ゆうの気まぐれ日記

備忘録のつもりで書いています。

今日は父の命日

2022年02月21日 | 日記

昨日は母の7回忌の法要。今日は父の命日。二人を偲んで昔々

大分合同新聞の「立ちばなし」に投稿した文をあの世の父母に送ろう。

 

『母への感謝状』

母さん、もうじき父さんの命日ですね。44歳の若さで突然父さんが逝って

あれからもう15年が経ちますね。

あの日、「こんな時、長女の私がしっかりしなくては」と自分に言い聞かせながら

あなたのもとへ駆けつけた私ですが、あなたは以外にも涙も見せずテキパキと動き

私はただオイオイ泣いてばかりいました。

 あの日は父さんの給料日。まくらべに父さんの最後の給料をそっとあなたは

供えましたね。シンシンと名残雪の降る寒い寒い夜でした。

 長女の私は元来頼りなく、長男の弟はまだ独身、末っ子の妹は中2と幼く、

あなたも特別養護老人ホームの看護婦(看護師)として慣れない仕事に就いた

ばかりの時でした。不安だったと思います。本当に心細かったと思います。

 でもあなたは私たちの前では「楽天的だな」と思えるほど、いつも明るく

決してグチは言いませんでした。

 そして女手一つで妹を高校、大学と出し、この春、あなたは61歳で

長い間お世話になり、すっかりなじんだ職場を去ろうとしています。

母さん、長い間本当にご苦労様。私たちのために強く生きてくれてありがとう。

あなたの3人の子どもを代表して長女の私からささやかな感謝状を贈ります。

あなたが職場を去るその日まで1日、1日を大切に。

春はそこまで来ています。

 

父を想い書いた詩(40数年前に書いたもの)

 

『とむらいの雪』

雪はうたいながら降りました

その家の庭の朱い南天の実にも

遠くの町のビルの上にも

雪はうたいながら降りました

 

あれは弔いの雪なのです

 

5歳で養子に出され

17歳で子どもの父となり

いくつも仕事をかわりながら

子を育て 家を建て

孫の顔を見た一人の男が

44歳の若さで

突然この世を去った・・・・・・

 

あれは弔いの雪なのです

雪は挽歌ををうたっています

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