城の記 2.0

気の向くままにふらふらと、
投稿日と記事との時系列は一致していません、あしからず。

比叡山砦(比叡ノ山)

2013年03月26日 | 長野県塩尻市の城跡
現状:山林
遺構:不明
状態:
表示等:なし
駐車場:なし

「長野県の中世城館跡-分布調査報告書-(長野県教育委員会編)」、に拠れば比叡ノ山の山頂に比叡山砦の記載がありましたので、近くまで来たついでと言うことで寄ってみました。

こちらも遺構は、消滅、となっています。
山頂には祠が祀られ、その北東側に三角点が見られました。

標高809mの小山で、南東、南西どちらの尾根からも登れそうです。
今回は南西側から登りました。

山頂までゆっくり登っても10分程、この日は風が強く寒かったので早々に下山。
木立の間から望む松本、安曇野方面にはいたる所に土埃が舞い上がり茶色に煙っていました。

三角点と北アルプス。

山頂部。

麓の比岳當佐神社。





松台烽火台(長野県塩尻市)

2013年03月25日 | 長野県塩尻市の城跡
現状:山林
遺構:不明
状態:
表示等:なし
駐車場:なし

「長野県の中世城館跡-分布調査報告書-(長野県教育委員会編)」、に拠れば鳴雷城の東方800m程の場所、1160.3mの三角点のある山頂に松台烽火台の記載があります。
遺構は、消滅、とありましたが鳴雷城からも近いので訪れてみました。

山頂には三角点があるのみでした。

鳴雷城の空堀を越え、なだらかな尾根上を東へと進みます。

ほどなく登りとなり分岐点に出ました。
右側から来ました。
左側、東へ尾根上を辿る道は上の山城へと行けそうです。
今回は正面、南へ進みます。

茸山ということで右側はビニールテープ、左側には有刺鉄線が張られていました。

しばらく進むと山頂です。
普通に何も無いです。眺望も開けません。

有るのは三角点のみ。

眺望の利く尾根上まで戻って休憩しました。
北アルプスの山並みが綺麗でした。

北側、松本空港から白馬方面遠望。

鳴雷城(長野県塩尻市)

2013年03月24日 | 長野県塩尻市の城跡
現状:山林、神社地
遺構:郭、空堀
状態:遺構が残っています
表示等:なし
駐車場:なし

平出遺跡の南南西、鳴雷山の山頂部に遺構が残ります。
遺構は山頂の主郭とその南側、東側尾根に空堀が見られました。

床尾神社の東側の道を100m程進み十字路を左折するとまもなく登山道の標識がみえてきました。
寒い冬に登るのが良さそうです。

登山道はいくつかあるようですが、今回は西側の尾根に上がってから尾根上を
伝って山頂を目指しました。

尾根に上がると北東側の木立の間に塩尻の街が望めます。

途中、平場がありました。遺構かは不明。

平場を過ぎる辺りから少し急の上りになりますが、程なく山頂、主郭のようです。
山頂下に空堀が埋まってしまったとも思われる平場があります。

山頂は小高くなっており鳴雷神社が祀られています。

南側に進むと尾根上に空堀が見られました。

戻って東に向かいます。
東側尾根上にも空堀の痕跡が残ります。

更に尾根を東へ少し下ると、他と違った強固な空堀が見えてきました。

堀を越え、振り返って見ました。
脇にお地蔵様が祀られています。

そして更に東へ。
松台烽火台跡を目指しました。

傘山(からかさやま)へ

2013年03月21日 | 山行
御岳神社辺りまでは薄日も差していたのですが狼煙台を過ぎる頃には空のほとんど
が雲で覆われてきました。

時間はAM10:30を少し回った所、傘山山頂での眺望も期待出来ませんが取り敢えず、
雨が降り出すまで、正午まで進んだ所まで、と決めて山頂を目指しました。

御嶽山狼煙台から少し急になった尾根を登ると15分程で入口屋石碑に到着。

ここから傘山登山道です。

駒ヶ根側に眺望が利く場所で休憩。


南東に眺望が開けたので休憩。


途中の1269mのピーク脇を過ぎた所。池でもあった様な窪み地がありました。

ここでAM11:30少し手前。

ここから一旦40m程の急な下りです。

山腹を回って山頂下の水場。

ここでAM11:45。

この先、なんとか午前中に到着出来そうかと思ったのですが登れど登れど山頂は
見えて来ず。
「山頂へ」のプレートが度々現れますが山頂までの距離が不明なのですっかりストレス
になりました。

