晴れ上がった空のように・・

日常の出来事や読んだ本の紹介

いつも彼らはどこかに

2013年09月05日 | 
They are always somewhere・・

いつも彼らはどこかに 小川洋子 著

小川洋子さん、独特の世界観でつづられたやさしいお話です。
八つの物語。それぞれに動物や生き物がキーパーソン?のように絶妙にかかわっています。

ちょっと現実離れしたストーリーであったり、どこの国?と、摩訶不思議な世界。
いいなぁ・・と思ったのは、

帯同馬、ビーバーの小枝、、竜の子幼稚園。

前に読んだ「ことり」も思い出しました。

「半沢直樹」の殺伐とした金融ミステリーでドキドキした後には
ちょうど、癒しになりました。

おとぎの世界をえがいたような小説も素敵です。でもその伏線にはちゃんと
大人目線があって、現実もあり、もの哀しさもあるんですよね。

この世はなんと儚げで、せつないことか・・

長雨の休日にぴったりの本でした。。竜巻は怖いけどね(@_@;)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