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のんべんだらり

2016年07月31日 00時20分07秒 | 当ブログと私の生い立ち
 繰り返しになりますが、初めてこのブログを見る読者の方もおられるので、今の私の家庭内の状況をかいつまんで説明します。
 私には高齢の親父がいます。既にお袋は他界し、親父と2人きりで実家に住んでいます。封建的な親父で、私とは余りソリが合いませんでしたが、それでも、お袋も兄も妹もいた頃は、ほとんど気になりませんでした。ところが、兄も妹も独立し、お袋も亡くなり、私と2人きりで生活するようになった途端に、再び私にあれこれ指図するようになりました。お互いもう好い歳をした大人同士なのに。
 「年寄りとはそんなものだ。そんな事にいちいち腹立てていてもしょうがない。適当に受け流せ」との意見もあるでしょうが、実際に毎日言われる身にもなって下さい。堪ったものではありません。

 せっかく休日の早朝にブログを更新しようと思っても、親父が何かと小言を言いに来るので、このままではブログもおちおち書けません。第一、鬱陶しくて仕方がない。そこで、休日も普段通り早朝に起きて、わざわざ始発電車に乗って大阪市内のネットカフェで更新するようにしました。お金はかかりますが止むを得ません。そうしたら、ついに先日、今度は「お前に話がある」とか言って、わざわざ私を応接間に呼んで話を始めました。
 話の内容は、また例によって例の如し。「何をぐずぐずしている。私もいつまでもお前の面倒なぞ見ていられない。早く独立しろ。お前は、そうやって、のんべんだらりと生きて来たから」云々という、いつもの愚痴の繰り返しです。
 そりゃあ、私にも言いたい事は山ほどあります。
 曰く、「せっかく独立しようと転居準備を進めていたのに、まだ早いとか、見合いの話が片付くまで待てとか言って、親父の方から引き留めて置いて。今更何を言うか。昨日言っていた事と正反対の事を今日になって急に言い出して。独立の足を引っ張っているのは、むしろ親父の方じゃないか」
 また曰く、「私のこれまでやって来た職場の業務改善の取り組みや、組合活動、ブログでの活動も知らないで、何を他人の事を一方的に決めつけているのか。親父の方こそ、長いものに巻かれろで、上には何も言えずにペコペコし、その鬱憤を目下や年下の者に当たり散らすしか能がなかったくせに。昔お袋が親父の家庭内暴力でどれだけ泣かされていたか知っているのか」。
 でも、せっかく親父の方から「独立しろ」と言ってくれているのですから、私としてはむしろ「願ったり叶ったり」です。今までは、そうは言っても、高齢の親父を一人実家に置いて、自分だけ独立するのも忍びないという思いもあったので、敢えて実家から出なかったのです。そこで「親父、本当にそれで好いんだな」と念押しし、それでも「好い」と言ったので、再び賃貸物件を探そうと、わざわざ勤務先の公休日を変更してもらって、比較的好条件のUR物件を中心に部屋探しを始めた矢先に。

 親父がまた変な事を言い出しました。いきなり、職場の人間関係の事をあれこれ聞いて来るようになったのです。それも「ヤクザと付き合っていないか?」とか、まるで見当はずれな事ばかり聞いて来るようになりました。
 そこで、「今頃何でそんな事を聞くようになったのか?」と問いただすと、またぞろ「お前はいまだに、のんべんだらりとしているからだ」云々と言い出したので、「バカにするな!もういい加減にしろ!そんなに偉そうに親面するなら、もう飯も家では食わない。ずっと外食で済ます」と言い返してやりました。そうして、もうその日は早々と寝室に退散し、次の休みの日にまた早朝からネットカフェにこもってブログを更新していると…。
 またぞろ「転居の話はもう少し待て」とメールで言ってきたので、私は遂にブチ切れて、「早く独立しろと言ったのは親父の方じゃ無かったっけ?そのくせ親父の方から話を二転三転させておいて。おまけに私の事を優柔不断で、のんべんだらりと生きて来たとか、人格攻撃みたいな事まで言って。まず、その人格攻撃の発言を先に撤回しろ。何を話すにしても、まずはそれが先だ」と、メールで返してやりました。

