「TPP批准」を進める自民党。
 「景気回復」と言いながら、増やしたのは非正規のブラック企業労働ばかり。「女性活躍」と言いながら、奨学金返済に追われ風俗嬢に転落する女性を「大学卒業しても風俗嬢になるだけだ」とさらにバッシング。「権利ばかり主張せず親をもっと敬え」と言いながら、正社員リストラで家族を破壊。「絆」で結ばれた「美しい国」と宣伝しながら、介護虐待や脱法ハウスやネカフェ難民は見殺し。…言っている事がもう、うそ八百そのものの自民党。
 その自民党の悪政に、「平和と福祉」を口にしながら、どこまでも付いて行く公明党。
 「古い自民党の政治を変える」「地方分権」を掲げながら、実際にはそれと真逆の「憲法改正」「海外派兵」「教育の国家統制」を進め、今や完全に自民党の応援団、第五列と化した「おおさか維新」。
 これらの党こそ、よっぽど「うそ八百」で「人でなし、人殺し、憲法違反」で「売国奴」の「野合」集団ではないですか。

 その上で、共産党にも一言苦言を申し上げておきます。私の知る限り、昔の共産党には、こんな失言をやらかす議員は一人もいませんでした。
 同じ事は、以前なら考えられなかったような異常な発言を繰り返す今の自民党にも言える事ですが、共産党の議員も昔と比べ、脇が甘くなったように思います。世襲政治家がはびこるようになって自民党政治がさらに悪い方向に劣化していく中で、共産党議員も世代交代で筋金入りの議員がいなくなり、悪い意味でサラリーマン化しているのではないでしょうか。撤回に追い込まれるような発言なら、「最初からするな」と言いたいです。
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インターネットの負の側面~この間のパソコン・トラブルを改めて振り返って

2016年06月22日 18時55分10秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ


●エラーの為、ブログ更新見合わせ中(6月17日の最初の記事)

6月16日早朝から、自宅のパソコンに、上記のエラーメッセージが表示され、頻繁に再起動が起こるようになりました。大体5分に1度の割合で発生します。昨日は30分ぐらいもちましたが、やはり同じエラーが起こりました。

(エラーメッセージの全文)
問題が発生したため、PCを再起動する必要があります。エラー情報を収集しています。自動的に再起動します。
詳細については、次のエラーを後からオンラインで検索してください。PAGE FAULT IN NONPAGED AREA (snp2uvc.sys.)

エラーの原因は不明です。前日の夜まで何とも無かったのに、突然このようなエラーが頻発するようになりました。前日にパソコンをシャットダウンした後も、プログラム自動更新の為にパソコンがしばらく作動していましたから、ひょっとしたら、この自動更新中に何らかの異常が発生したのかも知れません。しかし、それもあくまで推測です。
いずれにせよ、これでは、ブログの閲覧は出来ても更新は不可能です。その為、記事の更新はしばらく見合わせる事にします。尚、ブログの閲覧やコメント投稿、この程度の緊急告知なら、スマホでも可能なので、ブログ更新見合わせ中も継続します。
復旧見込みですが、18日夜に業者に訪問診断してもらう予定です。そこで修復できれば、早ければそこでブログ更新が再開できます。しかし、そこでも修復出来ず、持ち帰り修理という事になれば、再開はもっと後になります。
この種のエラーはよくある話のようで、スマホで調べたら色々対処法がネットに公開されていますが、どれも説明が専門的過ぎて、今の私には無理です。素人療法で下手にいじくっても、余計にドツボにはまるだけなので、もう専門業者を呼ぶ事にしました。
そういう事なので、読者の皆様にはしばらくご迷惑をかける事になりますが、ご了承下さるようお願い申し上げます。

●パソコントラブルの診断結果(6月19日のコメント)

自宅のパソコンに頻繁に再起動が起こるトラブルの件で、昨日、パソコンレスキュー業者に診てもらいました。業者が言うには、Windows10へのアップデートもトラブル原因の一つかも知れないと言う事です。
マイクロソフトは、現在、既存のパソコンに対して、Windows7や8から10へのアップデートを、無償で(半ば強引に)進めています。私のパソコンも、その中で、Windows10にアップデートしました。そのWindows10のプログラムが、この6月16日に自動更新されたプログラムの一部に適合できずに、今回のエラーが頻発するようになったのではないか、と言うのが、業者さんの見立てです。
そこで、どのアプリケーションが不具合を起こしているのか特定すべく、テストを繰り返したものの、まだ明確に特定できなかったので、持ち帰ってプログラムを修正する事になりました。
しかし、Windows10へのアップデートも、今回のプログラム自動更新も、マイクロソフトが自分の都合で、既存のパソコンに対して遠隔操作でやった事なのに、なぜユーザーが修理費用を負担しなければならないのか?納得いかなかったので業者さんに聞いてみましたが、マイクロソフトとしては、「10にアップデートする際に、それを受け入れるか否かをユーザーには聞いていて、アップデートを拒否する事もできるのに、それをしなかったユーザーも悪い。あくまでユーザーの自己責任だ」というスタンスなのだそうです。
でも、確かにアップデートの途中で拒否を選択する場面もありましたが、リスクについては何も説明が無かったように思います。アップデートのリスクもきちんと説明せず、「今なら無償でアップデートできますよ」と言われたら、誰でもOKしちゃいますよ。それで、今回のプログラム自動更新で不適合プログラムを送信してきたのもマイクロソフトなのに…。
幾ら考えても納得が行きませんが、そんな事をレスキュー業者に言っても仕方ありません。持ち帰ってパソコンを調整してもらう事にしました。調整費用が6千円余りと、当初想定していた価格より安価で済みそうな点が、まだ唯一の救いです。
パソコンがいつ帰って来るか、まだ未定です。帰って来るまでは、ブログ閲覧はスマホでしのぎ、ブログ更新や急ぎでないコメント返信については、平日の公休日に、料金が割安になるネットカフェでまとめて行う事にします。

