老鼠和猫的愉快的日子

中国生まれの鼠(♂)と日本生まれの猫(♀)が出会って・・♪

中国と日本の子育ての違いⅡ

2010-08-21 08:48:11 | 中国滞在編
次は子供の食事について。猫はヤンヤンがいつも使っているプラスチックのお皿&スプーン・フォークを日本から持っていってました。それはそれを使ってご飯をあげるのではなく、ヤンヤンに自分で食べさせるためです。保育園でもお弁当は自分で食べてるし、家でも服や床はいくら汚してもかまわないから自分で食べさせる、というのが猫の考えです。老鼠もこの点だけ?は「猫は偉い!」と褒めてくれました。子供は汚すのも仕事のうち、母はいくらでも洗うさ、掃除するさっ。ヤンヤンはこぼしながらでも、こうかな?ああかな?とスプーンを右に左に持ちかえながら、食べやすい方法を研究してました(たぶん)。
上海第2日目朝のホテルバイキングを一緒に食べたのですが、老鼠母はヤンヤンに食べさせようと思うものを、まず自分で塩辛くないか味見して、猫にも確認させて、熱いものはふぅふぅしてと、ここまでは「さっすが!老鼠母!」と猫を安心させたのですが、問題はそのあと。
なんとおひざに抱っこで、老鼠母がスプーン持って、全部口に運んであげている。え~っ!だめでしょそこまでやっちゃったら!と思っていたら老鼠が「自分で食べさせるんだよ!」 老鼠母しぶしぶ椅子に座らせて、スプーン持たせはするものの・・・抱っこしたくて、自分であげたくて仕方ない様子。
そして猫は思い出した。10歳になる中国の甥っ子が自分でご飯を食べず(よほど好きな物やとてもおなかがすいているとき以外は)茶碗や箸を自分で持たない、お義姉さんが無理やり食べさせていたのを。老鼠両親も「自分で食べなさい!」と怒っていたけど、小さいうちに自分で食べる習慣付けないで、いまさら言っても遅いよ。
でも、猫は甥っ子は特別お義姉さんが甘やかしすぎたのだと思っていたら、中国ではどうやら猫のほうが普通じゃなかったようで・・・・バイキング会場で「見て、あんな小さい子にスプーン持たせて食べさせてるよ。」と話している声(中国語)が聞こえてきたのです。外で食べた時も隣に座ってたおばさんたちに「もう自分で食べてるの!?」と言われました。バイキング会場でヤンヤンがご飯乗せたままのスプーンを投げたので、床を拭き拭きして、スプーン拭き拭きして、「投げたらだめっ!」と叱りながら再びヤンヤンにスプーン持たせて、まわりを見ると皆に注目されていた・・・ホテルの従業員にまで。ええええ~っ!?その視線、猫がまるで虐待してるみたいじゃん。
日本じゃ小さい子が自分で食べてると「えらいねぇ~すごいねぇ~がんばれ!」となってヤンヤンも得意げで嬉しそうになるんだけど、中国じゃあ違うのか???違うんだろうな。それでどうしたか、どうなったかって?ええ、猫と老鼠がいなかった3日の間に老鼠母にお口にポイッしてもらったヤンヤンは、すっかり甘えん坊。あ~あ・・・。

写真: 左 記事とは関係ないけど、万博のパレード。動く海宝を初めて見た。
中 ライトアップされた中国館。
右 同じくライトアップされた万博軸。