庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

水戸の梅まつりが始まりました。珍しい梅も

2018年02月20日 | 水戸の梅
 梅大使
 水戸の梅まつりが始まりました。10人の梅大使さんがお待ちしております。ご一緒に記念写真を撮ることもできます。

 梓弓
東門の見晴亭前の梓弓です。枝振りをお楽しみください。かわいい花が咲いています。

 香篆梅
 香篆が東梅林にデビューしました。雲龍梅ともいわれ、小枝がくねくねと曲がっています。これまでもデビューしたことはありましたが、生育が難しく消えてしまった品種です。くねくねとした枝ばかりにすると樹勢が衰えてしまいます。真っすぐに伸びた徒長枝を多くするとくねくねとした枝が弱ってしまいます。両者をバランスよく保てるように剪定できるかが鍵のようです。

 月影
 水戸の六名木のひとつ月影が咲いています。偕楽園内の六角形の柵のなかの六名木では、白難波、虎の尾、柳川枝垂が咲いています。月影は藤棚近くの、見晴広場への出口のところと、椚門下です。

 紅千鳥と一流
今一番輝いているのは椚門下の一流と紅千鳥です。
 

 麝香梅
椚門下では麝香梅もさいています。さぞかしよい香りがと思い近づいても、風がつよいためか、花数が少ないのか、よくわかりません。

 塒出錦
 僊湖暮雪の碑の近くでは美しい塒出錦が咲き始めました。枝と葉に模様が入ります。

 満月
 御成門の満月です。個々の花弁が大きく丸く、花としても花弁と花弁の間にすきまがなくて、大きな花です。まさに満月を思わせる名花です。

 酈懸梅
西梅林には酈懸梅が6~7本ありますが、その中で一番先に咲いた花です。近づいて目の前で見ることができますが、花弁が見えないので気づきにくいです。樹木番号B5-067です。開運梅から座論のある園路に入った場所です。歴史アドバイザーにお尋ねになるとわかると思います。
 酈懸梅
こちらの酈懸梅はかなり咲き進んでいます。けれども花が南崖の斜面にあるため近づくことはできません。

 緋梅
吐玉泉下の池のほとりの八重咲きの緋梅です。同じ八重の緋梅は椚門下の正岡子規の句碑にも咲いています。また緋梅と言えばやはり一重咲きです。一重の緋梅は西梅林の六名木の江南所無近くと、猩々梅林の川沿いで咲いています。

 鹿児島紅
吐玉泉下のお土産売り場の池のほとりに咲き始めました。火の国鹿児島を思わせるような真っ赤な色をお楽しみください。

 大盃
一番南の梅林の南端、梅郷橋近くに、大盃、風流、都錦が咲いています。大盃は本園内でも咲き始めています。
 都錦
 風流
これらは「偕楽園を愛する市民の会」が偕楽園に500種類の梅をと、苗木畑を作ったときに記念植樹したものです。上の3本とまだ咲いていない南高と計5本が毎年きれいな花を咲かせています。残念ながら苗木畑のほうは病気が入り全株処分となりました。

これとは別に、偕楽園本園内には250種ほどの苗木が元気に育てられており、本園内に新しい品種がデビューしています。
 本園の苗木畑
また枝垂梅の接木がたくさんありますので、数年後の本園内が楽しみです。
コメント (1)
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