城の記 2.0

気の向くままにふらふらと、
投稿日と記事との時系列は一致していません、あしからず。

嵐城(長野県塩尻市)

2013年11月22日 | 長野県塩尻市の城跡
現状:山林
遺構:郭、堀、土塁
状態:よく残っています。
表示等:なし
駐車場:

西条城跡(洞の峰)から北側に下った1031mの三角点付近に、南北に土塁が残る郭とその南側に
空堀を見ることが出来ます。

この嵐城跡から南側に尾根を登ると西条城跡、北東に下ると飯縄城跡、西側に下ると洞館跡
と言われる場所があり、一体となって使われたと考えられています。


11:09 a.m. 西条城跡から登山道を北側に下ります。
標識に沿って右側へ。

11:16 a.m. 山の神自然園への分岐。登山道は西側へ折れ、山腹を下って行きます。

城跡へは登山道と別れ尾根上を更に北へ。

鉄塔を過ぎると踏跡は不明瞭になりますが、茸山ですのでテープに沿って進みます。

10分程下ると空堀が現れます。

11:31 a.m. 堀へ下って北側の土塁を乗り越えたら嵐城跡に到着です。
右側が乗り越えて来た郭南側の土塁、立派です。

郭内には祠が祀られていました。

北側の土塁は南側と違い僅かな盛り上がりが残るのみです。

土塁の先、北側に尾根を下ると平場と西側下に堀切が見られました。
堀切。

東側の尾根、途中から北東に向きを変え飯縄城跡へと続きます。

12:00 a.m. 本日二度目の霧訪山山頂を目指して帰路につきました。
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西条城(長野県塩尻市)

2013年11月21日 | 長野県塩尻市の城跡
現状:山林等
遺構:郭、堀、土塁
状態:遺構が残ります
表示等:洞の峰(西条城跡)標識
駐車場:山の神自然園駐車場

山の神自然園から大芝山、霧訪山への登山道の途中、洞の峰に洞伯耆守の居城と伝わる城跡が残ります。

遺構は大芝山から続く尾根のピークに土塁を巡らした主郭と、南側、北西側の尾根上に築かれた二重の堀、南の大芝山へ向かう尾根に堀切を見ることが出来ました。


10:27 a.m. 大芝山の肩を通過。

一つ鉄塔を過ぎ、更に進むとほどなく堀切とその向こうに新たな鉄塔が現れました。

鉄塔側から振り返って見る堀切。

10:38 a.m. → 10:52 a.m. 鉄塔付近にて休憩。
東側に眺望が開けます。

更に進みます。直ぐに二重の堀切とその先に主郭が見えて来ました。
手前に浅めの堀切、土塁を挟んで奥に深い堀切。

奥側の堀底。

堀底から主郭を見上げる。
右側の登山道を登ります。

10:56 a.m. 西条城跡(洞の峰)到着。

主郭には土塁が巡らせてあった痕跡が残ります。

主郭下の北西側の尾根にも南側と同様に二重の堀が築かれています。

北側の眺望。
中央、左側から伸びた尾根の先端部の小山が上の山城跡。
手前右側にこれから向かう嵐城跡のある峰。

11:09 a.m. 西条城跡を後に、1031m三角点付近、嵐城跡へ。
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霧訪山烽火台(長野県塩尻市)

2013年11月19日 | 長野県塩尻市の城跡
現状:神社地
遺構:不明
状態:
表示等:
駐車場:霧訪山登山口駐車場

霧訪山山頂。

「長野県の中世城館跡-分布調査報告書-(長野県教育委員会編)」、に
霧訪山烽火台として記載があります。

川鳥城と共に狼煙台として使われたと考えられているようです。
遺構は特にはありません。

8:24 a.m. 川鳥城を後に登山道を山頂へ。

8:26 a.m. 北小野新道分岐通過。

8:49 a.m. 展望台。

8:57 a.m. 霧訪山山頂着。

山頂は小野神社の社地となります。

北東にこれから辿る尾根が伸びます。

北アルプス方面、雲海は中途半端でした、登って来るのが遅すぎたようです。

山頂で20分ほど景色を楽しんだ後、北東側の尾根へ歩を進めます。

9:17 a.m. 山頂を出発、ここからが今回の山歩きのスタートです。
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川鳥城(長野県塩尻市)

2013年11月18日 | 長野県塩尻市の城跡
現状:山林等
遺構:堀跡
状態:
表示等:かっとり城跡の標柱
駐車場:霧訪山登山口駐車場

城跡に建てられて標柱には、
「両小野には、山城跡が三つあり、その一つで東西十間、南北十四間、戦国時代小笠原氏の重臣の居城と伝えられ、山ろくにかけ三郎洞、井戸場、城ヶ原の地名がある。」
とあります。
三つの山城跡とは、川鳥城、上田城小西城の三城です。

城跡は北小野からの霧訪山登山道途中の尾根上となりまが、郭跡には送電線の鉄塔が建てられ僅かに北西側の尾根に堀切跡が残るのみでした。


登山口は霧の中です。

8:00 a.m. 北小野登山口。

8:15 a.m. 御嶽山通過。

8:21 a.m. 川鳥城跡。

郭跡は鉄塔を建てる為に削られ、その残土が土塁状になっています。

北西側に残る堀跡。

8:24 a.m. 城跡を後に登山道を山頂へ。
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比叡山砦(比叡ノ山)

