中年の散歩道

後期高齢者世代、、、そんな親父の街角ウオッチングetc..

失われたもの、、、

2018-03-14 18:15:27 | Weblog
マスコミは森友問題一色の感すらあるが、、、目先を変えて、、、

地元の作家の、小檜山 博さんのエッセイ=馬のいる風景= JR北海道の社内誌NO.361から

 、、、略、、、朝の4時に家を出て行った父が帰って来るのは夜の九時近くで、それから父は汗で汚れた馬の身体を布で丁寧に拭いてやり、最後に馬の好物である人参と燕麦を与えていた。しかしそれは飼い葉桶に入れるのではなく、必ず人参と燕麦を自分の手のひらにのせて馬の口に近づけ、片手で馬の首を撫でながら食べさせるのだった。 以下略

小檜山さんの家族は開拓でオホーツク海に近い寒村に入植し、冬場には”丸太付け”をして生活費を稼いでいたと言う。橇に直系1mほどの丸太を3本積んで馬に曳かせて20km先の木工場まで運んで、、、

南部の曲り家を言うまでも無く、物語や逸話においても馬を飼っていた農家は馬を慈しんで接していた、、、単なる農耕の道具?としてだけでは無く、、、

翻って、現代の風潮はと言えばどうだろうか
大量生産、大量消費、マニュアル、生産管理や工程管理等々、、、名工や手技を使う少数の職人を除いて、機械や道具、そして製品に対して、果たして愛情は、、、?


高学歴化で学者も増えた、、、学問は効率、効率と宣ふ、、、そして、事故やごまかしの多発、、、


論理が有っても倫理を失えば、東・西の大陸と同じになってしまう、、、そして、マスの規模に負ける、、、特に西の大陸で言えば、世界の先進国が挙って下請け工場にしてしまい、その結果NO.2のドル持ちにしてしまった負の遺産でもある、、、

我々は、これ以上何が欲しいのか?何を求めるのか? 縦しんば青臭いと言われようが、理解を超える、、、
コメント
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