庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

奇跡の生還 長崎出島のソテツ苗 タロとジロを思い出す。

2019年02月09日 | 庭の花たち

庭に置いていたソテツ

今日は寒い一日になりました。
朝の最低気温は無茶苦茶寒いというわけではなく マイナス1度 (水戸気象台)
日中の最高気温がほとんど上昇しないで      プラス1度
午後6時現在 マイナス0.2度。 今夜はこのまま低く推移して明朝の最低気温の予報は マイナス2.0度です。


庭い置いておいたソテツ

今日の一日がこの冬を象徴しているように、無茶苦茶に寒い朝(最低気温がマイナス5度から7度)はほとんどなかったのですが、最高気温が高い日も少なかったような印象です。何よりも12月後半からの降雨がほぼ皆無。植物たちが戸惑って花が早く咲いたり、遅く咲いたりです。
そんな中でさいわいにも、庭に置き忘れられていたソテツは枯れずに緑の葉のまま、この冬を今日まで過ごしていることがわかって、奇跡の生還となりました。

 このソテツは2015年10月に長崎出島の庭のソテツの葉を茎からえぐり取っていただいたものです。

これは出島で撮影した、頂いた時のソテツの葉です。

早速持ち帰り鉢に挿し木をしました。


翌年2016年になっても葉芽が出ないままでした。 右側の小さい葉は2015年に種を蒔いて発芽したもので、翌年2016にも新しい葉が出て元気そうでした。

こうして2016年は新しく葉芽を出すことなく、冬を迎え冬は廊下に取り込みました。

2017年の記録がないのですが、挿し木した出島のソテツも別の実生苗のソテツも新しい葉芽をだしませんで冬を迎え廊下に取り込みました。

年が明けて2018年の正月ころから葉が元気がなくなり、
2018年の春には挿し木と実生苗の両方の葉が全て枯れてしまいました。

こうして庭に出されたソテツは、庭のイワガネに覆われて私はソテツは枯れてしまったものと思い、見ることはありませんでした。


ところが今日ソテツの鉢をみたら、生きた緑色の葉を1枚見つけました。目を疑いましたが確かに生きています。
おそらく2018年にイワガネの葉に囲まれているときに葉を出したのでしょう。
しかも冬もすでに後半です。ということは屋外で冬を乗り越えたということです。
ソテツの大きい株では、寒さに葉を痛めながらも、この地で冬を乗り越えている株もありますが、枯れてしまったと思われる挿し木苗が冬を乗り越えたことは驚きです。

南極観測で取り残され、極寒の大陸で冬を過ごして生還したタロとジロを思い出しました。






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