2013年03月26日 | 長野県塩尻市の城跡
現状:山林
遺構:不明
状態:
表示等:なし
駐車場:なし

「長野県の中世城館跡-分布調査報告書-(長野県教育委員会編)」、に拠れば比叡ノ山の山頂に比叡山砦の記載がありましたので、近くまで来たついでと言うことで寄ってみました。

こちらも遺構は、消滅、となっています。
山頂には祠が祀られ、その北東側に三角点が見られました。

標高809mの小山で、南東、南西どちらの尾根からも登れそうです。
今回は南西側から登りました。

山頂までゆっくり登っても10分程、この日は風が強く寒かったので早々に下山。
木立の間から望む松本、安曇野方面にはいたる所に土埃が舞い上がり茶色に煙っていました。

三角点と北アルプス。

山頂部。

麓の比岳當佐神社。




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松台烽火台(長野県塩尻市)

2013年03月25日 | 長野県塩尻市の城跡
現状:山林
遺構:不明
状態:
表示等:なし
駐車場:なし

「長野県の中世城館跡-分布調査報告書-(長野県教育委員会編)」、に拠れば鳴雷城の東方800m程の場所、1160.3mの三角点のある山頂に松台烽火台の記載があります。
遺構は、消滅、とありましたが鳴雷城からも近いので訪れてみました。

山頂には三角点があるのみでした。

鳴雷城の空堀を越え、なだらかな尾根上を東へと進みます。

ほどなく登りとなり分岐点に出ました。
右側から来ました。
左側、東へ尾根上を辿る道は上の山城へと行けそうです。
今回は正面、南へ進みます。

茸山ということで右側はビニールテープ、左側には有刺鉄線が張られていました。

しばらく進むと山頂です。
普通に何も無いです。眺望も開けません。

有るのは三角点のみ。

眺望の利く尾根上まで戻って休憩しました。
北アルプスの山並みが綺麗でした。

北側、松本空港から白馬方面遠望。
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鳴雷城(長野県塩尻市)

2013年03月24日 | 長野県塩尻市の城跡
現状:山林、神社地
遺構:郭、空堀
状態:遺構が残っています
表示等:なし
駐車場:なし

平出遺跡の南南西、鳴雷山の山頂部に遺構が残ります。
遺構は山頂の主郭とその南側、東側尾根に空堀が見られました。

床尾神社の東側の道を100m程進み十字路を左折するとまもなく登山道の標識がみえてきました。
寒い冬に登るのが良さそうです。

登山道はいくつかあるようですが、今回は西側の尾根に上がってから尾根上を
伝って山頂を目指しました。

尾根に上がると北東側の木立の間に塩尻の街が望めます。

途中、平場がありました。遺構かは不明。

平場を過ぎる辺りから少し急の上りになりますが、程なく山頂、主郭のようです。
山頂下に空堀が埋まってしまったとも思われる平場があります。

山頂は小高くなっており鳴雷神社が祀られています。

南側に進むと尾根上に空堀が見られました。

戻って東に向かいます。
東側尾根上にも空堀の痕跡が残ります。

更に尾根を東へ少し下ると、他と違った強固な空堀が見えてきました。

堀を越え、振り返って見ました。
脇にお地蔵様が祀られています。

そして更に東へ。
松台烽火台跡を目指しました。
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本城(長野県塩尻市)

2012年11月07日 | 長野県塩尻市の城跡
現状:山林
遺構:土塁、郭、堀
状態:遺構は多く残っています
表示等:なし
駐車場:なし

JAの「アスティかたおか」から姥ヶ沢を挟んだ東側の尾根上に、二箇所の遺構群を見ることが出来ます。
しかし少々難解な城跡でした。

山麓線から「アスティかたおか」に向かい、敷地東側の姥ヶ沢に下ってから
沢沿いを進みます。
尾根の崩落箇所がありましたのでそこから斜面に取り付き、尾根の先端部と
思われる場所を目指して登って行きました。
登り切ると尾根上の平坦部分に一つ目の遺構群があります。

そこから細い尾根上を200mほで東に辿ると三角点に至り、その尾根上を含めて東側と北側に二つ目の遺構群を見ることが出来ます。

姥ヶ沢。

崩れやすいので慎重に急斜面を登ります。

登り切った尾根上。

一つ目の遺構群の中心、土塁に囲まれた窪地。(南東の土塁上より見る)

窪地底から西方向。

土塁は東側へ伸びて尾根へ続きます。

尾根は200m程続きます。

三角点に到着、尾根は更に東へ伸び南に折れて終わります。

尾根上から北側を見下ろすと郭と思われる平坦部が見えます。

南側は斜面となって沢に下って行きます。

東側の堀と土塁。二重になっています。

さて二つ目の遺構群に主郭に当たる場所が見当たりません。
「図解山城探訪」では、尾根の部分が土塁で南側に主郭があったが崩落により
失われてしまったのでは、と推察されています。
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上田城(長野県塩尻市)

2012年10月17日 | 長野県塩尻市の城跡
現状:山林等
遺構:郭、土塁
状態:
表示等:あり
駐車場:なし

北小野の矢彦、小野両神社の東、北東から伸びてきた尾根の先端部が城址となります。

国道153号線を小野神社前で東に折れ川を渡って上田の集落に入ります。
公民館に車を停めて南側に回りこむと城山の案内板がありましたので、そこから城山へ登ります、数分で土塁の残る主郭に到着です。

「城山ふるさとの森」の案内板、右側に入って行くとすぐに登り口の表示があります。

数分で山頂、主郭に辿り着きました。

主郭南側に土塁が残ります。中央部が虎口と思われます。

虎口の外側にも郭と思われる平場がありました。

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