●マイクロソフトの殿様商売(6月22日のコメント)

 修理に出していたパソコンがやっと帰って来ました。
 再起動頻発エラーの原因は、やはりマイクロソフトによるWindows10へのアップデートにありました。
 簡単に言うと、マイクロソフトが行うアップデートの速度に、日本のパソコン・メーカーがついて行けなくて、プログラム上の整合性が取れない箇所が年々拡大しているのだそうです。
 私のパソコンはWindows7仕様の為、Windows10のウェブカメラ機能の部分で、プログラムの整合性が取れなくなっていました。エラーメッセージの中の「snp2uvc.sys.」と言うのが、ウェブカメラのプログラムです。そこのプログラムの整合性が取れなくなって、「PAGE FAULT IN NONPAGED AREA 」(存在しないページにアクセスしようとしている)という状態になり、パソコンが再起動を繰り返すようになってしまっていたのです。

 そこで、業者の方で、ウェブカメラの機能を無効化してもらう事にしました。ウェブカメラなんて、スカイプを使う時ぐらいしか用がありません。私はスカイプなんて全然しませんから。
 ただ、そこで業者さんが言うには、「今年の夏頃に、またマイクロソフトが、Windows10の新しい型をバージョンアップする予定なので、ひょっとしたらその時に、また同じ様なエラーが起こるかも知れない」との事でした。

 しかし、それにつけても、マイクロソフトの殿様商売ぶりが、今回の件で、図らずも明らかになったように思います。世界のインターネット事業をほぼ独占しているマイクロソフトが、競争相手がいないのを良い事に、「日本や他の国のメーカーの都合なぞ知ったこっちゃない」とばかりに、自分の都合だけで事業を進めた結果、今回のエラーが起こったのですから。そのとばっちりを、ユーザーが一方的に被っているのです。
 インターネットが初めてこの世に登場した頃に、「インターネットこそが自由の象徴だ」と、やたらインターネットをもてはやす風潮が世に現れましたが、何の事はない。インターネットも、情報網を支配しているのはマイクロソフトという、軍産複合体と結託した米系の独占資本だったのです。

 だからと言って、今さらインターネット抜きの生活に戻る事は出来ません。それは、いくら東電や関電の原発依存がケシカランと息巻いても、電気無しの生活が考えられないのと同じです。今回の件でも、私たちユーザーに求められているのは、電気やインターネットの便利さだけに目を奪われるのではなく、独占企業による情報統制や、価格支配、「殿様商売」と言った「負の側面」にも目を向け、いかにそれを緩和するか、という姿勢ではないでしょうか。
 確かに、電気無しで生活は出来ませんが、何も原発だけで電気を作っている訳ではありません。自然エネルギーなど、原発に頼らない発電システムを一刻も早く構築しなければなりません。核のゴミを出す原発なんて、不要ならそれに越した事はないのですから。
 その中で、修理費用はビジター料・診断料込みで6千円余りと、比較的低額で済んだのが唯一の救いでした。

(参考記事)
NSA:米マイクロソフト、通信傍受に協力 英紙報道(毎日新聞、2013年7月12日)

 米国家安全保障局(NSA)による通信傍受問題で英紙ガーディアン(電子版)は11日、 通信を傍受しやすいよう米インターネット大手のマイクロソフトがNSAの傍受活動に 協力していたと報じた。この問題ではすでにNSAが、マイクロソフトを含む米企業9社の電子メールなどを傍受していたことがわかっているが、具体例をあげ企業側の協力が報じられるのは初めて。
 NSAによる個人情報収集活動を暴露しスパイ活動などの罪で米司法当局に訴追された中央情報局(CIA)元職員のエドワード・スノーデン容疑者(30)の資料で判明した。
 同紙によるとマイクロソフトは▽新しいポータルサイトを導入する際、チャット(ネット上での会話)の情報が傍受できなくなるとのNSAの懸念に応え暗号化することを避けた▽今年になって米連邦捜査局(FBI)と協力し、同社が運営するオンラインストレージサービス「スカイドライブ」へのNSAのアクセスを容易にした--などとNSAの傍受活動に協力していたという。
 NSAがこうして集めた情報はCIAやFBIと頻繁に共有され、NSAの文書ではこれを「チームスポーツ」と表現したという。
 マイクロソフト以外の米企業がNSAに協力していたかどうかは不明。マイクロソフトは同紙に対し、「我々は法律を順守することに真剣だ。顧客情報の提供も法律に従って行っている」と違法性を否定している。
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