ZEVEX~行動する自動車環境問題NGO~

手造りPHEVで、そしてプリウスPHVで二度の日本列島縦断を達成し、世界初EV南極点到達を目指し活動する冒険チームです。

ジャーナリスト木野龍逸氏

2010年10月04日 01時12分25秒 | その他

ちょっと前の話になるが、ZEVEXとは古いお付き合いになるジャーナリストの木野龍逸氏が、「ECO JAPAN」というWEBコラムでPHEVに関する記事を公開し、その中でZEVEXの活動を紹介してくれた。

ECO JAPAN~成長と共生の未来へ~
「ついにトヨタがEVに舵を切った?」

モーターで駆動する自動車を中心に、自動車の環境問題に関して古くから積極的なジャーナル活動を展開して来た木野龍逸氏は、昨年、文芸春秋社から「ハイブリッド」という著書を出した。
プリウスの開発秘話を細かく取材した著作で、750円+税というお値段は、取材の手間を考えれば「安過ぎるだろう!」と私は感じる。
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「ハイブリッド」木野龍逸著

「ハイブリッド」(文春新書)
著者 木野龍逸


私も以前物書きの端くれだったから分かるが、記事になるかどうかさえわからない内容の取材は、正直面倒臭いものだ。特にフリーランスの場合、自腹取材では経費倒れになるリスクも抱えなければならない。
木野氏の尊敬すべきところは、どう考えても面倒臭そうでメリットが少なそうなこの類の取材に、意外な程にフットワーク良くやって来ることだ。
ここ最近でも、2009年の「手作りPHEV日本列島縦断の旅」のゴールでは、鹿児島県大隈半島の南の端「佐多岬」まで取材に来てくれたし、今年の「プラグインプリウス途中無給油日本列島縦断の旅」でも、忙しい合間をぬって2~3時間だけの取材の為にわざわざ高速を飛ばして来てくれた。


(静岡トヨタ沼津店での充電中に、お店スタッフの話を聞く鈴木(中央)
と木野龍逸氏(左))


また意外な一面では、木野氏はERK(電動レーシングカート)の腕前もちょっとしたもので、2009年の「全日本電動美走選手権」(日本EVクラブ主催)では、全21台の中で
見事優勝を飾っている。
ここ2~3年で電気自動車がブームになってから「にわか電気自動車評論家」が急増し、実地での経験不足が原因で、間違いとは言わないが米粒程の論点を、あたかも重大事であるかのように書いて、読者をミスリードする記事をしばしば目にするようになった。
そんな状況に有って、今後一層、木野氏のように「現場」の様子を、時に自身が活動する側に回ったりもしながら10年以上取材して来た経験は貴重になると感じる。氏の益々の御活躍を期待したい。

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10 コメント

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Unknown (藤井@藤沢市)
2010-10-06 15:26:01
確かに「にわか電気自動車評論家」さんも多いですよね。
そんな中、長年の取材に裏打ちされた記事は説得力があると思います。
早速本屋に行ってみよう♪
Unknown (なべさん)
2010-10-07 08:35:39
にわか評論家<確かに。カタログスペックで物を書きすぎ。
完成品試乗とメーカーからもらった資料だけで書くのではなく、現場に足運んで記事を書いてほしいものですなあ。
おそらくEVフェスにもいらっしゃるでしょうから、お会いできることを楽しみにしてます。

Unknown (ootahara)
2010-10-07 09:28:24
こんにちは。記事を拝見しました。にわか評論家の端くれとして、3点ほど気になった事が有ります。
その1 本の価格 アマゾンで送料無料となる1,500円とすべきであった。
その2 プリウスPHVでの旅での充電箇所は103箇所では無く97箇所だっとと思いました。
その3 最近の豊田市内の倍速充電スタンドの充実ぶりをグッドイヤープリウスPHVのレポートで見たところ、「EVに舵を切った」という表現は甘いと思いました。
ところで、EVフェスってのが有るんですね。
RE:藤井@藤沢市 (アイアン・バール鈴木)
2010-10-07 11:41:44
一読の価値はあると思います。
文春新書ですから、ある程度の規模以上の本屋さんなら有ると思います。
一時期は平積みしてあったんですけどね。
今は棚に有ると思います。
RE:なべさん (アイアン・バール鈴木)
2010-10-07 11:49:22
①~2時間試乗してもEVの核心的な論点は分からないどころか、逆に誤解をしてしまうかもしれませんね。
せめて2週間で良いので、EVだけ乗って過ごしてから論評して欲しいものです。ジャーナル<
RE:ootaharaさん (アイアン・バール鈴木)
2010-10-07 11:57:09
その1<
私は安い方が嬉しいですね。

その2<
どちらも間違いです。正解は104回です。
木野氏が103回としたのは、氏に送付した公式記録にあった104回には、スタート時の満充電分の1回を含むと思ったのかも知れません。
彼と一緒にEVの活動をした時にそうしたこともあったと思うので。

その3<
PHEVという区分自体が最近のものなのですよ。
木野君にしても私にしても、レンジエクステンダーEVも含めてEV・・・な時代からの人なので。
ootaharaさんにはピンと来ないかもしれませんが。
木野おじさん (うすい)
2010-10-07 13:17:03
さすがにサハリンはカーグラ(でしたっけ?)でしたけど、
たしかにフットワーク軽いですよね。ネパールとか。
しかし実のところ、何して食ってるんだかプライベートはナゾ多き人物です。

集合時間にはよく遅刻します。朝まで飲んでたり。
またある時は、ホテルの駐車場でみんな待っているのに、
朝食バイキングでおかわりまでして、悠々と食ってました。
大物なんでしょうか。
RE:うすいさん (アイアン・バール鈴木)
2010-10-07 20:14:44
>プライベートはナゾ多き人物です。

ミステリアスを演出しているのか(笑)?

「木野おじさん」という表現も充電の旅の頃から「おじさん」でしたねえ~。

本売れりゃあ良いですね。
Unknown (ootahara)
2010-10-08 10:45:29
こんにちは。
ふと思ったのですが、トヨタのディーラーやプリウス愛好家がプリウスのバイブルとして買ってくれるかも知れません。
1冊は読む用、もう1冊は書棚を飾る用にすればあ~ら不思議、送料無料となる1,500円です。
充電回数、そういえば同じ議論(?)を1回やってました。
今思いますと、線香をあげた時や京都の社寺訪問が抜けている気がしました。(って書くと、冒険ではなく巡礼の旅になってしまいます。あうっ)
「レンジエクステンダー」って、音の響きが格好良く感じます。こんな所がピンと来ます。
そのうちに、「日本の守護神」「日本の司令塔」と同じように「日本のレンジエクステンダー」という形容が流行しないものでしょうか。
RE:ootaharaさん (アイアン・バール鈴木)
2010-10-09 01:55:38
レンジエクステンダーは古い用語ですよ。
アメリカってトレーラーを引っ張る文化が有りますからね。
当時の日本はトレーラーの登録が手間でしたから、なかなかやり難かったことも有ります。
我々の電気自動車1号機はトレーラーも登録してあるんですよ。
http://www.ironbarcup.com/zevex/page001007006.html

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