 そうして、その夜家に帰ったら、親父が今度は言い訳に来ました。親父曰く、「のんべんだらり」と言うのは、別に私が優柔不断だとか、チャランポランとかいう意味じゃなくて、「年相応に将来を見据えて生きて来たか?」という意味で言ったのだ、と。
 つまり、若い時は理想に燃えていても良いが、歳を重ねたら、それなりに所帯も持って、財産を築いて、孫に何か残してやれるようにしろ、と。
 そう言われたら、確かに私は今まで仕事に追われて、婚活どころでは無かったかも知れません。しかし、それだけではありません。
 親父は「年相応」と言う言い方で誤魔化していますが、それって、単なる「社畜・奴隷根性の言い訳、正当化」でしかないじゃないですか。それなりに所帯を持って、財産を築いて、その所帯や財産、地位を守る為に、保身に汲々とし、言いたい事、言うべき事も言えず、「臭い物に蓋」「長い物に巻かれろ」で、格上の者には何も言えず、その鬱憤を格下の者にぶちまけて。
 私にとっては、そんな人生なぞ、むしろ軽蔑の対象でしかない。だから、超リストラ・長時間労働の生協を退職した後は、そんな「社畜人生」なぞ拒否して、敢えて非正規雇用の道を選んだのだ。それに対して、やれ「名刺を持て」とか「象牙の印鑑に変えろ」とか。今はもう印鑑よりもサインが主流だ。そもそも、それ以前に、そんな地位や財産、外見なんかで人を差別するな。そんな事だから「差別オヤジ」と言われるのだよ。はっきり言って、今の安倍政権を支持するような保守・反動・右翼的な奴って、大抵そんな「差別オヤジ」みたいな奴ばっかりじゃないか。

 相手が高齢の親父だからと言って、いつもいつも遠慮していたのでは、どこまでも増長します。本当に喧嘩してしまっては身も蓋もありませんが、たまにはガツンと言ってやった方が良いのです。おかげで、この土曜と日曜については、「家で飯を食おう」と親父の方から言ってきましたw。しかし、それでまた「お前を養ってやっている」みたいなそぶりを見せ出したら、またその時は、メールでガツンと言ってやろうと思います。口頭で言えば本当に「売り言葉に買い言葉」になってしまいますが、その点、メールでは文章として表示されるので、お互いワンクッション置いて考える余裕ができて良いかも知れません。
 一応、8月末めどに転居を考えています。親父と別居したら将来、相続税課税で不利になるという話も、実際には、よっぽどの資産家でない限り、税務署もいちいちそこまで調べに来ないそうなので。
 現在、2件の物件のうちのどちらを選ぼうか迷っています。どちらもURの1DKです。そのうちの一つ(前回内覧物件)は、以前お話ししたのと同じ団地、同じ間取り、同じ家賃の定期借家です(参照記事)。もう一つ(今回内覧物件)は全く新しい物件です。その新しい物件の写真を下記に紹介の上、両方の物件について簡単に比較しておきます。いずれにしても、どちらにするか早急に結論を出したいと思います。


 間取りは1DK。キッチン5.9畳と和室6畳の2部屋とセパレートの浴室・トイレとバルコニー。部屋には押入れも付いています。
 職場に近いのが何よりの魅力です。何しろ電車でわずか一駅しか離れていないのですから。実際、職場の中には、この団地に住んでいる同僚も多く、大抵は自転車や徒歩で通勤しています。
 もう一つの魅力は、団地の中にスーパーがある点です。他にクリーニング店や理髪店もあります。小さなスーパーですが、それがある事で生活に潤いが感じられます。


 玄関が真ん中にあって、両脇に流しと浴室があります。浴室・トイレの位置が間取り図とは正反対になっています。図では玄関から入って左脇に浴室がある事になっていますが、実際には右脇にあります。真ん中の玄関にスペースが取られているからか、流しも浴室も非常に狭く感じられます。トイレも、ユニットバス仕様ではなく一応独立した様式になっていますが、まるで仮設トイレみたいな感じがします。


 その奥が6畳間の和室になっています。
 和室の奥がバルコニー。物置こそありませんが、鳥除けの防護ネットが張られていて、床は綺麗そのものです。物干し竿用のフックがあらかじめ備え付けられてあるのも魅力です。但し、防護ネットは入居時点で一旦取り払われます。ネットの再設置を希望する際は、団地内の案内センターで改めて申し込みの上、2万円以上もの設置料が徴収されます。

