庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

ハマユウが14年目に花芽をつけた

2024年07月17日 | 小半ら
ハマユウの種を播いて半年後に発芽の兆しがありました。ハマユウの種を送っていただいたのが、2011年10月でした。すぐに鉢に播いて、翌年5月にハマユウの種がわずかに浮き上がるように動いたことに気がつきました。動いた!。
ハマユウの種が動いてから3週間後に発芽した芽が見えました。ハマユウの種はまず最初に根を出して、その根から枝を出すように芽が出てくるようです。
それから約2週間で葉が出てきました。2012年6月でした。
2012年8月末 順調に育った発芽苗です。しかし、ハマユウは暖地の海岸の植物で、横須賀市佐島の天神島は北限の自生地として神奈川県の天然記念物に指定されているそうです。天神島は三浦半島の西側で黒潮の影響で温暖な地です。茨城でも夏の間は順調に生育します。
2013年11月 2年目の夏が過ぎてもあまり成長していません。これは初霜が降りる前に屋内に取り込んだ時です。実生苗は3年くらいで花が咲くと聞いたこともありましたが、これではとても咲きそうもありません。
2020年4月 もう花が咲いてもよさそうなのですが、依然としてその様子がありません。鉢もひとまわり大きくしたのですが、やはり冬の管理・低温と水遣りが不十分なのでしょうかね。
2023年10月 茎も手首位の太さに成長。これなら花が咲くはずと期待が大きく膨らみました。それで今度こそ冬の低温と、水遣りを丁寧にして、来シーズンは必ず咲かせたいと心を改めて冬の管理を徹底しました。
2024年4月冬の管理を徹底していよいよ今年こそはと庭に出しました。手前はほとんど枯れてしまったボタンボウフウ。ハマユウばかりに気を遣った結果の犠牲となってしまいました。
2024年6月ついにハマユウの蕾が出てきました。種をいただいてから14年目になりました。
初めて見たハマユウの種が、播いて半年後に動き出した時の感動に勝る、14年目の花芽でした。
種をくださった方は花の報告も聞かず、もう消滅したのかと思っていられました。 ようやくよい報告を差し上げられそうです。


 


コメント (1)
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