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「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

保護者と教職員の交流会の案内

2012-12-24 11:17:40 | 集会案内

※会場の変更のお知らせ(12.29)

会場は、エルおおさか5F研修室1に変更になりました。

※日の丸・君が代強制反対ホットライン大阪事務局の一員であり、中学教員である一方で保護者でもある松田さんからの呼びかけを掲載します。

授業や学校をよくしていくためには、一方通行の評価ではなく、児童・生徒、保護者、地域住民、教員が異なる立場から「対話」を重ねていくことしかないように思います。

どうか多くの「保護者」のみなさん、「教員」のみなさん、いらっしゃいませんか。そして話してみませんか。(辻谷博子)

 
授業アンケートで教育はどうなる?
 
保護者のみなさん、先生と話してみませんか?
 
教職員のみなさん、保護者のみなさんと話してみませんか?
 
 
保護者と教職員の交流会
1月6日(日)10:00~12:00 エル大阪6階研修室4
                 エル大阪5階研修室1
 
 10月末から12月、大阪府内の多くの小中学校では、子どもたちに、 自分が授業を受けている先生の評価を4段階のマークシートで行う授業アンケートを持ち帰えらせました。保護者と子どもの連名で提出するアンケートです。未だに実施していない学校も、今年度中に実施することになるでしょう。高等学校では、生徒が書く形で実施されています。
 
 大阪府では、3月に、大阪市では5月と7月に、教育行政基本条例、学校条例、職員基本条例が成立し、その条例具体化が進められています。競争と自己責任を徹底するという観点の条例の具体化で、評価に子ども・保護者の意見を反映する「教職員評価・育成システム」の改定ための試行として実施されているものです。そして、大阪府教委は、試行の状況集約もまともに行わないまま、1月16日の教育委員会会議で制度化しようとしています。
 
 この授業アンケートは、教育がどうあるべきかという根本を問うものであるように感じます。教育は、子どもたちのためにあるべきものです。子どもたちにとって何が必要か、子どもの声、保護者の声を聞き、その声を反映し、内容を点検しながら進められるべきものです。そのような意見交流ができる場こそが求められているのではないでしょうか。教育は、子ども・保護者と教職員の信頼関係の上に初めて成り立つものではないでしょうか。
 
 この授業アンケートをめぐっては、保護者の立場からも教職員の立場からもいろんな思いを抱いた方が多かったと思います。授業アンケートへの意見を手紙に書いて学校に届けた保護者の方もおられます。お互いの思いを率直に交流しあい、理解を深めあいたいという趣旨で、交流会を企画しました。多くの方の参加をお待ちしています。参加するという方、連絡ください。また、どんな交流をしたいかという意見についてもお寄せください。
 
保護者と教職員の交流会実行委員会(連絡先:松田 09011385776)
 
 
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違法行為を告発し闘ったものが救済される(キャノン偽装請負・雇止め解雇争議和解勝利)

2012-12-24 08:09:48 | 

※多くの高校生や大学生、そして働くもしくは働くことができない若者たちが、「声をあげる」ことをあきらめている現状があります。それは若者たちのせいではなく、日本社会特有の「声をあげさせない」構造に起因していると思われます。あきらめざるを得ないと思っている若者のみなさんへ、是非このニュースを読んでください。「レイバーネット日本」の記事から一部改編して掲載します。辻谷博子

http://www.labornetjp.org/news/2012/1356100504760staff01

http://www.labornetjp.org/news/2012/1221akutu

2000年からキヤノン宇都宮光学機器事業所で働いていた非正規労働者が、新聞報道で自らの働き方が偽装請負と知って、組合に加盟して2006年10月に栃木労働局に偽装請負を告発してから6年、この間、キヤノンは雇用政策を大きく転換し、派遣・請負から期間社員への切り替えを数千人規模で進め、更に期間社員から正社員を数多く登用してきました。

しかし、組合の求めた従来の勤続を踏まえた正社員としての採用はなく、キヤノンとキヤノン非正規労働者組合の間では都労委(2008年12月22日不当労働行為救済命令申し立て)、組合員5名との間では東京地裁(2009年6月3日地位確認、損害賠償請求提訴)にて係争が続いていました。

今回、両者による和解が成立しました。大企業で偽装請負という形で働かされていた労働者が、請負先に責任を認めさせ2名の正社員雇用を勝ち取り、会社の意見表明を得るという内容で勝利和解したことは、違法行為を告発し闘った者が救済されるという多くの非正規争議を励ますものであり、違法な職場でも泣き寝入りせざるを得ない非正規労働者の労働者としての権利を取り戻す意義あるものでと言えます。

 

阿久津真一さんの談話(12月21日・写真右)

 

ありがとうございます、阿久津です。

おかげさまで、昨日、23:30にキヤノンとの和解が成立しました。この小さな組合が、財界トップクラスの経営陣を夜中まで控えさせ、また、2名の正社員雇用を勝ち取ったのは、多くの支援の皆さんや、手弁当すら渡せていない中で奮闘いただいた弁護団の皆さんのおかげだと思います。本当にありがとうございました。

声明文にあるように
・キヤノン株式会社はキヤノンの関連会社においてキヤノン非正規労働者組合の組合員2名を正社員として雇用する。
・また、キヤノン宇都宮光学機器事業所宇都宮光機第一工場光学製造部製造第二課第2ブロック(当時)における構内請負について、平成19年9月12日付で栃木労働局長より、労働者派遣法違反が存する旨の是正指導を受けたことを真撃に受けとめ、今後は同様の指導等を受けることのないよう、 再発防止に向けた不断の取組を継続する。
・本件紛争が長期化したことについて、労使双方は、遺憾の意を表する。

以上は開示可能となっており、この成果を多くの方に伝え、争議で闘っている仲間、違法な職場で泣き寝入りせざるを得ない状態で働いている方々を勇気づける事が出来ればと思います。

今日は久しぶりに家に帰って家族に報告しましたが、10ヶ月の娘は顔を忘れてしまったようで、泣かれてしまいました。

しかし、この日を迎えることが出来たのも、ひとえに皆様のご支援のおかげです。本当にありがとうございました。

〔以上、一部改編〕

【キャノン非正規労働者組合】 http://ameblo.jp/canon-rouso/entry-11431886836.html

報告:佐藤和之(各専労協)

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