 前回と同じ団地の物件と優劣を比較してみました。

 前回と同じ団地の物件
 ・所在地:現住所よりも数駅職場寄りになるも、やはり通勤に最低1時間はかかる。駅からも10分近く歩かなければならない。
 ・近隣環境:郵便局・スーパー・ホカ弁屋がそれぞれ1軒ずつの他、コンビニ・銭湯・コインランドリーも数軒ある。 
 ・間取り:1DK。キッチン3.6畳、和室6畳。浴室・トイレは半ユニットバスみたいな感じ。
 ・その他設備:バルコニー、押入れ、物置も併設。但しバルコニーの床は鳥の糞の跡が一杯。
 ・契約条件:3年間期限付の定期借家。家賃2万5千円余、共益費3千円弱で、合わせても月3万円以下の支払いで済む。
 ・入居条件:現在、耐震基準見直しに伴いリニューアル工事中。実際に入居できるのは8月23日以降。

 今回の物件 
 ・所在地:勤務先からたった一駅。自転車や徒歩でも十分通勤可能。しかも駅のすぐ目の前が団地。
 ・近隣環境:団地内に小さなスーパーがある他、クリーニング屋や理髪店も。但し、その他の商業施設や銭湯などは無し。
 ・間取り:1DK。キッチン5.9畳、和室6畳。浴室・トイレは一応セパレートだが、見た目割りと手狭。
 ・その他設備:バルコニー、押入れ併設。物置は無し。バルコニーにも鳥除け防護ネット(別売)と物干し竿用フック。
 ・契約条件:非定期借家で何度も再更新可能。家賃3万8千円余、共益費3千円余で、合わせたら月4万円以上の支払いに。
 ・入居条件:今すぐでも入居可。

 今回の物件でネックになっているのが、何と言っても家賃負担です。世間相場と比較すると、確かに3万8千円でもまだ安い方ですが、それでも、毎月の手取りが13~14万円しかない中から4万円以上の家賃を支払わなければならないのは、結構キツイです。前回物件の家賃と比べて1万3千円余高いだけですが、その1万3千円の差が結構堪えます。勿論、できるだけ残業もして家賃の支払いに充てるつもりではいますが、それも限度があります。はてさて、どうしたら良いものやら…。
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鍼灸医さんの見方 (プレカリアート)
2016-08-01 22:21:50
 この記事を書いた翌日がちょうどかかりつけ鍼灸師さんの腰痛治療日だったので、この鍼灸師さんにも記事を読んでもらいました。

 鍼灸師さん曰く、「転居物件については前回の方がまだマシだ」と。床面積の数字だけでは広いように思えた今回の職場近くの物件も、玄関が間取りのど真ん中にあり、キッチンが玄関で二分されている為に、キッチンの使い勝手が非常に悪くなってしまっている、と。この見立てについては、私も内覧の時に薄々感じていました。いくら職場に近く契約更新可能な物件でも、これで月々の家賃が1万3千円も高いとなると、ちょっと考えてしまいます。そういう事で、転居先の物件は前回の定期借家の方にします。

 次に、「親父の嫌がらせとは断固闘うべきだ」と。「親父の実際やっている事は、嫌がらせのパワハラにしか過ぎない。幾ら高齢者の親父でも、パワハラ・セクハラやストーカー行為を大目に見る事はできない。高齢だから、親父だからと言って遠慮していてはダメだ。そういう意味では、実家脱出も逃げでしかない」と。この辺の感想は、他の人のそれとは大分様相が異なります。

 ただ、この鍼灸師さんの仰る事も分からなくはありませんが、頑固おやじ相手にそこまで向き合うのも正直言ってシンドイです。「隔離」で済むならそれに越した事はありません。
 今の私にとっては、ブログ活動こそが生活の中心であり、落ち着いてブログ更新できる環境ならどこでも良いので。どうせ親父が亡くなったら実家は私が継ぐ事になるだろうし、その時はいつでも実家に戻れるように、比較的低家賃の定期借家にしたのもあるので。
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遂に毒親と全面対決! (プレカリアート)
2016-08-04 06:19:25
昨夜、また親父が「お前が夕食も会社の食堂で食べるようになった事で、ワシの精神的負担は軽減された。だから、独立するのは見直してくれ」と言って来ました。私も、経済的にはその方が助かるので、親父の言う通りにしましたが、また同じ事の繰り返しになっては堪らないので、今朝、携帯から下記のメールを親父に送りました。
高齢者によるストーカー犯罪増加の例もあります。高齢者だから、親父だからと言って、大目に見ていたらエライ目に遭います。たとえ相手が高齢の親父でも、言うべき時にはバシッと言わなければならないのです。但し、面と向かっていきなり言ったのでは、「売り言葉に買い言葉」で終わってしまうので、自分の言いたい事を文章でまとめて、メールの形で送るようにしました。

