庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

雪の偕楽園 酈懸梅、筑紫紅が咲き うれしい出会いもありました。

2018年01月28日 | 水戸の梅

昨夜遅くまで降った雪が残る偕楽園です。田鶴鳴梅林から好文亭を。水戸気象台の昨夜の積雪は19cmでした。



こちらは四季の原の秋篠宮ご夫妻がお手植えされた紅冬至(左側殿下お手植え)と紅千鳥(右側妃殿下お手植え)の向こうに好文亭が見えます。ズームアップしています。実際は上の田鶴鳴梅林より遠いので好文亭はかなり小さくなってしまいます。

こんな感じです。左から、薄墨桜、殿下の紅冬至、妃殿下の紅千鳥です。

紅冬至は咲き始めた枝があります。


梅郷橋から丘の上の森です。この森の中に、徳川ミュージアム、水戸徳川家ご当主様のお住まいがあります。


梅郷橋を渡って右に折れると、窈窕橋の手前までが一番南の窈窕梅林です。約85本の梅の木があります。早咲き梅がおおいので、この時期の開花率は一番です。八重寒紅や冬至梅が咲いています。


窈窕橋から花追い橋までが、猩々梅林です。偕楽園で最も早く咲く八重寒紅があります。
また水戸の六名木がひと目でわかるように1カ所に植えてあります。そのうち虎の尾と白難波が咲いています。
他に水心鏡、冬至梅などが咲いています。梅の木は約100本です。


花追い橋を渡ると田鶴鳴梅林です。約500本の梅の木があります。咲いているのは八重寒紅、冬至梅、八重冬至と今日開花を確認した筑紫紅です。この田鶴鳴梅林は寒風の通り道になっているのでしょうか、開花した梅の木は10本に満たないと思います。
以上が常磐線の南側に位置する偕楽園公園の拡張部と言われているものです。(常磐線の北側にも吐玉泉下の日本庭園は拡張部です)

今日開花を確認した筑紫紅です。一般に梅の花は開花すると蕾の時より色がうすくなるものですが、筑紫紅は蕾の時の色からほとんど変わりません。花追い橋のたもとの沢渡川の土手にあります。


エレベータのある跨線橋 梅桜橋をわたりますと、八重冬至が咲いています。
この付近の池から西門の方向には八重冬至が咲いています。珍しい朝鮮梅もありますが花はまだ先になります。


南門を通り

正岡子規の句碑の前を通り、日当たりのよい南崖の道を進むと、今シーズン偕楽園で一番先に咲いた冬至梅があります。そして南崖の洞窟の前で上を見上げると、

里見紅が咲いています。

洞窟のわきの階段をのぼると、大日本史完成の地碑の後ろ側で見上げると八重寒紅が咲いています。時間のある方は東門から出て大日本史完成の地碑の正面に入ってご覧ください。

そして今日初めて見つけた酈懸梅の花です。

追記 隣の蕾には花弁が見えてます。花弁のある酈懸梅を見られるかもしれません。

本園の東西梅林と見晴広場につきましては本日は割愛させていただきます。

きょうは私にとってとっても嬉しいことがありました。
それは昨年5月によみうりタウンニュースに載った私の記事をご覧になったお客様に出会ったことです。もしかしたら新聞に載った人ですかと声掛けしてくださいました。私の記事をよく読んでおられて、その記事の梅の木をご覧になりたいと言われましたので、酈懸梅、里見紅、ねじれた梅の木などをご案内してから、目的の記事に載った名札は「塒出の鷹」であるが、花は「東錦」と思われる梅の木を見ていただきました。今度は花の咲いているときにぜひともご覧になっていただきたいです。
またのお越しをお待ちしております。
下は昨年5月の読売タウンニュースです。


寒い日が続いています。でも今日27日が底で、明日も結構寒いですが、月曜日からはそれほどのこともなく、梅も一気に咲きすすんでくれるでしょう。 


またアピールさせてくださると言うので、日付を更新しまして。




コメント (4)
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