庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

和洋のセツブンソウ競演

2018年02月15日 | 庭の花たち

キバナセツブンソウ
在来種のセツブンソウに遅れること約10日あまり、洋種のキバナセツブンソウが咲きました。

キバナセツブンソウ(左側)とセツブンソウ(右側)の競演です。

キバナセツブンソウは今年は6個の花を咲かせます。
このキバナセツブンソウは息子が大学生の時にキャンパスで見かけたのが最初で、その時のはすぐに枯れてしまい、翌年くらいに園芸店から入手して植えたものです。もう20年近くになります。


隣の在来種のセツブンソウはすっかりこの場所に馴染んで、今年も20個以上の花を咲かせました。こちらは25年くらいになります。毎年実を結んで子孫が増えていますが、セツブンソウのお気に入りの場所は極限られているので、周囲に広がることはありません。
今朝は朝の気温が久しぶりにプラスとなりセツブンソウが気持ちよさそうです。とはいえ、日中の気温がさほど高くはありません。また、明日から1週間は零下の日が続く予想で、今年はここ数年にない寒い冬になっています。


ミナリジンチョウゲの蕾が大きくなってきました。でも寒さのために葉が落ちてしまいました。今年も赤い実をつけてくれたらと願っています。

ナニワズの蕾が黄色くなってきました。こちらは冬に葉があって、夏に落葉します。


白花のクリスマスローズの蕾がふくらんできました。

実生苗のクリスマスローズは開き始めました。
寒い寒いと言いながらも春がすぐそこまで来ていることを実感します。
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東門の梓弓が咲きはじめました。水戸の梅まつりの始まりを告げる花です。

2018年02月15日 | 水戸の梅
  梓弓
偕楽園東門の梓弓が咲き始めました。水戸の梅まつりの開幕を告げる花です。今年の梅まつりは2月17日土曜日からです。

梓弓の枝振りは見事です。東門のお休み場 見晴亭で上を見上げて見てください。今ようやく咲き始めた梓弓の枝振りをご覧になれます。かつて偕楽園の梅の開花状況を毎週確認されていた植物博士堀内孝雄先生が、この木は枝が暴れると言われました。

梓弓という言葉は万葉集などの歌の枕詞としてたびたび登場します。
弓は張る、射るものですから、春とか入るにかかる枕詞です。

それで雑草はこの東門の梓弓をこのように理解しました。
梓弓が咲くと春が来る。
梓弓が咲くと、東門から春が入ってくる。
入ってきた春は、射られた弓矢がもう後には戻らないように春は後戻りしません。
つまり梓弓が咲くと本格的な春になる。こうして梅まつりが開幕する。
梓弓は水戸の梅まつりの開幕を告げる花ということができます。


東門を入ると正面に花をたくさんつける元気な冬至梅がお出迎えします。その右手のほうにたくさんの支柱に支えられたのが梓弓です。

この東門近くでは偕楽園の代表的なほとんどの梅を見ることができます。


花の美しさから、昨年から注目されている八重西王母です。昨年花の時期に品種名を訪ねまわり、八重西王母とわかりました。今年は正式に名札をつけていただきました。中咲きですからやや遅れて咲きますが楽しみな花です。

このほか東門付近では、六名木の烈公梅、月影、虎の尾。少し歩くと江南所無、柳川枝垂をも見ることができます。
ほかには思いのまま(輪違い)、酈懸梅、見驚、塒出錦、一重寒紅、水心鏡、月宮殿。 関の守、翁、無類絞り、黒田、五色梅、鹿児島紅。
白牡丹、開運梅、佐橋紅、満月なども該当する梅の木の方向を指差してお知らせすることができます。

まつり期間中は歴史アドバイザーも常駐しますので、お尋ねくださればわかるかと思います。
コメント (2)
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