イルカの軍事利用とは… 東武の懲戒解雇

今日はちょっと真面目に！

　前回の記事でイルカの軍事利用に触れました。
ショーの簡単な紹介の中でしたが、イルカの軍事利用をご存じない方もいるようです。すこし説明させて下さい（油壺のショーでも詳細な話は一切ないので…）。

　動物は軍事利用されています。もちろんイルカも！
　第二次大戦下では（今でも）、多くの国で軍用犬が使われました。陸があるならば、海でも同じ。
　冷戦時、米国とソ連は、兵器としてイルカを飼育して訓練を行っていたようです。実際に戦場で使用されたとの噂もあります。
　そして、ひどいことに、某国では、爆発物をつけられたイルカを船に向けて放し、自爆させて、船を沈めるという訓練をしていたという話もあります。最近では、機雷の撤去などにイルカを使う可能性をも模索しているようです。
　このようなイルカの利用の話はけっこうあって、アメリカ映画「イルカの日」では、イルカに爆弾をつけて大統領の暗殺を企てるという話もあるくらいです。
　９月に、米国でカトリーナというハリケーンが来襲したときに、軍用イルカが基地から逃げ出したという報道さえありました。
軍事に関してのことですから、正確な情報は分かりません。

残念ながら、サメよりも、人間のほうが恐ろしい動物なんですね。

　　　　　　　　　　　　


もうひとつ、真面目な話をしますね。気になるニュースについて…
昨日このような報道がありました。

３歳長男を席に入れ運転、東武鉄道が運転士を解雇へ (読売新聞) - goo ニュース
運転室に息子入れクビ…「厳しい」と抗議４３０件 (読売新聞) - goo ニュース

懲戒解雇……重たい言葉です。

このことについて多くの人が、ブログなどで賛否を書いています。
それぞれで考えればいいのですけど…
論点が、少し、ずれている気がしましたので、整理させて下さい。

報道通りならば、悪意はなく、常習的でもないようです。
事故が多い中で、安全を最大限に重視しなければならない職種ですから、責めを負うのは仕方がありません。

今回は、大きな事故にもつながらずに、この運転手の懲戒解雇で終わったわけです。
社員全員が襟を正し、会社としてはけじめをつけた。安全への厳しい対応を示せたということになりますけどね。

問題は、この件に関しての懲戒解雇が、社会通念として妥当な処分だったかという点。
そして多くの抗議メールが東武に届いている事実。
（子供の影響や一緒にいた母の責任を問う声もありますが、）
このことに対して考えることが、大切なのではないでしょうか。

折しも今日は世界平和記念日　みんなが幸せになりますように！

ＰＳ　ブログを初めて３ヶ月近く、こんなに真面目な記事は、初めてだったとさ…
写真は油壺マリンパークのバンドウイルカ！