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「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

7月3日は水曜デモ~18:00中之島女神像前に集合

2013-07-01 17:13:34 | 集会案内

5月13日の橋下市長の「慰安婦」制度についての発言は、彼がその後、どう言い訳、言い逃れしようが私たちは許すことはできません。明後日の水曜日は、その私たちの思いを形にして表しましょう。

 

「戦場で兵士たちの休息に『慰安婦』制度が必要なのは誰だってわかるわけだ」「『慰安婦』制度じゃなくても、風俗業は必要だ。普天間基地の米軍司令官に『海兵隊員の性をコントロールするために、もっと風俗業を活用して』と言った」
 これらは、5 月13 日の橋下大阪市長の発言です。橋下市長は女性の人権を蹂躙し、女性を戦争に必要な性の道具として見ています。当然、国の内外から強い抗議を受け、訪米は中止せざるを得なくなり、オスプレイ訓練に八尾空港使用案を言い出す始末です。こんな人物が政党の代表であり、維新の会の議員らから同様の発言が続いているのは恐ろしいことです。
 安倍首相も第1 次安倍内閣の時、「『慰安婦』の強制性を示す証拠はない」と言って世界から批判を浴び、事もあろうかブッシュ大統領に「謝罪」し、「河野談話」を継承すると表明したのです。ところが首相を辞任するや前言を翻し、第2 次安倍内閣になると、「河野談話」「村山談話」の見直しを口にし、再び「慰安婦」問題の歴史を否定しています。安倍首相は国内と国際社会とで主張を変え、ウソと欺瞞に充ちた歴史認識を押し通そうとしているのです。
 安倍首相や橋下市長がめざすのは、弱者や少数者を切り捨て、歴史をわい曲して「美しい国」にし、愛国心をあおりたて、軍隊を持って力で支配する社会です。このような政治家の横暴に抗し、負の歴史にも真摯に向き合い、歴史に学び、日本軍「慰安婦」問題の解決を通して女性の人権が踏みにじられることがない、平和な社会をめざしていきましょう。

大阪市民・府民のみなさん
 橋下市長には、「慰安婦」被害女性たち、風俗業で働く女性たち、沖縄の人たちが求めているものがわからないのでしょうか? 基地も軍隊もいらない、風俗で働かなくても暮らせる社会であることをみんなが望んでいるし、そういう社会でこそ女性が尊重されるのです。大阪府民・市民が米軍基地撤去を訴えることこそが、基地も軍隊も望まない沖縄の人たちの負担軽減であり、連帯ではないでしょうか。私たちはそんな社会をめざす市長の誕生を望みます。
 橋下市長は、慰安所の設置・運営・管理が国であれ民間であれ、「慰安婦制度の必要性」を今も撤回していません。どうやら橋下市長が一番認めたくないのは、慰安所は日本のみに固有の問題であると世界で報じられることのようです。国の意思として強制連行をしていない、その証拠はないと国(軍)の責任を認めようとしません。そのためにどこの国でもあったことと強調するのですが、その前に自分の国の責任を認め、謝罪すべきではないですか。
安倍首相は国際社会に回答を!
 5 月末、国連社会権規約委員会は「慰安婦」被害者に関して社会権の享有の保障、公衆への教育を勧告。国連拷問禁止委員会は、日本政府が橋下市長らの発言に対して反論し、「慰安婦」問題の法的責任を認めるよう求めました。ところが6 月18 日、政府は、勧告は法的拘束力をもたず、従う義務はない。橋下市長の認識に政府として答える立場にないと閣議決定しました。国際社会からこれだけ注視されている問題に背を向け、橋下市長の暴言を放置するとは、とんでもないことです。
 第2 次安倍内閣の国家主義的発言はアメリカ政府からも問題視され、アジア安全保障会議では小野寺防衛相が“日本の右傾化という批判は誤解だ”と弁明せざるをえないほど国際社会に浸透し、警戒をされています。
 自民党は改憲草案を発表していますが、世界に誇れる憲法9 条を変え、憲法違反の自衛隊を合法化し、国民主権を天皇に変えるなど、もってのほかです。安倍首相は参院選挙を前に暴言を重ねる政治家をわざと放任し、自身は「安全運転」を心がけ、選挙が終わればタカ派の本性を現すことでしょう。安倍首相の歴史の事実を見据えず、ごまかしを繰り返す歴史観が世界に通用するはずもなく、侵略の傷が癒えないアジアの国々との信頼関係も築けません。
日本軍「慰安婦」問題の解決のために
 被害女性たちが勇気を出して名乗り出たのは何故でしょうか? 騙されたり、脅されたり、無理やりに連れて行かれて「慰安婦」とされ、暴力による支配の中、まさに性奴隷として屈辱をあびた女性たちは、人としての尊厳を取り戻すために立ち上がったのです。そして二度と自分たちのような被害者を出さないために訴え続けているのです。被害女性たちが望んでいるのはお互いを尊重し合う、戦争のない社会です。その思いを実現するために私たちも一緒に声をあげましょう。

 
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参院選候補者に聞く!アンケート結果公表

2013-07-01 06:55:26 | 憲法

「選挙」が近づいて来ました。どのような結果になるかはわかりませんが、選挙が終わって政治が大きく変わることは間違いありません。では、その政治のなかで公教育はどうなっていくのでしょうか。教科書は?教育委員会は?「子どもたちに渡すな!あぶない教科書 大阪の会」の伊賀さんから参議院選挙候補者アンケート結果を知らせるHPの案内が届きました。選挙後も見据えて私たち自身の手で教育の問題を考えていく一助にしてください。

参議院選挙候補者アンケート結果

私たちは、日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワークや西日本の各地の市民団体や個人の協力を得て西日本を中心にして教科書制度都歴史教育・日本軍「慰安婦」問題についての参議院選挙候補者アンケートをしています。

下記に特設HPを設けて公表しています。
是非とも様々なHPやブログ、ツイッター等で紹介したり、リンクを張っていただきましたらありがたいです。

◆公開HP
http://www7b.biglobe.ne.jp/~senkyo2013/index.html



 安倍政権は、参議院選挙以降、教科書検定制度と近隣諸国条項の改悪、教育委員会制度と採択制度の改悪等々の動きを本格化させようとしています。安倍政権が念頭に置いているのは、2014年4月からの中学校教科書検定と2015年の中学校教科書採択です。この秋以降、教科書と歴史教育をめぐって重要な局面を迎えることは確実です。
 橋下市長の「慰安婦必要」等の発言は、これまで築き上げられてきた歴史認識を一挙に崩す暴論です。女性だけではなく、すべての人間の尊厳を冒とくする許しがたい発言です。今では国内だけでなく、世界各国から批判にさらされています。橋下発言に対してどのような姿勢をもつのか、日本の戦争責任と歴史認識を問われる重要な問題になっています。
 私たちは、これらの問題で参議院選挙候補者にその立場を明らかにするよう求め、できる限り選挙の争点化、世論化を進め、参議院選挙後に予想される安倍「教育再生」への本格的な抵抗の第一歩にしたいと思っています。

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