先日図書館で借りた本を気が向いたときに読んでいる。
伊集院静さん・宇野千代さん・そして今、林真理子さんの
『正妻 慶喜と美賀子(上巻)』を読んでいる。
私は宇野千代さんのファンだったが(今も変わらない)今度読んだ本に
『田舎者』ということばが何度も出てきて、特に「何も知らない田舎のおばあさん」と
あったところはさすがに少し抵抗を感じた。
紛れもなく私は田舎育ちで今も田舎に住んでいるおばあさんである。
でも田舎のおばあさんではあっても、田舎の人は、そんなに無知じゃ無いわよ。
都会に住んでいる人はそういう目で田舎に住んでいる人を見ているのか?
・・・と軽く反発。
宇野千代さんはご自分が田舎育ちだったので、自分が書く分には許されるだろうという
感覚があったのでは無いかと少し擁護。(宇野千代さんのファンであることは変わらない)
これを書いていたら従弟から電話。
「今日は祖母ちゃんの26回目の命日だったので電話してみた」と言う。
平成10年の3月18日、25年前に祖母は亡くなったのだ。
まだ亡くなって10数年くらいの感覚だったのだがもう25年も経ったのか。
祖母は決して「何も知らない田舎のおばあさん」ではなかった。
年をとっても向上心を失わず、いろいろチャレンジし続けた。
都会に行っても臆せず朗々と詩吟や謡曲を唄ったりした。(その姿を覚えている)
私は祖母の足下にも及ばないと思っているが、色々なことに興味を持ち
チャレンジしていく気持ちは持ち続けたいと思う。
今日は何十年ぶりかに『マドレーヌ』を作ってみた。
子どもたちが小学校~中学校のころ、よく御菓子作りをしていて
『マドレーヌ』もちょくちょく作っていた。
しかし御菓子作りにはバターや砂糖をあまりにも使いすぎだという気がしてきて
プツンと作らなくなった。
作り方をすっかり忘れてしまったが『田舎のおばあさん』にも今は
ネットという強い味方がいる。
「ネットで調べりゃ、なんでもできる!」(強気発言)(^o^)
・・・ということで曲がりなりではあるがマドレーヌの出来上がり。
夫が「おいしい。これは売り物にできる」と言ってくれた。(評価がいつも甘い)
気が向いたら近いうちにシフォンケーキを作ってみようかな?