庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

大王松の初生葉にトゲ状突起がある  発芽成長記録  

2019年02月06日 | 庭の花たち

ダイオウショウの発芽苗の葉を拡大して見るとトゲ状の突起が見えます。


昨年11月21日に松の木から落ちてくる種を拾い、22日に種を蒔いたものです。発芽を確認したのが11月30日でした。普通に撮ったこの画像ではトゲ状突起は確認できませんが、トリミングをして、拡大したのが冒頭の画像で、トゲ状の突起を確認することができます。
えっ。松の葉にとげがあるの。ちょっと驚きです。

じつは松の葉は全部で4種類もあるそうです。
発芽時に最初に出てくるのが子葉です。よく見る子葉としては双子葉植物の双葉です。たとえばアサガオです。
ところが針葉樹の場合は何枚かの子葉が輪生しています。

ダイオウショウの発芽成長を順を追って見てみます。

発芽直後のダイオウショウです。根が地中に向かって伸びています。子葉はまだ殻をかぶって横向きです。(11/30)


根がしっかり地中に伸びると、殻をかぶった子葉が直立します。(12/4)

種が羽根つきの場合はこのように殻もろともに直立します。


子葉がすこしずつ成長して伸びてきます。(12/5)


子葉の成長が終わるころには、子葉がばらけて提灯のように膨らんできます。(12/17)


子葉が目いっぱいふくらんで殻を脱ぐ準備完了です。(12/21)


殻を脱いだ子葉です。(12/22)
この発芽苗の子葉の数は9枚が輪生しています。今回発芽したダイオウショウ6株の子葉の数は8枚輪生と9枚輪生のものがありました。
中央に小さな芽が見えます。この小さい芽が初生葉というそうです。


この時点で発芽したのは手前の角鉢に4株、向こうの丸鉢に2株の計6株です。(12/22)
蒔いた種は数多いのですが、種が木から落ちたばかりのものだけが約1週間で発芽しましたが、落ちてから数日過ぎて種が乾燥してしまったものはまだ発芽していないで、春になってからの発芽が期待されます。


中央の初生葉が少しずつ成長しています。(2019 1/1)
発芽とともに真冬となったので、春の発芽より成長が遅いようです。

(1/14)

(1/22)

(1/29)

トリミングで拡大すると初生葉にトゲ状突起(鋸歯)が確認できます。(1/29)
ビックリです。松の葉・初生葉には確かにトゲがありました。

初生葉は何枚なのでしょうか。
そして初生葉の次はどのような葉が出てくるのでしょうか。今後の成長が楽しみです。
次回は尋常葉が出るころに続きの成長記録をブログしたいと思います。







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4 コメント

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Unknown (kazuyoo60)
2019-02-07 07:20:24
芽出しの大王松、こんな風だと想像したこともありませんでした。黒松や短めの葉の松も、5㎝以上になって始めて自生に気付いていましたから。
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感動しました。 (きなこ)
2019-02-07 10:23:36
松の芽出し、初めて拝見しました。
感動しました。特に5番目の画像に目が釘付けになりました。
続きの成長記録を楽しみにしています(^^)♪
野の花山の花が好きで、こちらで勉強させていただいております。
いつも読み逃げで申し訳ありません。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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kazuyoo60さんへ (雑草)
2019-02-09 20:20:01
松のなえはこのように葉の種類が多いのですね。私も発芽をよくよく見てわかりました。
返信する
きなこさんへ (雑草)
2019-02-09 20:24:14
いつもブログを見てくださりありがとうございます。
私も松の発芽を事細かに見たのは初めてです。目が出ると種の羽根が立つのは面白いですね。種が立ち始めると発芽が始まったことがわかりますね。お気軽にお立ち寄りください。そしてお気づきの事コメントいただけてうれしいです。
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