正午になりましたがまだ山頂は見えず。
天候はなんとか持ち堪えているようなのでもう少し進んでみます。

AM12:30なんとか山頂へ。


天候が良ければ今までの疲れも一気に吹き飛ぶところですがやはりちょっと残念。
しかし、陣馬形山とは反対の側から眺める伊那谷の眺望は素晴らしいです。


西側、中央アルプスの山並みも近いです。


山頂には特に標識もなく登山者ポストがあるのみでした。


三角点。


風が強く雲行きもいよいよ怪しくなってきましたので下山開始、PM1:00。

持病の膝痛がきて速度上がらず、狼煙台跡付近から雨音が聞こえ始めましたが
辛うじて本降り直前に、駐車場に辿り着きました、PM2:50。




御嶽山狼煙台(長野県飯島町)

2013年03月20日 | 長野県飯島町の城址
現状:山林
遺構:郭、空堀
状態:よく残っています
表示等:あり
駐車場:あり(傘山駐車場利用)

名所 御嶽山の傘松、の案内にそって登って行くと御岳神社からのろし台跡
にかけて遺構が見られます。
狼煙台跡は主郭の北東の尾根と北西の尾根上に二重の堀が築かれ、西側に曲輪を持ちます。
西側の曲輪は二段になっており北側尾根上に堀が築かれています。
狼煙台というよりは城といった方が良いような強固な備えになっています。

近年、御嶽山 のろし台跡 傘山へと続く登山道が整備され町営駐車場もあるようでしたので訪れてみました。

広域農道から中央道の下を潜り岩間狼煙台跡の脇を抜けて西側の山際まで登って行くと左側に駐車場が有りましたので車を止めました。

民家下を過ぎるとゲートがあります。ここから登り始めます。

20分程で御嶽山神社に到着です。

山頂は郭と思われる二段の平場が見られます。

高い方の平場に御嶽神社が祀られていました。

低い方の平場には休憩所があり南東方向に眺望が開けます。
生憎の曇り空に黄砂も加わって眺めはいまひとつでした。

登山道を先に数分進むと狼煙台跡となります。

主郭、平場。

北東側尾根上に二重の空堀が見られます。
堀の先は平場が有りその先は急激に下っています。

登山道は主郭下の帯曲輪状の平場を西に回り込むように進んで行きます。
その先に、こちらも二重の堀切とその先に曲輪が見えてきました。

西側の曲輪下にも平場が見られます。

西側曲輪の北側の空堀。登山道から振り返って見ました。

ここから15分程で傘山登山口となります。




龍ヶ崎城(長野県辰野町)

2013年03月09日 | 長野県辰野町の城址

現状:公園、山林等
遺構:曲輪、土塁、空堀等
状態:良く遺構は残っています
表示等:城山登山口、案内板、解説板、城跡碑
駐車場:なし

北からの横川川の谷が開ける辺り、宮所の西側の穴倉山から伸びた尾根の先端部山頂を中心に遺構が見られます。

国道153号線小横川入口の信号機交差点を西に入るとすぐに城山登山道の表示が見つかりました。

墓地の脇を上がると竜ヶ崎公園の広場となります。
空堀が残り出曲輪のようです。

登山道は急ですが7~8分で三角点のある平場に出ます。

この辺りから東側の展望が開けました。

更に少し登ります。
程なく空堀とその先に主郭南下の曲輪が見えてきました。

曲輪から空堀を上がると山頂、主郭に到着です。
土塁も良く残ります。

この日は風もなく暖かでした。
主郭からは南東に辰野の街が一望出来ました。

主郭北側の空堀。

空堀を越え北側に進んだ先の井戸跡と思われる箇所。

井戸跡北の曲輪と堀切(北側から見る)、ここまでが城跡のようです。





小西城(長野県辰野町)

2013年03月08日 | 長野県辰野町の城址
別名:草間城、古城
現状:山林等
遺構:郭、土塁、堀
状態:よく残ります
表示等:なし
駐車場:なし

小野駅前から西へ、庚申様の碑の所から北に入って行くと溜池があり
その東側の小山の山頂に遺構を見ることが出来ます。

両小野の三城の中では一番良く遺構が残っているように思われます。
地元の方に聞くと城と言うより狼煙台と仰っていました。

庚申様の碑からは徒歩で向かうのがよさそうです。
舗装面が終わるとすぐに山道となり、人が通った気配も無くなりました。

城跡は南北二つある山頂の北側部分にあります。
教えて頂いた峠部から北側に登って行きます。
左を北側の山頂へ。
因みに南側にも登って見ましたが、山頂に祠の祀られた平場があるのみでした。

茸山ですのでロープに沿って尾根上を辿ります。
程なく堀切が見えてきました。

土塁を挟んで直ぐ2つ目の堀切があります。

堀切から登ると主郭に到着です。
土塁も良く残っています。
郭内には、神様を祀る碑が多く建てられていました。

北側には出曲輪と堀切が見られます。

帰り道、気配がするので振り向くと黒い動物が・・・一瞬ひやりとしました。

カモシカは好奇心が強いようで警戒はしていますが逃げる様子はありません。
しばらくこちらを眺めていましたが、再び若芽を食べながら北側に去って
行きました。