改めて親父へ。転居の件では最後まで親父に振り回された。余りにも話が二転三転し過ぎだ。住所変更届や引越し手伝いの依頼取り消しに振り回される会社の担当者や職場同僚の身にもなってくれ。それに、この際はっきり言うけど、親父の考え方は余りにも封建的で時代遅れ。ピントがずれまくり。例えば、「象牙の印鑑や名刺を持て」と俺に言った事についても、今の俺の生活にはそんな物必要ない。象牙の印鑑なんかよりも、気軽に携帯できて、その場で判子付いて有休届を出せる三文判の方が、よっぽど使い勝手が良い。それ以前に、そんな外見や地位や財産の有無で人を決めつけ差別する様な、親父の封建的な考え方には付いて行けない。親父は「時代が変わっても人心は変わらない」と言うが、決してそんな事はない。それが証拠に、親父の子供の頃は、「天皇は神で、日本には神風が吹く。B29も竹槍で打ち落とす」なんて事を平気で言っていたじゃないか。その所為で、どれだけの人間が戦争の犠牲になったと思っているのか?そんな時代の価値観を21世紀の俺に押し付けないでくれ。それを「親子の情」という言葉で誤魔化さないでくれ。親子なら何をしても許される物でもないだろう。自分の意見は言って貰っても一向に構わないが、それを一方的に押し付ける様な真似は止めてくれ。そうなれば、それはもはや話し合いではない。只のパワハラだ。お互い好い歳した大人なんだから、それ位分かるだろう?以上、キツイ言い方で申し訳ないが敢えて言わせて貰う。
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毒親の眼にも涙? (プレカリアート)
2016-08-04 21:36:23
帰ったら早速親父の方から今朝のメールの件で話がしたいと言ってきました。親父曰く、

・話を二転三転させてしまい、お前の会社担当者や同僚にも迷惑をかけてしまった事については素直に謝る。しかし、それ以降のメールの内容については、お前の思い違いも多々ある。

・「象牙の印鑑を持て」と言ったのは、象牙が縁起物だから勧めたまで。今は象牙の捕獲が禁止されているので、時代遅れな物言いである事は承知している。「名刺を持て」と言ったのも、営業に回されたら名刺は必需品だから。あくまでも「持っているに越した事は無い」という意味合いで言ったつもり。別に「今の仕事で必要ないのに無理に持て」と言った覚えはない。また、その事で、印鑑や名刺を持っていないからと言って、それで相手を見下したり差別するつもりも毛頭ない。

(これについては異論あり。「営業に回されたら」等と限定付きで言っていた記憶は、少なくとも私の中にはない。でも、まあこれで親父の真意は分かったという事で、一応了解)

・外見や地位や財産の有無で人を差別した覚えはない。業務改善で会社からプレゼン表彰された事に対し「たったそれだけしかお前には自慢する物がないのか」と言った事や、「お前、たったそれだけしか給料貰っていないのか?」と言ったのも、別にお前やその他の非正規労働者を蔑んで言ったのではない。プレゼンとは別に、年相応にもっと頑張らなければならない事があるだろう(例えば結婚とか)。「たったそれだけしか給料貰っていないのか?」という発言も、ただ単に「給料少ないなあ」と思ったから言ったまでで、別に他意は無い。他の先進国と比べて日本の最低賃金が低過ぎる事も知っているし、問題だと思っている。とにかく、ワシはお前が早く身を固めて所帯を持ってほしいだけなのだ。「早く独立しろ」と言ったのも、食事の準備が大変だという以外に、独立する事で少しでも出会いの機会が増えれば良いのにと、思ったまで。

(例えば結婚とか→またこれかよ。こちらも努力はしているのだが、どうにもならないのだから仕方ないだろう。今更どうしろと言うのか。その枠組みから外れた人間を異端視する事が、すなわち差別ではないのか?出会いの件にしても、わざわざ転居するよりも、今の方がむしろ周囲に知人も少なからずいて婚活に有利なのに)

という事で、私の方も、今はもう総中流社会の昔とは違い、同じ社内でも社員と非社員に分断され、交流の機会もほとんどない事や、会社も昔ほどには社員の福利厚生には力を入れていない事、長時間労働で婚活なぞする暇もない事(だって特に夜勤者や土日出勤者なぞ選挙の投票にも行けない位なのに)、そもそも若手や女性が職場にほとんどいない事などを親父に説明して、ある程度は納得して貰いました。この間約1時間弱。
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