母の日

明日はゴルフ。明後日は日帰りバスツワー。

バスツワーは朝7時前に家を出なくてはいけない。

テキパキ準備できるよう、着ていく服を決めておこう。

そう思ってタンスの肥やしをあれこれ着てみたが、ほとんどが10年以上前に買った物ばかりでなんか変？

娘が「服を買ったら？」と言う。

「お母さん、ズボンをもう少し幅の広いのにした方が良いよ。今持っているのは細すぎ」と言う。

それは私も感じることがあった。

私が持っているズボン（今はパンツというのかな？）はほとんど足にフイットしたタイプ。

この年になって足が細く見えると「カッコいい」ではなく

「筋肉落ちて足が弱っているな」に見える。（私見）

若い頃は足が細く見えた方が良かったかもしれないが、老いたら足は太めで、どっしり見えた方が良い。（これも私見）

「母の日だからお金を出すから服を買って」と娘。

それで先日行った近くのスーパーにまた今日出かけた。

そして即、ゆったりサイズのブラウスとパンツ（ズボン）を買ってきた。

それを着て娘に見せたら「良いよ」と言った。

気を良くして夫に見せたら

「なんかそれ！ぶかぶかじゃなあ。似合わん。相撲部屋に弟子入りするつもりか」と言われた。(^o^)

息子、娘よ。母の日のプレゼント、ありがとう！

夫はビールかワインを買ってきてくれるかも？

 

↓ブラウスのボタンの所の切り替えがおしゃれだなと思ったのだが

　こうして見るとお腹が太く見える気がする。

　今更相撲部屋に弟子入りもできないし、マタニティーの必要も無い。(^_^;)

 

月見草

最近、『暇つぶし』に庭の草取りをしている。

私は『暇』という言葉を使うのが好きでは無かった。

人生『暇』なんてない。やろうと思えばやることはたくさんある。

何もしないでダラダラ過ごしているのは、ただ怠けているだけ。

そう思っていたのだが、この頃、その日暮らしで、なんの目標もない。

目標や向上心をなくした身には、『暇』と思える時間がくっきりできた。

「暇を暇とも思わない」ところがあったのだが、最近「特に予定の無い時間は暇！」と割り切れるようになった。

このことが良いとは自分で思えない。

こういうことになったのは老化の所為だと思っている。

 

書きながら昨夜テレビで拝見した我々世代の小説家M氏のことが頭に浮かんで来た。

夫が録画して観ていた番組にM氏の名前が出た。

しかし、私の記憶しているM氏とは違っていた。

別人だと思った。でもあれほどの有名人と同姓同名の有名人がいるとは思えない。

ネットで検索してみたら､同一人物だった。

病気を患っているのだろうか？

かつて切れ味鋭かったM氏の『老い』を感じ、かなり衝撃を受けた。

 

横道にそれた。『草取り』のことを書こうとしていたのだ。

庭の隅に植えた覚えのないピンクの花が群れて咲いている。

これは何の花だろう？外来種で抜いた方が良いのか？？？

娘に尋ねたらネットで調べて「月見草」と教えてくれた。

「えっ！月見草？私が思っている月見草は黄色だよ。ピンクじゃない」

娘はスマホで画像を見せてくれた。

「ヒルザキツキミソウ」と言うらしい。

 

 

「ツキミソウ」で思い出したことがある。

高校1年の時の「現代国語」に太宰治の『富嶽百景』が載っていた。

その中に「富士には月見草がよく似合う」という一節があった。

あれを習ったのは新学期が始まってすぐの頃だったような気がする。

若い生真面目な感じの男の先生が国語の先生だった。

「井伏氏（井伏鱒二）はタバコを吸いながら放屁なされた」というような文があった。

「放屁ってなんですか？」と質問した子がいた。

先生はその意味を「小便」と言った。

次の休み時間、その先生が慌てたように教室にやってきた。

何か忘れ物でもしたのかと思っていたら黒板に「放屁」＝「へ」と

書いて顔を真っ赤にして去って行った。

あー、大事な勉強のことはほとんど覚えていないのに

こういう忘れても良いようなことは未だ覚えている。

昨夜何を食べたか思い出せもしないのに・・・。