老鼠和猫的愉快的日子

中国生まれの鼠(♂)と日本生まれの猫(♀)が出会って・・♪

老鼠不見

2013-05-18 23:45:55 | 中国滞在編
予定より30分ほど遅れ午後8時頃瀋陽に到着しました。飛行機酔いしてちょっと疲れているヤンヤンに「もうすぐお父さんに会えるよ。迎えに来てるよ~。」と言うと、とっても嬉しそうに目を輝かせました。
そして荷物を受け取り、到着ロビーに出て行くと・・・老鼠の姿はありません。ロビーの端から端を2人で「お父さんどこだろね?」とウロウロ。そのうち人もまばらになって・・・ついには猫たちだけに。携帯も持ってないのでとりあえず案内所に行きました。
猫  「公衆電話ありますか?」
係の人「ここにはありません。」
猫  「迎えが来るはずなんだけど、見当たらないんです。」
係  「あ~それはたぶんT2(第2ターミナル)で待ってるかも知れませんね。」
猫  「T2?どうやって行きますか?」
係  「そこから外に出て、建物沿いに右の方に行ってください。」
ヤンヤンはすぐに会えると思っていたお父さんが居ないので「お父さん・・・」とべそかいてます。そんなヤンヤンの手を引き、25キロの荷物を持って外に出ると、白タクのおじさんたちに集られました。「迎えが居るから。」と振り切り、工事中でがたがたで歩きにくい歩道をゴロゴロゴロゴロ・・・。ヤンヤンは男の人の人影を見ると「あっ!お父さんかも。」と駆け寄ろうとするし、第2ターミナルまでは500Mほどあるし、猫の疲労はピークに。
そしてやっと第二ターミナルについて一息つくと、老鼠が笑顔で「ヤンヤン~!」と登場。
「どこで待ってんだよ!」これが久しぶりに会った老鼠に放った猫の第一声でした。老鼠はキョトン??自分がターミナル間違えたと思ってないから。普通ターミナルが二つあったら、どちらにつくか調べないかな~。いや、たぶん自分で調べて「第一ターミナルに着くからそっちで待っててね」って言わなかった猫が悪いんだな・・・・。
老鼠は「だって前に帰ってきたときこっちに着いたよ。」 
あのね老鼠、格安航空会社って言うのは、カウンターもターミナルも登場口もコロコロ変えられるもの。空港の都合で、一番不便で遠いところにね。だからそのつど確認しないと・・・なんて言っても無駄なのです、行き当たりばったり老鼠には。いいのよ猫と2人のときは行き当たりばったりで。でもヤンヤンと居るときにそれは勘弁してほしいと願う猫です。
家族3人を乗せたタクシーが瀋陽の市内に着いたのは午後9時。空港から市内まで40分ほどかかります。長かった一日がやっと終わりました。


これは帰りに撮った写真だけど、瀋陽市内から空港へ向かう道。タクシーの車窓より。

瀋陽へ

2013-05-18 10:37:44 | 中国滞在編
老鼠がいる寛甸鎮の近くの大都市は、丹東でバスで2時間、その次が瀋陽でバスで4時間、そして大連がバスで6時間です。前回は大連経由だったので今回は瀋陽にしました。丹東にも空港はあって上海からも飛んでますが、毎日ではないし春秋航空ではなく南方航空みたいです。
高松から上海は定刻どおり飛んだし、ヤンヤンも酔うことなく順調順調。ヤンヤンは飛行機に乗るとまず「安全のしおりを」端から端まで熟読します。毎回必ず。そして救命胴衣とマスクの説明をよ~く聞いて、シートベルト確かめて・・・日頃の避難訓練や各種安全教室の賜物でしょうか?そのうち非常口の確認まではじめそうです。
上海浦東空港では次の瀋陽行きの便まで約3時間ありました。あせらなくていいしそれほど暇をもてあますでもないし、ちょうどいい感じ。高松で買ったタバコやうどんを無理やりスーツケースに押し込んで、さっさと荷物を預け、帰りに泊まる空港内のホテルに予約を取りに行きました。いつもの一番安い部屋も取れて(それでも358元)、順調順調。
さて瀋陽行きの飛行機に乗って・・・ヤンヤンはまた「安全のしおり」熟読。5時間前にも読んだでしょうに。
猫の隣のかわいいお姉さんがヤンヤンを見て「男の子ですよね。かっこいいお子さんですねっ!」 どうやら団体観光客の1人らしく、他のお仲間呼んで「ねっ!かっこよくない?」他の人も「まつげが長いね~、僕何歳?」とヤンヤンに話しかけます。でも中国語が分からないヤンヤン「ねぇねぇ、お母さん、何言ってるの?」それを聞いたお姉さん???「んっ?なんて言ったの?」
あ~あ、ばれちゃった中国人じゃないって。正直に「私たち日本人なんです。父親が中国人で。」と言うと、周りの人たちが「じゃあ、お母さんが日本語で、お父さんが中国語で話してれば両方しゃべるようになるよ。私の知り合いの子供もそうだよ。」そうなんですよね~それが一番いいんだけど、3人一緒に暮らしてればね。
瀋陽までは約2時間半。1時間も過ぎると飛行機にも飽きたヤンヤン「後何分?ねぇねぇ後何分?そろそろ降りた~い。」「降りた~いって言っても降りれないんだから、寝たら。」 汽車にバスに飛行機2回じゃさすがに飽きるよね・・・。マーブルチョコあげてなだめててたらウトウトしはじめたので、猫も一緒にウトウト。
でもしばらくすると「わ~ん」と言うヤンヤンの泣き声に起こされました。「足しびれた~!」と足さすりながら「おえっ」おっ、そんないきなり。袋も間に合わず・・・いすの上に出ちゃいました。ヤンヤンは足はしびれてるし吐くしで、軽くパニックって「痛いの痛いの飛んでけ~して~」と大泣き。でも後ろのほうの席だったので、乗務員さんがすぐにお絞りとナイロン袋とBOXテッシュ持ってきてくれて、拭き終わるとミネラルウォーター持ってきてくれて「これで口ゆすいであげてください。」 BOXティッシュは使わなかったので返そうとすると「いいですよ。使ってください。僕、もう大丈夫?」と、とっても親切にしていただきました。
汚したシートきれいに拭いて、ヤンヤンもすっきりして、しばらくするといつもの「春秋航空体操」が始まりました。これが始まるともうすぐ着くんだというのが分かってるヤンヤンは、元気に体操をしました。
窓から瀋陽の町が見えるころにはすっかり暗くなってました。


右:猫たちのお部屋。前回は老鼠父母がこちらの部屋だったのですが、入れ替わったようです。ベットの下においてあるのはソファーのクッション。3人川の字で寝るにはちょっと狭いベットなので、猫はこのソファーで寝ることに。でもベットより落ち着くので、ヤンヤンまで降りてきて狭い所で2人抱き合って寝てると老鼠が「おいっ・・」
左:部屋からの眺め。
本文と写真があってませんが気にしない気にしない。