こんにちは、サンバタウン店主ザジです。地下鉄の。嘘です!
今日も今日とて優れたクオリティのブラジル音楽を紹介すべく、ワタクシ、頑張ります。
さて、今回採り上げるアルバムはMagali(マガリ)というまだ無名の女性シンガーのおそらくはファーストアルバムとおぼしきCD。
どうですこのジャケのあまりの残念ぶり。これを見た時ワタシの頭の中に福助という二文字が思い浮かんでしまいました。
これ、一体何でしょうねえ。
カシシ持ってるくらいだからバイーアもの?
それとも意表を衝いての新世代系?
まさか更に意表を衝いて、ファンキ・・・とかではないよね。いくらなんでも。
ところがなかなかどうして、これが素晴らしいサンバ系MPB。
レーベルはDuncan Discos。なるほど、仕掛け人はゼリア・ドゥンカンだったんですね。
(本人もゲストで1曲参加で素晴らしい歌を聴かせてくれます。ていうかこの音バックにサンバアルバム出してくれってばよ姐さん!)
ゼリア本人が惚れ込んだというだけあって、クララ・ヌネスとマリア・クレウザをミックスしたような雰囲気たっぷりのマガリの声がいいですね。
もしクララがまだ生きていて、今もなお現役であったなら・・・。
このアルバムは正にそういう想像力を膨らませてくれます。
そしてこういう良い作品を広くブラジル音楽ファンに親しんでもらうためには、もっと商品説明を頑張んないとな、サンバタウン(←と自らに言い聞かせる)。
福助ジャケには福がある!
まあ、今日はそういうオチで、ひとつよろしく。